馬渕一のプレミアムデイトレードを創刊して、最初の一週間が過ぎたのですが、「注目銘柄」はいきなり初日と3日に「該当銘柄なし」という滑り出しとなりました。こうした「該当なし」には、2つのパターンがあります。まずは、パターンそのものが、条件にあてはまっていない、つまりセットアップに嵌っていないためというケース。次にギャップ幅が大き過ぎたりすると、よく起こるのですが、特別気配銘柄が多く、なかなか寄り付かないというケースがあります。
この有料メルマガでの銘柄選択で使用しているスキャニングツールは、5分の時点で表示を停止させたままにできる特別なバージョンを使用しています。つまりマーケットが始まって5分が経過した時点で表示された銘柄を、メルマガで知らせるという仕組みになっています。ですから、特別気配銘柄が多く、なかなか寄り付かず、7分過ぎに一斉に寄りついた場合などは、セットアップに嵌っているのに、マーケットが始まって5分が経過した時点では該当銘柄としては表示されないということが起きます。
この有料メルマガでの銘柄選択で使用しているスキャニングツールは、5分の時点で表示を停止させ、その結果を配信するという方法のため「◆9時5分の紹介銘柄」としています。配信のメールがお手元に届くのが9時5分というわけではありませんので、その点はくれぐれもご了承ください。
その銘柄がその方向へ素直に動いた場合ですが、配信されたメールがお手元へ届くには数分かかるため「◆9時5分の紹介銘柄」で付記されている値段より、不利な値段でエントリーすることになります。
その場合、9時5分時点での値段でエントリーできていればプラスの結果となる場合でも、マイナスになってしまいます。ですが反対に逆方向へ動いてから、その方向へ動くこともあり、その場合はより有利な値段でエントリーできることになります。
このように配信されてご覧になった時点の値段が、9時5分の値段より有利だったり不利だったりすることは常に起こりえるわけです。
そのため確実に勝ちたい場合は、9時5分の紹介銘柄がいくらの値段だったのかをチェックしてその値段より有利な値段になるまで、エントリーを待つという方法をお勧めします。つまりチャートを見てエントリーするべきかどうかを判断すれば、勝てる確率はより高くなります。
チャートを全くチェックしないでエントリーする場合は、「◆9時5分の紹介銘柄」で付記されている値段より不利であればエントリーは見送る、という方法で負けはある程度防ぐことはできます。そして9時5分の紹介銘柄に記載されている値段より有利になったらエントリーすることで、勝てる確率を上げることができます。
手仕舞いは前場の終値あたり、あるいは後場の終値あたりを前提としています。これも確実なトレードを目指すのであれば、チャートをチェックしながらのトレードをお勧めします。配信の引けの結果はあくまでも前場と後場の終値では、どうなったかの目安を知っていただくためのものです。
配信サービスは始めたばかりのため、十分なデータがないためトータルパフォーマンスがどうなのかは、現時点では判断できない状況だと思います。この手法での勝敗のトータルがいくらになるかという過去のデータからは、コンスタントに続ければ勝てる実績をもとにしています。この手法の場合後場終わりでの手仕舞いでは、2006/05/01 から 2009/12/04までの実績データで91.39%。単純年利では28%となります。
本来のバージョンである別バージョンのスイングスキャン・プロというスキャニングツールでは、銘柄がなくても、寄りつくまで待ったり、別の対策としては、9時5分の時点で寄りついた銘柄の選択条件を緩めるという方法があります。このようにトレードでは様々な選択肢があるのですが、大事なのは自分にとってどういうものが使いやすいのか?あるいは自分のトレードスタイルに合っているのかというこを見極めることではないでしょうか。