トレードに慣れてくると、100ドルでもいいから利益が出たら脱出するという方法で数多くのトレードを積み重ね、ようやく利益を出せるようになる ことがあります。
このケースでは、たまたまロスの大きなトレードが一つでもあれば、トータルでたちまちマイナスになってしまうという点が問題となってきます。
ですが損を出さないようにうにと強く意識しすぎると、どうしてもすぐに脱出したくなってしまうという、ジレンマに陥るわけです。
こうしたときには、トレンドラインやローソク足フォーメーション、エントリーと脱出の位置が、こうしたフォーメーションのどのあたりなのか ?などという点を冷静に見ることができているかどうかをチェックしてみることです。
良いトレンドに乗っているときは、しばらくホールドすることで利益を大幅に伸ばすことができるのに、ついいつもの癖で慌てて脱出してしまい「早すぎ」たと後悔することになるわけです。
こういうときは、一つ一つのトレードに対して、丁寧に細かいところまで神経を行き渡らせているかを、自分に問いかけてみてください。
確信を持って、イエスと言える人は少ないはずです。
こうしたちょっとしたことを意識するかしないかで、チャートがかなり違って見えてきたりするものです。
この段階では、自分の意識の持って行き方を、どうコントロールするのかが、鍵を握っています。
トレードの世界では意外と嵌りやすいのが落とし穴があります。
その一つは「一度に一つの銘柄だけをトレードをし続ける」というもの。
頻繁に単独飛行をすれば、帰還できる確率は低くなりますが、3機編隊で飛べば一機くらいはダメになっても、他の2機は生還できる可能性が高くなります。
トレードを始めたばかりの人は別ですが、少し慣れてくれば、2銘柄の同時ホールドはそれほど難しいものではなくなります。
複数銘柄でトレードをする利点というのは、一銘柄の利益が伸びなくなったら、ダメな銘柄を躊躇なく切ることができるという点です。
当然1銘柄だけを監視する方がラクなわけですから、利益が伸びなくなった時点でさっさと切ってしまった方が、銘柄を監視する負荷は減るわけで、この心理を利用する わけです。
ダメな銘柄にいつまでも執着しなくて済むという心理状態というのは、トータルのゲインに大きく影響するのです。
そのためオープニングでは、デモ口座を使った3銘柄同時エントリーの訓練を勧めています。
トレンドの方向にギャップをつけた3銘柄が、3つとも反対方向へ動く確率がどれくらいあるのかは、このサイトを継続してご覧になれば、よくおわかりいただけるはずです。
逆に言えば、こうしたメリットがあるのに、それを身につけてみようという熱意自体がなくなっているとしたら、それこそが大きな問題なのではないでしょうか。
これはスイングトレードの場合でも同じだということは言うまでもありません。
まさか一銘柄だけで、10分以上ホールドするスイングトレードをやっている人はいないと思いますが、念のためです。
どちらにしても、壁にぶつかったら、ワンクリックシミュレーションでもう一度チャートを読む練習をしてみてください。
それでも行き詰まったときは、ぜひセミナーへご参加ください。
メンタル面や、視点を広げるための考え方、トレードソフトを使う上でのさまざまなアドバイスなど、少人数のマンツーマン方式に近い人数でなければ、カバーできないプログラム内容となっています。
PDFファイルや動画での学習と最も大きく違う点は、双方向のコミュニケーションを通じて、効率のよい学習ができるという点です。