Cornish Jazz Ensemble 2000 0413
コーニッシュ・ジャズ・アンサンブル野次馬レポート
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娘のジャズボーカルクラスでの実習の一環として、先週の木曜の午後7時半から、学校のステージで、いわゆる公開ステージがあった。
早速野次馬レポート!
もちろん入場料は無料でした。(笑)
100人も入れば一杯の小さなホールですが、学校の生徒や、私のような生徒の両親などで、8割くらいの席が埋まっていました。
時間どおりに行ったのだけれど、ホールには鍵がかかったままで、どうやらリハーサル中のよう・・
時間があったので、学校の周りを散歩がてら歩きながら写真を撮ったので、ご紹介。
このエリアは、ブロードウェイといって、シアトルのダウンタウンの山側に位置しています。
シアトルのCOOLな流行の最先端エリア。
ゲイから、茶髪の日本人若者までなんでもあり・・(笑)
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フリーウェイI-5を走りダウンタウンの中でマジソン通りを山手へ右折するとこの交差点にぶつかります。ここを左折すると、ブロードウェイストリート・・
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ドラッグストア(日本でいう薬局)のライト・エイドもこのようにネオンでハデハデ。(笑)ズームで見ると、若者が多い。
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この繁華街を抜けてから、また左折すると、全く違う雰囲気が展開するので少し驚きますが・・(笑)
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↑
さらに直進すると右側に、レストラン。
↓
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名前は、レストラン・バッカス・・・
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さらに直進すると右側に、Cornish College of The Arts
の建物が見えてきますが、学校らしくないのが特徴かな。(笑)
ズームで見ると、左側に海が見えます。
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学校の横から見た海側の風景
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学校の駐車場はこの通りの左側
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チューリップがきれいでした。
これで夕方というか午後8時ごろ・・
日が長くなってきたので明るい。
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このクラスではいつも伴奏をしていますが学校の生徒さんです。
打ちやすい、つまり歌伴としてのウデもあり、ソロのアドリブも、拍手喝采。
丁寧なアドリブで好感が持てます。
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ピアノにはきちんとマイクがセットされています。
打ち合わせ後、何やら思案橋ブルース(笑)
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テンポはすべて歌う生徒が指示。ドラムもよかった。
この人も、伴奏の常連です。
ベースは生徒さんのようでしたが、音程がちょっと甘い。
まあミュージシャンでなければ、普通はわからないレベルのことですから、まあこの際いいでしょう。(笑)
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一番手はコリアン・アメリカン
各自は2曲ずつ、ジャズのスタンダードソングを歌う。
なかなか背が高い。
何となく「うまい」と思わせるのが魅力かな。
アップテンポの方がいい。
姿勢がちょっと悪い・・
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フレンチ・アメリカン
見た目は少しワイルドさがあるけれど、歌はそれほどワイルドというわけではないようでした。
ちょっと、生活の匂いがする・・(笑)
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アメリカン・アメリカン
全体のバランスがまとまっている。
乗ってきたときのアクションがカッコいいとはいえない・・
聴衆を常に意識するのはいいのだけれど、「し過ぎ」て歌に響いている。
聴衆に媚びるのを控えて、自分の歌の世界に入れば、もっとよくなると思う。
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ジャパニーズで娘の番(笑)
英語のハンディーがまだある。
出だしがスローで難しいアカペラから入るのだけれど、音を間違った。
アリャリャ。それが響いて、一曲目はいいとこなし。お粗末。
2曲目はアップテンポで、どんどん持ち直して、スキャットはテクも音程もよかったし乗っていた。
聴衆を意識しないで、歌に集中しているのが伝わってくる。
顔の表情を動かしすぎ。まあ一生懸命なんだろうけど・・
一曲目と2曲目の落差が大きかったなあ(笑)
まあ本人は終わってから落ち込んでたけれど、失敗するのもいい経験。
いろいろうるさい親で悪いね。
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ラテンアメリカン
全体にまとまっているんだけれど、「これ」って言うのがない。
何となく全体にピンボケの写真のようで・・
ピントがシャープにあっているという部分がないと、聴衆を引き込めないだろう。
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音楽好きの野次馬による総評
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一流のプロって、ある種の「凄さ」を持っている。
観客はそれを感じているうちに、引きずり込まれて時間を忘れてしまう。
そういう匂いがないと、プロとしては大成しないと思う。
みんな、声にはそれなりに個性があるが、まだみんな歌に集中して自分の世界に入るというところまでは到達していない。
よくも悪くも、みなさん歌がキレイに、こじんまりとまとまりすぎ。
らしく聞こえても、まだ伝わってこない。
聴衆を意識すると、それは聞き手にすぐに伝わる。
盲目の歌手は余計なものが見えないから、こういった点ではズバ抜けた集中力と感性を持っている。
一流の歌手を含めていろいろな歌手のライブを数多く聞くことで、自分の耳を磨くのも大事だろう。
一人よがりではなく、客観的に自分の歌を見れる能力も必要になる。
そうして、自分で自分を好きな歌手になるようにを自分で創りあげるという、地道でそして大変な努力を続けなければならない。
頑張ってほしい。
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外へ出ると、街はすっかり夜
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夜のスペースニードル
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