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2006 0130

光陰矢の如しで、2006年ももう一ヶ月が経過しようとしていますから、デビューステージ?まで残り11ヶ月を切ることになってしまいました。

というわけで、ちょっと焦っている今日この頃ですが、みなさんいかがお過ごしですか?

みなさん忙しそうなメンツばかりなので、一応背水の陣ということで、何パターンか考えておきましたので、一応読んでおいてください。(笑)

ということで、とりあえず一曲、デモを作ってみました。

練習する時間がなさそうだということに加え、まだ楽器編成も決まっていないし、メンバーの力量も未知数なので、とりあえずこのあたりだったらできそうかなという線で勝手に作ってみました。

昨夜のミーティングでこのデモの入ったCDを持っていき 各自に一枚ずつ渡したのです。

自分がやりたい楽器をこのCDにあわせて、練習できるようにカラオケも作ってあります。

 


基本は難しいことは一切しないということです。

曲は Fly me to the moon。

エッそんな曲なの?と言う前にこれは練習用の曲です。

本番用の曲はまた考えるという前提です。

何故この曲かと言うと、1625と言うコード進行つまり C - Am - Dm7 - G7 という曲の形態としては最も簡単なコード進行だからです。

まあ、ジャズスクールでは最も最初に練習するパターンとでもいえばいいでしょうか。

いちおうアドリブを「かましてみたい」という方もいらっしゃるかもしれないので、スケールを一種類だけ練習すればいいようにということで、このコード進行にしたわけです。

それじゃあ物足りない言う方はペンタトニックとか、ユニコードのフレーズでも一応合いますからね。

 

デモCDには6トラックが入っています。


 

01 > Fly me to the moon

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注意>クリックするとMP3ファイル(5メガ強のサイズ)の曲をダウンロードします。

完パケといって完成形のトラックです。

イントロの4小節はパーカッション。

これだけの長さがあれば、テンポは十分わかるだろうということで長めにしてあります。

8小節は合わせのフレーズのイントロです。

1回目(1コーラス目)はフルートでメロディーを吹いています。

2コーラス目もメロディーですがオクターブ高く演奏して、ちょっとおかずを入れています。

3コーラス目はアドリブです。

4コーラス目もアドリブ。

少し指を動かす練習をしましたが、まあ練習をしていないと、こんなもんでしょう。3コーラス目と4コーラス目はアドリブなので、二度と同じ演奏はできませんので悪しからず。(笑)

最後は4小節のエンディングで、キメであわせてスパッと終わります、つまり拍手が起こりやすい配慮まで一応してあります。(笑)

もちろんこのどこかのコーラス部分へ唄を入れるのもありというように、いろいろな展開もできますが、まずはこれを叩き台にするということです。

これで「中止」という事態だけは避けることができそうです。(笑)

 


02 > Drs. + Bass. + Perc. + Key. + Guit

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注意>クリックするとMP3ファイル(5メガ強のサイズ)の曲をダウンロードします。
 

このトラックは、いわゆるカラオケで、バッキングの音圧は高めに録音してあります。

基本となる5つの楽器でのリズムセクションで、3回目の繰り返しからは、ドラムやパーカションのパターンも、盛り上がるようにアレンジしてあります。

つまりワンコーラスごとに微妙に違ったことをして、単調にならないようにしています。

バッキングの基本練習をこのトラックのカラオケでするためのものです。



03 > 02 + Org

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注意>クリックするとMP3ファイル(5メガ強のサイズ)の曲をダウンロードします。
 

これは 02 の5リズムに、ハモンドの音を想定したキーボードを重ねています。

オルガンの音は大きめにトラックダウンしてミキシングしていますから、何をやっているかがわかるようになっています。

あくまでもサンプルですから、適当で譜面はコード進行だけ。

もちろんワンコーラス分のソロをとってもかまいません。

というか曲はいくらでも長くできますからね。(笑)

 

04 > 02 + Piano

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注意>クリックするとMP3ファイル(5メガ強のサイズ)の曲をダウンロードします。
 

02 の5リズムに、エレピを重ねてあります。

これもエレピの音を大きめにトラックダウンしてミキシングしていますから、何をやっているかがわかると思います。

16分音符でのシンコペーションと、2拍3連気味のモタリフレーズで、バッキングのベースがリズムマシンという単調さを何とかしようという作戦です。

これもあくまでもサンプルということで、これもまた適当で、譜面はコード進行だけ。

ハモンドはこのトラックでは入れていません。



05 > 02 + Org + Piano

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注意>クリックするとMP3ファイル(5メガ強のサイズ)の曲をダウンロードします。
 

02 の5リズムに オルガンとエレピをミックスしたトラックです。

音量は各楽器が溶け合うようなレベルでミックスダウンしています。

03と04トラックが合わさってミックスダウンされると、こうなるというサンプルです。

バッキングは適当なので譜面は作っていませんが、書くのは簡単です。

ソロは、このトラックのカラオケで練習するということになります。

 
 

 

曲は、アメリカ航空宇宙局(NASA)のテーマソングか?!と早とちりしてしまう「Fly Me To The Moon」>「私を月に飛ばして!」。

ちょっとした薀蓄を書くと、この曲が作られた1954年のオリジナルのタイトルは「In Other Words」つまり「言いかえれば」だったのです。

最初はほとんど、ヒットはしませんでした。

ですが8年後の1962年、ピアニストのジョー・ハーネルがタイトルを「Fly Me To The Moon」に改め、3拍子のワルツのリズムだった原曲をボサ・ノバにアレンジして、自分のオーケストラでレコーディングしたのです。

アメリカ航空宇宙局(NASA)の設立はちょうど1950年代の終わり頃で、アポロ11号が人類初の月面着陸に成功したのが1969年。

つまり「Fly Me To The Moon」と題名を変えてリリースした当時のアメリカは、実現するかもしれない月旅行の話題でもちきりだった、という時代背景があるのですね。

さらに追い風となったのが、当時ブラジルから上陸した新しいリズム「ボサ・ノバ」に乗せてリメイクしたという点ですね。

このような事情で、この曲は大ヒットして、有名になったというわけです。

 

「月」を歌った曲は、ムーン・リバーとかたくさんあるわけですが「Fly Me To The Moon」は大都会の摩天楼の窓越しに月を見つけたような時、思わず口ずさんでしまいたくなるような曲なんですね。

シャワーを浴びながら、ふと口ずさむことのできる、美しいメロディーと素直なコード進行は、その曲を聴いた誰もを、いい気分にさせてくれる魅力に満ち溢れています。

 

 
Fly Me To The Moon(1954) by   Bart Howard(バート・ハワード)

Fly me to the moon
And let me play among the stars
Let me see what spring is like
On Jupiter and Mars
In other words hold my hand
In other words darling kiss me
 
Fill my life with song
And let me sing forevermore
You are all I hope for
All I worship and adore
In other words please be true
In other words I love you

repeat 2nd verse, then repeat 1st verse


私を月へ飛ばせ、星の間で遊ばせて。
木星や火星の春がどんな風になっているのか、私に見せて欲しいの。
言いかえると、私の手を握って欲しいっていうことなの。
つまりそれは、私にキスして欲しいっていうことなの。

私の心を歌でいっぱいにして。
そして、ずっといつまでも歌わせて。
あなたは私のあこがれのすべて。
尊敬と崇拝のすべて。
言いかえればつまり、ずっと変わらずに愛して欲しいっていうことなの。
つまりね、私はあなたを愛してるっていうことなの。

 

歌詞を見ると、メロメロのラブソングですね。(笑)

一生に一度でいいから、耳元でこう囁かれてみたいと思う人は多いはずです。
 


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