決定的瞬間?!

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「シアトルのマウンテンバイクおやじ」こと小野沢さんからの写真であります。

0421ant01.jpg

この写真の背景ですが、小野沢さんからのメールでは・・

 

僕と後方のロイターカメラマン(アフガニスタンに三年いて戻ったばかり)

そして内側のTVカメラの間に爆弾が落ちてくるのは見てました。

テレビの機材が潰れ、その凹みようはただごとではありませんでした。

ボールは後方のファンへ。

ファウルボールはけっこう上手によけているのですが、昨年季の二回の頭部直撃事故、脳天も眉間もどちらの場合もSSから1Bへの悪送球。

パソコンで写真の処理中のできごとでした。

今季の顎へのボールも同じ椅子の位置だったのですから、もうここは、、僕にとって指定禁忌位置。

それで三カメにパソコン位置を移動したと思ったら、大きなファウルボールが僕の真横に置いてあった TVの金属ケースの機材を直撃して酷い凹みを残しました。

三カメは圧倒的に多い右打者のファウルボールがライナーで弾丸のように飛んでくる場所ですが、右打者の腕の引きは怖いのでいつも注意して見ています。

本拠地開幕日前日に自転車からの落車により折った肋骨の痛みもやっと薄らいでいるかな、、という感じなので、30日からは無痛で仕事ができると思います

 

なかなかいいショットですね。
 
小野沢さん、写真の右下に写ってますね。
 
よい表情なので、よい年のとり方をされていることが表情から伺えて何より。
 
心身共に充実されているのだと思います。
 
っておまえは霊能者か?!(笑)

 

で、ついでといっては何ですが、彼からのちょっと長いメールです。

 

本日、ベルビューのFujiBakeryで嬉しい経験をした。クレーム対応の良さに感動したのであった。
この経験からクレーム処理の大切さを改めて思いおこさせられたのだ。

昨日僕が買ってきたフレッシュな麦食パンのことだった。
薫に言わせると、パッケージの外からパンの表面に異常がみられたのだ。
普段から観察力が鋭い彼女の言うことだ。
僕は、何となく、そんなものか、と思わさせられた。
で、本日、クレームに行かされたというわけだ。

店のオーナーが対応してくれた。
彼は、きちんと説し明てくれたので、それが異常でない!と僕は納得した。
それでは!と言って僕は、返品にもってきたパンを持ち帰ることにしたのだが、店のオーナーは、せっかくだから本日焼いたばかりのフレッシュなパンを持っていってくれ、と主張。

こちらは穴に入りたいほどの済まない気持ちでいっぱいだったのだが、せっかくなので、恐縮しつつ僕はそうさせて頂く事にした。
オーナーの対応の良さに感動した僕は、この店では、何とか理由をつけてもっと買ってあげたい!という気持ちにさせられた。

思い返せば、僕がアメリカへ来て自転車の商売を始めた時も同じだった。
失敗の連続であちこちの取引先に迷惑をかけてしまった。
しかし、一つ一つのクレームをきちんと処理することで僕は客からの信頼を勝ち取ることができたので、彼らの後押しを受けて、商売は飛躍的に伸びていった。

災いを転じて福となす!当時、この諺を商売上の信条としたことを思いだす。

僕には、これらとは正反対の経験がある。
昨年の秋口まで行きつけていた日本食レストランでの経験だ。
三度もの対応の不手際に愛想をつかしてしまったのだ。

明らかにキッチンの不手際とわかるのに、そこの女オーナーは、そんなことはない!と主張した上で、ちゃんとやっていたのを見た!と言った。
彼女は、ランチ時、忙しく動き回っているのに、キッチンのひとつひとつの注文醤油味を加えたかどうか、失敗した味付けを水で洗いなおして、それでやり直したのに、そんなことはない!
と証言できるわけもない。
しかし、このオーナーは三度に渡ってそれをやった。

それで、彼女の対応は、Do you wanna us to make you another one? という無礼なものなのだ。
三度とも同じだった。
僕の馴染み客度を思えば、僕が不当なクレームをつけるわけがないことくらい分かっていてもおかしくなくて、そんな客がクレームしているのだから、その場での言い逃れ的な言い訳が通用しないくらい理解してもよさそうなのだが、彼女には、クレーム処理ができなかった。
彼女は、上の言葉ではなく、Please let us make you another one, と、強引に対応すべきだったのだ。
しかし、彼女にはそれができなかった。

三度も同じ経験をした僕は、Leeとともに、月々最低でも500ドルは使っていたそのレストランには足を向けないことにした。

たった10ドルのランチのクレーム処理が無礼だったことで、月々500ドルのビジネスを失ったことを理解しているのだろうか?
今日、FujiBakeryのクレーム対応の素晴らしさでより高い購買意欲を喚起され、僕は、韓国人オーナーの日本レストランでの出来事を思い出した。

ところで、このFujiBakeryのオーナーから無礼な対応を受けた、
という日本人PPさんがいた。
その話を彼の口から直接話された僕は、Fujiのオーナーに対する怒りの気持ちが燃え上がった。
それで、あの店にはもう行くまい!とも思った。

しかし、よくよく考えてみると、その無礼を受けた日本人は、無礼を受けた、と、淡々と語っただけで、それで本人がアタマに来た!とか、夜道で襲ってやりたい!などとは言っていない。
怒っている様子も見せていなかった。
その話を聞かされた僕が勝手に(お人好しに)怒って、絶対にFujiには行かないぞ!と言っただけで、僕が嫌な思いをさせられたわけではなかった。

いつも書くメィディア・リタラシーと同じである。
伝達者の主観だけに耳を傾けていたのでは真実を知ることはできないのである。
ましてや本人が怒ってもいないのに、その話の内容を知っただけで本人に代わって怒るなんて単純・短絡極まりない!ことなのだ。
という点に気づかせてくれたのは薫であった。
それでまたFujiに足をむけるようになって僕は、怒りも見せずに僕を怒らせたその日本人とはまったく異なる経験をしてきたのであった。

このPPさんからは、他の日本人への怒りを燃え上がらせられたこともあった。
この彼は僕とは面識さえない人なのだ。
なんと単純な俺様なのであろうか!
僕は、PPさんからのストーリーに誘導されて欠席裁判をやったことになる。

Fujiのオーナーからの経験で、自分の経験しか信じてはいけない!と再認識させられた。

他人の経験を参考にして、その知識から準備をすることは良いがそれが先入観となってしまうと、これはマイナスだ。
まずは、自分の思いや主観をいれないことが大切なのであろう。

 

 

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