テレビで人気のある番組の一つに、達人・名人・職人芸の紹介番組がある。
こうした番組を見ると、自分が興味を持ち、目標を見据え、コツコツと時間をかけて努力をすれば、かなりのことができるようになることがよくわかる。
これは当然トレーディングの世界でも同じ事が言えるわけだ。
現在行っているエグゼキューショナー養成のトレーニングは、売買の執行技術を磨き、コマンダーとの共同作業で、トレーディングのパフォーマンスを向上させることを目的としている。
トレーディングの経験がない方は、勝てる銘柄さえわかれば、然るべきソフトを使い、執行のボタンをクリックするだけで、誰がやっても同じような結果になると思われるかも知れない。
だが現実はそう簡単ではないのが、面白いところであり、また難しいところなのだ。
では具体的に何をすればいいのか?
エグゼキューショナー養成トレーニングや現在開催中の、「エグゼキューショナー・パーフェクトマスター」セミナーを通してトレーニングを受けられている方からのフィードバックは、この点についても多くのことを示唆している。
特に複数銘柄の保有や売買に必要なのは、何よりもまず素早い判断能力だ。
この能力は、一人だけでのトレーディングでも、必要になるため、この能力を向上させるトレーニングはトレーダーにとっては非常に重要となる。
具体的にはワンクリックシミュレーションを数多くこなすこと。
だが、この複数保有というチームプレイでのポイントは、シミュレーションの速度を徐々に上げてゆくという点だ。
特にデイトレードの場合は1分足でのトレーニングが大事で、まずローソク足だけ、次にフィボナッチのガイドラインを使ってシミュレーションを行う。
これは記録されているデータを使い、ローソク足チャートを過去へ遡って表示させ、カーソルで未来をを表示させながら、実際のマーケットでの進行と似た状況で判断をする訓練をするというもの。
実トレードと違うのは、カーソルを一つ動かすと次のローソク足が見えてしまうという点だ。
そのため売買をする位置と、ストップというカットロスや利益確定予定の位置を決め、水平線を使ってマークをつけるわけだ。
そうしたマークを基準にして実際のトレードの判断の訓練をするのだが、カーソルで移動させる速度は自由にコントロールさせることができるのが、この訓練のミソというわけだ。
実際のマーケットでは1分が経過しないと、次の1分足のローソク足は形成されない。
だがシミュレーションでは、未来のローソク足を15秒で表示させてから判断し、次のローソク足へと進めれば、15秒チャートを見ていることと同じになる。
複数銘柄へエントリーをして保有や執行を行う場合、それぞれのチャートを見る時間というのは一つだけの銘柄を追いかけるケースに比べると遥かに短くなるわけだ。
つまり複数保有の場合、1銘柄に対してのチャートをチェックする時間が短いため、その限られた時間内に必要な情報を読み取るという能力がないと、マーケットの動きに追従できなくなるのだ。
つまり1銘柄で1分なら十分な判断の時間があっても、4銘柄保有だと、少なくとも15秒以内で次のアクションをどうするかの判断ができなければ、動きについてゆけなくなる。
さらに、エントリー後素直にその方向へ動かず、揉み合う場面では、損益表示のウィンドウを見ながら、それぞれの銘柄に対して、トータルでマイナスにならないよう、エントリーした位置に応じて適切なストップの位置を設定し直さなければならない。
実際のトレーニングでも、この訓練をしないままで参加すると、最初揉み合う場面で、必ずといっていいほど、大きなロスを出すことになる。
だからといって、そのトレーダーの腕が決して悪いというわけではない。
翌日、それぞれの銘柄を単独でチェックすれば、ストップの位置を間違いなく明確に指摘できるレベルの判定能力を、すでに備えている方も少なくない。
だがいざ実際のマーケットでトレーニングを受けると、妙な位置で脱出し、結局トータルで勝てなくなるという事態に必ず直面することになる。
これは当然のことだ。
だからこそトレーニングが必要なのだ。
トレーニング不足で判断の速度が遅いエグゼキューショナーは、いくらコマンダーが勝てる銘柄とそのタイミングを伝えても、その通りに執行できない。
昨夜のトレーニングでも、こちらをご覧いただければわかるように、トータルでは8千ドルを超えるパフォーマンスを叩き出すガイドをしている。
文字だけのガイドでも、かなり細かく脱出や注意すべきタイミングまで書き込まれていることからわかるように、実際には口頭でこの5倍から8倍の情報量で、マーケットの様子を伝えている。
にもかかわらず、勝てないのは、コマンダーの判断スピードについてゆけないからだ。
さらに悪いことに揉み合うところで大きなロスを出してしまうと、そのあと気落ちしやすくなるという問題が発生する。
そうなると次のエントリーへ集中力が失われ、大きく獲れるかもしれないチャンスを逃すという悪循環に陥ることになる。
訓練されたプロのトレーダーは仮にそうした状態になっても、ルール通りに続ければ最後は勝てることがわかっているため、精神的に落ち込まず、次々と獲物に向かって襲いかかる気力を失わないのだ。
PDFで販売しているクラッシュテストは、大きなロスを出しても、回復する様子をチャートを通じて克明に記録した、他では類を見ないという貴重な記録だと自負している。
まだ覧になっていない方は、こちらで是非ご覧いただきたい。
もちろん実トレードがわかる資料をつけての、本物のトレーディングの記録だ。
3500ドルものマイナスから、自分のトレーディングのスキルを信じ、マーケット終了前には+774ドルとプラスへ持ち込むだけの気力とガッツ、さらには自分のトレーディングのスキルを信じる心もあわせて、あなたはお持ちだろうか?
心理状態のパラドクスから抜け出し、勝てるようになるためには、強い集中力と精神力を1時間にわたって継続させ、勝とうが負けようが、コマンダーの指示通り、次々とエントリーをしなければならない。
負けたと悔しがったり勝ったと喜ぶのは、すべてが終わってから、温泉でのんびりと浸っている時でいいのではないだろうか。
トレーディング中にやるべき事ではないのだ。
それまではひたすら集中し、やるべき事をやる。
エグゼキューショナー養成トレーニングは、そうしたレベルのパワーをつけるための、鍛錬の場なのだ。
参加費は無料。
どんどんチャレンジしていたたきたい。
全力でチャレンジして得られるものは、あなたの期待を決して裏切らないはずだ。