F1-USGP 決勝
今日も昨日に引き続きスピードビジョンというケーブルTVのチャンネルで、F1グランプリ第15戦の決勝を観戦。
今日も天気がいいなあ・・
放映は、9月24日日曜日の午前10時から12時半まででした。
コースは少し雨が残っているため、セミウエットタイヤでスタート。
2位でスタートのクルタードは、血気流行ってジャンプ・スタート、つまりフライイング。
これは見ていてもはっきり判りましたが、そのかいあって?一位で第一コーナーを抜けるという波乱気味のスタート。
2位はシューマッカ、続いてハッキネンと、フェラーリがマクラーレン・メルセデス2台に挟まれるといううパターンでレースは展開しますが、クルタードの巧みなブロックで、シューちゃんはなかなかクルタードを抜けない。
あとの記者会見で、シューちゃんはちょっと文句を言ってましたが、後ろからハッキネンは追い上げてくるし・・、という、シューマッカにとってはちょっとストレスの溜まる展開でした。
しかし、上の写真で左側はシューマッカ、つまりアウトから抜きにかかりました。
いわゆるブレーキ競争ですね。
クルタードはインを譲らないものだから、危うく接触かというくらいの接近戦で、これは見ごたえがありました。
後ろはハッキネン。
しかしクルタードを抜いてからは、シューちゃん、どんどん逃げます。
ここでハッキネンは、賭けに出ます。
コースが乾いてきたので、ピットインをして、速攻でドライタイヤへ変えて一気にシューちゃんを抜こうという作戦のようでしたが・・これはちょっと危険な賭けでしたね。
シューマッカも同じセミレインなんだから、もう少し待ってもよかったのじゃないでしょうか。
どのみち燃料補給でピットインするのですから、そのときに交換しないと、タイアを変える分タイムを損するのですからね。
しかしまあそれくらいのことをしないとダメかなあ・・とハッキネンに考えさせるほど、シューちゃんは早かったともいえますね。
クルタードは、やはりフライイングがバレて、10秒間のピットストップというペナルティーを喰らい後退。
ハッキネンはタイアを変えても、シューちゃんのラップタイムの方がいい。
コースがドライになってきたので、マクラーレン・メルセデス側はドライタイアに変えたのに、セミウエットのフェラーリの方が速いとなると、心理的にマクラーレン・メルセデス側は慌てますよね。
さらに悪いことに、ハッキネンは25周目に、リアサスペンションの付け根のエンジンあたりから火を出してリタイア。
ドライバーズポイント争いでトップなのに、一点もとれないというこのリタイアは、まさにアウッチのギャップダウンでした。
ミナルディーのピットでは、ドライバーが止まりきれずに、ピット要員が足を怪我するというアクシデントも発生。
写真は左側のブルーのつなぎを着た要員が、今まさに倒れるところ。
このインディアナポリスはコース幅が広いために、追い抜けるポイントが多く面白いシーンが続出。
4位のジャック・ビルヌーブは、後半3位のフレンツェンを猛追撃。
ビルヌーブの車載カメラの映像で見る限り、ストレートでは追いつけない。
コンマ448秒の差だったので、第一コーナーでブレーキングを遅らせてインへつきましたが、左タイアがロックして煙が出ています。
しかしフレンツェンだって目一杯のブレーキなので、ビルヌーブは止まりきれずに・・
このように、芝生を突っ切ってショートカット(笑)
結局3秒も遅れてしまい、4位で終わりました。
まあこうでもしないと抜けないという判断だったのでしょうね。
ジャン・アレースィ(アレジ)は、またもやエンジンから煙を吐いてリタイヤ。
そうこうしているうちに、バリケロは着実なドライビングで、2位へ。
こうなるとフェラーリの1・2フィニッシュの期待が高まります。
レース終了間近には珍しくシューちゃんがスピン。
記者会見で、「居眠り運転か」と聞かれて苦笑していましたが、2位は同僚のバリケロだし、ライバルのクルタードは遥か後ろ。
という状況だったので、どうやら安心して集中力が不足したようです。
まあ、「それだけこのF1は運転がクリティカルで微妙なコントロールが必要なんだよ、おかげで目が覚めたけどね」・・なんて笑いながら答えてましたけど。
で、最後はワンツーフィニッシュ!!
どういうわけか、インディアナポリスは、なんだかイタリアのモンツァになったよう。
それくらい大騒ぎで、フェラーリクルーは、もう発狂寸前のようでした。(爆)
これで、フェラーリはまたまたイメージアップ。
北米での売上が伸びるでしょうね。
そういえば、TVでもフェラーリの宣伝は見たことないよなあ。
シューちゃんは、ハッキネンに8点差をつけて鈴鹿の第16戦を迎えます。
フェラーリも、マクラーレン・メルセデスに10点差をつけました。
2週間後には鈴鹿ですね?!
さあ、面白くなってきたぞ・・
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昨日は、マレーシアの石油財閥が資金を提供してるザウバー・ペトロナスについて触れましたが、このペトロナスというオイル・コンツェルンは、ポルシェエンジンのF1へのエンジン供給というプロジェクトにも資金提供を申し出てイいたようです。
2003年からポルシェのエンジンをF1へ供給するために、ペトロナスはポルシェへ年間50億円以上を提供しようと申し出ていたようですが・・
ポルシェは80年代にはTAGマクラーレンと組んで3度も世界チャンピオンを獲得したという実績もありますからね。
しかしこのハナシは、どうも立ち消えになったようで残念。
立ち消えの理由として、ポルシェは、現在VWと共同開発のV8ツインターボオフローダー「カイエン」の開発で手一杯だということ。
あとは、推測ですが、2002年からはトヨタも参戦して、世界の大メーカーが揃ってこのF1でしのぎを削るわけですから、しばらく様子を見てから・・というのも理由の一つのようです。
それに勝てるドライバーだってある程度限られているわけですから、優勝を狙うところ同士で奪い合いになるワケで、経費も嵩んだりと、まあいろいろ大変なんでしょうね・・(笑)
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レース結果
01) Michael Schumacher, No. 3 Ferrari, 73 laps
02) Rubens Barrichello, No. 4 Ferrari, -12.118sec
03) Heinz-Harald Frentzen, No. 5 Jordan/Mugen-Honda, -17.368sec
04) Jacques Villeneuve, No. 22 BAR/Honda, -17.935sec
05) David Coulthard, No. 2 McLaren/Mercedes, -28.813sec
06) Ricardo Zonta, No. 23 BAR/Honda, -51.694sec
07) Eddie Irvine, No. 7 Jaguar/Cosworth, -1:11.115
08) Pedro Diniz, No. 16 Sauber/Petronas, -1 lap
09) Nick Heidfeld, No. 15 Prost/Peugeot, -1 lap
10) Alexander Wurz, No. 12 Benetton/Supertec, -1 lap
11) Johnny Herbert, No. 8 Jaguar/Cosworth, -1 lap
12) Marc Gene, No. 20 Minardi/Fondmetal, -1 lap
13) Jean Alesi, No. 14 Prost/Peugeot, -9 laps (DNF)
14) Gaston Mazzacane, No. 21 Minardi/Fondmetal, -14 laps (DNF)
15) Ralf Schumacher, No. 9 Williams/BMW, -15 laps (DNF)
16) Pedro de la Rosa, No. 18 Arrows/Supertec, -28 laps (DNF)
17) Giancarlo Fisichella, No. 11 Benetton/Supertec, -29 laps (DNF)
18) Jos Verstappen, No. 19 Arrows/Supertec, -39 laps (DNF)
19) Mika Hakkinen, No. 1 McLaren/Mercedes, -48 laps (DNF)
20) Mika Salo, No. 17 Sauber/Petronas, -55 laps (DNF)
21) Jenson Button, No. 10 Williams/BMW, -59 laps (DNF)
22) Jarno Trulli, No. 6 Jordan/Mugen-Honda, -61 laps