チェックシートはトレードがうまく行かなかったときに、その原因を探すためにとても役に立ちます。
では、実際にどのようにやるのかですが・・
7日(月)夜のナスダックマーケットでの記録をサンプルにしてみましょう。
下はあるトレーダーの記録です。
最初に -425ドルという大きなマイナスがあります。
多分、これがあることによって、その後のトレードにも大きな影響が出ているはずです。
ですがその後のAMGNではプラスになっていますから、これはとてもよい兆候です。
上のESRXのトレードをチャート上でわかりやすく表示したものが下のチャートです。
500株で 425ドルのマイナスです。
ネットエイドでの指示の記録を見ると・・
2010-06-07 22:31:55 はっちshadow ESRX
2010-06-07 22:32:35 はっちshadow ESRX
2分になる前に一度指示を出していますから、2分の時点で抜いてきたらエントリーです。
500株で +165ドルくらいは獲れるパターンです。
ここで2つの疑問があります。
まず何故最初の陰線の最後で逃げなかったのか?
4分過ぎてからのエントリーは遅すぎるのですが、何故ここまで待ったのか?
チェックシートではエントリーは、始まった位置あたりでボタンを押すはずですから、上のチャートの位置でエントリーできますね。
記録を見ると、同時に複数銘柄をホールドされていませんから、十分に時間はあるはずです。
脱出も陰線が確定したら脱出するという基本的な訓練の最中であれば、最初の陰線の終わりで出るべきです。
チェックシートで、「反対色のローソク足が確定」にチェックが入っていれば、ボタンを押しているはずなのです。
それとストップの位置はエントリーした位置から-150ドルの位置のはずですから、ここでもチェックシートに記入してからボタンを押せば、もっと上でボタンを押しているはずなのです。
チェックシートへ記入してからアクションを起こしているのであれば、チェックシートを見れば原因がわかるはずですから、まずその理由を調べ、対策をする必要があります。
ですが、チェックシートを作り、それを使っているのにもかかわらず、こういう結果になっているのだとしたら、チェックシートの使い方が悪いのか、チェックシートの項目の設定が悪いのかのいずれかなのです。
あるいはチェックシートに記入せずに、アクションを起こしているのかもしれません。
自分のトレードは、すべてこういうレベルで検証し、何が原因で、翌日のトレードではどういう対策を取らなければならないのかということを、真摯に見つめるべきなのです。
自分の弱点と向き合い、こうした努力を毎日繰り返すのです。
大変かも知れませんが、勝つためにはこれくらいの努力をするのは当然なのだと言うことを肝に銘じてください。
真の努力なしに、簡単には勝てるようにはならないのですから。
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