金曜日のトレーニングから、トリプル・タイムフレーム・クロスというシステムでパターンと位置を特定するというガイドを混在させている。
ただ、マーケットが不発気味だったこともあって、あまりいいパターンには嵌らなかったのだが・・
とはいうものの、遅い時間になってから登場した典型的なパターンがこれ。
2009-04-03 23:24:25 はっちshadow FAST 強い
最初の脱出はルール通りでまず+180ドル。
そして次のエントリーからは、トリプル・タイムフレーム・クロスというシステムを使ってホールドし、最初の利益をカタに、次の300ドルを狙うわけだ。
これは1360のいわゆる「発展系」といっていいだろう。
このシステムでは、ホールドのために工夫した「ある表示」を使うわけだが、利益が積み上がるまでは、陰線が一本出たら手仕舞いの用意をするというのが基本。
何故なら利益というベースがあってこそ、はじめてホールドできるからだ。
それまでは、エントリー直後に反対へ動けばルール通りに脱出しなければならない。
だが二回目からの利益がすでにあってエントリーする場合は、より有利な位置でのエントリーもできるわけで、トレンドラインさえ切らなければアバウトな位置で入ればいい。
利益というベースができあがった状態で、エントリー後にある程度上昇すれば、その時点からは安心してホールドできるわけだから。
いわゆるデイトレードでトレードをするなら、反対サイドのローソク足が1本出たら、そのあと必ず脱出する、というアクションがいつどんなときにも確実にできるよう、訓練を積んでおかなければならない。
これができなければ、結局はトリプルタイムフレームを使ったホールドパターンへ持ち込む事などできないからだ。
トレーニングを積めば反対サイドのローソク足が一本出たら手仕舞いの用意をして、次に同じ方向へ動き出したら即脱出という事を反射的に意識することができるようになる。
だが、十分に訓練してこのスキルを身につけていないと、トリプル・タイムフレーム・クロスのシステムを使っても、十分にその効果が出ないのだ。
何故ならシステムで利益を伸ばそうとする意識が加わることで、脱出が甘くなってしまうからだ。
これを克服するには、一つのアクションが確実にできるようになるまで、徹底的に繰り返し訓練することだ。
コマンダーから20回の指示があれば、その20トレードすべての脱出時に「これは訓練でスキルを身につけているのだ」ということを意識しながら手仕舞をする。
これを黙々とできるかどうかなのだ。
だが脱出時に「もっと利益を伸ばしたい」とか「手数料負けするのではないか」などといった雑念がよぎると躊躇が生まれ、心理面でのある種のパニック状態が起こることになる。
すると脱出のポイントが雑になり、トータルの利益に大きな影響が出る、という悪循環に陥ることになる。
トレーニングでは、一度に複数のスキルを身につけようとするのではなく、一つ一つのスキルを確実に身につけることが大事だ。
だが、こうした練習方法でこうした基本的なスキルを身につけ、実践している人というのは、非常に少ないのが現実ではないだろうか。
これが確実にできなければ、結局は反対サイドへ動き続けてもホールドをしなければならないトレードが混在することになり、それが大きなロスを生むことになる。
一ヶ月単位あるいは数ヶ月単位のトータルで何故勝てないのか?
その理由は「反対サイドのローソク足が1本出たら、そのあと必ず脱出する」という基本的なスキルが身についていないからなのだ。
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