2006 1201-


1214 Thurs.

昨日の米国マーケットはギャップアップでオープン。パターンどおりの展開で、UAUA以外の BIDU  AKAM はなかなかナイスな展開。

その後指数は軟調になったので30分ギャッププレイが炸裂。ネットエイドへ参加者されたいた方はウハウハで笑いが止まらなかったでしょうね。クリスマス前後は稼ぎ時ですから、ここはしっかりとゲットしておきたいですね。今夜も楽しみです!

詳細はこちらのネットエイドの記録をご覧ください。
 



 

日記は謎解き?

20歳の学生です。足跡をつけられていたのできてみました。
日記の書き方 みたいなことを書かれていらっしゃったので 読ませていただきました。 きっとはっちさんのことを崇拝(?)している読者がたくさんいると思うのですが、それも納得できました。

けれどひとつ疑問に思ったことがあったのです。 はっちさんは誰かが読みたいような文章をと書いていましたが、はっちさんの日記を読んでいるとあまりに一般論的すぎたり周知の事実であったりすることが多くてどこか言葉のもつ連結性といったものが失われているような気がしました。

みんなが見てるから書かなくちゃいけない、という気持ちにとらわれているんじゃないのかな?と思ってしまったのです。

言葉足らずですいません。別にけなしているわけでも文句を言っているわけでもありません。ただ疑問に思ったのです。もしよかったらこの疑問に答えてくれたら嬉しいです。


言葉足らずで・・と書かれていますが、何のために書くのか?という点について、尋ねられているのだと思います。

動機が何かという意味では「書かなくてはならない」というよりも「書きたいから」といえばいいでしょうか。

その理由は「自分は何者なのか?、何のために生まれ何をしたいのか?」という最も興味のある「謎解き」の手段として日記を書いているからです。

このように日記というのは私にとって「最もわかりにくいけれど、最も知りたいこと」でもある「謎」を解き明かすための、きっかけを探す行為なのだと言えるでしょう。

日記を書くというのは、自分に対して何か問題を提起し、それを日記という文章の中で解き明かすという作業なのです。

「チェス名人コンピュータに敗北」という日記を例に挙げると、これは「トレードの自動化」という私にとって面白いテーマと共通する部分が多かったため、自分への備忘録としての意味合いを持つ日記として書きました。

日記は基本的に自分のやっていることを、より客観的な視点で見ることができるのではないか、という意図で書いています。

このように私の日記はいわば自分のためのもの。

 

こうした思考が積み重なることで、カタチがないためにわかりにくい「自分とは何者なのか?、何のために生まれ何をしたいのか?」がおぼろげながらも、見えてくるのではないかというわけです。

このように説明すれば「みんなが見ているから書かなくてはいけない」という動機からは、かなり違った立ち位置で書いていることを、理解していただけると思います。

もちろん、こう書けばコメントがつきやすいとか、この内容だとコメントが書きにくいだろうなどということは、ある程度予測はできます。

ですがそうしたことを気にして、それが日記の内容に影響するとか、書くためのモチベーションに影響するということはありません。

他人の目を意識することで、詰めの甘さを律することができるとか、誰が読んでもわかりやすいように構成するという点において、日記を公開するというのは大きなメリットになると思います。

もちろん沢山の方に読んでもらえるというのは、書くうえでとても励みになりますしね。

 

 

このように文を書くときには、ある仮説を立てて、そうなのか?そうではないのか?という視点から書いています。

ですから過去の日記をご覧になると、今日何があってどこへ行って、どうだったという日記もたまに書きますが、ほとんどは、ひとつのテーマを設定して書いていることが、お分かりいただけると思います。

こうした書く作業で大事な点というのは、私的な手紙や、仕事の企画書、メールなどでも共通しています。

異性に対しての私的な手紙やメールで大事なことは何でしょうか?

相手がこう考えているだろうとか、こう書けばこう思われるだろうか、などといった仮説を立て、それに対してアプローチをして相手をその気にさせたいわけです。

企画書であれば「この案を採用すると、あなたの仕事には有利になります、儲かります、あなたのキャリアにもプラスになりますよ」ということを提言し、それが相手に受け入れられる必要があるはずです。

問題や仮説を自分に提示しながら根拠を並べることで、考えるための筋道を明確にして、直面した問題を解いてゆくというこの作業は、実はトレードで勝てる方法を確立するためにも、非常に有効だということは、すでに自分の中で実証されていることなのです。

ですからそれを、他の物事にも応用させることで、同じ結果が得られるのではないか?というのはとても理にかなった考え方だと思います。

 

 

今日も品川翁からの帰りにたまたま蕎麦屋の出前のバイクを見て、どうして器の入れ物を横につけるのだろう?後ろにつけたほうが、運転するときに左右のバランスがよくなるわけで、そのほうが安全なのにね・・などとカミサンと話しながら、帰ってきました。^^

このように身の回りの些細なことでも、疑問に思ったことを考える習慣をつけておくというのは、ある仮説を立てて、それを解き明かすためのトレーニングとしてはとても有効です。

塵も積もれば山となる。ですね。ちょっと違うか・・(笑)

そのためには「観察するチカラ」を鍛えることです。

そのためのノウハウとかコツは、具体的に言えば、どういうものなのでしょうか。

と、読む人に前向きに考える余地を残し、今日の日記を締めることにします。

 

 

1213 Wed.

業務連絡?!>クリスマスパーティーまであと1週間ほどなので、アドリブ練習セッティング完了。メンバーの方は希望日時を知らせてください。ってまさにドロナワ練習?!^^

昨日はFOMCミーティングが予定されていた米国マーケット。意外と簡単な展開で拍子抜け?^^HANS 狙いで大正解。

というわけで、詳細はこちらのネットエイドの記録をご覧ください。
 

ネットエイドの時間帯になると、クルマは止め放題。(笑)

定番の駐車位置は大体このあたり。

 Net Aid が終わる頃はガラガラ。

クルマがいない街の景色は昼間とは全く違って幻想的

銀座通りもタクシーのみ。

 

日記を書くコツ

書きたいことを、読んでいる人に伝わるように書けないのですが、どうすれば「はっちさん」のように書けるようになるでしょうか?

うーん。難しいですねえ・・でもここで「わかりません」と書くわけにはゆかないので(笑)、いくつか私が書くときに気をつけている点について書いてみようと思います。

 

 

書くときには、当たり前になっていることなのでわざわざ書くことかどうかはわかりませんが「こう書いたらどのように受け取られるのか?」つまり「読み手にはどのように読まれるのだろうか?」という点は常に意識しています。

というか、「無意識にそうなってしまっている」と言ったほうが適切かもしれません。

たとえば映画の感想を書く場合、自分の好き嫌いという「感情のオモテズラだけを書いてサッパリする」だけに終わるといういわゆる「自己満足」に陥らないように気をつける、ということになるでしょうか。

映画というのは、粗探しをすれば、というか「自分が気に入らないところ」などは、その気になれば、いくらでも見つけることができるはずです。

だって自分が監督をして作った映画じゃないわけですし、しょせん他人が作ったものですから、そこでの制作の意図というか描き方が違うのは当たり前なのです。

それよりも、日記での感想を読んだ人が「そんなにひどいのなら一丁見てやろうか・・」とかいうような気持ちになってくれるかどうかなのではないでしょうか。

つまり日記で書かれた内容を楽しめれば、読む人もその楽しみを共有したいと考え、見たいと思うはずです。

 

私の日記を面白いと見に来られる方がいるのと同じで、私にも見るのが楽しみなブログがあるのですが、そういうのって「ホントはどうなのか?」が独断と偏見であってもハッキリと書かれているものが多いのです。

つまり、本質というか「核心に迫ろうとしている姿勢」に共感する、という表現のほうが適切かもしれません。

その人の日記をずっとさかのぼって読めば、その人の好みや、どういうときにどういう考え方をしているのかは大体わかりますよね。

そうするとそこで逆に、こういう感性の人がこういってるのだから、こうだろうね、という読み方が楽しめるわけです。

その人がそういう風に思って買ったのなら、俺も買ってみようかなあ・・と思ってしまうような書き方のブログって、もう病み付きになって、一日2回くらい更新してくれないかなあ・・なんて思っちゃいますね。^^

 

ブログや日記って、ある面では面白い映画と同じかもしれません。

映画というのは、その作品の監督が完成したイメージをハッキリと持ち、それをいかにイメージどおりに具体的に表現できているかが勝負になるわけです。

何本も面白い映画を作ることができる監督というのは、そうして作品を撮り続けているうちに、映画を撮るときには自然にそういう風にイメージできるようになってくるものだと思います。

それがその監督のスタイルとなり、そのスタイルに対して固定したファンが増えてゆけば、その監督の撮る映画はヒット作となる可能性が高くなる、という構図ができあがるわけです。

日記も表現をするための手法が違うだけで、同じようなアプローチをすることで、面白い映画のような日記が書けるのではないかと思いますが、どうなんでしょうかね。

短い日記はいわば短編映画。長い日記は長編映画?!

フィクションは書きたいとは思いませんが、毎日テーマを決めてドキュメンタリーのタッチにして、書いているという感覚です。

ですから、書いているときというのは結構楽しいものです。

この日記もワクワクしながら書いています。

そういうときって、あっという間に書いてしまっています。

ああもう結論まで来ちゃったなあ・・なんてね。^^

まあ自己満足ですけど、楽しいものです。

だからネタは何でもいいわけですから、書くことに困るということは有馬温泉。( --)/~~~~~(>_<) 

 

 

1212 Tues.

月曜日の米国マーケットは、先物ギャップダウン、ナスダック総合指数がギャップアップという展開で開始。オープニングはイマイチ動きが悪い。こういうときは細かく刻むしかない・・というわけでしばし我慢。だがその後はBIDUが強力に上昇。他の銘柄もぐんぐん上げるという気持ちのいい展開。

ネットエイドの詳細はこちらからどうぞ。Break Scan がシステムトラブルで動かず。ご迷惑をおかけしても申し訳ございません。現在復旧作業中です・・m(_ _)m 

ネットエイドではそれとは関係なくガンガン行ってました が、スイングスキャンの条件を緩めれば、とりあえずブレイクスキャンプロの代わりにはなるので、こういうときは、スイングスキャンでチェックすればイントラデイのプレイにも使え ると思います。

ちょっと言い訳になるかもしれませんが、システムでは必ずトラブルが頻度の差はあっても、必ず起きることですから、いざというときに、執行に使っているチャートソフトを使ってどのようにトレードをすればいいのかを、普段から考えておく よい機会だと捉えていただければと思います。

 

 

1211 Mon.

チェス名人コンピュータに敗北

世界チャンピオン対コンピュータのチェス対決は、2勝4引き分けでコンピュータの勝利に終わった。

チェスの王者ロシアのウラジミール・クラムニク氏とドイツのチェスプログラム「Deep Fritz」の対決は、11月25日から12月5日まで行われ、前半の1〜3戦はクラムニク氏が1敗2引き分けでDeep Fritzにリードを許す。

第4試合は5時間半、54手と長時間に及び、引き分けたが、内容はDeep Fritzが主導権を握り、クラムニク氏が守り切るという按配。

 



第5試合は最初クラムニク氏がわずかに優勢で展開し、主導権を握る場面もあったが、Deep Fritzは引き分けに持ち込む。

この時点でスコアは2対3、クラムニク氏がDeep Fritzに追いつくチャンスは残されていたが、最終の第6試合は、4時間半を超える戦いの末、Deep Fritzが勝利を収め、合計ポイント4対2でコンピュータが勝利。

試合の様子がわかる公式サイトはこちら。

 

 

人間対コンピュータ対決の歴史

最初に世界の注目を集めたのは1997年のチェス対決で、IBM社製の「ディープ・ブルー」が、チェス世界チャンピオンのガルリ・カスパロフ氏を破り、注目を浴びることとなった。
 


2002年カスパロフ氏がコンピューターに敗れて以来、人間側の最強選手がコンピューターに挑むことになる。

このクラムニク氏とディープ・フリッツの対局に続き、12月にエルサレムで、カスパロフ氏が国際コンピュータゲーム協会(ICGA)の認定する現世界コンピューター・チェス王者「ディープ・ジュニアに再挑戦するディープ・フリッツがICGAの選手権に出場せず、大きな話題になったという。

2001年4月A開催されたプログラム同士の対戦でディープ・フリッツはディープ・ジュニアを破り、クラムニク氏と対戦する権利を勝ち取ったが、この対戦の賞金は何と100万ドル。

 

コンピュータでチェスプログラムを作ることの可能性に初めて言及したのは、1945年ドイツのコンラット・ツーゼ。1949年にはベル研究所のクロード・シャノンが「チェスをするコンピュータのプログラミング」という論文を発表し、評価関数の特徴・探索木の作り方の戦略について考察している。

アラン・チューリングは、1951年に解析のアルゴリズムを考案し計算は手作業で行いながら、実際にシミュレーションによる試合を試みている。

記録に残っている最初の動作するプログラムは、1956年のロスアラモス研究所のプログラムだが、これは6×6のミニチュアボードによるもの。

最初にコンピュータが人間のチェスの選手権に参加したのは1967年のボストン競技会A登場した MACHAC で、この時のコンピュータのレーティングは1670といわれ、この頃にはちょっと強いアマチュアのレベルに達していたという。



コンピュータ同士の最初のチェス選手権は1970年にニューヨークで開催され、その時は当時のスーパーコンピュータ CDC 上で動作する CHESS 3.0 というプログラムが優勝。

その後、北アメリカでのコンピュータチェス選手権は毎年開催され、1984年には当時最速のコンピュータであった Cray で動作する CRAY BLITZ が優勝、1988年にはディープ・ブルーの前身であるディープ・ソートが優勝するなどの記録が残されている。

1989年にディープ・ソートは世界チャンピオンガルリ・カスパロフと対戦し、接戦の末に破れ、さらに1990年には、アナトリー・カルポフにも敗北。

だがこれらの試合は、人間のチャンピオンが、やがてコンピュータに敗れることを十分に予感させるものであったという。

1996年にIBMのコンピュータであるディープ・ブルーがガルリ・カスパロフと対戦し、1つのゲームとしては、初めて世界チャンピオンに勝利を収めた。

ただし、これは6戦中の1勝に過ぎず、全体ではカスパロフの3勝1敗2引き分け。

だが翌1997年にディープ・ブルーは、2勝1敗3引き分けとカスパロフ相手に雪辱を果たす。

現実的には、これだけの試合数で実力を評価することはできないだろうが、世界チャンピオンと互角に戦えるだけの能力になったことは確かだといっていいだろう。



その後も人間の名人対コンピュータの対戦は行われ、2002年の10月に行われたウラジミール・クラムニクとコンピュータソフトディープ・フリッツとのマッチでは、両者引き分け。

2003年1月26日から2月7日までニューヨークで行われた、カスパロフとディープ・ジュニアとのマッチも1勝1敗4引き分けで両者引き分けに終わっている。

2003年11月11日から11月18日に行われたカスパロフとX3D Fritz (英語)のマッチは1勝1敗2引き分けで両者引き分け。

ディープ・ブルーの後は、PCで動くコンピュータソフトが主力であるが、ハードウェアを含めて最強のチェス・コンピュータを作る試みがヒドラプロジェクトで行われている。

これは、64ノードの Xeon プロセッサからなるものだ。

2005年11月には、人間とコンピュータのチームによる対戦がスペインのピルバオで行われた。

人間のチームは元世界チャンピオンの、カシムジャノフ、カリフマン、ポノマリョフの3人、コンピュータのチームは、ヒドラ、フリッツ(Fritz)、Junior の3種。結果は8-4でコンピュータの勝利となり、この頃から人間がコンピュータに勝つことは次第に難しくなってきたのだ。
 


2006年11月25日から12月5日にかけてディープ・フリッツはクラムニクと再戦し、1戦も失うことなく2勝4引き分けの勝利を収めている。

人間が機械に負けたことを受け、チェスとほぼ同じ駒を使ってできるアリマアという新しいボードゲームが考案された。

これは、1手あたりの可能な着手数がチェスに比べて遙かに多いため、当面の間は人間がコンピュータに負けることはないと考えられている。

 


勝てる考え方

では強いコンピュータチェスプログラムというのは、どの様な考え方でプログラミングされているのだろうか?

コンピュータチェスのプログラミングは、以下の3つのフェーズに分割して考えることができるのだという。

序盤
 
チェスの定跡は、昔から研究されているが、様々なバリエーションがあり、通常のチェスソフトでは、データベースを参照しながら、現在の手順がデータベースにあるものかを検索しゆくというわけだ。

データベースにあるもので、次の手が複数の候補を持てば、その最良の(最初の)手を選択するか、ランダムに1つを選んで指すことになる。
 
データベースとしては、さまざまなものが作成され、コンパクトなものから巨大なものまであるが、かならずしも巨大であれば良いというものでもないのだという。

中盤

定跡のデータベースをはずれた時点から、評価関数をもとに探索を行いながら、最良の手順を探ってゆく。

この時の、評価関数の与え方、探索時における無駄の排除がプログラミングのキモとなるわけだ。

探索の重複を避けるために、ハッシュテーブルを用いるというのが普通だという。

終盤

双方の残りの駒がある程度少なくなった場合をエンドゲームと呼び、この部分の研究はかなり進んでいる。
 
1980年代初めには、残りが5駒以下の場合について、終盤がどうなるかの解析が終了できるようになり、残り駒数が3・4・5の場合についてのデータベースは、ロシアのナリモフによりまとめられ、無償で公開されている。

 

 

人を学習することの価値

カスパロフ氏対ディープ・ブルーの対戦は、人間とコンピューターのどちらが優れているかという問題に決着をつけるのに十分ではなかったのだろうか?

ディープ・ブルーは対戦後に解体されたため、科学者にとって、データ上で再現できなくなり、そのために、さらに2つの対戦で新たなデータを入手し、機械が人間より優れているかどうかを調べることになったという。

それまでのチェス・コンピューターの強みはいわゆる「力ずくの検索」で、ディープ・ブルーは1秒間に約2億手を計算することができたのだという。

だがチェスの名人の考え方はこうしたやり方ではなく、瞬時に悪い手を無視し、よい手だけを検討することができる。

つまりチェス名人はチェスの戦局を個々の駒でとらえるのではなく、複数の駒のパターン、つまり「チャンク」(塊)として認識し、さらにそのチャンクのグループとして認識しているのだという。
 


心理学者たちは、名人のこうしたやり方に目をつけモデル化を試み「チャンキング理論」を元にしたプログラミングに兆戦しはじめたというわけだ。

こうした研究によって、ソフトウェアは力ずくの検索からより洗練された方法へと進むことになったのだが、イスラエルのアミル・バン氏とシャイ・ブシンスキー氏が開発したディープ・ジュニアは、すでに「手の評価」という手法を採用している。

ディープ・ジュニアの命名は「深さ」15で機能するコンピューター・チェス用語によるもので、15手先まで読んでいるという意味になるのだという。

「ディープ・ジュニアは通常の簡単な手を2と数え、興味深い手は1またはそれ以下として捉え、15というのは、一連の手をこうした数字で合計したものになるのだという。



別の戦術的考え方として、対戦相手のモデル化という手法もあるという。

つまり客観的に見て最良の手でも、相手の弱点を知っているような特定の試合では最良でないこともあるということになる。

こうした考えから、いくつかの研究グループは相手の弱点と戦略についての研究を始めているというが、これは「きわめて難しい」研究であることが容易に想像できるだろう。

だがこれができるようになれば「相手の考えをモデル化して、相手が取っている戦略を追いかける」ことが可能になるわけだ。

もしこれが可能になれば、たとえば政界の「対戦相手」をモデル化し、コンピューターが出馬して、選挙を戦えるということになる。



だが、これらの開発が進むとして、将来の人々はコンピューターに「知能がある」ということを納得するようになるだろうか?

だが専門家は、それは起こり得ると考えている。

そのためには複数の問題ゲームだけでなく、車を運転したり、詩を書いたり、日常会話をしたりすることを解決できるプログラムが必要になるのだという。

現時点でのチェスプログラムは、チェスはできるが他のことは何もできない。

チェッカー・ゲームの世界最強のコンピューター・プログラムの開発者でもあるシェーファー教授は、こうしたチェス以外の領域への取り組みによって、研究者たちはゲームの領域を広げるはずだと考えているという。

さらにシェーファー教授は「知能を理解したいのなら、囲碁の方がはるかにやりがいがある。囲碁では、読みの深さが魔法の解決策にならないからだ。だがチェスはすでにこうした点からは少しばかり役に立たなくなっている。それは、われわれが考えていたよりも簡単だということがわかってきたからだ」と語っている。
 

 


世界マイクロコンピュータチェス選手権の優勝プログラム

開催年 開催地 優勝プログラム プログラマー

2001 マーストリヒト Deep Junior Ban/Bushinsky
2000 ロンドン Shredder Meyer-Kahlen
1999 パダーボーン Shredder Meyer-Kahlen
1995 香港 Fritz Morsch/de Gorter/Feist
1993 ミュンヘン Hiarcs Uniacke
1991 バンクーバー Gideon Schroeder
1990 リヨン Mephisto Lang
1989 ポルトロス Mephisto Lang
1988 アルメリア Mephisto Lang
1987 ローマ Mephisto Lang
1986 ダラス Mephisto Lang
1985 アムステルダム Mephisto Lang
1984 グラスゴー Elite X Spracklen
1983 ブダペスト Elite A/S Spracklen
1981 トラベミュンデ Fidelity X Spracklen
1980 ロンドン Chess Challenger Spracklen
 

ここにチェスのソフト一覧あり。

 

 

1210 Sun.

放熱フィンその後

放熱フィンをつけた「磁気シャワーマクラ」を使うと、温度が上昇して、サーモスタットが働いて動作が止まるまでの時間が長くなり、止まっている時間はかなり短くなるが、それでも満足できる状態ではない。

どうすればいいのか?

そうだ!「さわやかチロー」をソーケンの上に直接被せればいいのだ!


 


というわけで、上の写真の状態で、「磁気シャワーマクラ」のかわりに「さわやかチロー」を載せるということであっけなく一件落着。^^
 


 

上の写真の黄色い「カバーを剥いだ磁気シャワーマクラ」のかわりに「さわやかチロー」を載せるため、ソーケンを水マクラを使って水で冷やすということになる。

すぐに寝てしまうので、睡眠中に止まらずに動作しているかどうかはわからないが、少なくとも2時間は止まらないことは確認済み。

まさか一晩中起きて、監視しているわけには行かないからね。(笑)

かすかな音で動作しているかどうかを判定するのだが、少なくとも止まった状態には今のところ遭遇していない。朝目覚めてもいつも動いているからね。

これで睡眠中は後頭部と、頭頂部からの二方向からダブルに磁気シャワーをノンストップで浴びることができるようになったというわけだ。

 

健康ふとんへの対応

「健康ふとん」のカバーをめくり、スポンジをはぐと、下のようにソーケンをセットする窪みがある。

これはベッドに確か9箇所ほどあり、該当する部分の発泡スチロールが外れるようになっている。

そして外れたところへソーケンをセットするのだが、穴こはかなりぴったり嵌るため、放熱が悪くなる。
 

 

そこで下の写真のように、底の部分に20センチ長のアルミ角材を敷き、底から少し浮かすことにした。

角棒1メートルを80センチに切ってもらうと20センチの長さのものが残るので、これを利用する。


 

ソーケンは布団の面から少し飛び出るのだが、下のように1メートルの長さで売っていたアルミの角棒を80センチに切ってもらい、30センチ×40センチサイズのアルミの板をこの上に被せて「ソーケン」の上部がツライチになるようセットする。


 

下は横からのショットだが、このように空間を作ることで放熱効果を高めようというわけだ。


30センチ×40センチサイズのアルミの板の上には「健康ふとん」のスポンジで覆われることになり、さらにカバーでも覆われるため、この程度の出っ張りはあまり気にならない。

マットレスからは少し膨らむことになるため、ソーケンがある場所がよくわかるのと、腰の部分のソーケンは、腰の窪みのあたりにくるような場所へセットすることで、フィット感が高く、なかなか具合がよろしい。

だがスポンジと、カバーで覆われるため、これだけ工夫をしてもやはり熱が溜まってくると止まるようだが、それでも動作時間は格段に長くなった。

カラダは、ある程度健康なら、普通は腰の部分と、足の2つで十分だ し、多少止まる時間があっても、毎日磁気を浴びるわけだからまあいいか、と無理やり納得。

どちらにしても「健康ふとん」を使う限り、これが改造の限度だろう。


 

寝心地改善

もう一点改善したのが「健康ふとん」の寝心地。

「健康ふとん」というのはソーケンをセットできるように、窪みをつけてあるマットレスなのだが、表面は少々堅め。

カミサンがたまたま、扉に尻をぶつけたらしく、ベッドの硬さが気になるようになったというので、いろいろ調べた結果購入したのが True Sleeper 。

これはアメリカに住んでいるときにTVショッピングで、しつこく宣伝をしていたのでよく覚えているのだけれど、日本でも「トゥルースリーパー・プレミアム」という商品名で売られている。

 

素材はNASAが開発したヴィスコ・エラスティック・フォーム。

弾力性や復元力が優れているため、寝ている時に、体の1点に体圧を集中させず血行を妨げないという。

寝てみると、世界中の病院や介護施設で使われているというだけあって、横たわったときのカラダ全体を包み込むような「ふんわり感」は実に心地よい。

というわけで「健康ふとん」プラス「トゥルースリーパー・プレミアム」で寝心地は 大幅に改善され、よりぐっすりと眠ることができるようになったというわけだ。

ぜひお試しあれ。


 

椅子用にも冷却フィン

オフィスや自宅のアーロンチェアにセットしたソーケンにも冷却フィンを装着。



上の写真の状態のソーケンを椅子にセットすると、下のようになる。



 

ベルトで覆われているいる部分に隙間ができるため放熱効果は抜群で、アルミの部分がベルトと密着 してホールド性が高くなるため、ベルトの締め付けを緩くしても位置がずれなくなるという「おまけ効果」もあり、なかなか良いアイデアだと思う。

 

ということをやっているうちに、使用開始後6ヶ月を経過したが、最近では睡眠中に後頭部と、頭頂部からの二方向からダブルに磁気シャワーをノンストップで浴び続けている。

頭にソーケンを当てると 、髪の毛が年とともに薄くなってくるという現象に歯止めをかけるばかりでなく、濃くなってくるという予想しなかった効果は、最近ではさらに顕著になってきているのだ。 

オーマイガッ! である。^^

頭部の血行がよくなるから、考えてみればあたり前田のクラッカーなんだけどね。


 

ご注意

ソーケンの製造元では、タイマーを使うことを推奨されています。

こうした工夫をされる場合、磁気シャワー発生装置を連続動作させることで、温度が上がり続け、故障の原因になるリスクがあることをご承知おきください。

また、私はこうした改造を薦めているわけではありません。

トラブルが起こった場合は、改造した本人の責任となります。

 

PS

私の影響で使用をはじめられた方からのレポートです。

目にはホント効きますね。

この方はまだ若いので、かなり体感効果の現われるのが、早いようです。



交流磁気治療器「ソーケン」使用6日目

土日が雨だったのでほとんど椅子に座り使用してました。

私のアーロンチェアはポスチャーフィットなので腰にパッドがあるため背中部分しかあてることが出来ません。

逆にそのせいか首から腰と背中を中心にほとんどカバーしなかなかそれが疲れません。

本当はランバーサポートがいいと思いますよ。両方出来ますからね。

それと目の前には20インチのデュアルモニターがありますが、長時間見ていてもまったく疲労感はないです。

もともと長時間見てると目がしょぼつくのが理由で前場のみのトレードが多かったのです。

今日は30分ほど退席しましたが、まったく目の疲れは感じられませんでした。

なかなか表現するのに難しいですが使っていて気持ちいい商品であるのは間違いないです。

だからといってトレードの成績がよくなることはありませんのであしからず。。。

 

交流磁気治療器「ソーケン」使用7日目

就寝中7時間くらい枕代わりとして連続使用。

起床後はザラ場中ほとんど背中部分にあてて使用。

合わせて13時間連続か?

その効果として凄くよく寝れた満足感と首、肩のコリはほとんど感じられない状態まで。。。

割と筋肉質な体質で小さい頃から肩こりがひどい毎日でした。

その上にベンチプレスやバーベルといったWaittrainingをやったりで上半身がだるい感じがいつもありました。

おかげでほんとに楽ですよ。

 

 

1209 Sat.

昨夜の米国マーケット

ギャップダウンで開始したが、オープニングの 動きは鈍かった。デイトレードの地合いとしてはわりと難しい展開。 このゾーンではスイングの新たなエントリーは避けたほうがいいだろう。どちらへ展開するのかはわからないからね。


 

ネットエイドは連続して参加されている方の成績はすばらしく、連日2ポイントから5ポイントをゲット。マーケットのこの地合いを考えるとなかなかのもの。昨夜のマーケットの様子はこちらからどうぞ。ネットエイドをやっている甲斐があろうというもの。さて今日から米国株の基礎セミナー。

皆さんよい週末を!

 

フリーエージェント

多くの方は「フリーエージェント」(Free Agent)というと、スポーツ選手を連想するだろう。

確かに所属チームとの契約を解消し、他チームと自由に契約を結ぶことができるスポーツ選手のことを「フリーエージェント」(以後FAと略す)と呼び、自由契約選手とも呼ばれている。

最近ではもっと狭い範囲で「特別な移籍自由の権利を持つ選手」を指す言葉としても使われている。

 

 

だがビジネスの世界では「組織にぶらさがらず、やりたいことをやって、食っていける人」の事を指す。

日本では特にやりたいことをやっているわけでもなく、組織にぶら下がっている人や、形としては独立していても大企業の下請けとして組織にぶら下がっている人が大多数を占めているのが現実だ。

だがほとんどの国、とりわけ先進国では、FAの割合は年々増加しているにもかかわらず、日本だけは、いわゆる「自営業」が減り続けている。

 

FAはダニエル・ピンク氏による「フリーエージェント社会の到来」というベストセラー書によって広く世に知られることになった。

氏は1 年をかけて全米を旅行しながら、多くのフリーエージェントに出会い、その働き方の詳細を 含め、成功している人たちだけではなく、万年臨時社員として不当に搾取されている層についても論じている。

日本でも翻訳出版されて、話題となったため、ご存知の方も多いかもしれない が、この本では米国のFAたちが、その働き方を選んだ理由や、生活と仕事の実態などが詳しく描かれている。

ダニエル・ピンク氏はワシントン D.C.在住で1964 年生まれ。

米国ノースウエスタン大学卒業、エール大学ロースクールで法学博士号(J.D.)取得。米上院議員の経済政策担当補佐官を務めた後、クリントン政権下でロバート・ライシュ労働長官の補佐官兼スピーチライター、1995 年から 97 年までゴア副大統領の首席スピーチライターを勤めるという経歴をお持ちだ。

FA宣言後、ファストカンパニー誌やニューヨーク・タイムズ紙、ワシントン・ポスト紙をはじめとするさまざまなメディアにビジネス、経済、社会、テクノロジーに関する記事や論文を執筆されている。
 


FAの要点をまとめると、次のようになる。

20 世紀後半までアメリカの社会と経済は「オーガニゼーション・マン」(組織人間)によって支えられてきたが、21 世紀前半の米国を象徴するのがこの「フリーエージェント」。

FAとは、大きな組織のくびきから離れ、一人の上司の下でなく、複数の顧客を相手に、自分自身にとって望ましい条件で独立し働く人たちだという。
 


そしてFAはおおよそ次の3つに分類できるのだという。

1・ 「フリーランス」(特定の組織に雇われずにさまざまなプロジェクトを渡り歩いてサービスを売る。独立契約者(インディペンデント・コントラクター)、コンサルタント、インディペンデント・プロフェッショナルともいう) 米国では約1650万人。

2・ 臨時社員(臨時で働く経営幹部、弁護士、看護師から、派遣会社を通じて働く人までを示す) 米国では約350万人。

3・ ミニ起業家(従業員 5 人未満の小さな企業)米国では約1300万人。

米国では労働人口の 4分の1に相当する3300 万人がこの働き方を選択しているという。ちなみに公務員の人口は約2000万人。

 


フリーエージェントの登場には、次のような4つの大きな変化が背景となっている。

・従業員が忠誠心と引き換えに会社から安定を保証される関係の崩壊。

・生産手段が小型で安価になり、個人で所有できるようになった(例ノートパソコン)

・仕事の目的が生活の糧を得るだけでなく、やりがいを求めるようになった。

・組織の寿命が短くなり、勤め先より長く生きるようになった。


彼らが最も重視するのは「自由」で、それによって新たな労働倫理も生み出すことになった。

それは「自由」「自分らしさ」「責任」「自分なりの成功」の 4 要素から構成されるものだ。

忠誠心も上司や組織に対する「タテの忠誠心」に代わり、チームや同僚、顧客、職業、家族や友人への「ヨコの忠誠心」へと変化をしているのだ。



彼らは孤独に耐えるのではなく、さまざまな小規模グループを形成し、そこでの人間関係は緩やかで流動的でえり好みできることが特徴だという。

「あなたがいつか力になってくれると思うから、今あなたの力になろう」という、スマートな考え方が土台となっている。

工業経済の時代には、仕事と家庭は切り離されていたが、FA経済はそれを再統合しようとしているように見える。

「仕事か家庭か二者択一、バランスを取る」ではなく、両者をブレンドしているといっていいだろう。



FAによってビジネスやキャリアのあり方、コミュニティーの築き方も変わってくるかもしれない。

経済の生態系には巨大企業とミニ企業が主に生息し、中間サイズは廃れてゆく。

これまでの管理職は姿を消し、特定プロジェクトのため適材適所の人材を集められるプロジェクトマネジャーが生き残る。

地域社会やコミュニティーは活気を取り戻し、FAの未来は、男性ではなく女性が中心になって築いてゆくだろうと予測している。

さてこうしてFAについて調べてみると、フレッシュなだけではなく、実践的でさらに現実性のあるスタイルに思えるのだが、さて皆さんはどう思われるだろうか?


 

FAと組織

働く形態をわかりやすく2つに分類すると「雇われている>組織で働く人たち」と「雇われていない>フリーエージェント」という2種類に、分けることができるだろう。

この両方の形態がお互いに機能しあえばいいわけだから、「組織にぶら下がらす、やりたいことをやって、食っていける」という条件を満たせば、フリーエージェント だからといって、別に独立している必要はない。

さらに日本では会社という組織で、FAのよいところを取り入れようという動きが始まっている。

 

帝人は2007年春から、グループ内フリーエージェント(FA)制度「キャリアチャレンジ制度」を導入するという。

同一部署に5年間在籍していた社員は、行きたい部署の部長の承諾を得ることができれば異動できるようになる。

そして現在の上司に拒否権はない。

FA制度を導入することにしたのは、2003年4月の分社化以降、新卒採用に苦労してきたからだという。

帝人は分社に合わせて、事業会社ごとに新卒の採用活動をする体制に切り替えたが、持ち株会社の帝人と比べると、事業会社各社の知名度はそれほど高くはない。

しかも、学生は「帝人の子会社に行く」という意識になりがちだ。

そのため、人材の確保に苦労したのだという。
 


そこで、持ち株会社の帝人が新卒採用を一括で行う形に切り替え、入社から5年間は帝人籍を持ったまま、約150社あるグループ事業会社のうち中核の10社程度に出向する。

6年目に転籍するわけだが、その際、どの事業会社に行きたいかを宣言するというわけだ。

現時点ではまだ、書類選考や面接などどのような手順を踏んで、転籍の合否を決めるかが固まっていないという。

FA制度は、毎年春に実施している自己申告制度と併用する形を採るため、2007年春までにFA制度の詳細を決める予定になっている。

またFA制度の適用対象は、新入社員だけではなく既に事業会社に転籍した社員も同一部署に5年いれば毎年春に利用できるという。
 


組織が停滞するのを防ぐため、部長や課長などのポストは、もともと5年以内にローテーションをしてきたため、FA制度を実質的に活用するのは、一般社員とポストに就いていない管理職になるのだという。

帝人がこのように社員に配属先をある程度まで自由に決めさせる根底には、「本人がやりたいことをやらせるのが、能力を一番発揮できる近道だ」と いう考えからのようだ。

だが、こうしたFAを組織にうまく組み込もうという試みはまだ始まったばかりだ。

人材戦略コンサルティング会社によると、一般的に日本企業の多くは米国企業と比べると、こうした発想が徹底できていないことが多いという。

本人の意向に関係なく優秀な人材を手放さない部門長が多い、というのが日本企業の実態のようだ。

さてあなたの会社はこうしたことを、実行あるいは計画しているだろうか?

またあなたの上役は、こうした考えを柔軟に受け止めるタイプだろうか?

 

 

米国でのFAの現状

2006年08月11日の日記「FAと組織」では日本の会社によるフリーエージェントとの取り組みの例について書いたが、米国企業の場合はど のように対応しているのだろうか?

アメリカでは、企業の対応は非常に複雑なのが現実だ。

正社員を減らすことでコストが減らせるため、その分柔軟性が高まるということでこの傾向を歓迎し、メリットがあると考えている企業が増えている。

より積極的でスマートな企業は、その仕事に本当に合う、高い才能を持つ人を集めてチームをつくる手法が最もよいと考えているという。

その場合その人たちが社内にいようと、社外であろうと、またその混合であっても構わないわけだ。

そのためFAと企業の受発注を容易にするようなマッチング・サービスが、ここ数年急増しているという。


だが本音を言えば企業にとっては、能力ある人が容易に離れることが悩みの種であることに変わりはない。

企業が引き留めたい非常に優れた能力を持つ人が、容易に企業を離れてしまうというのは組織にとってはマイナス面であるため、フリーエージェント化の流れ を歓迎しないところも多いという。

だが、その人の能力が高く他からの仕事のニーズがあれば、その人は今の企業に必ずしも、留まろうとしないのは当然ことだ。

そういった人たちは、会社がその人たちを必要とするほど、その会社を必要としていないという状況になっているわけで、優れた能力を持った人たちは、他にも仕事があるたため、その会社に はこだわらないことになる。

 

では、企業側にとってベストだと思われる人たちを引き留めておき、自分たちがその人たちの能力を活用したいときはどうすればいいのだろうか?

企業にとっては自由に働く人たちの自主性が、悩みの種になってきているのだという。

日本では、特に大手の企業は個人に業務委託しないのが普通だ。

その理由は、業務の遂行能力とは別のところにあって、情報漏洩のリスクや外の人に任せることによって、社内に知識が蓄積されないリスクがあるためだ。

米国ではこうした問題に対処するため、契約に NDA(Non-Disclosure Agreement)と呼ばれる情報非開示の条項を盛り込み、情報漏洩を防止している。

NDA を結ぶという点では、個人と契約する場合でも、非常に有名なコンサルティング会社に仕事を外注するときも同じで、情報漏洩への対応は、何も個人だけに限ったことではないからだ。

 

さらに企業側にとっては知識といういわゆる「ナレッジが蓄積されない」という問題にも直面することになる。

米国では、本来専門知識というものは会社に属するものではなく、個人に所有権があるというのが常識となってきている。

プロジェクトで契約をするということは、そのとき必要な専門知識を、そのときだけ借りて、そのことにお金を払うという考え方だ。

企業側もFAの台頭とともに新しい考え方に慣れる必要があるというわけで、企業が提供している専門知識は個人に属し、仕事が終われば、毎晩その人と共にオフィスから出て行ってしまうと考えればわかりやすいだろう。

「知識は個人に属する」という考え方が、新たな常識となってきているのだ。

この状況は、専門的なサービスを提供する会社ならどこも同じ傾向にあるという。

 


こうした理由から、米国の企業はこのような新しい潮流、労働の変化を先取りするかのような、人材マネジメントに取り組み始めている。

イン・ハウス・エージェンシーと呼ばれるチームを社内に抱えている例があるが、これは市場における仲介機関のような機能をするチームのことで、外部ではなく、社内にあるチームで、外部のヒューマンリソースとの関係を 維持してゆこうというわけだ。

たとえば、以前その会社に勤めていたが、もう引退した人とのネットワークを維持するなどといった風にだ。

こうした変化によって、企業の中で人事の役割も変わってきている。

ある会社では、社員の付加給付や給料の管理から、社外の優れた能力を持つ人たちを探す部署へと、役割が変わってきているという。

人事部はより戦略的な役割、たとえばあるプロジェクトに必要な人材を必ず確保できるように、社外の才能を持った人とのネットワークを構築し、維持することを目的とするわけだ。

新たに社外で人を探そうとすると、新たなコストがかかったり、非効率だという問題が起こることになるのだが、人事部がこうした新たな役割を果た せば、そうした問題を避けられる というわけだ。

 

例えば、マンセントというバイオテクノロジー、化学、農業関連の大企業は、インハウス・テンプ・エージェンシーが、プロジェクトに合わせて才能、技術を持った科学者を主に集めている。

会社は、元社員で既に引退している人とのネットワークを維持しながら、必要に応じて働いてもらうという役割を果たしているのだ。

だが、こうした例はアメリカでもまだ一般的ではなく、実践している会社はごく少数なのが現状だ。

だが、この人事機能の変化は、今後の戦略的な人事の方向性を示す前兆なのかもしれない。
 


 

1208 Fri.

昨夜の米国マーケット

ギャップアップで始まったものの、オープニングの数分間だけはアップトレンドで、後はダウントレンドという、デイトレードの地合いとしては比較的難しい展開。

ナスダック総合指数

ネットエイドの記録はこちらにあるが、オープニング後のQCOM AKAM はどちらも1ポイントも上昇する豊作。ここで勝てばあとは好きなようにやればいいわけだからね。^^

ダウントレンドでのプルバックの獲り方の解説のため、BIDU 狙い。

こうしたパターンはどうしても逆張りになってしまうので、トレンドラインの動向と抵抗線の見極めがポイントとなる。また指数の動きにも要注意だ。

2006-12-07 23:34:40 はっち BIDU 125.77 long



2006-12-07 23:35:32 はっち 126.0 out

サポートの抵抗線にぶつかって、確実にプルバックで反転したところがエントリーポイントだが、大きく狙ってはいけない。あくまでも確実に細かく狙うことだ。こういうケースではリミットオーダー。BIDU は株価の割には、こういうことがやりやすい銘柄だ。

2006-12-07 23:42:01 はっち BIDU 125.0 long

2006-12-07 23:44:09 はっち  125.20 out

短いがアップトレンドラインが形成され、レジスタンスを超えたらエントリーだが、決して大きく狙ってはいけない。

2006-12-08 00:09:44 はっち  122.0 bidu long

2006-12-08 00:11:11 はっち 122.50 out

これも、短いがアップトレンドラインが形成され、レジスタンスを超えたところでエントリーしている。

2006-12-08 00:32:17 はっち 122.0 long

2006-12-08 00:35:54 はっち 122.5 out

ラインが多いので少し複雑に見えるが、線を引かなくてもこのラインが見えるようにならないとこういうプレイは難しいかも知れない。

2006-12-08 00:36:13 はっち 122.50 long




練習モチベーションアップ作戦

ドロナワ練習を効率よくするため、あるアイテムが必要のため、この手の店では最も早い時間からからオープンしている、秋葉原のヨドバシカメラへ。

9時半オープンを狙って5分前に駐車場へ。

平日のため当然のことながらガラガラ。

エレベーター前にも人影なし。


ご覧のようにこの時間は人がいない。
 

目指すはこの売り場。

しかしここの売り場は巨大だ。

まるでアメリカのショップのような圧倒的な品揃えはまさに圧巻。

大体のものはここで揃うからね。



 

目的は自宅で使っているUA-101。オフィスでも常設しておこうというわけだ。

繰り返しの反復練習には、Ableton Live。
tAkatrinix さんから教えてもらったソフトだけど、テンポはあっという間に変えられるし、重宝しているのだけれど、そういう用途にしか使っていないのでかなり宝の持ち腐れ状態。  

ということで、オフィスで時間のあるときに少し使い方をマスターしておこうというわけで、ノートPCのVAIO と USB2.0 で簡単に繋ぐことができるUA-101は便利だからね。

ランチのあとはO先生に1時間ほどメンテしてもらって、あすの練習のための機器のセットアップと軽い指慣らし。


6時からはオフィスでテナント向けのクリスマスパーティー。


どんな様子かと、カメラ持参でB1へ。


ちょっと人が多過ぎ。

 

パフォーマンスは楽しかったが、歌はちょっとねえ・・というのが正直なところ。


しかし、パーティーではこれくらい自己主張したほうが確かに盛り上がるね。

というわけで写真を撮って退散。


夜に Net Aid のためオフィスへ戻ったら、別世界の静けさ。

さてクリスマスの本番までには、少し練習をしておかないとなあ・・

 

 

1207 Thurs.



昨夜の米国マーケットはギャップダウンで開始。だがナスダック総合指数の日足はアップトレンド、さてクリスマスラリーでどこまで上げるか?高値を突破できるだろうか?というか期待を込めて突破してほしいものだ。^^

昨夜のマーケットの記録はこちらからどうぞ。

 

Net Aid が終わる頃のオフィス周辺には見事にクルマがいないため別の街のようだ。

クリスマスパーティーのため、急遽オフィスへドロナワの練習スペースをセット。

ハイローバンドはレパートリーが少ないからなあ・・^^

 

ギャップの大きな銘柄

今日のトレードですが、うまいこと波に乗れたのがQCOMでこれは少ない株数でやっていたからこそ、ストレスなくしばらくホールドできたといった感じです。まぁ適当なところで脱出し後追いはしなかったのですがまだ結構伸びてましたね。

この利益を台無しにしてくれた中心銘柄がRIMMとUARM。先物のブレイクを確認してエントリーしたつもりだったのですが、この2銘柄ともブレイクしてくれず玉砕。

RIMMはうまくカットロスできたのですが、UARMはストップの位置(ピークボディの線)でトレーリングストップの、執行ボタンを押したのですが遅かったらしく結構下の方で約定(TT)

この2銘柄のエントリーのタイミングはまだ甘かったのでしょうか?ハッチ先生!先輩方!アドバイスいただければ幸いでございます。



 


 

RIMMで入るならここでしょう。

ギャップの上で入るにはギャップの下からの幅が大きすぎます。

リスクが高いので、ネットエイドでもこの2銘柄はリストに上げていなかったはずです。

UARM ですが、この日はギャップが大きすぎて上がりませんでしたね。

下げてきたらすぐに執行しないと、トレーリングストップも基本的には、マーケットオーダーですから、大きなスリッページを食らいます。

この日のネットエイドの記録はこちらからどうぞ。

 

 

1206 Wed.

チャートソフトによるデータの違い

一つ質問があるのですが、飲み込みブルの場合、次の日足はどのように動くのが多いのでしょうか?例えば、長い陰線の次に短い陽線になった。ただ、その陽線は長い陰線の中での動き。

その場合、次の日のスタートがギャップアップして、陰線の上から始まっている場合、そのまま陽線になるのですか?それとも陰線になる確率が高いのですか?一応、他のパターンでの動きも教えて頂ければ助かります。

それと、4日のGapper's Eyeですが、AMGNの日足の動きが私の見ているものとは違っています。Real Tickを使っているのですがなぜ違うのでしょうか?よろしくお願い致します。


呑み込みパターンはそのローソク足の色のトレンドに沿って動いているときは、その方向へ動く可能性が高いということです。

前後に抵抗線があったりすると、必ずしもそうならないこともありケースバイケースで、単純にこういうパターンが起こったら次はこうなるというものではありません。

判定のためのひとつの要素として考えられればいいと思います。

 

チャートソフトによるローソク足のズレについてですが、基本的にチャートソフトが違うとズレると考えておけばいいと思います。

特に短いイントラデイのタイムフレームの場合は、顕著に起こります。

データが違うため、あとでデータが訂正されるということは、どんなデータベンダーでも起きています。

CQGでも日足の始値が違っていることはよくあり、あとで修正されることもあります。

私はトレードの際は Real Tick と CQGの 両方のチャートを見ていますが、執行するときは、 Real Tick の1分足も必ず見ています。

というのは Real Tick と CQG を比較すると、タイミングがズレることはよく起こるからです。

この程度のデータの違いは許容して考えておかないと、トレードできないことになります。

ですがひとつのチャートソフトの中での相対的な動きというのは、他のチャートソフトでも同じですから、そのズレの程度さえわかれば、実際にトレードする時でも特に支障はありません。

こうしたシビアなケースはオープニングの1分足のスカルピングのときくらいで、5分もすればその日のズレ具合はわかりますから慣れてくるものですし、3分足チャート出トレードする場合は、無視できるずれのことが多いようです。

データエラーはマーケットが進むにつれて訂正されますがそのタイミングは、データーベンダーによって異なるようです。

ギャップサイズの違いなどによるトレードでの判定間違いのリスクを避けるには、ある程度明確なギャップがあるものや抵抗線を明確にブレイクしている銘柄を選ぶといいでしょう。

 

また、日足の場合、NASDAQの始値には二つの値が存在しています。

NASDAQのWebを見ると・・

http://www.nasdaq.com/reference/glossary.stm#NOOP

"NASDAQ Official Open Price" と "Date of the NASDAQ Official Open Price" という二つの値があるようです。

Summary Quoteをチェックすると、二つのPriceが併記されていますが、同じように "Official Close Price" というのが存在します。

Yahoo! Finance でも、Summary と Historical では、Open Priceが違っています。

1分足のようなイントラデイチャートでは、始値は "NASDAQ Official Open Price"にほぼ近いようです。

Webで一般に Historical として公表されている株価は、"Date of the NASDAQ Official Open Price" が採用されているケースが多いようです。

CQGの場合の日足は "NASDAQ Official Open Price" に基づいています。

CQGカスタマーサポートによると、ほとんどの二次データベンダーは、"NASDAQ Official Open Price" にアクセスしていない(できない?保存していない?契約?)ので、日足は "Date of the NASDAQ Official Open Price" が採用されているのではないかということでした。

ハイローバンド・ギャッププレイでは、ギャップアップだと思ってロングしたら、日足を後でチェックし直したらギャップダウンだったということが起きうるのですが「日足のプレイとはいえエントリーするときにはイントラデイのチャートもチェックしてこうした点を確認しておくことです。

詳しくは、田村氏がこちらに書かれていますのでご参照ください。

https://www.daytradenet.com/blog/tokidoki/archives/2005/03/18000142.html

 

 

1205 Tues.

12月からはギャッパーズアイを新シリーズでお届けすることにした。

というのは、確率の高い条件をあてはめると、ハイローバンドギャッププレイでエントリーするチャンスが少なくなってしまう。
 


 

上のように移動平均線の並び順をシビアにすると、全く銘柄が見つからなくなってしまうことがある。こうしたケースでは、日足の条件を緩めることだ。



上の例では Band の並び順を緩めたわけだ。



MAの並び順は理想のパターンではない。

だが大事なことは大きなトレンドに沿っているかどうかなのだ。

そこで下のような週足を見ておく。
 

これならロングエントリーでも大丈夫だ。

 

ではCEPHはどうだろう。

週足を見ると、CELG のほうがよい形だ。

これは避けたほうがいいだろう。

というように、よりチャンスを増やすためのスイングスキャンの使いこなしについて、実際のマーケットで検証し解説するという新シリーズ。

乞うご期待!

 

 

昨夜は渋谷パルコパート1、地下、ロゴスギャラリーへ、購入した横木安良夫氏の写真集をピックアップのためカミサンと渋谷へ。

クリスマスのイルミネーションで12月の雰囲気が濃くなった繁華街を、Boxter で走るのもたまにはいいものだ。

アルバムを受け取り、田中長徳氏とのトークバトルを30分ほど聞く。

 

 

カミサンは写真についてはよく知らないので、写真家の名前が出てくるトークでは面白くないだろうと中座。

まだ食事をしていなかったから、かなりハラも減ってきていたためということもあって、どこかでうまいものを食べようということで、とりあえずエレベーターでレストラン街のあるパルコの8Fへ。

 

 

若いカップルの多いレストランで食事をしながら、カミサンはちょっと不思議そうに「カメラマンになりたいの?」

ははは。それは有馬温泉。(笑)

 

 

たまたま私と同じ世代のカメラマンが青春時代を切り取った写真集を出したからと、写真にまつわる話をしながら、おいしい和食を楽しむ。



屋上のレストランなので外には庭が造られ、なかなか雰囲気のいい店だった。


そういえば、横木さんも田中さんも、リコーGRDigitalを使っていた。

オレはこんなに重いカメラを持ち歩いているけど・・^^

 


 

帰りは空いた青山通りを一路銀座へ。
 

今日の日記でのレンズは EF28-135mm F3.5-5.6 IS USM。 

いろいろなシーンで使ってみると、用途によって交換できるレンズと、取りたい瞬間を切り取ることができるカメラというのは気持ちがいいからね。

でもどちらかというと、16ミリの広角ズームで行けばよかったかな。

 

 

1204 Mon.

デジタル表示システム、スイングスキャンブレイクスキャンの開発の経緯・使い方・機能などを古いものから新しいものへと、時系列でまとめたファイルをアップしました。
またこちらにあるメソッドの解説も、さまざまなケースを追加しました。
 

考えの変革が運命を左右する

社会人になると経済的な基盤をしっかりと築くことは、自立のための大前提とな ります。ですがこのお金と、自分の欲(野望)とのバランスをとるのが非常に難しいことは、皆さんよくご存知のことと思います。

ですが、考え方を変えることで、ずっとシンプルに、そしてわかりやすい世界が目の前に開けるという体験をすることが可能になるのです。トレード を経験することで、さまざまな点について、それまでと違った見方をすることができるようになりました。

お金というのは車にたとえると、ガソリンに相当するでしょう。走っているうちにガソリンがなくなれば、どこかで給油しなければなりません。誰も行ったことがないほど遠くへ行こうという野望(欲)を持てば、大きなガソリンタンクが必要になります。
そういう場所には、ガソリンスタンドなんてないのが普通ですからね。

貯金の多さというのは、ガソリンタンクの大きさに相当すると考えればいいでしょう。大きなガソリンタンクを持っていた典型的な昔のアメ車は、今の米国ではほとんど見ることができません。彼らは石油危機で、スタイルを変えたのでしょうか。なぜ彼らは貯金をしないのでしょうか?



いくらガソリンタンクが大きくても、いつかはなくなります。永遠に走り続けられるワケはないからです。

毎日の生計費がかからない生活というのは、燃費のいい車のようなもので、大食いの車に比べれば、同じガソリンの量でより遠くへ行くことができます。

大きなタンクを運ぼうとすれば、大きなエンジンが必要になり、重くなるためガソリンを喰うことになります。

そして、大きく重いガソリンタンクのクルマは、強力なブレーキも必要になるわけです。野望(欲)が暴走しないように、カーブではブレーキをかける必要があります。

ですが、よく効くブレーキを装備するには、それなりのコストがかかります。

ですから、大きなガソリンタンクとそれを運ぶ大きなエンジンのために資金をつぎ込めば、効きの悪いブレーキで我慢することになってしまいがちです。

ブレーキの利きが悪い車は、長い行程の途中で、突然飛び出してきた動物とぶつかったりして、事故を起こしたりすることにもなりかねません。

 

トレードは、こうした事態を打開できる大きな可能性を持っています。

一度に大きく儲けるのではなく、毎日コンスタントに利益を出すことができれば、自分の行きたい道の途中に無数のガソリンスタンドがあるのと同じことになるからです。

大きなガソリンタンクへ燃料を補給しようとすれば時間がかかります。

ですが、途中に無数のスタンドがあれば、ガソリンはいつも少しだけ積んでいればいいわけです。

ガソリンが減ってくれば、給油すればいいのですから。

車を軽くすることができるため、軽快なコーナーリングを手に入れることができるわけです。

軽くフットワークのよい車なら、時代の変化や経済環境の変化という、曲がりくねった突然のコーナーが現われても、ヒラヒラと走り抜けることができるでしょう。

大きく重いガソリンタンクを積んだ車は、突然現われるカーブでは、速度を大幅に落とさなければ、曲がりきれないし、ブレーキが利かなければ、コーナーから飛び出して、大きな事故を引き起こすことにな ります。

 

ガソリンを大食いするハイパワーな車で、ガンガン飛ばして遠くへ行くというスタイル自体に、あなたはまだ魅力を感じるでしょうか?

このような功罪をよく考えずに、大きなガソリンタンクへフルに給油した車でなければ走れないと考え、勝手に先行き不安になっていては、楽しいドライブなんて夢のまた夢 ということになります。

「どこでもドア」はドラえもんの専売特許ではなく、インターネットである程度のレベルまで現実のものとなっています。

「どこでもガソリンスタンド」

語呂は悪いが(笑)「よい響き」に聞こえるのは気のせいでしょうか?

誰でも簡単に手に入れられるというワケではありませんが、熱意と努力があれば、確実に手に入るのです。

それも宝くじを買うことと比べれば、比べ物にならない高い確率でです。

時代は変わるにつれ、いろいろなシステムも変わります。

そして、考えの変革は、運命をも変えることができるのです。


 

多くの人は、 定年後に収入がなくなることを前提として、自分の限りある時間と引き換えに、銀行口座の残高を増やすため、組織のために懸命に働きます。

ですから日本人の一人あたりの貯蓄額は世界でもトップクラスです。

貯金こそが安心につながる最短距離だと考える人が多いからです。

大きなガソリンタンクにガソリンが沢山入っていれば、安心だと思うのでしょう。

しかし小さいガソリンタンクに適量のガソリンで走る車は、とても軽やかです。

貯金は銀行への投資ですが、日本では見返りという利息は信じられない低さに設定されています。

投資でいちばんおいしいところは、銀行へ吸い上げられる仕組みだからです。

それなのに、貯金を続ければ30年後に3000万円が貯まるなどという皮算用をするのです。

そういった計算は確かに大事かもしれません。

誰に聞いても同じ答えが返ってくるはずです。

ですが、生活を少しずつレベルアップすることの重要性を、こういう計算をするひとに限って、過小評価するのです。

30年後に3000万円を貯めることができたとしても、本当にリッチになることができるとは限らないのにです。

生活の楽しみや、家族の幸せを省みず、爪に火を点すようにしてようやく蓄えができたとしても、そうした毎日の生活はリッチと程遠いものでしかありません。

 

宝くじに当たった人が、必ずしも全員、その後の生活が幸せになるわけではないのは何故でしょうか?

突然今までマネージメントをしたことのない金額を手に入れても、そのお金を生かした使い方ができなければ、そのお金はいずれどこかへ行ってしまうことにな ります。

お金は、お金を生かした使われ方をするところへ集まるという習性を持っています。

宝くじにあたり、突然大金が入ってくると、どうせ棚ボタなんだからと、まわりはその宝くじのお金をアテにするため、トラブルのもとになることが多くなるのです。

ですが、自分の力で少しずつ生活を向上させ、そうして時間をかけて熟成しリッチになった人には、そうした生活にふさわしい人達が周りにいるはずですし、あなたのお金が、宝くじで儲けたお金と同じように扱われる心配は ありません。

周りの人間の嫉妬ではなく、尊敬をも手に入れることができるのです。

宝くじでは、手に入らないものは意外と多いのです。
 

 

トレードというのは、自転車に乗るプロセスと似ている部分があります。

最初はすぐにバランスを失って何度も倒れましたが、ある日突然真っ直ぐに走るという体験は、それまで感じていた難しさゆえに鮮烈でした。

そうなると、行く手には何と無数のガソリンスタンドが見えてくるようになったのです。

その当時、補助輪をつけても、なぜうまく走れなかったかという理由は、実はとても簡単なことだったのです。

あまりにもシンプルなために気づかなかっただけなのだということが、今になるとよくわかります。

パイロットの飛行時間と同じで、経験を積み重ねることで、技術はヒタヒタと上達していたため、それが一定のレベルを超えた時点で、突然補助輪がなくても、走ることができ るようになったのでしょう。

一度そうしたバランスを手中にすると、今度は倒れることが、難しくなってくるほどです。

そうなってくると、補助輪なんて邪魔になるだけ。

大きなガソリンタンクにガソリンを一杯に積んで走るのが夢だったあのときのことは、今では懐かしい想い出です。

 

 

 

1203 Sun.

成功の価値観

についてご質問をいただいたので、今日は成功の価値観について考察します。

わくわくしてます!
よかったら成功の価値観について意見を交換していただきたいのですが。
ずばり成功とは!?
答えてもらえれば光栄です*
 
いいですよ。
ではまず「まー」さんの成功の価値観についての意見を聞かせてください。
それに対して、私の意見を述べたいと思います。
以上よろしくお願いします。
 



ありがとうございます!!さっそくですが。
うれしい、たのしい、を多く感じられた人が成功者です!
ゲームはやりますか??初めから無敵のゲームはやらないはず。
真っすぐなジェットコースターには誰も乗らないです。
親にもらったお金で買う鞄と自分で貯めたお金で買う鞄、どっちが嬉しいか!?だと思います。これは人によると思うのですが、きずいてないだけなのかな〜〜。
という考えです!
たどり着く過程を楽しんだり、そこでいろんなものを観て感じる!てことなんじゃないのでしょうか。
世の中では仕事を成功させて優雅な暮らしをしている人が勝ち組、そうでない人が負け組といわれてますが、これは鼻でも笑えないギャグですね!笑
一番大切なのはどこで幸せを感じてるかってことやとおもいます。
夢は楽しむための手段であって、夢を現実にした人が全員成功者ということではないとおもいます!
なので僕は好きな人、好きでいてくれる人に変わる大切な物は無いと思ってます!
お金も大切ですけどね!これも幸せの手段ですから!笑
よろしくお願いします!!

 

何をもって、成功というのかという価値観は人それぞれ。

さらに年齢によりまた家族構成や社会との関わり方によって、味や服装の好みが年とともに変わってゆくように、成功の価値観は変わってゆくものだと思います。

これは、先日書いたプライオリティーつまり優先順位に関係することでもあります。

成功を定義する価値観、わかりやすくいえば「好み」についてのズレ具合が、この問題でもキーになるはずです。

別の言葉で言えば偏差値とも呼ぶこともできるでしょう。

私のお金に関する重要度の偏差値は30くらいかな。野球に対してはゼロ。クルマへの敏感さは70くらい?これは人によって違うはずですが、それは当たり前のことだと思います。

そのときにお金が必要なら、偏差値は上がり、それほど必要としないのなら、下がるわけですからね。

成功という価値観も、人それぞれ。夢も楽しむものであったり、達成するものであったりと、夢の価値観についてもまた千差万別です。幸せについてもしかり。

仕事はお金と密接に関係するものであり、人間関係の構築も必要ですから、自分の仕事の目標を達成できれば、それは一般的に成功と呼んで差し支えないでしょう。

そのため、仕事を成功させて優雅な暮らしをしている人が勝ち組であるということに違和感のある人は少ない、つまりその価値観についての偏差値が大幅に低い人は少ないはずです。

もちろん違和感がある、つまりその偏差値が低い人はいるでしょう。

こうした偏差値の高い低いは、言い換えると好き嫌いという「好み」の度合いですから、他人と比較するものではなく、というか本来比較しても仕方ないものです。

ただ、違いや好みのズレを自覚することは「自分を知る」ために、とても役に立つはずです。

インパクトのない結論ですいません。^^

 

 

1202 Sat.

昨日の「しながわ翁」はランチ前だというのに、11時30分前にはすでに数人が待ち状態。

今日の午後はO先生へ予約を入れ一時間至福のときを過ごしたのだが、そのときO先生いわく「しながわ翁」が先週末にTVで紹介されたのだという。

最近どうも満席になるのが早いと思ったら、そういうことだったのか・・

最近は「しながわ翁」と「成富」のローテーションを組んでいるが、いろいろな蕎麦屋と比べると「しながわ翁」は、やはりかなりうまい。

具体的に言えば、麺と出汁のバランスがいいのだ。

 

 

店の雰囲気や「せいろ」と「追加せいろ」を頼むと茨城産と北海道産の新蕎麦というように、違った種類の蕎麦が楽しめるという点などから「成富」のほうが、トータルではいいかなという気はする。

一方「しながわ翁」は店が庶民的なうえ家族で一生懸命にやっている感じがするので、なんとなく応援したくなり、自宅から15分くらいのところにあるということもあって、最近は品川まで出向くことが多くなっている。

しかも土日は「成富」が休みなので「しながわ翁」かオアゾの「小松庵」というチョイスになってしまう。

しかし、これだけレベルの高い店がまわりにいくつもあり、デザートにはクレムリのソフトも食べられるっていうのは、銀座ならではの醍醐味だな。

ランチは18時間胃腸を休ませたあとの後の初めての食事だから、豆腐や蕎麦がメインの食生活というのは健康の要だしね。

カミサンにうまい晩飯を作ってもらうという意味でも、食生活に質が高く飽きない外食を一食組み入れるというのは、いいアイデアだと思う。

Priceless!?^^

 

 

O先生は昨日今日と二連チャン。これは時々やるのだが、とてもよく効く。

というのはネットエイドが一段落した反動のためか、デイトレのイケイケモードが祟ったようで、背中バリバリ状態だったからで、前日終わった時点で即予約。

先生はファンが多いので、当日では空席待ち状態になりやすいから要注意なのだ。

たまには重箱の隅をつつくのではなく、ストレートな凝りをやつけるのもいいものですね、とO先生、原因は精神的な緊張の高さで、これは結構体に来るのだという。

あとどうしても座っている時間が長いと、骨盤に来るので仕方ないということだが、勿論立ちっぱなしでも、負担が来るそうで、立って歩くようになった人間には付きまとうことなので仕方ないらしい。

ということで現在はかなりフニフニモードなのだが、今夜のマーケットのあとは、二日連続で2つの違ったセミナーがあるため、油断は禁物。


 

 

12月に入ったので、恒例のクリスマスソング集に取り掛かろうということで、Boxter で移動中の iPod のプレイリストはクリスマスソング。

まずは2005年と、2004年版を通して聞いてみて、今の気分に合わせた選曲をという作戦なのだが、しかし iTune のおかげで、こうした作業は随分ラクになったものだ。

カセットテープのときは結構タイヘンだったからね。

街で流れているクリスマスソングを時々耳にするが、ひどい演奏が多い。

とくに演奏ものは、予算がないためだろう Easy listening 風のうえ雰囲気ブチ壊しのテンポのものや、陳腐なものが多い。

日本でクリスマスソングが売れないのは、こういうところにも原因があるのじゃないだろうか。

お気に入りのソング集をつくるときはアルバムを揃えるのだが、メジャーな歌手のものはすでに出揃っているうえ、めぼしものはほとんど持っているので、あとは適時買い足すだけ。

クリスマスアルバムというのは、アメリカではメジャーな歌手になった証なので、今年は誰が出すのかが楽しみ。

もちろんアマゾンで検索して、そのあと、Amazon.com も検索するけどね。

日本のアマゾンとドットコムのアマゾンとではセレクションが全く違う。

ドットコムのアマゾンは値段がほぼ半額以下だし、全曲試聴できるからね。

それはともかく、週明けにでもCDショップを覗いて見て回るかな。

 

 

 

1201 Fri.

昨夜の米国マーケットはギャップダウンでのオープニング。 ナスダック総合指数の日足チャートではまだロングサイドのゾーンではないので、スウイングはまだ我慢。下がナスダック総合指数の日足チャート。

11月の最後なので、果敢に攻める。攻撃は最大の防御なりっていいますから。
といっても何も無謀なことをするわけではありませんけどね。
マーケットの様子や詳細はこちらからどうぞ。

 

なぜ逆に動くのか?

今日はお休み♪とりあえず通院中の猫を動物病院へGO!うちの猫さん達は20年くらい生きているので人間で言うと100歳位らしい。
若いころは悪いことをして引っ叩くことはできたが、最近はそんな年寄り猫を私はぶてませぬ、そのままもよくないので一応きつく叱ってはみるのだがおそらく何も聞いていない・・・

さてトレードですが今日も負けてしまった・・勝てる人との違いは何なのだろうか・・これは永遠のテーマなのかも。やはりブレイクアウトのタイミングがよくわからないです。

ブレイクしてきてローソク足がちょっと顔を出し、よし!きた!と思ってエントリーしたらヒゲになって反対に動いたり、ちょっと早めにブレイクしそうなちょい手前でエントリーしてみてもブレイクせずに反対に・・

どうしたものかとエントリーせずにじっと見ていると気持ちいいくらいにブレイクアウトしてグングン伸びていく・・・

毎日バカにされた気分(TT)


うちのポン吉はソーケンリラックスで体調絶好調。

ここでも書きましたが、このあとも最近では、ふてぶてしいほど元気になってしまってちょっと困るくらい。(笑)ソーケンリラックスは猫に もとても効きますよ。



トレードダメですか・・

原因は、トレードをされているチャートを見ないと何ともいえませんが、銘柄選択もかなり重要な要素です。

受講者用掲示板ではGOOGを付け狙っている人がいるようですが、この銘柄はもう旬は過ぎてしまっています。

私も前は狙っていましたが、もう終わったと思いますよ。

最近も見てはいますが、イントラでは、おいしくないので手を出しません。

下は最新の監視注目銘柄のレンジアベレージでのリストの最下部ですが、GOOG は、なんとビリケツから2番目です。
 


買うと下がる、見てると上がるというのはもちろん私も最初経験しましたし、誰もが一度は通る道だと思います。

ですがそういうときは、初心に戻ることです。

何かが基本どおりに実行されていないのです。

それを自分で見つけることです。

かならずあるはずです。

勝てるトレーダーになるためには、この問題から逃げないことです。

このレベルのデイトレができるようになれば、スイングなんてものすごく簡単に思えるようになります。

決定のスピードが違うのですから当たり前ですが。

 

昨夜のオープニングはいい銘柄がなかったのですが、何をトレードしたかというと・・

この銘柄です。


 

日足も余りいいものではありませんが、私の場合は脱出に失敗するということはないので、こういうものでも選択します。

二日間の下ひげがサポートを形成して、呑み込みブルのパターンをきっかけにしています。

前日の日足の高値を越えて昨日のギャップを抜けたところがまず一発目。
 

昨日のギャップを抜けたところでエントリー。+0.7ポイント。
 

10本のローソク足の本体高値ブレイクで、+0.6ポイント。


呑み込みブルパターンで +0.4ポイント。
 

+0.1ポイント

最後はおまけですけどね。^^

抵抗線ブレイク。RIMMのすぐあとではこれしかなかった。

余り動かないからいやな銘柄なのでポジションを減らして、まあ最後の余興のようなものです。

これでタイムアウト。開始から30分、つまり12時でおしまいということ。

 

4勝無敗。まあ長い間やってますから、当たり前ですが、すべてルールどおりにトレードをしていることがお分かりになるはずです。

陰線が出たら必ず脱出しています。

デイトレードは狙ったところで入って、狙ったところで出るということを実際にできるように訓練することです。

まず少ない株数での執行ができないと、多い株数での執行は絶対に無理。

当たり前ですよね。

できれば少しずつポジションを増やせばいいのです。

これはセミナーでも耳にタコができるほど繰り返していますが、どれくらいの人が実際にやっているでしょうか?

 

エントリーの場所は、別に特別に変わったことをしているわけではありません。

ヒゲをつかんで下がってきたら、決めた位置で出ればいいのです。

狙ったところで出られれば、何も怖くないはずです。

ヒゲ掴みを恐れるのは、狙った位置で出る自信がないケースが多いのです。

 

デイトレードはこうした決められた訓練を、一歩一歩きちんとマスターして自分の技術として身に着けてゆくことが大事です。

儲けたいからと、そういうプロセスを飛ばして、いきなり500株や1000株をトレードすると必ず高い授業料を支払うことになります。

二回転ジャンプしかできないものは、3回転ジャンプなどまぐれでしかできないのと同じです。

こういう自己規制、つまり自分で決めたことを守る、というところがトレードでは最も難しいのです。

私は普段の生活でも、「自分で決めたことを守る」ということについては、あらゆる場面で実行して習慣にするようにしています。

時間はかかるかも知れませんが、一度身についた習慣は死ぬまで保ち続けることができるのです。

この能力を過小評価してはいけません。

 

オーダーの参考になるかもしれないので、特別に昨夜のデイトレの執行記録を公開します。今回だけね。

執行は0.02のトレーリングストップのボタンを使っています。

作り方はWEBに載せているとおりの例のボタン。

BIIBだけはリミットオー。これは動きが遅いし値幅もあまりないだろうというのが理由。VRTXは危なそうなので途中でキャンセル。(笑)

いろいろ差しさわりがあるので、いくらくらいのポジションをでやってるかは内緒です。^^
 


 

 


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2006 1201-

 

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