5日間単位での参加者の方がジリジリと増えている。
一日、二日参加された方が、改めて継続参加されるというケースも少なくない。
とにかくガイドの通りに同時ホールドをしながら、1時間で30トレードほどすると、最初は1000ドルから2000ドルのレンジでロスを出し続けることになる。
頭の中がパニック状態になるからで、いってみれば当然のこと。
まさに息つく暇なく売買を繰り返しながら、横ばいで動かないときには、4銘柄以上を同時にホールドし続けなければならないため、まさに大リーグボール養成ギブスを嵌めた状態になるからだ。(笑)
逆に言えば、大きなストレスを受けることで弱点がすべて浮き彫りになるためで、トレーニング途中で誰もが体験するプロセスだといえるだろう。
気がついたら逃げ遅れ、慌ててカットロスをするというパターンが続出するためだが、高値のヒゲの先でエントリーをして、大きく下げて反転するところの下ヒゲの先で脱出するという、ようろうとしてもなかなかできない芸当をやってのける方が後を絶たない。
誰が見ても上げている最中に執行すれば高値掴みになるのは当たり前だ。
もちろんシミュレーションだから、大きなロスを出しても全く問題ないわけだが。
心理的に大きなダメージを受け、その後のトレードに影響が出ると、トレードが雑になり、注意力も低下するため、さらに被害が拡大し、マイナスの数字が積み上がる。
だがトレーニングを続けることで、余裕が生まれ、徐々に改善されるサマは、まさに劇的と呼んで差し支えないだろう。
何故なら負けた後でも正しいトレードを続ければ利益が積み上がり、一人だけでのトレードでは決してできなかった、マイナスがプラスに転じるという過程を体験することで、大きな負荷を掛けても心理的なパニックが起こらなくなってくるためだ。
特に、最近は反対サイドのローソク足が一本出れば、次に継続した色が見えた瞬間に切る訓練を徹底している。
何故なら、これこそがトレードの最も基本的なスキルだからだ。
だがほとんどのトレーダーは、この単純な訓練をすることなくマーケットへ参入し、ロスを出し続けることになる。
ホールドをする訓練はこれができてから。
素早いカットロスと、利益を伸ばす技術を同時に身につけようとしても、そうは問屋が卸さない。
素早いカットロスができなければ、利益を伸ばすためのホールドなどまた夢の夢。
逆に反対サイドへ振られた状態で、長時間ホールドしなければならないハメになる。
先週木曜のナスダックでのマーケットでは、こちらにあるようにQCOMを30分、EXPDを20分ホールドすれば、それだけで1500ドルのゲインというパターンだったが、ホールド指令を守ることができたトレーダーは誰一人としていなかったのだ。
だかれこそ一つひとつの重要なスキルを、一つ一つカラダが覚え込むまで繰り返すことが大事なのだ。
4月アタマに一名が神戸へ引っ越しをされたが、来週末にさらに一名が東京から引っ越して来られる。
こうした現状をサポートするため、最低限の生活のための手法も用意している。
それは日本株を10分の一トレードサイズで実行し50ティック前後、金額でいえば一日1万円を獲得するというもの。
日本株は動く速度が遅く、さらに約定代金が1000万円までなら一日定額900円という手数料の証券会社があるため実現できる、ちょっと特殊な手法なのだが、実トレードでもまず負けることはないという実績を構築済み。
ただ、日本株は出来高が少ないので、いくらポジションサイズが小さいからと言って、大々的にこの方法を広めるわけにはゆかないのが、残念なところ。