次のようなご質問をいただきました。
スキャン銘柄についてなんですが、ブレイクスキャンの監視注目銘柄には
①30$~
②20~30$未満
③5~20$未満と分類されておりますが
30$以上の銘柄以外をスキャンに表示させる機能というのは追加できないでしょうか?
全ての銘柄を表示させたらすごい数になってしまうので基本的には30$以上の銘柄で、Hide some symbolsのように任意で選択できるような形での対応とか
かつての常連銘柄の数々が先月の暴落でスキャン銘柄から消えてしまっているので、なんとかならないもんかなと思いました。恐らくそんなにニーズがないでしょうし、勝手な提案ですいません。
スキャンシステムで監視対象としている銘柄は、基本的に値段の変化する回数と、株価を基準に選択しています。
30ドル以上の銘柄以外というと、30ドル以下の銘柄を表示させる、ということになると思いますが、株価が30ドルを割るということは、ファンドに組み入れられる可能性が減るうえ、どうしても値段が変化するティック数も減少することになります。
特にイントラデイのトレードでは、値段が変化するティック数が減るということは、出来高も減るわけですから、執行に時間がかかることになります。
また株価が安くなると、動く値幅も減るため、所定の利益を出そうとすれば、より多くの株数でトレードをしなければならず、執行に時間がかかったり、パーシャルフィルとなって値段が大幅にバラケてしまう可能性も高くなります。
つまりトレードの執行に関しては、不利になる要素ばかりが増えるわけです。
トレードは対象とする銘柄の数が増えて、監視対象となる範囲が増えれば、それだけ選択肢が多くなり、難しくなります。
ですから、ブレイクスキャンプロでは、日足フィルターをつけて、銘柄数を絞り込む機能を付けています。
それにシステム側も、より多くの銘柄をスキャンするということは、サーバーにも負担がかかることになります。
以上の理由で、現状では30ドル以下の銘柄を追加する予定はありません。
安定した動作で、より成功の可能性が高い銘柄を表示させるのが、スキャンシステムの目的ですので、以上の点をご理解いただき、ご了承ください。