チャレンジにもいろいろなカタチがあるのですが、ご夫婦でエグゼキューショナートレーニングをされている面白い試みをご紹介。
ネットエイドを使ったトレーニングで書き込まれた銘柄を、ご主人が読み上げ、奥さんが執行をするというパターンなのですが、考えられるメリットとしては・・
エグゼキューショナーは、10秒くらいのタイムラグがあるだけで、トレーニングと同じタイミングで指示を受けることができるという点にあるのではないでしょうか。
というわけで、どのようなコンビネーションでトレーニングされているかは、掲示板へ詳細に書かれていますので、まずはチェックしてみましょう。
サポータートレーニング
★ 今週の課題 ★
一度登場した銘柄を常に把握して、いつでもパスを出せるように、いくつか銘柄をストックする!
・20個のチャートを用意しておいて、ネットエイド銘柄を順に表示させて行く
・タイミングが合えば最新のモノをパスする
・タイミングが合わなければ、最もキレイなチャートのモノをパスする
・要求されなくても、236・ギャップ・抵抗線のブレイクや反転を見つけたら、
パスを一方的にしてみるこんなとこが、基本的な流れ・・・かな
5日間を振り返ってみると、ほとんどストックは出来なかったみたい・・・
先物の動き次第で、いいタイミングの銘柄が沢山ある時もあれば、全く入れそうな銘柄が無い時もある。
執行をしなくてもいいので、常に入れる銘柄(タイミング)を探す事が出来るんだけど、常に持っておくというのはムズカしいのう・・・。
現実的には、”奥さま”から要求があった時に、調度いいのがあればすぐにパスを出して勝ち誇り、丁度いいのが無ければ、何か言い訳を口にしながら必死に探す・・・汗
「常にストックを持っておく」というのが無理なのかな?おし!ここで、視点を変えてみよう!
馬渕さんはどうしてたっけ? ええっと、まず、・ボトムスキャンを使って動いている銘柄を探す
それから、
・チャートをCQGに表示して、イケそうな銘柄をいくつかピックアップする
・タイミングを見計らってはっちShadowさんにパスを出す
パスを出した銘柄はそのままCQGに残しておく
・さらにイケそうな銘柄を検索していく
・先にパスした銘柄の続報を発しながら、皆の複数保有の空きが出来るのを待つ
・空きが出来たであろうタイミングで、次のタイミングの良い銘柄をパスする
・さらにイケそうな銘柄を検索していく・・・つづく
( あくまでも予想デスヨ! )
最大の違いは、銘柄検索が馬渕さんはボトムスキャンで、私はネットエイドということ。
次に、馬渕さんはトレーダーの保有銘柄の動きを読んでパスを出すタイミングを計っている!ということ。
だとしても、馬渕さんもいつでもパスを出せる(エントリー出来る)銘柄を保持しているのではなく、あと一つ、二つ条件が整えばエントリー対象になる銘柄を、沢山キープしてるのではないか?
そして、すでにパスを出した銘柄と、キープ銘柄のタイミングが上手く合った時に、次のパスを出しているのでは・・・?(マーケット全体が急に動き出した時には、この限りでは無いべね・・・)
とすると、私がまずキープすべきなのは、すぐにでもエントリー出来る銘柄では無く、一歩手前の(リーチ状態の)銘柄なんじゃないの!!?
リーチ銘柄を複数キープ出来ていれば、パスを要求された時に、丁度よくエントリー出来る銘柄が無くても、最も早く上がれそうな銘柄を”要チェックや!” ってことでパスを出せる・・・!!!コレだっ!
コレしかナーーーーいっ!!!
来週は、コレでいこーーっ!!!
☆ 来週の課題 ☆
スグにエントリー出来る銘柄が無い時でも、リーチ銘柄を常に用意して、パス出しに備える。
まずは、必ず1銘柄以上を、すぐにパス出せる銘柄として1時間通して用意する。 (いずれは複数のリーチ銘柄を監視へ?!)
あと一つ。今回の考察の中で明らかになった、馬渕さんと私の検索ツールの違い・・・。
これは、最終的には同じボトムスキャンを使えるようにしていこう。
馬渕さんが日頃から言っているように、ネットエイドは確認とイザという時の保険として利用するのがいいがじゃろね^^
ま、今の所はネットエイド銘柄のみのエントリーとしましょ。
なるほど。
一度登場した銘柄を常に把握して、いつでもパスを出せるようにというのは私と同じですね。
で、私がどのように指示を出しているかの予想までしていただいているのですが、これもまさにその通り。
ただこちらのトレーニングではエグゼキューショナーは一人ではないため、誰がどの銘柄にエントリーして、今何を保有しているのかは、私にはわからないのです。
当然エントリーしているであろう形の良い銘柄に関しては、ここでは絶対に脱出をしていないとまずいタイミングになると、適時指示を出したりはしているのですが、ネットエイドでそこまでは書くと今の量の軽く2倍以上になってしまい、ご覧になる方の一覧性が悪くなるためそこまでは書いていません。
ただし先物がタレてくると、当然個別銘柄もタレることが多いので、先物の動向はネットエイドでも適時書き込んでいます。
ですが、そういうときでもメゲズに頑張る銘柄があるわけで、そういうときは再び銘柄名を書き込むことになります。
これは以前の過去ログを見ればわかりますが、ホールドしている銘柄は、何度も書き込みに登場していることからも、推測できると思います。
ということは、すぐにダメになってしまった銘柄は、当然ですが以後その銘柄名は書き込まれないわけです。
ここが面白いというかトレードの難しさなのですが、ネットエイドの1時間が終わってみると、同じ指示を読んでいるにもかかわらず、1000ドル勝つ人と、1000ドル負ける人が出るのです。
こういうトレードをされたことがない方は、「脱出だけすればいいのだから儲けるのは簡単だ」と思われるかもしれませんが、良い展開の時は多くの銘柄、といっても多いときは1ユニットで5銘柄くらいの指示を出すのですが、どれにエントリーするかはそのトレーダー次第。
ですから期待していたように動かないときに、ホールドするのか、手仕舞いをして他の銘柄に乗り換えるのかという「処理」の仕方によっては、その後の展開に大きな違いが出てくることになります。
いくら良い動きをする銘柄にエントリーしても、ビビってしまって、すぐに逃げてばかりいると手数料負けで、なかなか勝てないことになり、だからといって垂れてきているのに我慢していると、ネットエイドでは「蛙の釜ゆで」っていう表現をしていますが、ジリジリとタレてしまい、気がつくと大負けしてしまっている、という事態に陥ることになるわけです。
トレードでは誰もが毎日うまく事が運ぶとは限らないため、オープニングで負けたときなどでも気落ちせず、モチベーションを維持しながら、挽回のチャンスを待つというメンタルコントロールが意外に重要なのです。
こうしたトレードの方法では1時間のうちに4ユニットから5ユニットのトレードチャンスがあるため、途中まで余り利益が出ていなかったり、負けていることがあったとしても、気落ちせずにモチベーションを保ち、丁寧なトレードを心がけていれば、大きくゲインが伸ばせるチャンスに遭遇し、プラスへ持って行く事ができるのです。
そのため、大きく負けることがあっても、諦めずにコツコツと頑張り続けるという精神力というのは、非常に大事なのです。
オンラインセミナーの教材で、「クラッシュテスト」というPDFを販売しています。
実トレードで、わざと大負けの状態を作り、そこからどうやってプラスへ持ち込むのかを朝までかかって成し遂げた記録なのですが、このケースではホールドしている時間が1時間30分程度という長さのため、トレンドラインを意識しながら、じっと我慢するという、強い精神力が必要となります。
翌日はもうクタクタでした。(笑)
このように、大きな流れを掴みながら、自分の中ででのペース配分を考えてトレードをするというのも非常に大事な部分なのです。
前半30分に比較的ラクな展開となったときには、後半は「今までのゲインを減らさないように流した方がいい」などといった指示や、急に動いた時は、「反応せずに待った方がいい」などという指示も、トレーニングルームでは頻繁に出しています。
ですがネットエイドではこの部分はごく一部しか書かれていないこともあります。
基本的に、自分ならこの銘柄はここで出て、次はこの銘柄に入るだろう、という仮想シナリオをもとに、喋っていますから、今日はルール通りやればこれくらいは勝てるはず、とか今日ははここが難しかったはず、などというコメントなどもセミナールームでは喋っています。
というわけで、ネットエイドで文字になるのは、トレーニングルールで話している量の大体10%から30%といったところでしょうか。
こうしたことは、一度トレーニングに参加されるとよくわかると思います。
話すというコマンド方法では、文字で書くことに比べると、圧倒的な情報量があります。
ですから多過ぎる情報で余計なトレードをしてしまわないように、個別銘柄の指示も大事なのですが、大きなトレンドを見ながらどちらサイドの銘柄の動きがよいのか、などといった部分も適時加えるなどの方法で工夫をしながら、どうすればエグゼキューショナーの成績が良くなるかを考えたコマンドを心がけています。
実際にやってみると、人に儲けさせるというのは、意外に難しいものなのですが、コマンダーもこのように日々様々な工夫や試行錯誤をしているのです。
それがまた自分のモチベーションを維持することにも繋がってゆくわけで、いやあトレードってホント奥が深いものなのですね。
つくづくそう思います。