ガット・ボトムプレイはそれ以上反対サイドへ振れる可能性の少ない位置でエントリーするため、ストレスの少ないトレード方法だ。
言い換えれば「心理的なストレス」も少ないということでもあるわけだ。
これは毎日トレードを続ける上でとても大事な点だ。
ストレスを軽減させてくれるこうした「安心できる条件」を、その時点でどれだけわかっているのか?
これは躊躇なくエントリーできるのか、それともチャンスを逃してしまうのかを決める大きな要素となるわけだ。
ガットボトムプレイガット・ボトムパターンが形成される前段階として、非常に有効なのが、30分ギャッププレイだ。
30分ギャッププレイで大事な要素というのは、ギャップ、値動きの幅、ダブルトップあるいはダブルボトムの3点だと言っていいだろう。
ガット・ボトムプレイでは、フィボナッチ、値動きの幅、ダブルトップあるいはダブルボトムという3点がポイントとなるわけだ。
ギャップとフィボナッチというのは目安になるガイドラインとしての役割を果たすため、同じ種類の機能を持っている。
つまりこうして考えると、30分ギャッププレイとガット・ボトムプレイというのは、同じプレイだと言うことになる。
つまりこの二つのプレイは、違う視点から見ているために名称が違うだけで、仕組みや見るべきポイントは全く同じなのだが、印象としては全く違うプレイのように感じるはずだ。
ネットエイドでは、ガット・ボトムプレイの対象銘柄はチャートを見て選択している。
もちろんリアルティックのマーケットマインダーを、チェンジオープンの逆ソートで並べることで、候補銘柄をある程度フィルタリングできるのだが、最後に決めるのはやはりチャートを見ての判断ということになる。
レンジアベレージやチェンジオープンの大きさだけで決めているのではないことは、動画をご覧になったり、ネットエイドに参加されればわかるはずだ。
ガット・ボトムプレイを探すのも30分ギャッププレイ銘柄を探すのも基本的には同じこと。
だが、多くの方は30分ギャッププレイの対象銘柄の方が、早い段階でセットアップ条件を満たすケースが多いと感じられているかも知れない。
だが次の例のように、ガット・ボトムプレイのチャンスが先に来るケースもあるのだ。
パナソニック(6752)の11月6日の3分チャート
最初の緑のゾーンが、ガットボトムプレイで、右上の緑のゾーンが30分ギャッププレイ。
このように、この2つのプレイでは、先入観を持ってチャートを見ないように気をつけなければならない。
30分ギャッププレイの対象銘柄を素早く探すには、3つの要素へ目線が自然に向くように訓練をする必要がある。
黄色い四角の30分間のゾーンではダブルボトムが形成されているが、ここでガットボトムプレイのエントリータイミングがやってくる前兆が現れているというわけだ。
ガット・ボトムプレイで利益を出すことができれば、その後の30分ギャッププレイでのエントリー付近での、ギャップのエッジでよく起こる「揉み合い」でも、我慢できるはずだ。
ガット・ボトムプレイの精度と信頼性を高めるには、30分ギャッププレイパターンを見つける訓練をすることだ。
11月のネットエイドで30分ギャッププレイの解説を加えているのは、こうした理由からだ。
また昨日から募集を開始した11月の基礎セミナーでは、この2つのプレイを重点的に解説する予定。