イギリスのエリザベス英女王がわずか数週間で最大約66億円もの損失を被った可能性があるというニュースが報じられたことを、ご存知だろうか?
優秀な投資顧問を何人も雇っていたにもかかわらず、9月中旬からの金融危機による損害で投資していた株式の資産価値が37%も下落してしまったという。
優秀な投資顧問は、日々損失が拡大していることを知っていたのか?
知っていたのなら、何故食い止めなかったのか?
カットロスとは、それほど難しい事なのだろうか?
「自分だけは大丈夫という」根拠のない自信が、保有し続けるという行動へと繋がり、優良な企業の株なのだからという「思い込み」が、周りを見えなくしてしまう。
人間は本来「自分を信じたい」という本能的な習性を持っている。
これは自分を守り、正常な心理状態を保つためには大事な「本能」でもあるのだが、残念ながら「お金」に関しては働かないのだ。
何故なら、お金というのは人が考え出したものだからだ。
人は己が不完全なため、不完全なものしか作れない。
だから不完全なゆえの欠点として働きやすい事に関して、具体的に知り、それとつきあう方法を身につけておくことだ。
これを身につければ、あなたの人生の後半は、楽しく有意義で、充実感のある毎日になるだろう。
半世紀を生きた頃の1997年に職を失いシアトルでトレードを始める。
1999年にはアメリカで初めての本「デイ・トレーダー」を出版。
2001年春に日本へ戻り、2002年暮れには銀座へ移り、2007年5月には2冊目の本を出版。
7月にはプチ引退モードへ。そして2008年には会社の半分を託せる友人に譲り、8月に引退。
と書くと何だか人ごとのようだが、最近ようやく一週間の半分のランチは「山親爺」という蕎麦屋でカミサンと楽しめるようになった。
なのでセミナーは仕事ではなく趣味。だけに最近のは遠慮なしのストレート勝負モード。ふー、長かったな。
半世紀のノウハウで構築した書斎も機能し始め、神戸の生活にも慣れ、時間も増えてきた。
さてこれからの生き甲斐は?
と、今日は自分のための日記。