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シアトルの南に位置する”フェデラル・ウェイ”という地域に、世界最大規模の木材会社ウェアハウザー社がある。
どうして知っているかというと、調べたからである。
Weyerhaeuserは、ホームページもあるが、難しいスペルだ。
日本語でのページもある。
というのは、この会社の100周年記念のビデオが製作されることになり、そのビデオに登場するアメリカ人(この会社のエライさんたち)がしゃべる英語の、日本語への吹き替えの仕事が舞い込んだのだ。
3週間ほど前にオーディションがあり、その結果の返事待ちだったのだが、忘れた頃に電話があり、「君に決まったから来てくれ」だって・・(笑)
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18日(木曜)午後3時前に、一路ダウンダウンへ。
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左の写真の左側は海だ。
もう一本山側のあたりに、録音スタジオがある。
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スクールバスがウロウロしている。こちらでは大体3時過ぎが学校の下校時間だからだ。
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録音スタジオの名前は、Rocket Pictures
だからこのように月の周りを、回っているロケットがレトロ(笑)
中はちょっとロフト風の雰囲気で、こういったちょっと古い絵や、
雑誌が無造作に置かれている。
中には、小さな録音スタジオがたくさんある。
スタジオの大きさからいうと、音楽というより、
映画やビデオの声の録音が中心のようだ。
で、小さなブースのあるスタジオで録音することになり・・
パソコンはマッキントッシュで、もちろんデジタルレコーディング。
ビデオの画像とあわせるので、「せりふ」の長さが決まっているらしい。
だから、アシスタントの帽子をかぶっている女性が、ストップウォッチを持って、時間を計りながら進めるのだが、彼女はアメリカ・アジアンようで、日本語は少しだけわかるようだけれど、作業を進めるうちに、ほとんど知らないのも同然だということが、だんだんわかってきた。
大丈夫なのかなあ・・(笑)
でブースに入り、2重のドアを閉めると、静寂の世界。
ヘッドホンをかけて、今日は喋るだけ。
カラオケじゃないんだからね。(笑)
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12ページくらいの原稿から、20フレーズほどを録音。
2、3人の喋りを録音するのだが、各テイクは大体3パターンで、しゃべるスピードが「遅め・早め・もっと早め」の3種類。
ただ、長めの文章で、言葉の組み合わせによっては、とても喋りにくいフレーズがあり、それを速くしゃべると舌がもつれそうになる。(笑)
大体一回練習したら、即本番。
ヘッドホンからエンジニアの指示を聞いて、ブースの中と外とでやり取りをする。
もちろんヘッドホンからは、自分の声が返ってくるが、はっきりと息遣いが聞こえるし、マイクを「吹く」とノイズが入ってやり直し。
取り直しは3回くらいだったかな。
昔、こうした録音スタジオでは歌ったり楽器を演奏したことがあるけれど、それより気がラクだ。
お疲れ様で、外へ出たら、1時間半ほど経っていた。
面白い経験だったけれど、映画やTVの2時間ものなんかだったら、結構大変な仕事だ。
まあ、どんなものでも、仕事となると大変なんだなあ・・
やっぱり、トレードのほうがラク。(笑)
でもいい経験をさせてもらえて、感謝!
Cool