コマンダーの指示があった後、どこでエントリーするのかはエグゼキューショナー次第。
だが指示のあと、有利な位置で入ることができる場合ばかりではない。
高いところで入ってしまう事もあるはず。
だが大事なのは、そこからどういう見取り図を構築できるかだ。
冷静にチェックシートをもとにした見取り図を、頭の中に描きながらトレードをすることが、大事になるわけだ。
というわけで、2日の米国マーケットでのオープニングでもっと良くない結果になった2例を挙げて分析してみよう。
下はブレイクイーブンの例。
2010-06-02 22:33:30 はっちshadow URBN
上は2分チャート
下は1分チャート
エントリー位置も脱出位置も、2分足ではかなり渋めに解析していることがわかるはず。
陽線が続いているので、ギャップダウンして DOJIが出たあとギャップアップしなければもうダメ。
陰線が始まった位置で売りのボタンを押せば、いくらかプラスで脱出できるはず。
1分足を見なくても、2分足を見ながら頭の中でこういう動きを構築できればいいわけだ。
ですが特にオープニング時には、このように1分足を併用することで、より安全でストレスの少ないトレードができるというわけだ。
エントリーをすれば、2分間はやることがないのだから。
次はカットロスにならざるを得ない例。
2010-06-02 22:33:30 はっちshadow BIIB
上は2分チャート
下は1分チャート
これも陰線が呑み込んで終わる位置で脱出すれば、この例よりも少ないロスで脱出できるはず。
このチャートでは次の陰線の終わりでのロス幅を表示しているが、それでも-60ドル。
チェクシートを使えば、よほどのことがない限り、150ドル以上のロスを出す事は非常に少ないことがわかるだろう。
2分チャートでは-100ドルとなっているが、これも渋い結果で検証していることが上の2つのチャートを比較するとよくわかるはず。
このように検証では、決して不可能なトレードの利益や損失のゾーンを示しているのではなく、十分にマージンを取って検証している。
現在2ヶ月連続で利益が1万5千ドルを達成されているエグゼキューショナーのA氏は、検証と同じ利益幅を達成されていることがたびたびあるのだが、 きちんとトレードができれば、検証よりも良い結果が出る可能性が高いことが、このようにすでに実証されているのだ。
ここでは、このカットロスの後、最後の陰線を呑み込んだ位置での再エントリー例を示している。
下はその結果だ。
マーケットの最中は、頭の中はトランス状態になっているから、チェックシートで確実に条件を確認してからアクションを起こすこと!
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