2008年09月13日 のCoolに過ごそう

次のような、タイムリーなご質問をいただきました。


昨年末から講習に参加し始め、現在、少しづつトレードを始めています。トータルでは負けていますが、それは初期投資のつもりで何とも思っておりません。

最近は勝ったり負けたりですが、だんだん自分のスタイルが出来上がってきていると感じています。オープン直後の数分で少しでも稼いでおけば、そのあとのトレードを余裕を持って行うことが出来るという事が実感できるようになりました。

 

しかし、やはり大敵はカットロスの遅れです。これさえなければ負けることは無いと思えるようになりましたが、やはり、時々カットロスが遅れてトホホ・・・の状態になってしまいます。コツコツ稼いだ儲けの何日分もが一瞬にしてパーになってしまいます。

ところで、最近ハッチ3号(機械的にトレードした場合)の確率が悪くなっています。

なぜ最近の確率が悪くなっているのか、考えられる理由を教えていただけませんか。

なぜなら、この問題の理由が分かれば、自分のトレードに大いに役立つはずですから。ぜひ教えてください。

現在、損したり得したりしながら、時々テキストを読み直して基本を確認しながら、来年の会社勤め終了に照準を合わせて技術を磨いております。よろしくお願いします。

大きなロスを出さないことがどれだけ大事かを、身をもって実感されているようですが、効果的な対策として、9月2日にも書きましたが、複数銘柄でホールドする訓練をしてみてください。

https://www.daytradenet.com/Cool/2008/0901.htm

一銘柄で単独飛行をするよりも、2機3機編隊で飛べば一機がダメになっても、他の2機は生還できる可能性があるという理屈です。

特に Got bottom プレイという手法では、慣れてくれば2銘柄の同時ホールドはそれほど難しくはありません。

複数銘柄でトレードをする利点は、片方の利益が伸びなくなったら、その方向へ勢いよく動いている方を残し、ダメな方を躊躇なく切ることができるという点です。

2銘柄より1銘柄だけを監視する方が当然のことながらラクなわけです。

そのため利益が伸びなくなったりマイナスになってきた時点で、さっさと見切りを付けやすくなります。

そうなると銘柄を監視する負荷も減るうえ、早いカットロスが心理的にやりやすくなるというわけです。

ダメな銘柄にいつまでも執着できない構造的な心理状態に持ち込むというのは、トータルのゲインに対して非常に良い影響を与えるからです。

ハッチ3号の機械的なシミュレーションの勝率が落ちている点についてですが、下はNASDAQ総合指数の日足チャートです。

こちらにある成績と見比べてもらえばわかりますが、下のチャートでの黄色いゾーンがマイナスが多かった時期。

灰色の部分は候補銘柄が表示されなかった時期です。

 

パフォーマンスが落ちる原因となる要素は、単純なものではないので一概には言えませんが、トレンドに沿ったトレード手法では、横ばいのゾーンになると、どうしてもパフォーマンスが落ちる傾向にあります。

ですから「はっち3号銘柄」も、 Got bottom プレイと同じ考えで、いわゆるデイトレードである程度の利益が出たら、勝ち逃げをするのが最も効率の良い方法です。

どの程度違うのは、こちらにある「はっち3ギャッププレイ」の動画をご覧いただければ、おわかりいただけるはずです。

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