下のチャートは一ヶ月を基準としたナスダック総合指数のレンジアベレージのチャートだ。
赤いラインは20ヶ月の平均値を示している。
下は東京マーケットの日経平均指数の同じ基準でのチャートだ。
さてこのチャートから何がわかるだろうか?
東京マーケットは1990年のいわゆるバブルが弾けたときから右下がりのチャートになっている。
米国ナスダックマーケットは2000年のドットコムバブルが弾けてから右下がりのチャートになっているが、その落ち込み方は東京マーケットより大きいことをチャートが示している。
では、チャートの赤いラインが右下がりになると、トレードにどのような影響があるのだろうか?
一日に動く変動の幅が少なくなるということは、トレードで利益を出すのが難しくなっているということなのだ。
このことはトレード手法にも大きな影響を与えることになる。
以前の変動幅が大きい時の「神風ギャッププレイ」は3分足が3本形成されてからエントリーしていたわけだが、その後このトレード手法は1分足が3本の後というように、ルールを変更している。
これは動く値幅が少なくなっているため、より早くエントリーする必要が出てきたためだ。
これは現在のブレイクスキャン・プロの基本的なロジックとなっている手法で、ブレイクスキャン・プロでは3分足のローソク足本体を超えた時点、言い換えれば1分足が3本分上げた後のレンジを超えた時点で、Break と表示が変化するわけだ。
クイックマジックプレイという、1分足の最初のローソク足を超えた時点でエントリーするオープニングのトレード手法は、レンジアベレージの低下が生んだトレード手法だと断言してもいいだろう。
では次に週足で見てみよう。
週足の場合、米国と日本ともに右上がりのチャートとして表示されている。
つまり変動の値幅から言えば、値動きの悪さは底を打ち、上昇を始めていることになる。
では次に日足べースで見てみよう。
これは該当するタイムフレームの株価チャートと見比べればわかることだが、10月の大きな山は株価が急落したため、変動の幅が大きくなったのが原因なのだ。
特に下のチャートのように20MAを超えてきている米国ナスダックの場合、もしこれから上昇トレンドが継続するとなると、利益を出しやすいマーケットに変化する可能性が高くなるというわけだ。
これだけ大きく下げたマーケットの後だから、反転上昇の幅も当然大きくなるわけで、これから大相場が展開される可能性が高くなっているのだ。
さて皆さんは現時点で、手堅く利益を出せる手法を身につけられているだろうか?
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