日記に振りかけるいわゆるスパイスとして、お勧めしたい3点セットをご紹介。
「忍耐・ユーモア・礼儀」を、内容に応じてパラパラと振りかける。
ただし「かけ過ぎ」は「くどい味」になるから気をつけよう。
調味料なので、あくまでも隠し味程度に使うのがポイント。
ではまず最初の忍耐から。
日記を書くとき、あなたのアタマの中で「面倒だ」と感じ、端折ったところの一つや二つはあるはず。
日記を書きたいのだけれど、忙しくて時間がないときに、ついやってしまいがちだ。
そういうときには、少しだけでいいから「忍耐」力を発揮してみよう。
由来や、言葉の意味、関連した事柄をネットで検索して、どこかに紛れ込ませれるだけでいいから、「少しだけ手間」をかけてみることだ。
それも面倒だというなら、自分の体験を織り交ぜるのがいいだろう。
この日記でも「日記を書きたいのだけれど、忙しくて時間がないときに、ついやってしまいがちだ。」と書いているが、自分の体験から生まれた言葉は、その前のフレーズや文章に強い説得力を与えてくれるからだ。
2番目のユーモア。
これは慣れないと難しいかも知れない。
だがそんなことは有馬温泉。
という駄洒落でもいいだろう。
日記を読んでいる人の心が少しでも「ほぐれる」かもしれないからだ。
そうなればあなたの言葉は、心に響きより深く浸透するかもしれない。
ダメもとで肩の力を抜いてみよう。
それがユーモアへの第一歩になるかもしれないのだから。
最後は「礼儀」。
あなたの日記は、公開している以上、多くの人の目に触れることになる。
つまりいろいろな価値観に晒されるということだ。
ジョークやユーモアと「礼儀」がセットになると、1+1=3というように、お互いが引き立てる効果が生まれる。
具体的には、日記の対象になる物事や、登場人物、あるいは読み手に対する問いかける段落を設けてみよう。
自分の意見として断定したい事ほど、いきなり断定するのではなく、まず最初に問いかけてみてはどうだろうか。
「相手の意見を尊重する」という根底に流れる「礼儀」から生まれる気持ちは、必ず相手に何らかの形で伝わるもの。
そして最後に断定する意見を書く、という二段構えの構成がいいだろう。
強い主張をしたいときには、相手に対しての意見も尊重するという姿勢が不可欠だということは、くれぐれも忘れないでおきたいもの。