2003 0801-


0814 Thurs.

2日前にシアトルからダンボールを含めた荷物が36個到着。

なわけで、片付かないうえに、また片付かない状況に。

中身は、CD・LDプレイヤー(懐かしい)・絵・電気スタンド・服・書類など。

ちょっと変わったものといえば「電気スタンド」と「絵」かもしれない。

まず、電気スタンド。

電気スタンドといっても、いわゆる白熱球を使うものだが、傘の部分があるため住宅事情の悪い日本では、あまり人気がないようで、この手のものは「ヤマギワ」で 調べても売っていない。

日本で売っているものは、モダンなデザインばかりで、もう少しクラシカルな雰囲気を!というと、ないものねだりになってしまう。
 



 

探し回ればデザイナーズもので、ちょっといいなあと思うものがあるにはあるが、やたら高い値段が付いている。

日本ではそもそも気に入ったカタチのものを、リーズナブルな値段で買うことができないため、仕方なく運賃をかけて運んだというわけだ。

だが梱包を開けると全部で8本ものスタンドが・・

一部屋に2本だな。ははは。

夜になると、蛍光灯とは違い、スタンドの白熱球の色は、とても暖かく感じるし、一杯飲むときなんかは、味も違ってくるからね。

 

次に絵。

シアトルと東京とでは当然のことながら住環境が違うため、部屋数が違う。

つまり絵を掛ける壁の数が違うというわけで、梱包を解くとこんなに絵があったのかなあといった按配で、日本だと掛ける場所がない。

なわけで1枚は、オフィスへ。
 


1枚は何とかオフィスへ収まった


 


これはリビングルームに飾った絵

絵がやたら大きく感じるなあ・・つまり部屋が狭いということ

 

私の部屋に掛けた絵は、Joel Brock という画家のもの。

複写ではない1枚ものだが、それほど高いものではない。

 



 

このようなギャラリーでも、展示されているようだ。




シアトルから車で1時間ほど走ったところに LaCarner という美しい町がある。

このようなベッドインブレックファーストと呼ばれる、いわゆる民宿が沢山あるエリアだ。

普通のこういうところなら、90ドルから110ドル。

美しい海辺にあるここなら1泊235ドル、ここは一泊125ドル。

というように、ちょっとした観光地でもあるのだが、そのエリアに彼のアトリエがある。

ひっそりと展示販売されていたので、立ち寄るたびに何枚か買っていたが、気が付いたら数枚所有することになったというわけだ。

だが、カミサンと私では好みが違うため、家の中の絵に統一感がないというのが新たな問題だ。

 

メンバーズサービスのテスト
 

昨日は、昼夜2連続でのライブトレードセミナーとなったが、いやあ、さすがに一日が長く感じた。

セミナーは、メンバーサービス用のシステムのテストも兼ねていたのだが、こちらに日本株での結果と、米国マーケットでの結果を掲載 した。

メンバーサービスには使わなくても(<おいおい)、自分用に使いたいなというレベルまで来ていると思う。

かなりの時間とコストをかけているから、まあ当然といえば当然なのかもしれないが、普段から評価の厳しい当のプログラム開発本人も、「結構いい線いってる・・」ということなので、最後の壁は突破したかなという感触だ。

 

ある価格に対してのテストやブレイクアウトについては、「ブレイクアウトだと思ったらヒゲだった」という事態をできるだけ避けるために、ある工夫をしている。

日本株、米国株の50ドル以下、それと50ドル以上と3つのグループに分けて、ブレイクアウトのタイミングが、うまく表示できるように、それぞれの設定 パラメータを変えている。

このあたりは、企業秘密?のためこれ以上は書けないが、ブレイクアウトの時間の速さと、値段表示の正確さは、現時点でも、かなりうまくバランスがとれているはずだ。

正確なブレイクアウトポイントをできるだけ早く表示させるという目的から考えると、このポイントの設定をあまり甘くし過ぎたり、 表示タイミングを遅くしたりすると、何のためのブレイクアウト表示かわからなくなってしまう。

ヒゲにならないように、十分にブレイクアウトをしてから表示させると、エントリーポイントがプルバックポイントだったという事態にもなりかねないので、この設定は実際に運用し ながら、さらにテストで詰める予定だ。

人間がパターン認識でタイプをしながら書き込むよりも、リアルタイムに正確なタイミングで書き込まれるため、ブレイクアウト候補銘柄を絞り込むことが簡単にできるだろう。

次々とチャットウィンドウへ表示される銘柄と値段を、チャートで表示させることで、的確なブレイクアウトポイントを把握することができる。

もちろんヒゲになったりすることもあるから、最後の判断はやはりチャートを見ながらの最終決定となるが、このシステムを使えば、多くのチャートを目で認識しながら探し回るという作業から開放される。

ペーパートレードをして、訓練をする際に、このシステムは非常によい補助ツールとなるだろう。



チャットと同じようにリアルタイムでこのように表示される。↑
 

だがこのシステムも、トレードの一部分を補助するためのツールでしかない。

ただこのシステムは銘柄の絞込みと、エントリータイミングの絞込みに重点を置いているため、脱出やカットロスについては、チャートを見ながらの判断をしなければならない。

欲と恐怖心が絡むため、エントリーよりも脱出の方がはるかに難しいことは、実トレードをされていらっしゃる方なら、よくおわかりのはず。

最終的には、やはり人間が判断を下さなくてはならないが、トレンドに沿った、いわゆるトレンドフォロータイプのトレーダーにとっては、銘柄とタイミングを絞り込むことができる補助ツールは、非常にありがたいだろう。

ガイドライン表示を持たない、いわゆる普通のチャートソフトを使うトレーダーにとっても、とても有用なサービスになると思う。

 

 

0813 Wed.

FED金利据え置きで米国マーケット急騰

昨夜の米国マーケットは、米連邦準備理事会(FRB)が政策金利を現行の1%に据え置くと発表。

連邦準備制度理事会は、金融緩和政策が当分の間維持されるだろうという見解、つまり目標貸出金利を変更しないとの発表で、米国の株価指数は急上昇。

セクターとしては銀行株や消費関連株(ホーム・デポなど)が買われ、メリルリンチが収益見通しを引き上げたリーマン・ブラザーズなど証券株も堅調。

前日に株式分割を発表したスリーエムは上場来の高値を更新。

 


今日は昨夜に急遽開催することになった日本株ライブトレードセミナー。

米株セミナーなのだけれど、まあ臨機応変にということで・・。

参加者の方はラッキーなことにTOKYOマーケットが強いという状況で、まさにタイムリーなライブセミナーとなった。

午前中は米国マーケットの影響だろうか、トレンドデイで強いままに終了。

でランチは、ちょっと豪華に「柿の木」で。

お盆のせいだろうか、少し遅かったにもかかわらず、無事席を確保。

うまいランチを堪能して午後に備える。
 

 


ほおずき

 


夏の風情

 


午後もマーケットは強いままで推移。

最近のセミナールームは2ディスプレイが標準状態?!

 



メンバーサービス用のテストも併行して実施。

テストでは掲示板へ書き込むため、字体も色も同じように表示されるが、実際の表示ウィンドウでは下のように色つきで、ブレイクアウトは太字で表示される。

このあたりの見易さとかわかりやすさはとかは、実マーケットで実際に表示させて使えるかどうかを検証する必要があるため、こうしてテストを繰り返している。

実際にこの表示を見ていただいた受講者の方からの感想も参考にして、現在テストを繰り返している。

08/13 14:34 (DTN) 千代田化工建設(6366) Long side 608円 Break Out!
08/13 14:34 (DTN) TDK(6762) Long side 7,260円 Test
08/13 14:34 (DTN) 三共(4501) Long side 1,473円 Test
08/13 14:34 (DTN) ヤマト運輸(9064) Long side 1,338円 Test
08/13 14:34 (DTN) 第一製薬(4505) Long side 1,724円 Break Out!
08/13 14:34 (DTN) KDDI(9433) Long side 600,000円 Test
08/13 14:34 (DTN) 東京エレクトロン(8035) Long side 6,910円 Test

ここからまた表示を変更 ↑

08/13 14:30 (DTN) 三菱商事(8058) Long side 940円 Break Test!
08/13 14:29 (DTN) 任天堂(7974) Long side 9,770円 Break Test!

08/13 14:27 (DTN) アドバンテスト(6857) Long side 6,740円 Break Test!
08/13 14:26 (DTN) 日産自動車(7201) Long side 1,226円 Break Test!
08/13 14:24 (DTN) 日立製作所(6501) Long side 518円 Break Test!
08/13 14:23 (DTN) 日本電気(6701) Long side 792円 Break Test!
08/13 14:23 (DTN) 千代田化工建設(6366) Long side 608円 Break Test!
08/13 14:21 (DTN) 第一製薬(4505) Long side 1,724円 Break Test!

08/13 14:18 (DTN) 千代田化工建設(6366) Long side 607円 Break Test!
08/13 14:18 (DTN) TDK(6762) Long side 7,240円 Break Test!
08/13 14:18 (DTN) 京セラ(6971) Long side 6,920円 Break Test!
08/13 14:18 (DTN) 大和証券G本社(8601) Long side 720円 Break Out!
08/13 14:18 (DTN) 東京エレクトロン(8035) Long side 6,900円 Break Test!
08/13 14:18 (DTN) 野村HD(8604) Long side 1,613円 Break Out!
08/13 14:18 (DTN) 松下電器産業(6752) Long side 1,442円 Break Out!
08/13 14:13 (DTN) 三井不動産(8801) Long side 853円 Break Test!
08/13 14:13 (DTN) 千代田化工建設(6366) Long side 607円 Break Test!
08/13 14:13 (DTN) ニコン(7731) Long side 1,116円 Break Test!
08/13 14:13 (DTN) TDK(6762) Long side 7,240円 Break Test!
08/13 14:13 (DTN) 三共(4501) Long side 1,471円 Break Test!
08/13 14:13 (DTN) 第一製薬(4505) Long side 1,716円 Break Out!
08/13 14:13 (DTN) 大和証券G本社(8601) Long side 720円 Break Test!
08/13 14:13 (DTN) アドバンテスト(6857) Long side 6,740円 Break Test!
08/13 14:13 (DTN) 東京エレクトロン(8035) Long side 6,900円 Break Test!
08/13 14:13 (DTN) 日立製作所(6501) Long side 516円 Break Test!
08/13 14:13 (DTN) 野村HD(8604) Long side 1,613円 Break Test!
08/13 14:12 (DTN) 松下電器産業(6752) Long side 1,442円 Break Test!
08/13 14:08 (DTN) 大和証券G本社(8601) Long side 720円 Break Test!
08/13 14:08 (DTN) 三井不動産(8801) Long side 853円 Break Out!
08/13 14:08 (DTN) 千代田化工建設(6366) Long side 607円 Break Test!
08/13 14:08 (DTN) ニコン(7731) Long side 1,116円 Break Test!
08/13 14:08 (DTN) TDK(6762) Long side 7,240円 Break Test!
08/13 14:07 (DTN) 三共(4501) Long side 1,471円 Break Test!
08/13 14:07 (DTN) 第一製薬(4505) Long side 1,716円 Break Out!
08/13 14:07 (DTN) 京セラ(6971) Long side 6,920円 Break Test!
08/13 14:07 (DTN) アドバンテスト(6857) Long side 6,740円 Break Test!
08/13 14:07 (DTN) 東京エレクトロン(8035) Long side 6,900円 Break Test!
08/13 14:07 (DTN) 日立製作所(6501) Long side 516円 Break Test!
08/13 14:07 (DTN) 日本電気(6701) Long side 790円 Break Test!
08/13 14:07 (DTN) 野村HD(8604) Long side 1,613円 Break Test!
08/13 14:06 (DTN) 松下電器産業(6752) Long side 1,442円 Break Test!


 

ウィルスにご注意

メジャーなメディアも報道されているようにウィルスの被害が増大している。

お盆でニュースがないことも影響しているのか?

昼前にこのサイトが落ちたので、一瞬ウィルスにやられたかと・・ははは。

アクセスが殺到したためです。というのはウソで、サーバーのハードウエアの問題だったそうです。

現在は順調に稼動中。

で肝心のウィルスの件ですが、ウィンドウズのアップデートをしていないと危険だそうです。

サーバーやネットワークの管理会社側では防ぐことのできないつまり、個別のコンピュータごとに、アップデートをしておかないとダメなタイプのウイルスです。

気をつけてください。

http://v4.windowsupdate.microsoft.com/default.asp



ここがマイクロソフトのウィンドウズアップデートのサイト。

ここで自動的にアップデートしてくれます。

現在アクセスが殺到しているので、とても重い。(笑)
 


朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0813/011.html
PC、勝手に終了していませんか? 新型ウイルス広がる

産経新聞
http://www.sankei.co.jp/news/030813/0813kok034.htm
新型ウイルス被害、全世界で12万台超

読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20030813it04.htm
新種ウイルス「ラブサン」、急速に世界に拡大

インターネットWATCH
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2003/08/12/121.html
Windowsの重大な脆弱性を攻撃するウイルスを危険度を上げて警告
〜感染するとDoS攻撃を仕掛け、外部からも操作可能に

http://www.symantec.co.jp/region/jp/sarcj/data/w/w32.blaster.worm.html
W32.Blaster.Worm

 

 

0811 Mon.

ようやく夏が戻ってきたようだ。

日本へ戻ってきた家族は、暑い!と悲鳴を上げているが、私は一足先に慣れてしまっているから平気の平左。

たしか、去年のほうがうんと暑かったような記憶がある。

今度引っ越した銀座の東側エリアは、想像していたよりもうんと住みやすくて便利。

そばには築地市場があるしね。

新しい住まいはオフィスに近いところを選んだから、あのいやな通勤地獄とは無縁の毎日を過ごすことができる。

それに街はフラットであまり起伏がない地形だから、自転車で走るには絶好のロケーション。
 


愛車のSCOTT


オフィスまでは自転車で5分少し。

飛ばせば5分を切る距離だ。飛ばさないけどね。(笑)

というわけで、我が家では、シアトルでは車が3台だったけれど、現在は自転車3台が大活躍。

 

先日、カミサンが築地でいい八百屋を見つけたようで、セロリが思いっきり安かったといって大量に仕入れてきた。

その影響で野菜ジュースは連日緑色。

決してまずくはないが、もうちょっと、リンゴ味に振ってほしいところ。

 

先日の夜、散歩がてら銀座へブラブラと晩飯を食べに出かけたが、歩いて10分もたたずに、銀座のド真ん中へたどりついてしまった。

夜の銀座をブラブラとあてもなく、のんびりと歩いているだけで、気分は何だかとてもリッチになる。

お金を使わなくてもね。そういう雰囲気を持っている街だ。

住んでみると、通りすがりでの印象とは街の表情が、全く違って見えるから不思議だ。

まあその分の家賃を払っているのだからというと、実も蓋もなくなってしまうが。

 

暇なようで忙しい?ため、まだオーディオのコード類やCDのたぐいは段ボールに入ったまま。

ただし、明日はシアトルから送った荷物が30箱!も届くという。

一軒家じゃないんだから、この狭い日本のマンションに入りきるとは思えないのだが、記念や思い出の品ばかりで、捨てられなかったため、気がついたらこの数になっていたという。

いったい何を送ったのか?

私のCDもかなりあるはずだが、他に何があるのか?

箱を開けてのお楽しみだな。

 

メンバーサービスのカナメになる、ライブマーケットWATCHのシステムは、ほとんど完成状態。

なわけで、今日はオフィスの少し非力なマシンでどうなるかのテスト。

メモリは512Mで、CPUはペンティアム4の2.2。

つまりセミナー用のマシンでテスト。

何とか30分は持ったけれど、このシステムはとにかくパソコンへ負担がかかるのがタマに疵。

それと表示をどのようにするかという、細かい微調整部分が残っているけれど、今日のライブトレードセミナーでテストした結果、これは使える!

ということで、非常に気分がよろしい。

有料でも提供するのは、なんだかもったいない気がするというのが正直な気分だ、なんていうとバチが当たるな。<オイオイ。

というわけで、今夜は掲示板へその表示の一部を掲載。

セミナーで忙しかったため、詳細は明日のギャッパーズアイで解析予定。

楽しみだ。

 

 

0808 Fri.

職人

トレーダーは、一種の職人だと言い換えることができると思う。

だが「この職人」は「型」にはまらない一種独特の職人だ。

では、どうすれば優秀な職人になれるだろうか?

優秀な職人になるために、自分で自分を変えるための材料として役立つのがメソッドだ。

反対に、空手や柔道、それに日本の芸能は、まず型を覚える事から始まる。

まず、型を覚えることで自分を変えようというわけだ。

そして、段や級が高くなればなるほど、その型は複雑になるり、その型を覚えるために稽古や練習に励まなければならない。

その流派独自の型を教えられているうちは、自己流に変えることは許されないのがこうした流儀の特徴だ。

一方メソッドは最初、「型」から入る部分があっても、その「型」を自分に合うように変えることが、進歩のためには必要になってくる。

組織に縛られない自由さのなかで、自分ならではの型を自分で探すというステップを踏み出すことになる。

さらに職人はどこまでも、職人であり続けようとする意志が大事で、そのモチベーションを保ち続けることも必要だ。

だが一人でできることには限界があるし、何かを習得しようとすれば必ず壁にぶつかることがある。

いわゆる優秀な職人を育てるための支援組織は、そうしたときに役立つようなものでなければならない。

そのためには、トレーダー相互がお互いの目的を実現しようとする支援関係を築くことができなければ、その組織は大きな力を発揮することができない。

気がついてみればもう2年になるが、ようやくその足がかりになるものが、できあがりつつあるように思う。

できる限り良質の内容を無料で提供するという当初の目的はある程度達成できたと自負しているが、さらに有益な情報の提供を求める意見も多く、8月には初めての有料サービスを提供できる見込みがようやく整った。

目の肥えた職人に満足してもらえるレベルのサービスを提供するのは、たやすいことではない。

だが、まずはそのスタートを切る目安がついただけでも、大きな進歩ではないかと思っている。

というわけで、必要以上かもしれない慎重さ?で、現在準備を進めていますので、いましばらくお待ちください。

というオチになる前フリが結構長かった。(笑)

 
ハイブリッドトレーダー  by  SHAT


最近、2ちゃんねるの掲示板でハイブリッドトレーダーという言葉を目にしました。

どういう意味かと言うと、システム的アプローチと裁量的判断を融合させ、両方の短所をおぎないながら利益を出すスタイルのトレーダーの事だそうです。
 
クルマで言う所のガソリンと電気を状況によって使い分ける、まるで良いトコ取りのハイブリッド・カーのイメージから来てるんでしょうね。
 
ハイブリッドという名称がちょっと気に入ったので使わせてもらいますが、実は私のトレーダースタイルもこのハイブリッドだと思ってるんです。
 
システムと裁量は実は表裏一体両車輪ではないかと思うんです。

優秀な裁量的判断が最初に存在し、次にそれを元にしてシステム構築がされるわけで、はじめからシステムだけで存在してるわけではないと思うんです。
 
私の場合、裁量的判断をルールやメソッドやプログラムとしてシステム化し、ミスや迷いや不安と恐怖からくる実行力欠如などを極力排除しようとす
るためにシステムを利用してる感じです。

ちなみに裁量的判断は、マーケットの変化に柔軟に対応するために必要だと思います。
 
だからシステムと裁量の両方を駆使してトレードするようになるのは、自然  な流れなのではないでしょうか。

どちらかに比重を置く事はあっても、切り離して考えるのは不自然のような気がします。
 
これは私の個人的な考えですが、完全にシステムだけのトレードで利益を出すのはすごく難しいと思うんです。

私はシステムトレードを極めたわけでも達人でもないので、自分が経験した範囲の事しか言えませんが、システムの有効性を検証するための期間を長く取ると、結果が平均化され過ぎて利も損もどんどんゼロに近くなっていきま
す。

つまり損はしないが稼げもしない役に立たないシステムが出来上がります。

かと言ってある特定のマーケットの状況に最適化し過ぎると変化に付いて行けず、マーケットの状況が変わればカットロスのオンパレードです。

こうなると検証期間とパラメータのせめぎ合いにしかならず、しかもそれが未来にも適合するかどうかの保証もないので、少しでも損が続くと自分の作ったシステムに懐疑的になって、また検証期間やパラメータをいじくったりし
てしまうわけです。

いつまでも答えに辿り着かない無限のループにはまったような気持ちです。

短絡的に言いますが、もし今後本格的に日本株が上昇を開始したら、過去10年という期間において確率的にショート有利だったというマーケットのシステム的検証はご破算になる事からも、融通が利かないシステムオンリーのトレードはすごく難しく感じるわけです。


システム化できる所はシステム化して、しない方が良い所や出来ない所は裁量的判断の余地として残して構わないと思います。

と言うか、裁量的判断の余地を残すからこそシステム的アプローチも生きると思うのです。
 
システムと裁量が互いに短所を補完し合うトレードスタイルは、実は前から
私の理想としてるものでした。

表現は違いますが、ずいぶん前にも述べた事があります。
 
ただし裁量的判断を養うには努力と経験を積む時間が必要です。

個人差はあるでしょうけど私の場合は、月間ベースで利益が出るようになるまで1年以上の時間がかかりました。

 やはりどうしても、トレードで利益を出せるようになるためには、正しい姿勢での努力と時間はかかるものと覚悟してかかった方がいいようです。
 
あたりまえの話ですが、この世の中はラクしてすぐにお金を儲けられるほど
甘くはありません。

安易にシステムだけを作ったり手に入れたりしても、そうやすやすとは利益
は出せないだろうと言うのが私の実感です。

なぜなら優秀なシステム構築の前提として、優秀な裁量的判断ができる必要があるからです。
 
これも私の狭い見識の範囲での話ですが、コンスタントに利益を出してるの
はこうした半システム半裁量のハイブリッドトレーダーが多いように感じま
す。


CQGマクロによるガイドラインは、前記のような意味において優秀なハイブリッドトレーダー用システムだと思います。
 
つまり、ビジュアルとして画面に表示されるガイドラインをどこまで使いこなし利益が出せるかは、各トレーダーのレベルに大きく左右されると思うのです。

裁量的余地を残しているからです。
 
あくまでガイドラインが利益を出してくれるのでは無く、それを道具としてトレーダーが上手に使って利益を出すわけです。

どんなに優秀な釣り竿でも、釣り竿が魚を釣ってくれるわけじゃなくて、魚を釣れるかどうかは釣り人の腕です。

山登りにガイド役を雇っても、結局自分の足で登らなければ目的地には辿り着けません。
 
ガイドラインは、言葉の通りただのガイドで水先案内人です。

それをどのように上手に利用し利益につなげていくかは、トレーダーの腕による所が大きいと思います。


 


ハイブリッドトレーダー by swallow-angel

こんにちは。
 
私も、最終的にはハイブリッドトレーダーを目指しています。
 
自分がトレードするセットアップのシグナルを出すところまでは、システムでします。
 
なぜなら、イントラで多数の銘柄を追っかけていると取捨選択している時間はありません。
 
必要な情報、例えば、抵抗線や一日の値幅、エントリーする場合のR/R の比率、トレードポジションを瞬時に算出するには、かなりの情報量になります。
 
これらをシグナルが出た銘柄に対して、自分で再確認をして OK ならエントリーのボタンを押すというところまで持って行きたいと思います。
 
(ただ、少しは自動売買もしてみたいと考えてはいますが。。。まぁ、これは趣味の範囲ということで。)
 
おっしゃるとおり、どんなシステム売買の本を見てもカーブフィッティング(最適化のしすぎ)をしては安定した利益を出すシステムは作れないとあります。
 
完全なシステム化は、永遠の課題なんでしょうかね。
 
でも、できたらうれしいですが。。。
 
趣味の範囲で追求していきたいと思います。(笑)
 
(やっぱり、こんなのが好きなんですね。。。)
 
色々検証していますが、 Peak Gap Line を使ったトレードは、成績が良いですね。
 
では、また。
 


by SHAT
 
こんにちわああっ。
 
セミナーの時にswallow-angelさんは、現段階でも自動執行を含めた完全システム構築は可能だというお話をされてました。
 
私はswallow-angelさんなら、それができると思います。

なぜならswallow-angelさんは、優秀な裁量的判断がすでにできるかただと思うからです。
 
前述と言ってる事が違うじゃないかと思うかも知れませんが、私が言いたか
ったのは優秀な裁量的判断が出来る人が作るシステムはやはり優秀だという事です。

つまり裁量的判断が出来ない人が、その訓練を放ったらかしにしてシステム構築に走っても意味無いし、他人が作ったシステムを使いこなそうとしてもその性能を最大限に発揮させる事は難しい、もしくは手にあまると思うのです。
 
そのシステムの根本的な成り立ちである裁量的判断が理解できなければ、結局システムに振り回されるだけだと思うのです。
 
その点swallow-angelさんは、ちゃんとマーケットに対する理解を深めながら
トレードの練習をされてますから、もし自分で完全システムを構築されても、最も自分に使いやすいように、また常にマーケットの状況に適合した形にメンテナンスできると思うからです。
 
釣り人だって海の状況の変化によって道具を使い分け、またより性能を上げたり使いやすいように道具を改良したりすると思うのです。

それは経験や訓練を積むからこそできる事であって、トレードにおいても基本の理解や土台がしっかりしてるからこそ、自分が作ったシステムもその能力を最大限に引き出す事も可能だと思うのです。
 
裁量的判断を養う事(上達のための正しい訓練や経験を培うなど)をせず、
最初からシステム構築や他人の作ったシステムを使って利益を出そうとして
も難しいだろうと思うのです。
 
余談ですが、CQGマクロのガイドラインなどは、その使いこなしにどうしても時間が掛かります。

すぐにでも利益を出したいと思う初心者などには、一見これは短所のように思われますが、時間が掛かるのは必定の話で、なぜならこのシステムは純粋に利益を出すためというより、トレーダー養成のためのサポートシステムの面が濃いと思うのです。

使いこなしに時間が掛かるのは短所では無くて特徴です。

初心者が今すぐにでも利益が出せるなどと言うシステムの方がうさん臭い。
 
もちろんこのシステムを根本から理解できれば前述した通り、利益を出すた
めの最大の味方になってくれるハズです。
 
私が能力の低いトレーダーだから、使えるシステムが作れなかったのかもし
れません。

もしかしたらswallow-angelさんなら、あらゆる意味でもっと次元の高い所で優秀なシステムを作り出す事ができるかも知れませんね。
 
期待しています。

 

 

0807 Thurs.

ピークギャップの仕組み

クイックスキャンシステムのピークギャップについて、次のようなお問い合わせをいただいた。

ピ−クギャップですが、これは時間軸に関係なく、ショ−トにしてもロングにしてもボトムを超えたところでエントリ−という解釈でよろしいでしょうか。教えていただきたいのですが。

ご質問の内容について、多少の違いはあるがが、「ピーク」という言葉がくせ者のようだ。(笑)

察しのいい方は、ギャッパーズアイのチャートをご覧になれば、ほぼその仕組みがおわかりになるはずだが、今日はその仕組みを 改めて解説。

 

下は典型的なチャートの模式図だ。

クイックスキャンプログラムのピークギャップモジュールは該当するローソク足の位置と左右2本分との位置を常に監視している。

(この監視する本数はパラメータで変更することができる)

A の位置では A の本体の終値が最も高い株価 となる。

この最も高い価格から、株価が下がり始め 2 の位置へ下図のようなローソク足が形成されると、ここまでの 最高値はローソク足の上端 である A の位置になる。

ここは、言い換えると抵抗線(レジスタンス)の位置になる。

つまり A のローソク足の上端が山のピーク(峰)(レジスタンス)と判定されるというわけだ。

これがピークという名前の由来だ。

CQGは、髭の先の位置を判定する関数をあらかじめ持っている。

この関数を利用してローソク足本体の位置を特定するプログラムは、このピークの位置へ水平線を引くようになっているが、それが 2 のローソク足の上から水平 方向を右へ伸びている線になる。

これが、ブレイクアウトのターゲットとなる値段のガイドラインとなる。

ただガイドライン(抵抗線)を株価が突破したからといって、その突破した方向へ株価が大きく動くとは限らない。

 

大きく動くための条件

では、大きく動くための条件とは何だろうか?

それはトレンドだ。

連続した株価がトレンドを形成する。

我々はトレンドを監視して、上昇トレンドの時は、買えばいいわけで、下降トレンドの時はショート(空売り)をすればいいというわけだ。

これはすべてのトレードの基本となっている。

上のチャートは15分足チャート。

200移動平均線(MA)と3分足の200移動平均線(MA)を株価が下へブレイクダウンすると、株価は大きく下が っている。

一定方向へ動く長さを比較すると、色の付いている部分の長さが、一方向へ動くパターンでは、最も距離が長いことがわかるはずだ。

つまり、この色の付いているゾーンで、その方向(赤い色の場合はショート方向)へエントリーすれば、利益幅が大きくなる可能性が高くなるということにな る。

47.36がプレイクダウンつまり、ショートエントリーの値段だ。

上下のチャートを見比べると、この位置は、どちらのチャートとも赤い色がついているゾーンに位置していることがわかるはずだ。

 


プログラムは、上のチャートのような3分足のチャートでも、15分足での2本の移動平均線の位置とギャップの位置を常に監視して、トレンドを判定して色をつけてくれ る。

つまりトレードをするタイムフレームに関係なく、大きなトレンドを常に判定して、色を付けてくれるというわけだ。

 

ピークのガイドラインへ色を付ける理由

このようにしてアップトレンドのゾーンに株価が位置していれば、15分足のバーチャートでは、青い色を付け、ダウントレンドの位置であれば、赤い色を付ける。

この色の付いたゾーンに対して、トリプルセットアップゾーンという名前を付けている。

このシステムは、どちらのトレンドのゾーンなのかがはっきりしない位置には、色を付けない。

この理屈を応用して、下のようなより短いタイムフレームのローソク足チャートでは、15分足でのトレンドを監視しながら、ピークギャップのガイドラインに対して色を付けるようにプログラミングされてい る。

トレンドの方向を色で識別しているため、実トレードでのエントリーの可否についての判定を素早く行うことができるのが大きなメリットだ。

短いタイムフレームでトレードをするケースでも、大きなトレンドが背後にあれば、短いタイムフレームのチャートで、脱出が遅れたり塩漬けになるというミスをしても、結局はその方向へ動く可能性が高くなる、つまりより安全なトレードが可能にな る。

もちろん、このトレード方法はシステム化されているから、検証が可能だ。

連続してバックテストを続けているが、あらかじめ予想した通り、コンスタントな成績を残している。

もちろん、反対方向へ動けば、しかるべきポイントでカットロスだ。

大きなトレンドを判定し、その方向へエントリーするのだから、トータルではコンスタントに良い結果が出せるというわけだ。

この「COOLで過ごそう」のコラムでは、バックテストの結果は1ヶ月分だけしか掲載していないが、数ヶ月にわたる連続して検証した結果は、近いうちに開始されるメンバーズサービスで、公開する予定だ。

 

0805 Tues.

究極の銘柄選択

次のようなご質問をいただいた。


こんにちは **と申します。

米国株トレードに興味を持ち口座を開いて現在デモトレード中で近々実トレードに移行したいと考えています。

御社のホームページは毎回拝見させていただいて、hatchメソッドとCQGのコラボレートからたたきだされるパフォーマンスには毎日驚かされるばかりだけではなく参考トレードとして大変重宝しております。

そこで質問があるのですが、銘柄選択をする際にCQGのチャートソフトでは該当銘柄をQuote Sheetに表示する機能などはありますか?

現在、私はGAPとトレンドラインを用いてのデモトレードなのですがその場合は下図のQuote Sheetで銘柄を選択しています。




この場合、株価の位置はわかるのですが、移動平均値までは表示できないのでチャートを開いてMAを確認して初めて抵抗線を認識することになり、かなり億劫です。

そこで条件(ex.現在株価とMA値、前日終値及び本日始値との位置関係)を個々で設定可能で条件に当てはまる銘柄だけを表示してくれるマクロがあればという安易な考えです。

確かにチャートを20銘柄ばかり表示して監視すればすむことなのですがバックグラウンドに100銘柄ほどあり、条件にあてはまる銘柄はこれだ!と示してくれるほうが自分的には安心できるのではいう初心者的な発想です。

実際のところ私が使用しているチャートソフトも条件設定ができるのですが、条件内容が当日クローズ仕様にできないと思われます。

そこでCQGをチューンしておられる御社に質問させていただきました。

セミナーも未受講で不躾にも質問させていただくことお許しください。

失礼いたします。                                   
 

CQGでは次のようなポートフォリオを作成することができます。

左のウィンドウに表示されているナスダックのモストアクティブ銘柄のポートフォリオ銘柄が右のウィンドウに表示されている。


↑ これは指標を表示させている Quote Spread sheet。

 

リアルティックで言えば、マーケットマインダーに似た機能を持つが、項目単位での並べ替えはできない。

銘柄名をクリックするとチャートを表示させることはできる。
 


項目のNCはネットチェンジ(値動き)、NTはネットティック(ティック数)。


銘柄選択は、基本的に15分チャートのページを2ページ分つまり40銘柄を目で見ながらパターンで選択しています。



15分チャートの1ページ分


2ディスプレイなので、もうひとつのディスプレイには、3分や1分のさらに短いタイムフレームのチャートで詳細見ながら、エントリーのポイントを特定します。

そこで条件(ex.現在株価とMA値、前日終値及び本日始値との位置関係)を個々で設定可能で条件に当てはまる銘柄だけを表示してくれるマクロがあればという安易な考えです。
 

ということですが、いわゆるセットアップにハマりそうな、または嵌りかけている銘柄を自動的に選択してくれるというのは、理想的な銘柄選択形のひとつだと思います。

たとえばチャットで、「この銘柄は26.3ドルをブレイクアウトしたらロング!」なんて言うかわりに 「INTC 26.3 Long side BreakOut」 として表示してくれればいいわけですね。

そうしたら、そのチャートのティッカーシンボルを叩いて、チャートを表示させれば、その値段のところに抵抗線があるはずです。

あとはその値段のブレイクアウトをチャートで確認すればいいということになります。

これをリアルタイムで教えてくれる。

そんなシステムがあればいいというのは誰もが考えることでしょう。

というわけで私も考え、開発を進めてきました。

で現在、ほとんど完成しています。

 

 

チャットテストをして、一度終了して、またテストを開始したことを、覚えていらっしゃるでしょうか?

下が、7月にそのチャットテストで取り上げた銘柄と、その銘柄を追跡して現実に獲れそうな利益幅を掲載した一覧表です。

項目は左から・・

日・ロングとショートの区別・銘柄

Bigin はチャットで取り上げた注目銘柄がクイックスキャンシステムのガイドラインをブレイクした値段で、End は基本的に次の壁が立ち上がった位置。

Diff は、Bigin  と End の差額、つまり利益ゾーンの幅をポイント表示。

70%の項目だが、実際にはガイドラインの幅全部は獲れないため、その70%分を実際の利益ゾーンと仮定した数字をポイントで表わしたもの。

70%Total はその実際の数字に近い利益ゾーンの累積合計ポイント。

Return は、純粋なガイドラインの示す利益ゾーンが、投下金額の何パーセントに相当するかを表示。
 


上のリストの銘柄と、動きについては、ギャッパーズアイにチャート付きで、ほとんどすべてが掲載されています。

もちろん、ブレイクしなかった銘柄は含まれていません。

トリプルセットアップ領域で、抵抗線をブレイクしたタイミングを速報しているのですが、時々上がらない、または反対方向へ動く銘柄は当然あります。

赤い文字と、Dif が0.1ポイント以下のものは、これに該当します。

25日から後のものは、私と私の助手でテストした結果です。

ただし脱出までを書くと、銘柄を推薦してトレードを誘導するサービスと受け取られてしまいます。

ですから「ブレイクアウトのタイミングだけを、トレードとメソッドの研究目的のために、限定されたメンバーへメンバーズサービスとして提供」する予定です。

8月中には、最終テストを終了して、8月中にサービスを提供する予定です。

詳細は今しばらくお待ちください。

 

日本の商品先物トレーダー SHAT さんからのご意見を掲載させていただきます。
 

少数派スペシャリスト?   SHAT

私はスペシャリストなどと言うのもおこがましいアマチュアレベルのトレーダーですけど、日本の商品先物なんてやってるのはこのサイトでは私くらいでしょうから、とりあえず私の考える商品先物のメリット・デメリットを述べてみます。
 
株の先物やE−miniと同じく、証拠金の解放が反対売買後に即時行われ、損益も反対売買後に直ちに反映される所は一緒です。

すべての銘柄はロングもショートも同条件でエントリーできますしね。
 
それ以外での商品先物の最大のメリットは、その証拠金の安さによる敷居の低さにあると思います。

各銘柄それぞれ一枚の証拠金の額が違っていて、安いモノは1万円台から高いモノで13万円程度ですが、ブローカーへの最低預け入れ金額は30万円用意しておけば、ほとんどのブローカーは口座開設オーケーです。

中には1万円台の銘柄1枚分の証拠金から始められる所もあります。

かなりの少資金からでもトレードを始められるわけです。
 
手数料はブローカーによって違いますが、大体平均して1枚往復1000円、日計り500円くらいで全銘柄共通の場合が多いです。
 
それと、株に比べ多彩な注文形態があります。

いわゆるトレイリングストップなどに使う逆指し注文はすべてのブローカーで使えますし、私がメインで使ってるブローカーは建落同時注文(エントリーと利食いポイントを同時発注できる)、ダブル仕切り(エントリー後のカットロスと利食いポイントを同時に発注できる)、建落ダブル仕切り(エントリー、利食い、カットロスを同時に発注できる)などがあります。

ちょっと頭を使えば、様々なトレイリングストップ技があみ出せますね。

はっきり言って私は逆指し注文がなかったら利益を出す自信がありませーん。


デメリットとしては、全上場銘柄が50程度しかなく、さらに1分チャートのイントラデイプレイが可能なくらいの出来高とボラがある銘柄が3銘柄くらいしかない事ですね。

デイトレなら開店休業状態もよくあります。
 
ちなみに1分チャートなどが使えるザラバ銘柄は現在7銘柄しかなく、それ
以外はすべて「板寄せ銘柄」と呼ばれ一日に4〜6回の時間を決めてのセリが行われる形式が取られています。

想像し難いでしょうけど・・・。

よってCQGも対応しておらず、問い合わせした時も今後もザラバも含め日
本商品市場に対応する予定は無いとのことでした(涙)。

もうこれを聞いただけで皆さんがザーッと引いていく音が聞こえるようです・・・。
 
基本的に板寄せ銘柄は約定する時にスリッページを喰らいまくるので、多めの資金量とそれなりのマネー・マネジメントの腕が必要だと思われます。

でも今考えると板寄せ銘柄トレードは、これはこれで随分いい勉強になった気がしますけどね。
 
自分勝手に結論を言っちゃいますけど、わざわざ日本の商品市場をやるくらいならE−miniやT−BOND、日経225、為替などの方が良いんじゃないでしょうかね〜

(どれも私は本格的にやった事は無いですが・・・)。

(;; ̄□ ̄;)と言う事で、大変お粗末さまでした〜。
 

 

0804 Mon.

トレーリングストップの設定値

今回の3DAY基礎セミナーの特集は、トレーリングストップ。

基礎セミナーではその仕組みを詳しく説明したが、大事なポイントは設定値。

この設定幅は一定時間にどれくらいの値動きをするかという点に、密接にかかわっている。

では最小のタイムフレームである1分チャートで、どれくらいの値動きがあるのかを見てみよう。

下は値段帯が25ドル代のインテル。

長いローソク足で0.1ポイントほど。



ローソク足チャートの下の部分に表示されている赤いレンジアベレージという計測用のマクロプログラムでも、+10(0.1ポイント)と表示されている。

つまり0.2ポイントも設定しておけば、通常の株価の上下幅のブレ程度では、問題ないといえるだろう。

 

下は100ドル以上の株価のEBAY。

これは株価が高いこともあって、0.5ポイントもの幅がある。

 

下のチャートは60ドル近い値段のSNDK。

同じ1分チャートでの、最大のローソク足の幅は、レンジアベレージという計測用のマクロプログラムでも、+46と表示されているように、何と0.46ポイントもある。

トレーリング幅を0.5ポイントは取っておかないと、急激な株価の動きで、ストップに当たってしまう。

逆に言えば、SNDKは「たかだか」50ドル代の株価なのに、倍ほどの株価のEBAYと同じレベルの変動幅があるということになる。

このように銘柄によって、最適の設定幅があり、この価格レンジによって違ってくる変動幅がおおよそわかっていれば、トレーリングストップをより有効に使うことができるというわけだ。

さらに、どのタイムフレームを使うかによっても変動幅は変わってくる。

上は3分チャートで表示したEBAY。

最大で0.68ポイントもの変動幅がある。

だからといって0.7ポイントもの設定幅でトレーリングストップを掛けたままでは、ストップ幅以上の上昇がなければ利益を出すことができないことになってしまう。

これは単純なストップリミットでも、同じことだ。

このように単なるストップリミットであれ、トレーリングストップであれ、ストップ値の設定幅と、設定のタイミングというのは、利益を出すためには、非常に重要なポイントとなる。

私は、この機能を身につけるため、実トレードでかなりの実験を繰り返した。

実マーケットでなければわからない部分があるからだ。

つまり、その機能を身につけるための投資をしたというわけだ。(笑)

このスキルを身に着けているかどうかによって、同じポイントでエントリーしても、利益を出せるトレーダーと、すぐにストップに引っかかってロスを出してしまうトレーダーとに分かれてしまうということにもなる。

これをもっとも早く身に着けることができるマーケットは、EminiやTBONDだ。

極端な言い方をすれば、Eminiは1銘柄、TBONDOも1銘柄。

だから、スペシャリストになるには、株式ほど、多くのレンジの銘柄を解析する必要がないということになる。

またトレーリングストップを使わないケースでも、こうした株価レンジと、そのの動きに対応したストップのつけ方というスタディーを通じて得るものは、非常に大きいだろう。

トレーリングストップという機能は、コツさえ飲み込めば、とても頼りになる。

まさにバカとハサミは使いよう。

募集を開始した、サマースペシャルのライブトレードセミナーでは、実際のマーケットで、こうした点について、重点的に分析し、ストップのスキルを身に着けていただくためのプログラムを用意している。

詳細な内容はこちらからどうぞ。

 


0803 Sun.

システム運用のプロ達の実態

大手機関投資家は、何年もかけて検証を重ね、大量の資金をつぎ込んで作り上げたシステムを持っている。

個人トレーダーの多くの方は、大手機関投資家などのいわゆる、一般的に「プロ」と呼ばれている集団が使っているシステムに対し、非常に安定した収益を出せるシステムだと いおうイメージを持っているかもしれない。

時間をかけて熟成した「すごい」システムで運用すれば、さぞや素晴らしい成績を残すことができると思いがちだ。

だが、果たして本当にそうだろうか?

セミナー受講された方の中には、証券会社に現役でお勤めの方がもいらっしゃるが、その中でもシステム担当の方もから聞いた話は、ちょっとここでは書けない内容だった。

それは、いい意味ではないことをお断りしておく。

ではこのようなシステムを持つ日本のプロたちは、どれくらいの運用成績を上げているのだろうか?

ブラックボックス化している、日本のシステム運用の実情については、我々が直接伺い知ることはできないが、次のような記事から、推測することはできるだろう。

2003年07月23日(水)付のロイターの記事によると、2002年度の年金運用の累積損が6兆円に達したという。

02年度の市場運用-8.46%、累積損6兆円=年金資金運用基金

[東京 23日 ロイター] 厚生労働省所管の特殊法人である年金資金運用基金は、2002年度の基金の運用結果を23日発表した。基金の単年度損失は3兆0608億円となり、2002年度末の累積損は6兆0717億円へと拡大した。

市場運用では内外株式の下落が響き2兆5877億円の損失となった。総合収益率はマイナス8.46%。

公的年金である厚生年金や国民年金は147兆円の積立金を保有。このうち50.2兆円(2002年度末)を、年金資金運用基金が運用している。同基金は、累積損が6兆円超となったことについて、「時価による評価額であり、今後の運用動向や市場の価格変動により大きく変わりうる」(幹部)として、年金財政に直ちに影響があるものではない、としている。

関係者は今年4―6月期の運用状況への明言は避けたものの、内外株式の上昇を中心に 「評価額は上方にシフトしている」との明るい見通しを示した。


2001年度は、厚生労働省念願の公的年金の「自主運用元年」と設定され、厚労相の決めた運用方針で積立金を信託銀行や生保などへ運用委託。

初年度に40兆円を運用したが、1兆3084億円の赤字。

赤字額のうち6182億円は、財投運用を除く28兆円を市場運用し、保有する国内株式の株価が17・05%下落したため、1兆円を上回る損失を出した。

昨年の3月に廃止された事業団は、それまでの15年間での積立金の運用事業で1兆7025億円の累積損失を計上、2001年度の累積損失は、3兆109億円 に達した。

厚労省は「株価低迷が原因で、長期の資産構成割合を定めた基本ポートフォリオによる予想の範囲内」と説明したという。

今後経済が回復すれがば収益が期待できるため、過剰に悲観せず運用してゆくという。

これだけの損失を出しても、実際の運用を委託された信託銀行、投資顧問会社へは、巨額な運用手数料ががっぽりと入るというわけだ。

2000年度、2001年度に支払われた手数料は、合計697億円!

知らぬは仏なり。(笑)

 

では次に以前も書いたことがあるが、米国のミューチュアルファンド、つまり日本でいうところの投資信託のファンドマネージャーの成績一覧を見てみよう。


 


もし2001年のダウ指数を買っていたら成績は -5.4%、ナスダックなら -20.8% というのが2001年のマーケット。

ファンドマネージャーの平均成績は -12.5%。

ただし彼らは全資金の5%しかショートできないといったようなハンディーを持っているから、ダウントレンドのマーケットで利益を出そうとすれば、かなりまめに売買を繰り返さなければならない。 

反面、人の資金だから負けても自分の懐は痛まないのだから、心理的なプレッシャーは少ない。

さらに少なくとも何十億以上という豊富な投資金額なら、下がった銘柄を買い足してコストを下げるという、いわゆるナンピンはやり放題。

ナスダックより成績の悪いファンドマネージャーがこれだけいるということは、QQQを買って、塩漬けになっていた方がはるかにましだというケースがかなりあるということだ。

トップの Cappiello 氏の成績は 17.37%。

個人が、2万5千ドルの資金でデイトレードをして、このトップファンドマネージャーを上回る年間18% で回そうとしたら、年間4500ドルの利益を出せばいいことになる。

1ヶ月で375ドルだけプラスになればいいのだ。

これくらいだったら楽勝だよね?

だから、もしあなたが、昨年18%以上の成績を残せたのなら、大いに威張っていいと思う。

きちんとしたメソッドを身に着け、自分でチャートを見ながら、ルールを守ってイントラデイでトレードをすれば、個人とレーダーは、ファンドマネージャーなんて問題にはならないパフォーマンスを残すことができる時代なのだ。

今ではトレード方法やツールに関しては、とても早いスピードで変化し、そして進化している。

それはマーケット自体が変化していることも影響しているだろう。

だからこそ、このスピードにについてゆけないものは、恐竜のように滅びるだろう。

ではその「恐竜」を具体的な例でご紹介しよう。

 

「一兆円ファンド」と呼ばれた国内最大規模の株式投資信託「ノムラ日本株戦略ファンド」 の運用について皆さんは、ご存じだろうか?

日本金融新聞で報じられたように、全く悲惨な結果に終わっている。

基準価格は6千円を割り、設定から1年半で40%強も落ち込むという結果で
2001年5月末から7月末まで基準価格は10%強下落し、設定来の成績はベンチマークとしての基準となる東証株価指数を約10%下回るという成績だ。

原因は何だろうか?

それはシステムとしての運用方法だ。

戦略株ファンドは規模とともに独特の運用手法で話題となったが、基本的な方法は、投資対象の異なる三つのファンドで構成し「大中型割安(バリュー)株」「大中型成長(グロース)株」「小型株」のファンドを専任のベテラン運用者が担当するというものだった。

専門性を発揮し、相乗効果を図るという謳い文句だったがもっとも悲惨なのが「大中型割安(バリュー)株」。

数字は公表されていない!が、3三つのファンドそれぞれのベンチマークの比較ではグロースや小型株が3-4%下回っているのに対しバリューは5%を超えていたようだ。

この時の株式市場は割安株が底上げという市場展開だったが、日本戦略株ファンドは、完全に読み違えたのだ。

 
何故か?

それはトレードの基本的な運用構造にある。
 
戦略株ファンドは2001年はじめから値下がりしたIT株を押目買いの対象にしてきた。

つまりナンピン買いだ。

プロなら最もやってはいけない方法だ。



運用責任者の清水孝則・常務執行役員によると、「住友電気工業」は足元のバリューファンド低迷の主因の一つだったという。

2000年12月に2000円台だった株価が急落したため、2001年には買い増しに動き、二月末には総資産の1.9%にまで比率を高めた。

平均買い単価は1512円とみられているが、2001年7月19日には株価が1200円を割ってしまったい。

「住友電気工業」は2000年に、WDM(光波長分割多重伝送)の成長期待で高騰したIT株だが、株価下落で収益面から割安感が浮上したと判断して買い増したという。

チャートを見ていないか?(笑)

おまけにダウントレンドで買うという逆バリ手法で、株価が下がればナンピンをするというまったく素人以下の運用方法だ。

こうした間違いは何も野村のIT株関連運用者に限ったことではない。

多くの日本のファンド運用担当者が、同じ轍を踏んだ。

急速な値下がりに比べて、収益はまだ高水準だったため、株価収益率(PER)などの投資尺度で見ると割安感が強かったために、強気でその組み入れ比率を高めたのだ。

2001年の1月から2月にかけて運用チームは、採算管理を徹底するため3つのファンドの組入れ銘柄を社内で分別管理していたが、グロースファンドに組入れた日立製作所や富士通をバリューファンドに移し替えたのだ。
 
わかりやすく言えば、「売り」(グロース)、「買い」(バリュー)と言う反対の投資判断を同一ファンド内で実行したのだ!

移管時は市場価格で売買したとみなすため、それぞれのファンドの損益は確定するが、戦略株ファンド全体でみれば当初の買いコストで持ち続ける結果に見える。

三人の運用担当者はそれぞれ読みを働かせたのだが、それが合わさったことで全体としてIT株依存度を高めてしまった。

こうした原因から戦略株ファンドは損切りの連続を余儀なくされのだがそれに輪をかけたのが、ポートフォリオのの基本がわかっていないと思われるような組み立て方だった。

設定当初から一兆円もの資金をIT株を中心に150銘柄に集中させるというギャンブルのようなポートフォリオを組み立てた結果、短期間で売却を迫られることになってしまったというわけだ。

設定から2000年9月までの7ヶ月で平均12万円強で買ったソフトバンクを5万円以下(株式分割を勘案)で売る羽目に陥ったのだ。

まったく素人以下の運用だが、野村アセットはあわてて、調査と運用部門を統合させ、銘柄選定のプロセスを見直したが後の祭り。

運用チームと増員した社内アナリストの専用会議も開き、投資判断の共有化を目指し、投資銘柄も2001年6月末で242増やし、輸送株や一部小型株の発掘などを始めたが焼け石に水。
 
一貫して運用成績が悪化したという、世界でもまれに見る珍しい経緯?の戦略株ファンド。

ブランドを信じ、何も知らないままに大きなゲインを夢見て預けた投資家たちの莫大な資金は、年1.9%の信託報酬を支払い、塩漬けになってしまった。

いかがだろうか?

こうした実績?を見ると、システムに対して費用と時間をかけて検証すればそのかけた費用や時間に比例して、パフォーマンスは下がると断言していいだろう。(笑)

皆さんはどのようにお考えだろうか?

 

0802 Sat.

今日は米国株基礎セミナーの初日。

近いから、当然マウンテンバイクでオフィスへ。

どちらにしても、通勤時間が5分というのは最高だ。

セミナーはいつものように、いろいろな業種の方が参加されているが、不況の昨今の世相を反映してだろうか、将来に備えたい、転職の可能性を見極めたいなど、非常に具体的な目的を持たれている方が多い。

懇親会では、ステップアップクラブへ参加された皆さんと合流。

日本株・日本株先物・Emini・米国株とさまざまなスペシャリストのトレーダーの方々と一同に会し、それぞれのマーケットの難しさや面白さなど、さまざまな話が飛び交い、時間が経つのを忘れてしまった。

 

私はトレードをしたことがないので、漏れてしまいました。

ごめんなさい。

プロとレーダーのH氏から補足の投稿をいただきましたので、転載させていただきます。

Hさん、ありがとうございました。
 


少数派、スペシャリスト?【日経225】 200204Hiro


Coolに「スペシャリスト」で各種対象があったのですが、「日経225」も
「忘れないで下さぁ〜い」と思い投稿しました。(笑)


「日経225先物」

日本株を対象としているが、トレード条件・内容は米国E-Miniと同様。

メリット・デメリットも似たような商品。だけど・・・



概要

日経225指数を商品化したもの。

マーケットの開始時間は株式と同じ午前9時00分から。

大引けは株式より遅く午後3時10分。

証拠金は証券会社にもよるが100万円程度から始められる。

取引の単位は枚数で行う。呼値は、現在10円単位。

レバレッジは1000倍で、1枚当り、10円の上下で1万円の損益

流動性は高く、常に現在値のすぐ上下に数十枚から数百枚の板がある。

取引手数料は片道、4千円〜5千円程度。

日計りの場合、反対売買は0円

大阪証券取引所以外にも、CME(米国)やSGX(シンガポール)にも上場されている。


メリット

日本株の現物株・信用取引と異なり、証拠金の開放が反対売買後に即時行なわれ、損益も反対売買後に直ちに反映される。

これによりデイトレードの場合資金回転率が向上でき、信用取引のマージンパワー以上の事ができる。

チャートソフトはCQGが使える。

「東証」より「大証」のシステムの方が安定している模様。

チャートは美しくないが、日経225指数自体のチャートと併用して、チャートの綺麗さは補う事ができると思われる。


デメリット

トレード対象が1種類となる為、セットアップ条件に嵌らない時は開店休業状態。

チャートは、呼値が、現在10円単位なので米国株に比較して美しくない。

ストップロス・トレーリングストップ機能を有する執行ソフトが存在しない。

(秋頃にはストップロスを有するのが出てきそうですが・・・)

関連URL

大阪証券取引所 http://www.ose.or.jp/

「先物・オプション」により詳しい情報があります。

CME http://www.cme.com/

「Market Data / Charts / Intraday Caharts 」にチャートあり



私見

SQ日前(1週間ぐらい?)は値動きが荒い場合がある。

寄り付きは、CMEの値を反映した先物の値と、指数との間でさやが開く場合がある。

(チャンスと捕らえる事もできるし、先物のGapと指数のGapで方向と幅が異なるので難しい場合もある)

=指数と先物のさやがなくなってからの方がトレンドは判りやすい気がします。

先物は指数の動きに対し、先物参加者の憶測で指数と違う方向へ行く場合あり。

前日のCMEの値は毎朝チェックするとよい。

チャートは美しくないが、個別株より動きが「素直(教科書的に動くような)」な
気がする。(あくまで私個人の解釈ですが・・・)

(急に暴騰・暴落せず、三段高下しながら、コンセンサスの取れた値に収束する)

セットアップ条件に嵌らない時は、ブンブンブンと逆立ちプレイで波乗りを模索中。

=なんか懐かしいプレイだ (^^;;



日本株ライブトレードセミナーへ参加された方からの、その後の様子が・・


【101】セミナー後7週目の結果報告  厚木のしんちゃん


今週は忍耐力を試される週となった。

結果 5戦4勝1負

週間利益目標には若干届かず無念。

寄り付き後リバーサルのパターンが多くさらにザラ場は横ばいという週で
エントリーの機会が少なくストレスが溜まっていけない。

反省

しかし動かない週でつくづく自分の忍耐力のなさを思い知らされた。

ウォッチ銘柄がセットアップにはまらない物が多いなかで結局エントリーなしという日もあった。

できない日はやらないが正解なのだがそこには自分との壮絶な戦いが、無意識のうちに”無理やり”エントリー理由を探しているのである。

”これはエントリーだ。しかしセットアップにはまっていないし”これを繰り返し今週は何とか自分に勝つことができた。

しかし、苦しかった。

情けない。

「セットアップばかり追いかけてエントリーできないで頭が固いやつだ」と思われるかもしれない。

しかし、私は解っている。

ザラ場中にセットアップを緩めてエントリーしうまく利益を出す。

自分では応用を利かせたつもりになり自分の腕を過信する。

そして毎日少しずつ応用?エントリーが増えていき際限なくセットアップを緩めそして遂にはセットアップそのものがなくなってしまい

気づいたら昔の自分に戻っている。

セットアップを増やすならザラ場中ではなくトレードしていないときによくチャートを検証しきちんとルールを決めて自分のものを作ることだ。

しかし私がそれをやるのはまだ早い。

今はきちんと基礎を固める時期なのだ。

 


【102】セミナー後8週目の結果報告  厚木のしんちゃん
 

先週に続きギャッパーズにはやりにくい週となった。

結果 10戦5勝5負

週間利益目標はかろうじてクリア。

展開が展開だから勝率は落ちた。

しかしたった2時間パソコンの前に座っていたことに対する報酬としては十分だろう。

勝率が落ちてもきちんと利益を出すことができたのはなぜか。

それはセミナーで言われたとおり大きく負けないこと。

エントリーの”方向”が正しいから極端に急激に反対に動くことはあまりない。

しかしすべてがうまくいくとは限らない。

ポイントはロスカットをきちんとできるかどうか。

わかってる。

きっとみんなわかってる。

私もそんなことは大昔から知っていた。

ただ、”実行”できるようになったのはセミナー受講後からである。

では、セミナーではそこまで心理が変わる魔法の呪文でも教えてくれるのか。

ロスカットができなかった人間が一瞬の躊躇もなくクリックできるようになる
呪文である。

”んな、アホな”とでも言わしていただきたい。

ただ、”きっかけ”は作ってくれる。

少なくとも私にとってセミナーは大きなきっかけとなった。

しかし7日間のセミナーの中できっかけとなる出来事や言葉は一瞬だ。

その一瞬をきちんと捉えることができた人だけ成功へのサイクルがうまく回りだす。

しかし、その一瞬はすべての人に同じではない。

そこが一番のポイントなのだが。

私の場合は。
 

 

0801 Fri.

守備範囲の広いトレーリングストップ

スプレッドの大きな銘柄で、マニュアルで脱出を試み、それまでのせっかくゲインを帳消しにしてしまう位置で脱出する羽目になった経験 をお持ちの方は少なくないと思う。

チャットでもトレーリングストップについて、具体的な数値を書き込んでいるが、実際に使ってみると、この機能は心理的にとてもラクだ。

エントリーしたら即、0.2ポイントほどの幅で掛けておけば、特にスプレッドの大きい銘柄や、50ドル以上の銘柄でなければ、OKだ。

500株なら、0.2ポイントの幅なら、ロスはわずか100ドル前後。

ロスの幅が確実に限定されていれば、思い切ってエントリーできるようになるだろう。

たとえば0.2ポイント上昇すれば、手数料を別にして、そのトレードでの負けはなくなるというわけだ。
 

上は買戻しの際の、トレーリングストップ選択のウィンドウ。
 

上は、買戻しでトレーリング幅を 0.2ポイントに設定したところ。
 

ただトレーリングストップは、設定幅を簡単に変更できるから、値を大きく変更してしまうと、結局大きなロスを取ることになってしまう。

欲が出ると時々やってしまうけどね。(笑)

この点は十分に注意をしなければならない。

 

利益確定で積極的に使う

トレーリングストップはロスのコントロールだけではなく、利益確定の際にもかなり使える。

実際の例で説明しよう。



このようにかなり高い位置からのエントリーのため、ここがちょうどダブルトップの位置になるかも知れなかったため、安全のために500株。(笑)

上はその執行記録だ。

下のチャートの緑のマークがトレーリングストップを動作させた位置。

黄色が0.05ポイント下の本来の動作位置。

赤が実際に確定した位置。

確定後の記録を見ると、スリッページ(指定した価格からずれて約定すること)が発生している。

このスリッページは、ストップ・オーダー(逆指値注文)で起きやすい。

マーケットでは指値注文がまず約定され、その後で逆指値注文が約定する。

その間のコンマ何秒の間にも値動きがあるために、約定された値段は指定した値段からズレてしてしまうというわけだ。

この銘柄は、スプレッドが大きく、その差が 0.1ポイント もある場合があるため、マニュアルでの判断では設定ボタンをクリックするタイミングが非常に難しい銘柄だ 。

マニュアルでの脱出では、判断の遅れに加えてスリッページが加わるわけから、トレーリングストップでの、この性能はかなりいいと考えていいだろう。

SNDKは脱出がもっとも難しい銘柄のひとつだと思うが、それにもかかわらず上のチャートの位置で脱出できるのだから、利益確定にも使えるこの機能はとても守備範囲の広い機能だといっていいだろう。

エントリーの方向が確実に特定できるようになれば、次は脱出の技術に目を向けてみてはどうだろうか。

明日からのセミナーは、このトレーリングストップ機能にフォーカスする予定だ。



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2003 0801-

 

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