日米共に少し難しいマーケットが続いています。
トレードで大事なのは、負けたときに直面する精神的なストレスを減らすかです。
常に大きな青写真をチェックして、負けてもその範囲内であればOKというくらい、鷹揚な気分で続けられるようにすることです。
大事なことは目標とする期間を通して、「トータルでどれくらいのパフォーマンスが出せるか」なのです。
少ないストレスでトレードをプラスへ持ってゆけるように工夫するというのは、長い間トレードを続けるためには、とても大事な点です。
なとえば脱出に失敗して、ロスが大きめになってしまった場合などでも、懲りて繰り返さないように心がければ、次のトレードで十分カバーできるのです。
トレードの世界では、株価が急に動いたり、ブレることがありますから、現実に完璧なトレードばかりを続けるなんてできないわけですし、そういうときは、そういうものだと割り切ることです。
ロスは人件費だと思えばいいでしょう。
もう一人の自分がもう一人の自分を見つめるためのコストなのです。
うまく行かないときは、自分の目標とするハードルが高すぎないかどうか、またポジションサイズが大きすぎないかどうかも、大事なチェックポイントです。
大事なのは、負けたときに、そのあとの一日をポジティブな気持ちで過ごせるかどうか。
勝ち負けに対してメンタル面で過剰に反応しないよう、自分の気持ちをコントロールするための訓練は、トレードの技術的な面よりも大事なのです。
トレード手法を理解していても、それだけでは継続して勝つことはできません。
何故なら誰もが負けることがあるからです。
そうして負けたときこそ、メンタル面でのコントロール能力が問われるわけです。
もちろん勝てば、「オレは凄いな!」と自己満足に浸ってください。
これこそがトレーダーの特権なのですから。