Christmas Songs 2006


 

2006年版クリスマスソング集

 

 

VOL.2



歌手・曲名リスト

01 Wynton Marsalis - Winter Wonderland
02 Michael Franks - The Kiss
03 Diana Krall - White Christmas
04 Warren Hill - The Christmas Song
05 Ricky Peterson - A Child Is Born
06 Kenny G - White Christmas
07 Gary burton - O Tannenbaum 

08 Aaron Neville - Let It Snow, Let It Snow, Let It Snow
09 Brian McKnight - Have Yourself A Merry Little Christmas
10 Michael Franks - Christmas In Kyoto
11 Have Yourself A Merry Little Christmas - Warren Hill
12 Have Yourself A Merry Little Christmas - Babyface
13 Island Christmas - Michael Franks
14 Celine Dion - Blue Christmas
15 Richard Elliot - God Rest Ye Merry Gentlemen 
16 Vanessa Williams - Baby, It's cold Outside
17 Jeff Golub - Here Comes Santa Claus
18 Warren Hill - Jingle Bells



各曲の詳細




01 Winter Wonderland  - Wynton Marsalis


トランペットソロから始まる2小節のリフでリズムを繰り出し、リズム隊が淡々としたミティアムテンポで展開されるイントロが聴きもの。

ウィントンマルサリスのトランペットサウンドは、あまりにも淡々とした味わいのため、かなりジャズフレーバーの強い演奏となっている。

リズムの食い方も又しかり。

途中のアドリブソロの、色合いは無彩色系。

それがまた彼らしさを演出している。

最後のエンディングの突き放し方が、またナイス。

どうしても甘くなりがちな、クリスマスアルバムに、スパイスを聴かせてくれるマルサリスにサルート!

 

 

02 The Kiss  - Michael Franks

ゆっくりと流れる時間のように、しっとりとしたスローバラードで始まるのはマイケル・フランクスが妻に捧げる愛の歌。

途中のソプラノサックスの短いソロがあたかも一瞬舞い上がるかのように謳い、マイケルの歌に華を添えている。

アコースティックギターが素朴なサウンドを創りあげ、ストリングスが隙間を薄く埋めるバックグラウンドで、マイケルがキャンバスに描く愛の世界は、聴く者の心に、スペシャルなプレゼントを届けてくれる。

彼の世界に酔いしれよう・・
 

Another tear has cone and gone
Who cares if Time gives its a licking
If, like that famous wristwatch,
We just keep on ticking?
If you'll forgive me this cliche
You are rite gift that keeps on giving
lo coin a phrase its true
You make my life worth living
 
At eleven fifth-seven
Our embrace stops lime and Space
My arms will nor release sun
Till next year
Love. let me lose myself in you
Until we can't tell who is who
The dialogue of bliss
Begins each rime we kiss

No matter where this journey ends
As long as I have you beside me
I know I'll carry all my happiness
Inside me
if you'll forgive me this cliche
You are the gift that keeps on giving
Two coin a phrase it's true
You make my life worth living

また一年が過ぎてしまった
時間に叩かれたからって何ともないよ
あの有名な腕時計のように
僕らが時を刻んでいるだけ
ありぎたりの言葉で言わせてもらうなら
君は自らを捧げる贈り物
あえて言うなら
君は僕の生きがい

11時57分だ
僕らの抱擁が時間と空間を止める
来年までこの腕の中で
君を抱いて放さないでいよう
愛しい君の中で自分を失いたい
誰が誰だか分からなくなるまで
ぶたりがキスをするたびに
至福の対話が始まる

この旅がどこで終わっても
君がそばにいる限り
僕は心の中に幸せを抱いて
生きてゆけるからね
ありきたりの言葉で言わせてもらうなら
君は自らを捧げる贈り物
あえて言うなら
君は僕の生きがい

 

03 White Christmas - Diana Krall


スローな 4ビートに 乗って流れるイントロだけを聴くと、何の曲かわからないが、かの有名なホワイトクリスマス。

ジャージーな雰囲気が、とかく面白さが「なくなりがち」なこの曲を、味わい深いものにしている。

歌を引っ張らない、ダイアナの歌い方もまた、この曲にさっぱりとした印象を与えることに成功している。

途中のピアノソロからは、彼女が歌手だけではなく、ピアニストとしても非凡な才能を持っていることが窺がえる。

エンディングのテーマを聴いても、この曲がクリスマスソングだということは全くわからない。

とにかく、純粋な曲としても十分に楽しめる仕上がりになっている。

Enjoy It !
 

I'm dreaming of a white Christmas
Just like the ones I used to know
Where the treetops glisten
and children listen
To hear sleigh bells in the snow.

I'm dreaming of a white Christmas
With every Christmas card I write
May your days be merry and bright
And may all your Christmases be white.

I'm dreaming of a white Christmas
With every Christmas card I write
May your days be merry and bright
And may all your Christmases be white.

 

 

04 The Christmas Song  - Warren Hill



 

ソロピアノで始まると、サックスはかなりのオンマイク録音だということがわかるだろう。

何気ない聴き慣れたメロディーが、とてもリアルなことが印象的なのは最初だけだ。

サビからは、ドラムが前兆を示すかのようなシンバルワークを聴かせ、そして2回目のメロディーからはスウィングしたリズムをバックに、Warren Hill が少し抑え気味にメロディーを崩しながらの展開。

ストレートでまっすぐな音楽が魅力のこのアルバムは詰まっている。

ダイレクトにその力強さでハートへ訴えかけ、彼独特の世界へ聴く者を引きずり込む。

ほとばしる若さと、粗めの粒子で描写される彼のブローは、理屈ではない力を伝えてくるようだ、

音の密度から生まれる満足感の高さは、とてもじゃないが文字で伝えることなんてできないのだ。

無念。


 


05 Ricky Peterson - A Child Is Born

スローなコーラスから始まるが、このトラックはすべて、Ricky Peterson 自身の多重録音。

オーケストラアレンジメントから、キーボード類まですべて彼が演奏している。



Drums は Paul Peterson。

Bass は Billy Peterson と、どうやら親類縁者で固めているようだが、まあ音楽がよければ、「それがどうした」だ。

そういえば、昔ジャスのレッスンのとき課題曲でこの曲をやったことを懐かしく思い出した。

確かあのころは、チック・コリアもアルバムで取り上げていた。

途中には素晴らしいピアノソロが散りばめられている。

ハモンドの 何気ないソロの風合いがスパイスとして、よく効いている。

声がなんとなくスティーブ・ミラーに似ている気がする。

彼は以前ベン・シドランのライブのLDで見たことがあるが、なかなかよかった。

最近どうしているのだろうか。

最後はピアノソロと絡みながら、ハモンドのサウンドでフェードアウト。

 

 

06 Kenny G - White Christmas



この超有名な名曲を、ケニーはソプラノサックスの音色の魅力を十二分に生かした、ロングトーン中心のプレイで聞かせる。

こうした曲は、みんなが知っているだけに、意外と料理は難しい。

さりげなく聞こえるが、各フレーズの長さを微妙に変えながら、彼ならではの解釈をしている。

息の力で強く押された音と、そうではない音との違いに耳を傾けながらじっくりとそのバランスを堪能するもよし。

途中で転調してムードを少し変えてから、エンディングへ持ってゆくというアレンジだが、何だかやけに短く感じる。

いわゆる普通のドラムもベースもないけれど、その分じっくりと楽しむことができる。

彼のクリスマスアルバムが発表された時の、驚異的な売れ行きは、今や伝説となっている。

正統派をも納得させるこれだけの演奏は、ケニー・Gのクセを嫌う人も、この曲のよさとあいまって十分に楽しめるはずだ。


 

07 Gary burton - O Tannenbaum 


 

ミディアムテンポで始まる軽快なサウンドに絡みつくのは、斬新でオリジナルなジャズ・ヴァイブの音楽スタイルを確立したゲイリー・バートン。

4本のマレットから生み出される軽やかなその音色は、独特の色合いを持っている。

緻密なスケールやアクセントのつけ方など、まさにジャズのお手本となるような、見事なプレイだ。

柔らかく、輝きのあるこの音色なのに、清涼感のあるという珍しい楽器だといっていいだろう。

こうしたオムニバスで選曲すると、特に際立つのだね。


 

08 Aaron Neville - Let It Snow, Let It Snow, Let It Snow

ミディアムアップテンポの4ビートにのり、ハモンドソロから始まり、アーロン独特の歌声から始まるこの曲もクリスマスには欠かせない曲 だ。

ベースのランニングと、ハモンドのバッキングによるジャズフレーバーたっぷりの濃いサックスソロは、Plas Johnson。
 

Sammy Cahn, Jule Styne (c) 1945

Oh, the weather outside is frightful,
But the fire is so delightful,
And since we've no place to go,
Let it snow, let it snow, let it snow.

It doesn't show signs of stopping,
And I brought some corn for popping;
The lights are turned way down low,
Let it snow, let it snow, let it snow.

When we finally say good night,
How I'll hate going out in the storm;
But if you really hold me tight,
All the way home I'll be warm.

The fire is slowly dying,
And, my dear, we're still good-bye-ing,
But as long as you love me so.
Let it snow, let it snow, let it snow.


合いの手のハモンドは、どこでどうやればいいのかがわかった演奏だな。

途中からオーケストラも加わり、一気に最後まで聞かせてくれる。 

彼の声が奏でる、ビブラートのセクシーさはどうだろう。

彼はネビル・ブラザーズというグループのカナメだが、最後のハモンドソロの終わり方を聞くと、こういうクリスマスアルバムもいいなあと思う。

よく聞くとストリングスも入っているぞ。

 



09 Have Yourself A Merry Little Christmas

- Brian McKnight




ジャンルで言えばブラックコンテンポラリーといっていいだろう。

ブライアンの柔らかな声に絡む弦がまた美しい。

コードのアレンジがかなり凝っているのが聴き所だ。

エレピが奏でる一味違ったコードワークは、音楽を演奏できる人には、堪らない魅力に映るはず。

叫んだり、歌を引っ張ったりすることなく、比較的淡々と歌うのだが、その軽い肌触りは、少しドライなタッチだということがわかるだろう。

ハーモニカによる間奏が素敵だ。

 

 

10 Christmas In Kyoto - Michael Franks

マイケルはかつては教鞭に立ったほどのインテリで、しかも赤坂の日枝神社で神前結婚式を挙げてしまったという大の親日家。

歌詞を聴くだけでそうした彼の想いが伝わるような曲だ。

フリューゲルホーンによる途中の間奏が新鮮。

「カッパマキ」や「ワサビ」などの言葉をピリッと聞かせた、ウィットに溢れた曲調は、マイケルの違った一面をうまく引き出している。

彼の声はいつまでも若く、魅力的だね。
 

京都で過こした
クリスマスが忘れられない
小さなホテルの部屋から見えた五重塔
見下ろしたら
いくつもの仏像が並んでいた
どれもが似てるのに異なっていて
それはまるで
黒澤明の映画を
見ているようだった
京都で過こした
クリスマスが忘れられない
君がまとった着物に施された
絹の装飾が鮮やかだった
ツリー1まなかったけれど
覚えているだろう
君の優しい指と高揚した思いが
僕の心をとらえた
あのとぎ京都で過こしたクリスマス
あのとぎ京都で過こしたクリスマス
君と過こした
京都での完禦なクリスマス
京都で祝ったクリスマス
すべてが望遠写真
君と僕のぶたDだけ
心の底から与え合うことが
どれほど素晴らしいかを
教えてくれた
そして忘れてはならないのが
ホテルからもらったお酒と
クリスマスのごちそう
わさびの利いたかっぱ巷き
窓の外を見ると
いつのまにか雪が降り始めていた
まるで台本通りに
僕たちのために降ったようだった
あの京都でのクリスマスは
ずっと忘れないだろう
あの日煙突を土り下りしていたのは
サンタと君だけだった
 

 

 

11 Have Yourself A Merry Little Christmas - Warren Hill


 


艶のある録音が、彼の違った一面をうまく引き出している。

タブラのようなパーカッションサウンドがとても効果的。

最初はこの有名な曲のメロディーを比較的忠実にブローしているが、端々で彼のアドリブへの展開能力の素晴らしさが堪能できる。

パーカッションに載って展開されるアドリブフレーズは、抑え気味ながらも、生き生きとしたフレーズが登場する。

音の間を上手く作り出し、そこへ切り込む全体のアレンジは、まさに職人芸。

こうして聴くと、彼独特のフレーズがあることがわかるね。

原曲のよさを生かしたさりげない演奏だが、エンディングにかけては、転調もするうえ、そこからは16部音符のフレーズ展開を楽しめる。

 

 

12 Have Yourself A Merry Little Christmas - Babyface


 

ベビー・フェイスのポップで甘く柔らかい歌声は、聴くものの心へ染み入るような肌合いを持っている。

ちょっと、弾き語り風の歌にあわせたオーケストラの厚いアレンジは途中でピアノだけになったり、弦がメロディアスに動いたりと、よく聴くとなかなか凝ったアレンジがなされている。

バイオリンの高音部がオブリガートで推移するメロディーラインには、いやあ参りました。

このあたりの、アレンジに対するこだわりも彼の魅力の一部だと思う。
 

from the film Meet Me In St. Louis
Hugh Martin, Ralph Blane 1943


Have yourself a merry little Christmas,
Let your heart be light
From now on,
our troubles will be out of sight
Have yourself a merry little Christmas,
Make the Yule-tide gay,
From now on,
our troubles will be miles away.

Here we are as in olden days,
happy golden days of yore.
Faithful friends who are dear to us
gather near to us once more.

Through the years we all will be together
If the Fates allow
Hang a shining star upon the highest bough.
And have yourself a merry little Christmas now.
 

 

 

13 Island Christmas - Michael Franks



陽気で明るい、南国でのクリスマスをイメージさせるかのような曲調は、マイケルが只者ではないことを端的に物語っている。

冒頭からフルートのサウンドが効果的に使われているが、フルートのアドリブソロの素晴らしさは、 どうだろう。

ピアノのサポートがまた憎い。

女性コーラスの絡みがまたお洒落だなあ・・

スティールドラムのサウンドもとても効果的で、とにかく一気に夏に突入したかのような雰囲気は、とても楽しい気分にさせてくれる。

こういうのもアリなんだね・・
 

焚き火で焼いた
栗のにおいは嗅ぎたくないけれど
君が望むならバナナを剥いてあげるよ
今年は南の島でクリスマスを過こしたい
今年は南の島でクリスマスを週こしたい
クリスマス・キャロルはもう聴きたくないし
梨の木に留まった鳥を数える歌も歌いたくない
日焼け止めのクリームを
僕の全身に塗ってほしいのさ
今年は南の島でクリスマスを過こしたい
今年は南の島でクリスマスを過こしたい
去年の夏に着てたあの透けてるドレスを
鞄に詰め込んだら
僕は君をさらって行く
そしてクリスマスの朝になったらゆっくりと
椰子の木の下で君を包んでいるものを剥がすのさ
電話をして切符を買おう
量より質が大切さ
だってぶたりにとって最高の贈り物は
お互いなんだから
今年は南の島でのクリスマスが必要だ
今年は南の島でクリスマスを過こそうよ
マンゴーの木を飾り付けて
豆電球は僕の体に巻き付ければいい
クリスマスの日の雪かきはやめて
青い海でシュノーケリングをしよう
みんながジングルベルを歌っている間に
僕らは海岸で貝を集めるんだ
バハマでネルのパジャマを
着るのは許されない
ヘンデルのメサイアの調べも
スチール・ドラムには暗すぎる
 

 

14 Celine Dion - Blue Christmas

いきなりクリスマスの雰囲気が濃厚に漂ってくるイントロだ。

しっとりとした、ミディアムスローのリズムに乗って、丁寧に歌い始めるのは歌姫セリーヌ・ディオン。

音を伸ばすところのノンビブラートとビブラートの使い分け、また高音の地声とウラ声の声の使い方などは、月並みな言い方になってしまうが、ほんとうまい。
 

I'll have a blue Christmas without you
I'll be so blue just thinkin' about you
Decorations of red on a green Christmas tree
Won't be the same dear if you're not here with me

And when the blue snowflakes start fallin'
That's when the blue memories start callin'
You'll be doin' alright with your Christmas of white
And I'll have a blue, blue Christmas

You'll be doin' alright with your Christmas of white
And I'll have a blue, blue Christmas
And I'll have a blue, blue Christmas
And I'll have a blue, blue Christmas
 

生ピアノのバッキングも粋。

途中から厚すぎないストリングスが絡み、間奏へと導いてゆくのが、心地よい。

バックのコーラスが面白いフレーズを繰り返すのも、聴き所だ。

彼女の美しいヴィブラートとあいまって、夢見心地の世界へと導いてくれるから、やがてそういったことさえ忘れてしまう。

 

15 God Rest Ye Merry Gentlemen - Richard Elliot


8ビートのエレキベースとドラムに載った、ちょっとグローバーワシントン風のリチャードのテナーは、腕達者なエレピやギターの定番サウンドでしっかりとサポートされている。

こういうクリスマスソングもあっていいかな?ということで加えた一曲だが、連続して同じようなクリスマスソングが続く場合、こうしたバラエティーを加える とちょっと気分転換になる。

 


16 Vanessa Williams - Baby, It's cold Outside

バネッサ・ウイリアムス。

黒人だが元ミスアメリカ。
 

 

デュエットで絡むのは、声ですぐにわかるボビー・コードウェル。

控え目な管のバッキングも、パーカッションも、上質なスパイスのように効いている。

間奏はハモンドだが、抑え目のフレーズで、しかも要所でレズリーを回すという、なかなか渋いこともやってくれる。

ミディアムテンポだが、バックのギターをよく聴くと、歌のフレーズにあわせた3連のバッキングなどという、かなりの職人芸を聴くことができる。

 

I really can't stay (Baby, it's cold outside)
I've got to go 'way (Baby, it's cold outside)
The evening has been (I've been hopin' that you'd drop in)
So very nice (I'll hold your hand, they're just like ice)

My mother will start to worry (Hey beautiful, what's your hurry)
And father will be pacing the floor (Listen to that fireplace roar)
So really, I'd better scurry (Beautiful, please don't hurry)
Well, maybe just a half a drink more (Put some music on while I pour)

The neighbors might think (Baby, it's bad out there)
Say, what's in this drink (No cabs to be had out there)
I wish I knew how (Your eyes are like starlight now)
To break this spell (I'll take your hat, your hair looks swell)

I oughtta say no, no, no sir (You mind if I move in closer)
At least I'm gonna say that I tried (And what's the sense in hurting my pride)
I really can't stay (Oh baby, don't hold out)
Oh, but it's cold outside

I simply must go (It's cold outside)
The answer is no (Baby, it's cold outside)
The welcome has been (So lucky that you dropped in)
So nice and warm (Look out the window at that storm)

My sister will be suspicious (Your lips look delicious)
My brother will be there at the door (I ain't worried about your brother)
My maiden aunt's mind is vicious (That ol' biddy, she ain't gonna bother me)
Well maybe just a cigarette more (You don't need no cigarette, it's smokin' plenty up in here)

I've got to get home (Baby, you'll freeze out there)
Say, lend me a comb (It's up to your knees out there)
You've really been grand (I thrill when you touch my hand)
Oh, but don't you see (How can you do this thing to me)

There's bound to be talk tomorrow (Well, think of my lifelong sorrow)
At least there will be plenty implied (If you caught pneumonia and died)
I really can't stay (Get over that hold out)
Oh, but baby it's cold outside
 

アレンジャーのRob Bathes の指定だろうか。

Cold Outside のハモリで、ボビー・コードウェルのメロディーラインが降りてゆくのが、たまらなくお洒落だ。

Bobby : Oh It's Cold
Vanessa :  It's Cold out there.

Bobby : Can't you stay while long Baby
Vanessa :  Well....

最後の方で音楽をバックに、二人が話すのだが・・この続きがまたいい。

クリスマスのアルバムを一枚だけというのなら、迷わずこれをお勧め。

Vanessa Williams - Star Bright -  1996 /  Mercury 314 532 827 ・ 2 
 

 

17 Here Comes Santa Claus - Jeff Golub




ちょっとラリーカルトン風。バッキングがなかなか凝っている。

職人ワザが散りばめられているから、聴いていて飽きない作りだ。

つまり次への展開が読めないというアレンジなのだが、このスリリングさが、この曲の大きな魅力になっている。

譜面であらかじめ、ガッチリと構成された魅力といっていいだろうか。

トータルのサウンドでこれだけ多彩なサウンドと、音空間の組み合わせを創り出すプロの技を十分に堪能できる一曲だ。

 

 

18 Jingle Bells - Warren Hill

インストだが、この難しい曲をどうアレンジするかが聴き所。

途中のブレイクのアイデアはなかなかのもの。

そう思いません?

メロディーの吹き方としてこれだけのネタがあれば、どんな曲でもそれなりに料理することができるというわけだ。

途中でリズムが止まったときのソロを聴けば、彼が超一流のノリとフレージングを持っていることが「いやおう」でもわかってしまうというわけで、なんとも言葉 にならない。

最後にちょっと歪んだフェンダーローズで、こういう風にエンディングを決められると、全くもって大したものだと、感心するしかない。

元気がいいのに洒落てるしね。

このアルバムで、彼をちょっと見直した。

 

 

 

 VOL.1

 


Christmas Songs 2006

 

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