結局今年のアルバムの内容と紹介文は以前のある時期のものと同じようになってしまった。
といってもこの一文だけでは余りにも淋しいので、以下はその紹介文。^^
毎年クリスマス前になると、クリスマスソング集を作っている。
CD版になってから今年で8年目だがその前はカセットテープ!
編集作業は当然のことながら、iTune を使っている。
といっても、もちろん自分で歌うわけではない。
市販のクリスマスアルバムCDから好きな曲だけを選択、自分だけのオリジナルクリスマスアルバムを作るというわけだ。
どうしてこんな面倒なことをするようになったのか?
クリスマスソングは、何と言っても美しい曲が多い。
クリスマスソングは、キリスト教に関連しているため、歴史に育てられてきた、いい換えれば時間に磨かれてきた曲ばかりだ。
アメリカでは、いろいろなジャンルのトップミュージシャンが、その人なりの解釈とアレンジで、聞かせてくれる。
こうしたことから、アメリカに住むようになって、すっかりクリスマスソングのファンとなってしまった。
以前たまたま、自分で聞くために持っていたテープをプレゼントしたら、とても喜んでくれたのがきっかけだったのだが、もちろん元になるCDは、どこでも売っているものだ。
だがその中からどのような選曲をしてどの曲順で、どういう歌手のどの曲を録音するかが、ポイントになるわけだ。
今では、クリスマスまでの2週間ほどを楽しむための、私にとっての必須のアイテムとなっている。
アメリカだと11月の下旬ともなると、CDショップには、これでもかというほどの膨大な量のクリスマスアルバムが、所狭しとディスプレイされている。
ところが日本では「クリスマスのアルバムはどこに置いてますか?」と聞かないとわからないくらい、目立たないところに、ほんの少しの数しか置いていない。
正確に表現すると、コーナーはあるのだけれど、ホントに少ない。
どうして置かないのか?
素晴らしいアルバムが多いのだから、置けば必ず売れるはずだ!と思うのは多分私だけなのだろうか。
キリスト教の国ではないし、そういう気持ちの余裕がない人も多いのかもしれない。
日本のレコード店より私のコレクションの方が、うんと充実しているというのは、なんだか嬉しいような、嬉しくないような・・
作成の手順としては、手持ちのCDから曲を選択し、順番を決め録音してゆくのだが、2年くらいから、曲はほぼ固まってきてしまっている。
そのため、今までの曲よりいい曲、もしくは毛色の変わった曲でなければ、新たなチョイスとして採用することができないというわけで、新規参入障壁は結構高いといえるだろうか。^^
CDの場合は収録できる長さが決まっているため、新しい曲を入れようとすると、どれか一曲をはずさなければならないが、 iPod なら、そうしたことは気にしなくてもいいのがいいところ。
だけどそうなると際限がなくなるので、一応採用する曲数は決めている。
制約の中での選択は、高レベルの結果をもたらすことが多いからね。
去年作ったものを聴いているうちに、聴き惚れてしまったりして、どうしても作業が遅れてしまうのがまた楽しい。
使い道だが、独身の人は当然のことながら、ここぞというときに使う。
クリスマスという厳粛なムードとクリスマスソングの相乗効果で、あなたのいろいろな下心を、うまくカモフラージュしてくれるかもしれない。
結婚している人は、普段のツケを払う絶好のチャンスメーカーとして、活躍してくれるかもしれない。
クリスマスムードを盛りあげ、クライマックスで、普段言えないようなクサいけれど特効の一言を、あなたの伴侶へ囁くには、クリスマスというスペシャルなこの日と、このアイテムしかないはずだ。
こうしたクリスマスソング集を始めてから、もうかれこれ10年以上になるが、聞き返してみるとやはりある程度ハヤリやスタリといった流行がある。
数年してから、そのときの曲を聞くと、聞いていたときの気分や、その当時どんなことがあったのか も思い出す。
そう、音楽と一緒に、「あのとき」が蘇るのだ。
2008年度版の作成は去年に引き続き iTune を使用。だが今年も新譜の不作。
いわゆるロックやポップスのジャンルでのクリスマスアルバムと言うと、リズムやそのグループのカラーを強く打ち出すことが多いため、肝心のクリスマスムードが薄れてしまうというジレンマに陥ってしまいがちだ。
というわけで、肝心の新しいアルバムからの選曲が皆無のため、新曲がないというのがちょっと残念。
アメリカでは、一流の歌手として、またプレイヤーとして認知される一つの儀式として、クリスマスアルバムがあると言っても過言ではないだろう。
みんなが知っている曲だから、どうアレンジしてどう料理するかを聞き比べることができるわけだ。おまけにそのアルバムを制作した歌手やスタッフのセンスや好み、実力などが、聞き比べることでとてもよくわかる。
その中から、時間をかけて、さらに選りすぐり、自分だけのお気に入りの曲を並べるのだ。
iPod のプレイリストには、美しくそして素晴らしい曲が、キラ星のように散りばめられているから、クリスマスまでの短い期間だけど、オフィスやクルマ、さらには自宅でも、いつもとちょっと違った、スペシャルな気分で毎日を過ごすことができる。
時間と心の余裕だけが可能にしてくれるこうした贅沢は、その気になれば誰もができることだし、気持ちに余裕がありさえすれば、いつまでも続けることができるだろう。
機会があれば、リストにあるアルバムの一枚でもいいから手に入れて聞いていただきたい。
あなたの心に、お金では手に入れることのできない潤いと安らぎを与えてくれるはずだし、クリスマスが、とても素晴らしいものになるはず。
音楽は背徳を伴わない唯一の官能的な愉しみである - サミュエル・ジョンソン
というわけで、一曲目の解説文を、サンプルとしてご紹介。
01 S CLUB 7 - Perfect Christmas
「私よ、淋しいから電話したんだけど、あなたのことを・・」というラブソングは、あたかも映画音楽を想わせるかのようなストリングスで始まるポップなミディアム8ビート ナンバーだ。
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S Club 7 - Perfect Christmas
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Perfect Christmas
メロディーはわかりやすく、ポップスのお手本のようなフレッシュさ もあわせて持ちあわせている。
ポップなだけのように聞こえるが、 バッキングをよく聞くとパーカッションが、3連のノリでリズムを刻むというかなり渋いことをやっている。
コーラスが歌の厚みを保っている ところなどは、日本の同じような年代の歌手のアルバムでは聴くことができないサウンドだ。
一曲を通して若者らしい素直なテイストを醸し出しているが、サビがメロディーに負けていない、いわゆる「残る」メロディーラインを持っている。
メロディーラインが繰り返されると、変化がなくなってしまいがちになるのだが、メロディーのバッキングのリズムを一瞬止める 、などという凝ったアレンジが施されているが、一度しかやらないという「さりげなさ」がカッコいい。
バッキングでもテーマのメロディーが繰り返されるが、ストリングスが奏でるリフはシンプルで、歌を邪魔 せずに効果的に使われているのは、このアルバムにはチカラのあるアレンジャーが参加しているいるという証ではないだろうか。
アメリカンポップス健在 なり。そう思わせてくれるチャーミングな佳曲だ。
Hello friend, it's me again I just called to tell you, Even though I miss you so I've been thinking of you All my dreams are coming true, at last...oooh
The perfect ending to a wonderful year (oooh) Will be to celebrate the good times with you here Cuz I know, For sure, I never wanted anything more
The greatest gift that there could be Wrapped underneath my Christmas tree Would be the same my whole life through I'd spend the perfect Christmas with you Though the winter seems so long My faith in love has kept me strong So if I had a wish come true I'd send the perfect Christmas with you
I can't wait Till the day When I finally see you So hold on I wont be long Got so much to show you All our dreams are coming true at last...ooh
So when you ask me what I mean To me the Christmas is complete Boy can't you see You're the one thing missing for me
アルバムVol.1
アルバムVol.2