2007年
0818 Sat.
肌荒れとアトピー性皮膚炎の撃退法
余計なお世話シリーズ。(笑)
今日は肌荒れとアトピーについて。
といってもこれは、甲田先生の「朝食を抜くと病気は治る」マキノ出版 ISBN4-8376-1196-6
の該当箇所から一部引用し、まとめたものですので、さらに詳しいことを知りたい方は、この本の購入をお勧めします。
この朝食抜きの一日二食という食生活を続けると、確実に効果があがるうえ、実行するのは比較的簡単なのですが、「正しくきちんと続ける」のが、実はなかなか難しいのです。
たとえばひどい症状だと、いわゆる「背に腹は代えられない」状態のため、かなりきちんと実行することができます。
ですが症状が良くなったり完治すると、どうしても気が緩みます。
そのため、他の人より健康なのだから「ちょっとくらいいいかな・・・」と、ついついルールを破ってしまいがちになるのです。
私はソフトクリームで失敗しました。
他の悪いモノは食べていないので、ソフトクリームくらいは食べても大丈夫だろう、と甘い考えがその始まりでした。
食後においしいソフトクリームをデザートとして食べるという、夢のような生活のツケはやがて回ってくるとも知らずに、食べ続けたのです。
そうしてある日気がつくと、首のツケ根あたりから、アトピー性皮膚炎が広がり始めたのです。
それなのに「ちょっとまずいなあ・・」と思う状態になるまで、食べるのをやめられなかったのです。
あーあ、何と意志が弱いのでしょうか・・
ですが、意を決して、ある日きっぱりと食べるのをやめました。
ソフトクリームのお店の人は、一体どうしたのかと思ったはずです。(笑)
やると決めたら、徹底してやりますから、アトピー性皮膚炎は2週間ほどで完治しました。
このように、健康になってきたときこそが、この一日二食という食習慣を守るときに、最も気をつけなければならないのです。
今日はそういう反省も含めて、あるマイミクさんの日記を拝見して、まとめてみることにしました、
肌荒れ
これは効きます。冒頭の本での有効率は何と95%です。
肌荒れに悩む144名のうち、朝食抜きでの「著効」は108名。「有効」と「やや有効」を合わせた「有効」の割合は何と全体の95%。
一方、「著しく悪化」と「悪化」「やや悪化」を合わせた「悪化」の割合は2%で、「不変」が3%ですから、非常に高い効果が得られると断言していいでしょうね。
若い女性の方は特に肌には気をつけられていると思いますが、朝食を抜くだけで、劇的に肌は美しくなります。
その理由は「腸の粘膜の傷が治ると肌まできれいになる」からです。
肌の状態は腸の状態を反映しているのです。
肌が荒れているということは、宿便によって腸の粘膜が荒れているということに他なりません。
宿便がたまると、宿便に含まれる有害物質によって腸の粘膜が傷つけられます。
腸が慢性的に荒れている人は、かかとがザラザラしています。
昔は、かかとの荒れを気にして、軽石などでこすったりしたものですが、いくらそういうことをしても治りません。
ですが、朝食を抜いて一日二食の食生活に変えるだけで、いとも簡単に肌荒れは解消し、かかとの荒れも改善してゆきます。
ザラザラしていたかかとがツルツルしてきますが、それは腸の粘膜の荒れが改善した証拠でもあるのです。
ちなみに、肌をさらにもっと美しくしたいのなら、白いご飯を発芽玄米に変えることです。
うまい白米を食べて荒れた肌で我慢するのか、発芽玄米を食べて玉の肌になるのかはあなた次第と言うことです。
アトピー性皮膚炎
有効率93%で、アトピー性皮膚炎の症状がある41名のうち、「著効」が31名。
「有効」と「やや有効」を合わせた「有効」の割合は全体の93%と、非常に高い効果が得られています。
「著しく悪化」と「悪化」「やや悪化」を合計した「悪化」の割合は2%で、「不変」は5%。
朝食を抜いて一日二食の食生活に変えることにより「腸の粘膜が修復されると、過剰な免疫反応が治まる」というのがそのメカニズムです。
基本的には「肌荒れ」と同じですね。
腸の粘膜に傷がつくと、腸管内にある異種たんぱく(いわゆる抗原)などが侵入して、全身の血中を回ります。
そして、抗原であるたんぱくに免疫抗体が過剰に反応した結果、アトピー性皮膚炎の症状が起こるのです。
朝食抜きの一日二食にすると、宿便が排泄され、腸の粘膜が修復されてゆきます。
すると、腸管内にあるアレルゲン物質が体内に侵入できなくなり、過剰な免疫反応がおさまって、アトピー性皮膚炎の症状も改善してゆきます。
甲田先生の病院の患者さんも、アトピー性皮膚炎がよくなった人はたくさんいらっしゃるとのことで、次にアトピー性皮膚炎が劇的によくなった方の体験手記を転載させていただきます。
1年八カ月間の朝食抜きの生菜食療法で重症のアトピー性皮膚炎が完治
37歳・三重県・男性
ステロイドも効かずに悪化の一途
私は小学校三年生のときからアトピ在皮膚炎をわずらい、悪化の一途をたどり、ほぼ全身にアトピー性皮膚炎の症状が広がっていました。
現代医学の治療沫つまりステロイド剤(副腎皮質ホルモン剤)の塗布ではもはやどうにもならず、塗る薬の量だけがふえていき、百にチューブ一本を使い切るありさまで、病気が快方へ向かうことはありませんでした。
アトピー性皮膚炎を起こしやすい食べ物(卵肉など)にはもちろん気をつけるようにしました。
しかし、食べられるものが減っていくだけで、だからといって症状が緩和するわけでもないし、リンゴを食べただけでアトピーがこるほど悪化してしまいました。
また、頭痛、頭重、不眠がひどいし、毎日体がだるく、倦怠感に悩まされていました。
この病気を治す食事療法がわからないまま、ただただ悪化するばかりでした。
甲田光雄先生の療法を知って、その指示にしたがって実行し、完全に治すことができました。
頭痛、頭重、不眠、倦怠感もなくなった
昭和62年5月、大学二年生のとき、初めて甲田先生の診察を受けました。
最初、玄米普通食(玄米、豆腐、青汁)を指導されましたが、この時点でステロイド剤の使用をやめたため、リバウンド(薬の離脱による反動)で症状が一挙に悪化しました。
そこで先生に相談して、玄米食に替えていただきました。
朝食を抜いて、炊いた玄米を昼食、夕食の二回食べます。
この食事を続けて翌年の五月から三カ月間、甲田医院に入院し、すまし汁断食(昼と夜にすまし汁をとるだけの断食)と生菜食を経験しました。
退院後は生菜食を続け、翌年の11月に一カ月間、二回目の入院をしました。
このときは、二週間の断食を二回行いました。
この二度目の入院のあと、アレルギー反応の指標のIgEの値が正常値になりました。
何を食べてもアトピー性皮膚炎が出ない体になったのです。
退院後は、翌年三月の大学卒業まで、生菜食を続けました。
こうして、アトピー性皮膚炎をほぼ完治させることができました。
体調もすっかりよくなり、頭痛、頭重、不眠などもすべて改善され、倦怠感もまったくなくなりました。
朝食抜きの生菜食を1年8カ月続け、卒業後は普通の食事に戻し、なんでも食べるようになりましたが、朝食抜きだけは現在までずっと続けています。
もちろん、アトピー性皮膚炎の症状は起こっていないし、体の不調は何もありません。
甲田光雄医師からのアドバイス
アトピー性皮膚炎は、宿便がたまって腸の粘膜が傷つくことが原因です。戸締まりがきちんとできないので、異種たんぱく(いわゆる抗原)などが粘膜を通して血管に入り、皮膚でアレルギ簸応を起ごます。
ですからそれを改善するには、朝食抜きの二食にして宿便の排泄を促すのが最善の方法です。
この方は、自由を謳歌できる大学生という立場にあるなかで、意志を強く持ってそれをやりとげました。
現在も朝食抜きを続けていますが、なるべく動物性食品を避け、植物性食品を中心とした食事を心がけてください。
アトピー性皮膚炎でも甲田療法で完全に治してしまえば、IgE抗体も正常値になり、除去食(卵や肉などを除く特殊な食事)をする必要がなくなり、なんでも食べられるようになるのです。