「エグゼキューショナー養成プログラム」によるトレーニングを開始します。
これにはちょっと私的な事情が絡むのですが、私の個人の資金を手始めに、資金運用のためのトレーディングのチームを組織化する必要があるためです。
1月からすでにテストとして始めているのですが、希望される方に対して、売買の執行に特化したトレーニングを行っています。
夜のナスダックマーケットで、私が銘柄とタイミングを指示し、「エグゼキューショナー」は担当するアカウントで、その指示通りに売買を行うというものです。
まずは、実トレードをされているであろうネットエイドに参加されている方から、この件に関しての通知を差しあげています。
この養成プログラムというのは、資金運用に特化した、Executioner の育成が目的です。
つまり私の現時点での技術や考え方を伝承するために、有能な人材を育てるためのものです。
トレーニングは毎晩ナスダックマーケットが開催される時間帯に、セミナールームで、ネットエイドでオペレーターへ話す肉声によるガイドに付け加えた、さらに詳しい指示によって行っています。
ではネットエイドのような、テキストによるガイドとは何が大きく違うのでしょうか?
ネットエイドを利用される方は、ほとんどのケースでご自分のアカウントをご自宅において一人で「銘柄とタイミング」を決定し、さらに「執行」をするというプロセスでトレードをすることになります。
こうした一人でトレードを行うケースでは、利益を出すために必要な集中力や、受けるストレスは、決して少なくはありません。
ですが、これを少なくすることはできます。
それはトレードでの「銘柄とタイミング情報」を決定する者と、「執行」に特化した者とに分けるという方法です。
つまりトレードを分業し、信頼関係にあるお互いが協力することによって「銘柄とタイミング」+「執行」のために必要な集中力やそこで受けるストレスの総量を減らすことができるのです。
複数の人間で分担することで、一人あたりのこうした負担を減らすことができるというのは、トレードをある程度続けられている方であれば、そのメリットがどう意味を持っているのかがよくおわかりになるはずです。
執行だけに集中すれば、エントリーした方向と逆へ、株価が大きく動き始めたとしても、逃げ遅れる可能性が低くなるのです。
さらにこれ以上はダメというラインに来れば、銘柄とタイミング」を決める側が脱出したかどうかの確認をすることで、逃げ遅れる事態というのは激減するわけです。
そのため訓練さえすれば、一人だけでトレードをするよりも、チームで業務を分担しながらのトレードの方が、トレードを通じてのゲインは高くなるはずです。
というのは、受けるストレスが減少すると、ミスも減少し、集中力を持続しやすくなり、ラクな状態でトレードで利益を出せるようになるからです。
ではある程度の期間トレーニングを受けたとして、ではすぐにどの銘柄が動くかが「わかるようになる」ものなのでしょうか?
トレード成績のパフォーマンスを確実に上げるために大事なのは、そういう予測の精度を上げること以上に、ミスを少なくし逃げ遅れたりすることがないようにする方が現実的であり、効果も高いのです。
トレーニング後、ご自分のアカウントをご自宅において一人で「銘柄とタイミング」を決定しさらに「執行」をするとします。
こうしたケースでは、トレーニングを受けたあろでも「銘柄とタイミング」+「執行」をうまくこなすために必要な集中力や、そこで受けるストレスの総量は、トレーニング前と変わらないのです。
現在行っているトレーニングの期間だけに限った場合でも「銘柄とタイミング情報」を決定する業務を切り離した方が Executioneer の受けるストレスが大きく減少することは、実証されています。
このようなトレードでの心理的な問題点をよく理解し、陥りやすい問題が解決できる方法でトレーディングのチームをシステム化すれば、おのずと高いパフォーマンスが期待できるはずで、多少の時間とコストを掛けてでも、取り組むだけの価値があると考えています。