1999 09 01-
990928 Tues.
デイ・トレードとは?
デイ・トレードから生まれた、各種のトレーディングのテクニックやセオリーをシステム化して、スウィングトレードに応用し、DTとスウィングトレードを組み合わせて、強力なパフォーマンスを発揮することができる時代になっています。
アメリカでは、そういう時代に突入しています。一般の投資家やトレーダーに、このことを正しく理解してもらうために、各種のサービスを提供し、プロとして最高水準の評価を受けている、Oliver
Velez
氏が、第一回目のデイ・トレーディング・エキスポのキーノートのスピーチで、明確にデイトレーダーについて明言されました。非常にわかりやすく明快なメッセージでした。
彼の淡々とした、それでいて力強いメッセージで、私は非常に大きなインパクトを受けました。自分の能力を自覚してそれを多くの人へ正しく伝えることの重要性を改めて、教えられました。
彼と共に過ごし、聞き、そして語り得た教訓を、日本の皆さんに伝えるということは、非常に価値があり重要なことだという自覚を新たにして、シアトルへ戻ることができたのは、今回のエキスポへの参加の最も大きな収穫でした。
プロのデイ・トレーダーとは、脳外科の医者や弁護士と同じように、非常に専門的な知識が必要な職業です。
きちんとした教育を受けて、あらゆる場面できちんとした仕事をすることが要求されます。これができなければ、生計を立てるだけの利益をあげることができません。
こういった知識を、そう簡単に習得することができるでしょうか?
間違った診断をした医者は患者にとって大きなダメージを与えることになります。
デイ・トレーダーも同じことで、何故そうするのかという判断が、セオリーからはずれたり、トレードの基本を破ると、損失というダメージを受けることになります。
エキスポでも1ミリオン・プレーヤーのショートセミナーが各種用意され、プリスティーンは教育に対する重要性を繰り返しアピールしていました。
ビジネススクールでは通常のビジネスで成功する可能性は30%以下だと教えています。レストランビジネスにいたっては、20%以下です。
アメリカでは富の60%前後を、わずか30%の人間だけが、得ているという現実があります。
デイ・トレードという仕事の失敗率は、これらのビジネスと同じか、より低いという事実をきちんと伝えるには、余りにもこのデイ・トレードの業界が若すぎる、という問題があります。
会社経営に失敗したり、閉鎖せざるをえなくなったレストラン経営者だけを取材して、危険なリスキーなビジネスだと言えば、物笑いのタネになるだけですが、デイ・トレードというと、どういうわけか、株イコールリスキーという、ワンパターンな思い込みのフィルターを通してしまう人が多いののも、また現実です。
デイ・トレードという高度な能力をきちんと習得する前にトレードをすれば、必ず損失を出します。ですから、フルタイムでトレードをするのでなければ、スウィングトレードを選択するのが、正しいデイ・トレードの方法なのです。
デイ・トレードには、正しい教育と訓練システムに加え、それをサポートする情報サービスと、そのニーズにあった環境やハードウエアソフトウエアが必要です。これを総合的に提供して、実績を上げているのが、Pristine.com
で、このノウハウは、13年以上に渡って築き上げられてきたものです。
日本語でのセミナーで公開したメソッドは、現時点で最高水準のものですが、これをきちんと運用できる能力がないと、このメソッドの効果はありません。
これには、フルタイムで取り組んでも、時間がかかるのです。
ペーパートレードで利益が出せないのに、安易に実際のトレードを始めるのは自殺行為です。
ペーパートレードで、きちんと利益が出せないトレーダーが実際のお金を使ってトレードするということは、確実な損失を意味します。
セオリーの基本を守れないトレーダーは、デイ・トレーダーの真似事をしているだけの偽者です。
人の命にかかわることではありませんから国家試験こそありませんが、こうした偽者が横行しています。
自称デイ・トレーダーを名乗る、ただのギャンブラーなのです。そしてそのギャンブラーが損失を出し、デイ・トレードは危険だと主張するのです。
医者でもないのに、医者だといって診察をする危険と同じ危険を、自分に対して犯しやすいのが、デイ・トレードなのです。みなさん、くれぐれもご用心を!
990926 Sun.
デイ・トレーディング・エキスポ
2日間にわたって、開催された、第一回目のデイ・トレーディング・エキスポへ、Daytradenet.com
のプレスとして、取材をしてきました。
アメリカのデイ・トレード業界の主だったところが、すべて集まったいわゆる、業界の会合という意味合いも強い大会でしたが、期間中、日本のマスコミの方がいるかどうかが、実は少し気になっていたのです。
プリスティーンNWのスタッフと行動を共にして、この業界最高の位置と自他ともに認める、Pristine
の圧倒的なパフォーマンスを目の当たりに見ることができたのですが、これは想像以上のものでした。
私は主要なイベントの主だったものには、プリスティーンのスタッフと共に参加したのですが、その間中も、日本のマスコミ関係者を見かけることはありませんでした。
同じアジアでも、中国系・韓国系の人は多かったのですが・・
大学生と小学生ほどの差があるとい言われる、金融面でのアメリカと日本の違いは、想像するよりも急ピッチでその差を広げているようです。
キーノートとして、スピーチをした Oliver
氏の、論旨と内容は追って特集でお知らせしますが、先日の日本語のセミナーは、現在のトップクラスのセオリーを日本人へ紹介した始めてのイベントとして、アメリカのプリスティーン本社からも、高い評価を受け、今回の参加は私にとって、素晴らしいものとなりました。
このPristine.comのプレスリリースは、現時点ではまだプリスティーンのWEBにも掲載されていない、最新のものですが、
PRISTINE.COM OPENS WEST-COAST BRANCH
Seatle-based Pristine Capital Northwest to Offer Full Array of Pristine.com's Services
というタイトルで始まっています。
その中で当サイトは、以下のように紹介されていました。
Kicking-off the launch of it's new office activities, Pristine Capital Northwest
co-sponsored a one weekseminar with DayTradeNet.com,
Japan's leading online investment education service. The seminar was attended by 30
Japanese-Speaking traders.
なおプレスリリースについての問い合わせ先は
Contact : Dina George
212-537-8025
と、またプリスティーンの片棒を担いでいる?ようなことを書いてしまいましたが、プリスティーンが現在での最高のトレードの教育システムだということを、業界は充分に周知しているという事実は、このエキスポで再三にわたってスピーチをされた、Oliver
氏と共に参加して、非常によくわかりました。
また、Oliver
氏を始めとする、プリスティーンの首脳部へ、アジアのマーケットが非常に将来性のある巨大なものだということを、直接伝えることができ、彼らもそれを充分認識していることがよくわかったのも大きな収穫でした。
普段座っていることが多いのですが、前回のセミナーでかなり鍛えられた?ため、今回は、セミナーの時よりも、まだラクでしたが、それでセミナーに続いて、立ちっぱなしの取材で、足が棒になってしまいました。
これがいちばんツラかった。そのうえ、毎日アメリカ食、英語攻めで、疲れました。なっていっているようじゃ、ダメですね。(笑)
データ供給のメジャーカンパニーや、Executioner 創設者の Mack Arnette
氏にも直接お会いし、日本語化についての基本合意が得られたことをお伝えして、今日のCOOLの締めとさせていただきます。
近いうちに、今回のエキスポの特集をします。乞う、ご期待!
990919 Sun.
ネットの威力
インターネットを通じて、多くの人同士が知り合い、そして実際に会うということが、現実のものになるのを、目の当たりに体験することができたのも、今回のセミナーを終えて、大きく印象に残った点だ。
ネット上ですでに知り会っている部分に、実際にその方と会って、話をしてみたときの印象を重ねるという、知り合った人に対する理解の仕方は、今までのコミュニケーションとは、一味違うようで、これは嬉しい驚きだった。
お互いが力を合わせて、それぞれが目標とすることを助け合うことができるという、潜在的なパワーがあるのだろう。
同時に、これは個人という、集団ではない一対一のコミュニケーションが基本となっている点が、非常に大きなポイントだろう。
実際に、その人に触れてみてわかるものが、さらにネットでのコミュニケーションを深くすることもできる。
ネット上でだけではなくそれをきっかけにして、より多くの人との出会いが可能になるというのは、素晴らしいことだ。
それを実際に体験できたことは、大きな感激だ。
システムやツールは、まさに「使いよう」で凶器にも素晴らしい夢にもなる。個人の使い方に、その結果が大きくゆだねられる時代になってきているのだろう。
ネットを、素晴らしいコミュニケーションツールにすることができるのは、まず自分の自覚からなのだということを、改めて強く実感した次第だ。
ネットだけでは伝えられない部分は、確かにかなりあると思う。
だが、言葉では伝えられない部分を、ネットで伝えることができるというのもまた真実だろう。
このネットプラス、オフ会は、強力なコミュニケーションシステムだと思う。みなさん、オフ会をどんどんやりましょうね。(笑)
990918 Sat.
ここの更新がこんなに途切れたのは、去年休暇でジャマイカへ行ったとき以来だ。昼寝から醒め、一風呂浴びてこれを書いている。
こんなに楽しく充実した一週間を過ごせたのは、私の人生で始めてだと言い切っていいと思う。
同じ目的を持つもの同士の連帯感から、さらに増幅された熱意が、容赦なく伝わって来る、というパワーを受け続けた一週間だった。
こちらも、真剣に立ち向かえれば、何とかなるという素晴らしい体験をさせてくれた、30人の勇敢な人たちが去って行く寂しさを感じ、心なしかディスプレイの文字が滲んでくるのは、疲れからだけだろうか・・
とつい感傷的になる週末を迎えていますが、皆さんの一週間はいかがでしたか?
書くことがありすぎるという贅沢な悩みを抱えて迎える週末は、文字では言いあらわせないほど、ナイスです。
遅くなりましたが、みなさん、よい週末をお過ごしください。
P.S
セミナー参加者のみなさん!よいフライトとドライブを!
See you again !
990909 Thurs.
セミナーの準備に追われていたところ、一通のメールが届きました。
出版社からのメールで、本の表紙のPDFファイルが添付されていたので、許可をいただき、早速ここで公開させていただきます。
タイトル『デイ・トレーダー』
発売日:10月1日
定価:1600円+税
発行:メディアワークス
発売:角川書店
というわけで、少し気合が入ったところで、最後の追いこみだあ・・。
なわけで、今日はこれで、失礼します。
990904 Sat.
今週は、子供の学校が始まったこともあって、まさにてんやわんやの一週間だった。けれど、ポジティブな方向へ走っているのだから、忙しいなどとバチあたりなことはいえないが、少し疲れた。
なわけで、今日は例の Cyan
先生のところへ行ってきた。
今日の今日というので、予約できるかどうかが心配だったけれど、ラッキーなことに、午後のいい時間帯に空いていた。気分的な疲れもすっかり
Wipe Out
紀伊国屋へ寄って本をピックアップして、クルマのノーズを東に向ける。
不思議なもので、ダウンタウンへ向かうときは、ミアータに対しては「ただのスポーツカー」という意識だったものが、帰り道ではシフトの切れ味に頬を緩め、エグゾーストサウンドに耳を傾けるようになる。
精神と肉体の疲れというものは、年とともに予想以上に人の感性へ大きな影響を与えるもののようだ。ここを知らず知らずのうちに鈍らせてしまうのを気をつけないと。
ミアータは、7年と10万キロ以上も故障なしなのだが、やっかいな問題がある。家族で出かけるときは、325ででかけるのだけれど、こちらはさらに8年と13万キロ以上というコンディションなのだが、ミシリともしないボディー剛性と、懐の深いサスペンションに加えて、よくできたシートの魅力で、いつも心が揺れるのだ。
でも、そうして半日も走り回って、そのあとミアータに乗ると、その手足のような軽さと、スティックシフトのダイレクト感、それにオープンの素晴らしさと、フルスロットルの快感で、「やっぱりクルマはこうでなくちゃ」と、揺れた心も元へおさまる、ということを繰り返している。
これから寒くなる季節なのだけれど、特に冬になると325にはシートヒーターという強力なウエポンがある。
まあ、家族の前ではやせ我慢をしているが、何を隠そうあれはけっこう私にとってはアピールするポイントが高いのだ。
オープンカーにこそ、シートヒーターは必要だ。
暖かいシートに座って、ヒーターを効かせて、オープンエアを楽しむ、これはドライバーにとっての最高の贅沢の一つだと思う。
そうすると、BMWのようなミアータはないのだろうか?と思い始めるのは当然のなりゆきだ。
じゃ、ポルシェのオープンにしたら、と思うヒトは読みが浅い。
もちろんフェラーリのように目立つのはアメリカではご免だ。
それに高すぎる。
アメリカに住む私にとっては、あれは全く魅力がない。
日本に住んでいたとき、911に6年と11万キロ乗ったが、アメリカに住むと不思議と、ポルシェへも行かない。
なぜだろうか。これも不思議だ。
日頃のメンテナスが大変なのもパス。
かといって、メンテナスの超ラクなメイドインジャパンのHONDA2000
は、すでに対象外。
残るはBMW・Zか・・Mもある。
しかしあんなにパワーはいらない。
ポルシェは、着座位置が比較的低い。
ミアータはそれほど低くはないが、それでもZよりは低いようだ。
外から見ると、Zは肩の部分が完全に見えている。
馬に乗っているようなといえばいいのだろうか。
そういう感覚の見え方なのだ。ここがちょっと気になる。
・・などと勝手なことを考えながら、家へ着いて、のんびりとニューズウィークをパラパラとめくってみる。
ニューズウィーク雑感
同じニューズウィークでもアメリカ版と日本版では、記事だけを比べれば同じだが(あたりまえ)紙面の構成がかなり違う。
一番違うのが、横書きと縦書きの違い。英語と日本語の違いを象徴するようだが、こういうWEBは、横書きが普通。縦書きのWEBってあるのだろうか。
NW日本語版は、Periscope, Cyberscopeという小さなコラム記事のある最初の数ページは横書きで、あとは縦書き。
ただし表紙・宣伝などはすべて横書き。私は横書きのほうが読みやすい。あなたは?
いくつか気になる記事があった。
NWでは、1ページほどの経済コラムに面白いものが多い。
たった一ページだけれど、それぞれのコラムを受け持つライターの視点の広さがよくわかる。
野心をもたなければ、何も始まらない
NWのコラムニスト、ロバート・サミュエルソン氏の今回のタイトルは、「野心をもたなければ、何も始まらない」
好況のアメリカでは、野心が悪者扱いされていると指摘し、過度の欲望は悲劇につながるが、野心がないと未来は開けないと結んでいる。
経済状態がいいと世の東西を問わず安定思考になるようだが、こういうコラムを読むと、アメリカは誰もが人生を切り開けるという理念のもとに、建国されていることがよくわかる。
抜け出せない円高の罠
また、彼は3ページにわたって、「抜け出せない円高の罠」という題で、内需主導型の成長ができないと、日本は為替に翻弄されて苦しむことになると警告している。興味深い記事だ。
私は、為替のことは気にしていない。専門家でさえ最も予測の難しいトレード対象だ。だって世界中のトレーダーが、為替という一銘柄だけを対象にトレードをすると考えれば、その難しさがわかるだろう。
個人が参入すると、まさにイチかバチかの世界になってしまう。
もちろん、経済のファンダメンタルズには関係するけれど、個人がこれに一喜一憂する必要はないというのが私の考えだ。
日本とアメリカの間の送金時に、高くなったとか安くなったとかいう感想を持つ程度だ。
リスクの低い株式投資は可能だ
プロフィット・リサーチセンターのリチャード・ヴェルナー氏のコラムは題して「リスクの低い株式投資は可能だ」として、預金も年金も頼りにできなくなった今、株に注目する必要があり、価格変動への不安もやり方によっては、軽減できるという内容だ。
金融の教科書によると、リスクは「資産価値のこれまでの変動」から定義されているが、株式投資は最も高い収益が得られるが価格変動も激しいから、リスクが高いというのが常識とされてきた。
しかし、これには大きな問題があり、このセオリーは、株価が理由なく変動するかのように想定されていることにある。
だが現実の株価の値段の上下には必ず何かの理由があり、それを予測できれば、「ハイリスク・ハイリターン」の株式投資を「ローリスク・ハイリターン」の投資へと転換できると指摘している。
この点は、私が前から「ローリスク・ハイリターン」は可能だと主張している点と一致しているし、そのとおりだと思う。よくいってくれました。(笑)
教科書や学者の理屈は、往々にしてこうした、「机上の屁理屈」が多いから、まあ気にはしてないけれど・・
株式全体の指数の動きに連動したインデックスファンドが狙い目だと書いているが、これなら株価全体のトレンドをつかんでおけば、ひどい結果に終わることはほとんどないだろう。
どのみち、金融専門家や政府のエコノミストでさえ、将来の予測はできないのだから、わびしい隠居生活を送るリスクよりも、慎重に計算された投資リスクをとるほうがましなことは確かだと結んでいる。
嗚呼「ボキャ貧」日本
漢字が書けない、作文ができないという現象が激しいという。
日本人の深刻な国語力の低下の原因はどこに?というタイトルで面白い例がのっている。
カサエルが暗殺されるときの有名なフレーズ「ブルータスお前もか」の
「ブルータス××××か」の空欄を埋めよという問題での珍回答。
「ブルータスはにこやか」・「ブルータスは君か」
「情けは人のためならず」は「情けをかけなさい」という意味か、「情けをかけるのは人のためにならない」という意味かを毎年新入生に聞いている教師によると、今年の正解率はわずか25%だという。
もちろん「情けをかけなさい」という意味なのだが、正解率は10年前に比べると、半減しているという。
原因は、若者は同世代のものとしかつきあわないため、言語体系の豊かな年配者と話す機会がないことに加え、お膳立てされた環境で育つために、言語能力を養うのに大切な生活経験に欠けていることだと指摘している。
噂の真相
月刊誌「噂の真相」の編集長のインタビューも載っている。
創刊時の5万部から現在20万部へと発行部数を伸ばしている話題のメディアだが、岡留編集長は、政府や国家は常にチェックしていなければ腐敗すると指摘。
日本のメディアは、悪評高い記者クラブシステムによって、権力側の情報をもとにした記事ばかりになっていると明快だ。
日本の若いジャーナリストについては、情熱と使命感に燃えた人間は減り、銀行と証券会社と出版社の採用試験を受けて出版社受かったら入社するというケースが増えているという。
本当の意味でのジャーナリストが次世代に多数出現するのはますます難しくなっていくだろうという。
ジャーナリストの世界でも、アメリカとの差は、ますます広がるようだ。
990902 Thurs.
September
今年もあと4ヶ月を切り、セミナーの準備も峠を超えた。
学校も始まり夏も終わった。今年のマーケットは波瀾が少ないようだ。
今日は、セミナーを前に、5月に、トレーニングに来られた、お二人のその後についてから・・
5月のオールテックのセミナーはもちろんすべて英語だった。
トレーニングの完成度としては、今回の日本語のセミナーよりは低かったかもしれない。しかし、その後のお二人の軌跡からおぼろげながら、次のようなことは言えると思う。
まず、実際のリアルマーケットを体験できたこと。
これは大きいと思う。専用高速回線と専用ソフトを使って、実際のマーケットでのリアルタイムペーパートレーニングの体験は、マーケットの速さ、怖さなどを目の当たりにして、その後のトレード観やスタイルに、少なからぬ影響を与えただろう。
日本から、いってみれば、デイトレードではない、スウィングトレードで、プラスの成績を残せているというのは、私の時から比べると、大きな進歩だ。
メソッドが3年の間に熟成され、進化しているということも、関係しているのだろう。
お二人ともすでに、トレードをされていたから、私の時とは、スタートラインが違うから、まあ当然なのかもしれないが・・。
Tさん(スタスキーさん)は、ご自分のサイトでその軌跡を公開されている。試行錯誤を繰り返すそのチャレンジを公開するというのは、勇気のいることだ。Nさんは、また違った取り組みをされて、今回また、日本語のトレーニングに参加されるという。
このように、トレーニングセミナーは年齢をはじめとしたライフスタイルの違いにあわせたトレードを見つけるための、非常にいいきっかけになったのだと思う。
加えては情熱だろう。情熱は人を動かし運命も動かすことができるだけの、すばらしいパワーを持っている。
自分もそういう力を持っているかもしれないと、強く自覚するというのは、人を大きく変える。
よくも悪くもだが・・
こういう、トレードの技術ではない、目に見えないものと、トレードの技術とがうまく組み合わさる相乗効果には、驚くべきものがあるのだと思う。
人にできることは、自分にもできるはずだという信念というストレートなパワーは、いわゆるベンチャーといわれる、全く新しいものへチャレンジするためには、絶対に必要なものだ。
今回のセミナーへの参加者の多くの方は、40台から50才台後半が中心で、いってみれば、私に近い年齢の方が多い。
すでに社会的に多様な経験をされてきた方が、自ら望んで勉強をしようとする気持ちをもたれて参加されるのだから、多分多くを吸収されることと思う。
私のトレードのスタイルは、私に近い年代の方には、非常によく理解していただけるのではないかと期待している。
シンプルでストレスの少ない方法で、自分や家族の時間を大切にしながら、人の幸せに直接関係する経済的な基盤を構築できるというのは、人生の後半をを過ごすための最高の趣味のひとつだと思う。
仕事と考えずに、実益の大きな趣味として、残りの人生を楽しく生きるためのひとつの方法がある。それを見て感じてもらえるセミナーができればいいと思っている。
990901 Wed.
今日から9月。息子も今日から学校だったのだけれど、昨夜から興奮して夜中に起きるので、こちらもつい目がさめて、とんだとばっちり。
娘は、バイト。
ベネトンで働いているというけれど、私のファンダメンタルズの分析によると、余計なものを買って、マイナス収支になるというのはかなり確実ですが、それが青春。(笑)こちらも、もうすぐ学校が始まる。
今日は、カークランドの新オフィスの家賃を払いに行ってきた。
涼しいけれど天気はよくて、絶好のドライブ日和。
で、今日はそのオフィスの内部写真を公開!
家主の、ネクステルという会社のオフィスの看板?から
控えめ過ぎて、字がよく見えませんが、拡大するとパートナーシップで運営されている通信系の会社だということがわかります。
家賃を払うときに、パートナーの一人のマークさんが、「事務所を見ていくかね」ということで、案内はいらないのですが、案内してくれました。
拡大するとマークさんが写っています。柱からは配線がはみだしてます。
突き当たりの少し向こうが、ネクステルとの壁になります。
拡大すると、左側に個室のオフィス部分があるのがわかります。
まだ、工事中もいいところ、というよりも表面的には、何も進んでないように見える。(笑)拡大しても同じ。(爆)
上の写真の右あたりから撮ったのが次の写真です。
拡大すると中央右側に個室が見えます。
上の写真の右端の柱から左部分が次の写真です。
拡大すると個室はドアと窓付きなのがわかります。
カークランドのメインストリートが、拡大するとここから、交差点の様子がよくわかります。渋滞することはないようです。
向こうにに見えるのはアパート。
ここは、場所的にはスターバックスもあるし、レストランもあるし、この場所へ来る途中の景色もいいから、通うのが楽しみ。
海が見える側は、ネクステルが使っているけれど、2年後にはそちらへ移って、ここをどこかにサブリースしようなどと、捕らぬ狸の皮算用もまた楽しからずや・・。
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1999 09 01 -