mixi も含め、ネット上のブログには多くの写真がアップされている。
プロカメラマンのブログなどに掲載されている写真は別として、普通は撮った写真をそのままアップされる場合が多いはず。
だが我々が普段目にしている「個人が趣味で掲載した写真」以外の写真というのは、レタッチされているのが普通だ。
そういう写真はもともとプロが撮った写真が多く、十分な時間をかけて光とアングルのバランスを調整して撮影されている。
それをレタッチして「商品価値」を最大限にブーストされた写真ばかりを、我々は普段見ているというわけだ。
そうしたレベルの写真を数多く見ているうちに、「目」は意識することなく、自然にそうした「見た目」に慣れてしまっている。
普通シロートの我々が撮った写真をそのままアップすると、コントラスト、彩度などのダイナミックレンジが低い写真を見ることになる。
何となく寝ぼけた、ハッキリしない印象を持つのは当然だ。
プロはオリジナルの状態から、そうならないように、ライティングやアングルを工夫しているため、すでにこの撮ったままの「素の状態」でも、我々シロートとはかなりの差があることになる。
それをプロはさらにレタッチでブラッシュアップするわけで、ますますこうした傾向に拍車がかかるわけだ。
人間の目というのはプロが使う100万円クラスのカメラが全く足元にも及ばない広大なダイナミックレンジの明暗を見分けることができる。
だが、デジタルカメラで撮った写真というのは、この明暗の持つ高低差が、人の目よりうんと低いわけだ。
だが低いなりの明暗の高低差をつけれやれば、より我々が見た目に近い雰囲気を持つ写真に生まれ変わる。
これが「レタッチ」の基本となる考え方だ。
私の場合、プロの人たちがやる限度を超えたレタッチを施すことが多い。
何故なら撮影した時の状態は、ほとんどの場合、プロのように十分な時間をかけて光とアングルのバランスを調整して撮影したわけではないからだ。
特にホワイトバランスをオートで撮影したときの色や、明暗の基準点は、かなりバラツいているのが普通ではないだろうか。
何故なら、我々シロートがャッターを押すときに「カメラがどこを測光しているのか?」などと考えながらシャッターを押すわけではないからだ。
シャッターを押すタイミングだけに意識を集中させているため、そんなことまで、頭が回らないのが普通ではないだろうか?
というわけで、本来シロートほどレタッチが必要になるわけだが、具体的な方法については、ネットで探せばいくらでも見つかるだろうが・・
たとえばこちら「撮影と修正と見栄えの関係」などはわかりやすく参考になるはず。
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0802/14/news010.html