実際のマーケットでトレードをしているときは、一種独特の精神状態に陥る。
その理由は、欲と恐怖のサンドイッチ状態にあるからだ。
そのため集中力は低下し、自分の希望する展開と違ってくるとパニックになりやすく、そうなるとどうしていいのかがわからなくなるわけだ。
そこで役に立つのがチェックシートだ。
戦争物の映画でも、潜水艦からミサイルを発射するときは、艦長がチェックシートを見ながら手順を進めるというシーンがよく出てくるが、トレードもまさにこれと同じことなのだ。
トレードでは、10トレードもあれば、一つくらいはどこかでミスをすることはよくあるわけだが、そこで役に立つのがチェックシートなのだ。
ミスをして、パニクったときに助けてくれるのがチェックシートなのだ。
下は、エグゼキューショナーのA氏のブログだが、この日はミスのため、マイナス1280ドルまで損失を出したあとのリカバリーで+1250ドルまで利益を出す事に成功している。
100601検証:+1,250㌦ Blue Mountain
出だしのショート3連敗。損失ホールド病も出て、▲1280から、復帰。
この損耗を減らすため、師匠からの処方箋。
陰線1本か、カットラインをきったら、必ず出る。
これに集中する。
他の面は、スキル的にクリアしている。
というわけで、やはり、エントリー直後の管理で、粘らない感覚を刷り込む事が、最後の課題として残る。
粘って、最終的に戻すと、持ってても良いということになり、戻らないときに大損失となる。
また、トレード中の精神バランスもよろしくない。
トレード中は独特なトランス状態になるため、あとから見れば、脱出位置が分かっても実行できていないことが多い。
トランス状態になることを認識し、覚醒するために、チェックシートを用意したり、工夫をしているわけだ。
9合目まできているのだが。
いかがだろうか?
トレード中は独特なトランス状態になるため、あとから見れば、脱出位置が分かっても実行できていないことが多い。
文中でのこの記述にあるように、損失を出している時にこそ、大いに役に立つのがチェックシートなのだ。
彼は、チェックシートを使い始めてから目覚ましいパフォーマンスを出せるようになってきている。
何故なら、そこで正しい手順がどういうものなのかを再確認することができるため、パニック状態でも、正しいアクションを起こすことができるからだ。
そうすれば結果は必ずついてくるのだ。