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1999 04 15-


990430  Fri.

S&P 500 Futures

S&P 500 Futures という指標は開始前のCNBC で画面 右下へ表示されているので、プラスだと「今日はギャップ アップで始まる」可能性が高いなあ・・
くらいはわかるのですが、その後がどうなるかまでは、 いくら Futures  といっても、予測は無理ですね。

衛星放送だと、日本でもCNBCは、リアルタイムで見る ことができるのでしょうか?

できるのならテレビを見るくらいで、十分だと思います。

トレードでは、Dow,NASDAQ,Futures,国債などのチャート を同時に表示させて、全体の流れを見るのですが、 これはディスカウントブローカーのソフトでは無理です。

私見ですが、日本からのトレードには、Futures の指標 を単独に監視しても、実効という意味では効果がないと 思います。
 


オープン記念

ようやく、新しいサイトをオープンして、掲示板も開設 できたので、いろいろ書きこんでいます。

その中で昨日、CSCOについて書いたのですが、 注意して読んでおられた方で、買った人はウハウハ だったはずです。


私からの、オープン記念情報だったのですが・・



Date & Time 04/29/1999 19:39:33
Posted by hatch

この銘柄のこのチャートを見ると

ここのチャートは、時々重いときがあるのですが、
短期の動きを見るには、いいチャートです。
All Tech Investment が、使っている Execute
システムを提供しているところのです。

http://webservices.pcquote.com/cgi-bin/
attaincharts.exe?w=600&period=120&time=5
m&chart=Candle&chart1=MA&i0=1&i1=0&i2=0&i3=0&s=Linear&symbol=csco

重いときや、動作の悪いときは
http://webservices.pcquote.com
をコピーして、ブラウザのアドレスウィンドウへ
貼り付けてみてください。

なかなか、ナイスなパターンです。


昨日から今日のグラフです。

普段は、こういう予測は書きませんが、時々やるん です。

サービスのつもりです。
 

それと、チャート分析の威力を知っていただきたい のです。

研究すれば役に立ちますよ。

翌朝開始の値段が112ドルあたりで買った人は、 約20分で、2ポイントほど上昇しましたから、その 半分しかゲットできなくても、1ポイントつまり 1000ドルは利益が出たはずです。

DTなら6万ドル弱の投資金額で、約20分で1000ドル のパフォーマンスです。


かなり、分かりやすいパターンですし。

こういう動きの銘柄なら、日本から、リアルタイム チャートを使えば、デイ・トレーディングが可能だ という例ですね。


売りの時間も10分はありましたし、売り損ねて も最後まで待っていれば、また戻りましたね。

トレード・フロアでのDTなら、こんなに持ち続け なければ、今日は一日2回のチャンスがありました ね。


午後3時過ぎには、110ドルまで下がり、引けに かけては114ドルくらいまで上がりましたから、 午前中に損をしたトレーダーも、4ポイントは 無理としても、この時間帯でまた、半分の値幅の 2ポイントくらいはとれたはずですね。

非常にわかりやすいチャートです。


日本の移動平均線を、クロスするところで上昇して いますから、まさに教科書に載せるにはぴったり のチャートです。

ファンダメンタルズの面から見ていれば、完全に 見逃すはずです。

チャートで動きをよく監視して いれば、チャンスはあるということです。

CSCOなんてこの時期には対象外だという、 思い込みは、こういうチャンスを逃がします。




990429  Thurs.

新しいサイトをオープンしました。

株式関連情報をここにまとめました。

まだ新しいコンテンツを準備中なのですが、3ヶ月もすれば 充実してくると思いますので、時々のぞいてください。

一段落ついたら、今までのサイトのことも考えなくてはね。

編集部から、掲載誌SPAが届きました。

うーん、何だか他人みたいだなあ。正直なところ。

確かに取材の通りではありますが、少しづつの成果が 積もった結果ですし、年齢もみなさんとは一回り以上違います からね。

本人の自覚とは違い、不思議な感じです。

私にとっては、ごく普通の生活。

文字で書くと、よく見えます。

5年、10年後、とたっぷり時間を使えば、誰にでもチャンスが ある時代になりつつあるというのは、素晴らしいことです。

 

失敗

特に、アメリカでトレードできるというのは、環境や意識が 日本より自由ですし、逆に失敗を乗り越えた人間の方が 評価が高い国ですから。

失敗は、人間につきものだという前提の社会です。

そうやってアメリカ人は開拓し建国してきたのです。

歴史に縛られない、ダイナミズムです。

失敗をしなことがないというのは、まったくチャレンジをして いないということにもなります。

本人はチャレンジをしているつもりでも、周りからみると、 逃げているというようなことは、日常茶飯事です。

本人は自分の歌がうまいと思って、自己陶酔していても、 聞いている側は、「長いなあ、え!3番まであるの・・」 と、勘違いが多いことは、みなさんよくご存知の通り。

勘違いに上下の隔てはありません。

似たようなものです。

失敗をしたり、お金のない経験をして、本当の友人や ヒトの見分け方が、わかるようになります。

車を運転していれば、交通事故に遭うかもしれません。

車を運転しなければ、事故という何らかの操作の失敗の 結果に出会うことはありません。

でも、家の周りをウロウロすることしかできませんね。

車なら行動範囲が飛躍的に増え、景色に感動したり、 ドライブを楽しむこともできます。

30台から40代になって、チャレンジをする人は、意外と それほど大きな失敗はしないものです。

大の大人が、真剣にしていることに、大きな手落ちは ないものです。

失敗するかどうかはやってみなければ わからない。

だからチャレンジしている人は、次々と成功するというのは、 一理あるのです。

チャレンジをしないで、逃げの姿勢でいる人のところへ、 突然「取り返しのつかない失敗」が、居座るのです。

失敗だって、人を選ぶのです。

というのは、言い過ぎにしてもです。

成功も、人を選びます。というより、成功は意思という あなたのパワーに呼び寄せられて、少しづつ来ているの ものなのです。

成功すると強く信じて、全力投球。

これは、失敗が一番嫌う姿勢です。

と、トレードの話が、ナンヤラ教の教祖みたいな発言に なってきました。

お後がよろしいようで・・

 


990428  Wed.

新サイトは、着々と準備が整っています。

5月3日のマーケットから、日本からのチャレンジャーが いよいよ、ブートキャンプでトレードの訓練を開始しますから その時までに、アップデートできる体制のための今日は 初テスト。

密着?レポートでは、英語がどの程度わかれば問題ない のか、またどこが分かりにくいのかなど、できるだけ多くの 情報をお届けできるようにと準備中です。

ちょっと心配なのが、最近トレードフロアが満員だということ。

で、座る場所が不足気味で、席の確保は早いもの順という 状態です。

訓練用の部屋も希望者が多いため、部屋の壁を ブチ抜いて広くする作業中のようですが、今日はこの部屋で アップロードの現場テスト。

初日の問題は、ワイヤレスモデムが、トレードの始まる時間 帯に、結構混んでいるということです。

これは他のサイトまでのラインが、混んでいることもあるので でしょうが・・

とにかく、他のトレーダーの邪魔にならないようにしないとね。
 



方針

ニュースは、現在の程度の量と同じ程度か、個別のニュース は、むしろ少し減るかもしれません。

できるだけ速報をお届けする、という点に絞ってお伝えしたい のです。

トレードに本当に役に立つニュースは、個別銘柄のニュース よりも、マーケットの全体の流れについてのポイントが分かる ようなもので、十分だと考えています。

多すぎる情報は取捨選択ができなければ、消化不良を起こし て、かえって何がいいのかわからなくなり、上昇している同じ セクターへの分散投資をすることになったりします。

ネット株ばかり持つ、といったような具合にです。

でも、これだとリスクの分散ではなしに、集中力の分散という という事態になりがちです。

同じセクターがドッと下がったら、動きがとれなくなります。

反対に動いているセクターの銘柄を、ヘッジとして組み合わ せる使うというのが基本です。


個別銘柄に関するレポートや、分析などはすでにいくつかの サイトで見ることがきますし、すでにトレードをされている 方なら、そうした情報はすでに、ご存知のはずです。

必要な情報より不要な情報の方が多いのです。

その選別に 集中力を使うべきではありません。

不要な情報なら、最初から収集するするだけ無駄ですね。

本業もあるのですから。「過ぎたるは、及ばざるがごとし」 時間を有効に使いましょう。

問題は、そういった個別銘柄をどう見るかです。

連続した動きを追うことです。点ではなく線で追うのです。

上向きの流れのセクターと、下向きの流れのセクターの 流れを大きくつかむことができれば、循環物色の流れも 分かるようになります。

有名なアナリストだからという理由で、そのニュースを盲信 しないことです。

すでに持っている人は、周りに上がると 思わせたいものです。

理由は何とでもつけられます。

あなたが、ニュースを読んで、買っておけばよかった、 と思う銘柄のチャートが急騰しているようなのは、要注意。

じわじわと上がるタイプの銘柄の株価が上がり始めてから、 参加するのです。底値で買おうと思わないこと。

ポイントになる銘柄のチャートで流れを見るのです。

そうして、ニュースの流れと、実際の株価の流れを頭へ 入れておけば、あとは上昇のサイクルを見れば、何日 続いているから、そろそろ下げのサイクルに入るとか いうこともある程度推測できますね。

大きなうねりがわかっていれば、それでいいと割り切る ことです。

あくまでも自分の解釈でやること。

人の意見を見るのは、その後のことです。

先入観を排除して、自分の目を信じること。

それが、外れたのなら、そこで原因究明です。

こうした地道な取り組みが一番大切です。

今日のように、戦争の影響でオイルセクターが上昇すると ハイテク関連から、そちらへ資金が流れ、NASDAQの 25%がマイクロソフトの株価に引っ張られるのですから 裁判問題などで、嫌気されるとセクター全体が、ずるずると 下げるといったような流れになるというのは、典型的な パターンですね。

ショートするには、二日下げてますし・・

ここは静観という人が多いでしょうね。

大きな流れに乗るようにして、流れと反対のことを無理に しないことです。

その理屈が正しいかどうかは、そのトレードの結果が、 正直にその答えを告げてくれるでしょう。

 




990427  Tues.

G7ではまたもや、日本の認識不足が露呈されました。

朝日新聞は、一応報道したという姿勢で、読売も同じ。

日経も経済紙というには程遠い内容。

具体的に詳細を報道したのは、産経のWEBサイト。

引用、要約すると・・

現状認識、日米にズレ

米財務長官「日本はマイナス成長」


ルービン長官は、日本が財政刺激策を取り続ける に十分な財源が枯渇しつつあるとの見方に対して、 「そうした主張には同意できない」と述べた。

ルービン米財務長官ら各国の認識とは隔たりが あった。米国などは、日本の金融システム不安 についても「銀行の不良債権はまだバランス シートに残っている」とするなど、現状の施策だけ では不十分との考えを重ねて示してきた。

過去数年にわたって「手は打った。近いうちに景気は 回復する」と“空手形”を切り続けた日本への不信感は 根強く、政府の 経済見通し〇・五%成長を各国が懐疑的にみている。

米国経済は平和時では戦後最長の景気拡大を続け、 世界経済をけん引してきたが、貿易赤字は過去 最高水準に膨張し、不安定要因となりつつある。

「米国だけがエンジンでは持たない」

(サマーズ財務副長官)のが実情だ。

宮沢大蔵大臣とのやりとりも記載されているが、 どちらにしても、現状認識力のない大蔵大臣の 発言を読むと、同じ日本人としてガッカリ。

お粗末でした。

こういうときにこそ、何が問題になっているのか ということをきちんと、自国民へ報道してくれ なければ、困りますね。

では、朝刊だけの発行部数をチェック

読売1019万部
朝日 832万部
毎日 395万部
日経 229万部
産経 194万部
データ:日本新聞協会

部数と内容は反比例する・・?

産経を読んでいるのは、全新聞読者の8%弱だけ。

国民にふさわしい大蔵大臣なのでしょうか?

ちなみにアメリカの新聞の発行部数を調べると

Wall Street Journal 177万部
USA Today      162万部
NY Times       107万部 
Los Angels Times    105万部
データ:Editor and Publisher Yearbook / Sep.30.1997

100万部以上の発行部数はこの4紙だけ。

アメリカには優れた地方紙が多くあり、ちなみに シアトルタイムスは23万部弱。

記事の内容はすばらしい。

大企業や政府のお抱え記者の新聞記事を読んでいる 限り、日本国民はいってみれば、情報鎖国状態。

みなさん、ネットでアメリカの新聞も読みましょう。

両方の言い分を、聞くことが大事です。

 

目的

「何の目的で」というのをはっきりさせるというのは、 誰でも知っていることですが、でもそれができるか どうかは別問題。

トレードには、目的がお金にすりかわりやすいという 一面があります。もちろん利益を出すのは当然ですが、 その利益を使って、自分の生活や家族の生活をどう やって向上させるのかということが、はっきりして いないと、トレードの成功率は低くなります。

儲ければ、経済的に余裕ができて、生活を向上させる ことができるという考えは、儲けることが目的となり やすいのです。

今の生活の、ここが不満だから、そこをこうして改善 するには、これだけの費用がかかるから、そのために トレードをするというのが目的なら、具体的ですね。

どれくらいの期間で、どれくらいあればいいのか。

一番実現できそうな部分から見積もりをすれば、まずは そう大きな金額にはならないはずです。

そうして、それを達成したら、次のステップへ。

そうすれば、もっと儲けたいという欲が、頭をもたげる 機会も少なくなるというものです。ステップバイステップ が大事。

トレードの持つ魅力は時として強烈です。

利益が出ればなおさらです。

ですからトレードそのものが、目的にすりかわることが 多くなります。

目的がなく利益だけが出るようになると、人は 何とかして税金から逃れよう、という方向へ考える ようになります。

合法的に、オフショアに会社を作ってというのは、 アメリカではほぼ常識。私も6、7年前に会社を作り ましたが、手間ヒマを考えると、合法的に節税をする 金額が大きくないと、ただの自己満足になりやすい ですね。

日本より規制などが少ない欧米では、法律はよく 変わります。

ですから、専門の弁護士に頼んだ方が、リスクが 少ないといえます。

弁護士費用も出ないのなら、別のことを考えるのが いいでしょうね。

自分でやり遂げるという、満足感を味わうのなら 別ですが。

払えるだけの利益を出せれば、税金を払うのは 当然ですし、また払うこともできます。

為替の問題 なども問題にならないパフォーマンスを出せれば、 こういうことも簡単にクリアできますね。

きちんと払うべきものは払って、その代わり、堂々と 主張しようという毅然とした姿勢があなたをより強く、 逞しくするのです。

 


990426  Mon.

シアトル時間の11時に、ダウはプラステリトリー へ転換。NASDAQは強い。

さっきCNBCでデイ・トレードについての電話 相談室?をやってました。

回答者はブロードウェイトレーディング社のMarc Friedfertig 氏。

日本でも、「これが電子デー・トレーダーだ!」というタイトルで翻訳されている、The ElectronicDay Trader の著者の一人です。

日本版には写真がありませんが・・著作権の問題?

「これが電子デー・トレーダーだ!」を読んでみました が、翻訳が直訳に近い表現なので、ちょっとわかり にくい。

特に、第三章などはデイ・トレードをしていない人 には、相当難解な文章でしょう。デイ・トレードの経験 のある人が翻訳を手伝えば、もっとわかりやすく 説明できたのでしょうが、余計なお世話ですけど。

その電話相談室?の質問ですが、どうして一日で ポジションを解消するのかつまり、一日で清算して しまうことの理由やインターネットのディスカウント
ブローカーを使ったトレードとの違いなど、初歩的な 質問が多かったですね。

Marc Friedfertig 氏は、前もCNBCに出ていました が目線がキョロキョロするので印象があまりよくない。

ちょっと疲れていたようです。

まあそんなことはどうでもいいですが。

アメリカでもデイ・トレードは、まだ一般的ではないに してもかなり興味を持たれ始めているのだなあ、 という印象。
 


トレードとクルマ

トレードの世界は、クルマの世界に似ている。

加速というパフォーマンスのすごいクルマには誰でも 憧れる。

わかりやすいから、最初は虜になる。

しかし、どんなにすごい加速でも、加速感は慣れて しまい、その感動は最初だけのもの。

その感動は だんだん薄れてくる種類のものだ。

だが、本当の性能は、ブレーキでわかる。

肝心なときにフレーキが効かなければ、アクセル だって思いきり踏めない。

ただ、ブレーキを踏むのは運転している本人だ。

タイミングが遅すぎれば、コーナーから飛び出したり スピンしたりで、直線でいくら速くても、その意味が なくなる。

直線ばかりが続き、アクセルを踏みっぱなしの ドライブは退屈だ。適当なワインディングがあり、 エンジンブレーキや、よく設計されたABSが付いた ブレーキを駆使して駈けるドライビングが楽しい。

トレードを楽しむのは難しい。

馴染みがないから、クルマでいえば、アクセルと ブレーキを間違えて踏んだりする。

ただ、クルマは凶器になるが、トレードは自損事故 だけだ。

だから、トレードは無免許でもいいし、学校 へ行かなくてもいちおうドライブはできる。

しかし、ガス欠に気をつけないとね。

トレードでは、速度計や距離計に相当するものを、 自分でチェックする必要があり、油温や水温も上昇し すぎないようにしないと、オーバーヒートを起こす。

だから、たまにはレースもいいが、オープンにして、 周りの匂いを楽しみながら走る方が、何倍も楽しい。

人より速く走れるようになったら、そうやって楽しむ のが一番。

最愛の人や家族と一緒にドライブを楽しむ。

こういうのがいい。

そうすれば、たまにはレースをして楽しみ たくなったりもするし、途中で止まって、困っている人を 乗せてあげたりする余裕も生まれる。

私はレースが好きだ。

自分にとって納得できるレースをするのは難しい。

しかし、一定のラップタイムを出そうとすれば、レーシング スクールへ行って基礎を習い、地方の草レースから始まり メジャーなレースで戦うことを目標にするようになる。

うまいドライバーのあとについて走れば、コーナーのラインの 取り方が勉強になったり、自分のペースも上がる場合がある。

しかし大事なのは、自分のペース。

ラップタイムを気にして走るのに飽きたら、風景のいい道で ドライブを楽しもう。

観光バスやトラックの運転手としてでなく、ドライブを楽しむ ために走るのが一番だ。

日本の今までのトレードと、欧米のトレードは、日本車と 欧州車との違いに似ているかもしれない。

作り手に自分の欲しい車、理想とする車が見えていないと 真似をするようになる。
 


見分け方

車(銘柄)の見分け方。年式・走行距離・値段・今までの走行 記録があれば、ほとんどわかりますね。

車を見ずに、「あの車はすごいらしい」で買いますか?

高性能だけど、ハイウェイで突然止まるかもしれないなんて のは趣味ならいいですけどね。

実用にはちょっと・・です。

大事なのは、自分の技量にあった車に乗ること。

ウデもないのに、レーシング・カーには乗れません。

自分で気ままに、好きなところへ行けるのが車の魅力。

でも運転が苦手な人や、事故の多い人は、バスかタクシーが いいですね。

何も自分で運転するだけが能ではありません。

さて、どの車に乗って、どこへ行くのか、これを楽しめないとね。

僕の乗る車はどれがいいでしょうか?なんてのは いただけません。

どこへ行けばいいのでしょうか?というのもね。

迷ったら歩きましょう。

健康にもいいですしね。

立ち止まって、鳥の声に耳を傾ける時間を楽しむのが 一番COOL?
 

 



990425  Sun.

オンラインを使った株式トレードは、アメリカでは、ますます その裾野を広げているようです。

昨日は、ちょっと用事があって、午後にシアトル店へ顔を出した のですが、駐車場には車が満杯。

土曜日で、マーケットは休みでしたが、私のトレードして いる、オールテック・インベストメント社では、家庭からインター ネットを使って、トレードをする人のために、フロアを利用して 講座を開いていました。


25人以上の受講者があったようで、費用は一人一日500ドル。

年配の方が多く、熱心にトレードについて勉強されていた ようです。

オールテック・インベストメント社のこのサイトのトレーニング 予定や、ロケーションの項目を見ると、本社とシアトル支店が 郡を抜いて、トレーニング回数が多いことがわかりますね。
http://www.traintotrade.com/

トレーニングのスケジュールが目白押しです。

トレーニング プログラムが充実していることと、利益を出しているトレーダー
が多いことも影響しているのだと思います。

NASDAQのトレード時間が拡大すれば、帰宅後に数時間 トレードをすることができますし、基本さえきちんと守れば、 利益を出すことは、それほど難しくないこともあって、投資信託 より株式をトレードする層が拡大しているようです。

今から、勉強をして準備をしておこうという、一般の人が 増えているようで、5月のトレーニングコースは満員。

毎月の受講申し込みも、早い時点で締め切らなければ らないほど盛況のようで、店側は笑いが止まらないといった ところでしょうか。

オールテック・インベストメント社のフロアで、トレードする ためには、トレードをするための最低預け入れ金額が、 5万ドル以上必要で、そのうえ5000ドルを支払って4週間の トレーニングを受けなければなりません。

この5万ドルという金額は、この業界でもかなり高額な方に 属しますが、利益を出すには、資金の多い方が有利です。

この資金が少ないと、手数料に対する利益比が低くなり パフォーマンスは悪くなります。

シアトル店のトレーダーの平均預け入れ金額は10万ドル 前後だそうです。

また、利益を出すための店側からのサポートが、充実して いるというのは、大事なポイントとなります。

オンラインのディスカウントブローカーは、確かに手数料は 安いのですが、安いだけの理由も、またあるのです。

価格に対するサービスの違いは明確です。

すべてのトレーダーが、確実に利益の出る銘柄を見つけられる とは限らないわけですから、そういう可能性のある、いわゆる その日の「日替りお勧め銘柄」が、専門のデータサービス 会社からオールテックへ送られ、その情報はトレーダー達が 利用できるようになっています。

こういったお勧め銘柄を、数銘柄監視していれば、その 上昇気流へ乗るチャンスが増えますから、こういう地道な サポートというかサービスは、有難いですね。

どの銘柄がいいか分からない人にも、しかるべき選択肢 がきちんと用意されているのです。

トレーダーの損失の可能性を低くするためのものですから、 こういう姿勢がシアトル店の盛況につながっているのでしょう。

顧客に儲けてもらうことで、店側も手数料収入が増えるの ですから。

アメリカでは、このような、データを多くのトレーダーやトレー ディングのフロアへ提供している専門の会社があり、1ヶ月 200ドル前後のリーズナブルな金額で、実際に役に立つ 株価情報を毎日提供しています。

トップトレーダーのMが、2日間3500ドルで受講したコース も、このような情報提供を専門に行っている会社のプログラム で、エキスパート向けから、、ビギナー向けまで各種の サービスがあり、結果としてパフォーマンスが倍増すれば、 この3500ドルは大バーゲンだ、といえることになります。

この会社では、一日だけの1500ドルのコースというのも ありますが、基礎的なトレーニングを終えているトレーダー にとっては、すでに分かっている部分もあり、重複することに なりますから、1500ドルコースは割高だということになります。

このように、トレードに対する能力を向上させるためには、 多くのサービスから、どれが自分に適しているかを選択 しなければならないほど、多様で目的に応じたプログラム が提供されています。

こういったテンプレート、つまり雛型があれば、白紙から試行 錯誤して損失を出しながら、トレードのテクニックを習得すると いう、事態を避けることができます。

あまりにも高い授業料?で、トレードができなくなるといった いわゆる本末転倒のようなケースも、数多くあります。

トレードは、いくらの利益が出せるのかという、正真正銘の 実力の世界です。いくら分析力が優れているといっても、 そのパフォーマンスが悪ければ話になりません。

ですから、トレーニングプログラムがいくら優れていても、 それを自分の能力へ応用して確実な利益が出せるように するために、試行錯誤を繰り返して、自分のシステムを 自分で完成させるという部分が欠落していては、猫に小判、 豚に真珠、馬の耳に念仏となります。

しかし、この講座を開設している、 Pristine社 のように、 トレードで利益を出すという目的にに絞り込んだノウハウを マニュアル化して提供する専門会社のサービスが、あると いうのは、よく考えればすごいことですね。

このようにしてアメリカでは、利益の出せる個人投資家という トレード人口が確実に増えていますから、株式市場に多くの 資金が投下されて、それが株価を押し上げるという現象が 起こっています。

今までのアナリストの常識が通用しなくなってきているという のは、ここ数年来の専門家の発言を思い起こしてみるまでも なく、ある意味では当然だともいえるでしょう。

トレーダー側のこういった事情もわからずに、やれバブルだと 騒ぐのは、アナリストと称するいわゆる、実際にはトレードを していない連中にまかせておいて、自分の能力とパフォーマンス を向上させることに集中するべきではないでしょうか。

真実は、目の前の市場そのもので、マーケットのの中に あるのです。会社の業績報告書などの紙の上ににあるのでは ありません。

もちろんそういった要素を軽視すると言う意味 ではありませんよ。

真の分析力は、自分で自分のために利益を確実に出せる トレーダーなら、必ず持っているものです。

他人の予想や推測をあてにするのはやめましょう。

あなたという個人投資家の進むべき道は、あなた自身が考え るべきものです。目標を誰よりも知っているのは、他ならぬ あなた自身なのですから。

他人の推測を読んでも、自分の意見がきちんとある人は影響 されないでしょうが、そういう自信がないのなら、百害あって 一利無しですね。

他人の分析をあてにするのなら、投資信託を買うべきでしょう。

トレードが趣味の人は別として、真剣に利益を出したいと願うなら そして、自分の生活を変えたいと思うのなら、中途半端、 他力本願という姿勢をきっぱりと変える勇気と、裏づけのない 固定観念を払拭するという、変化を恐れないことです。

その結果として、本当に他人から束縛されない自由な時間を、 手に入れることができるのです。

あなたの人生や時間の過ごし方を決める決定権を、会社や上役 という他人に握られるのか、それとも自分で掌握できるのかという ことで、人生は大きく変わります。

利益が確実に出るようなトレードの手法を、身につけると いうことは、あなたの生活力を確実に向上させ、自分の家族に 対する責任をますます自覚するようになり、結果としてその 生活に驚くべき変化が生じます。

連休中には時間がたっぷりあります。

人と同じでなければ不安な症候群が、日本ではまだまだ、蔓延 しているようですが、休暇中に自分の生活スタイルを再構築する ために過ごすというのも、リッチでCOOLな休暇の過ごし方ですね。
 



990424  Sat.

AOL

金曜のニュースではAOLの大株主がその一部を売却した と出ていました。 スプリント(Sprint) という電話会社が、 2880万株、AOLの2.8%分、46億ドル強の株式を売却。

1993年に取得した株式のようです。

AOLは現在まで、1−2の株式分割を6回繰り返しています。

また、元マイクロソフトの共同創設者であり大金持ちのポール アレンやワシントンポスト社を含む31の会社も220万株を 売却したということですが、利益を確定しておこうということ ですね。



E−Trade

E*Tradeも5月に1−2の株式分割をするとの発表があり ましたが、このディスカウントブローカー業界全体では、 第一四半期に、WEBを通して一日45万トレードを記録 して直前の四半期からは30%も増加しているようです。

E*TradeのWEBサイトでの一日の取引量は、7万トレードで 顧客の預け入れ資産は211億ドルで90万9千口座を 保有しているということです。

 

24時間体制移行への第一歩?

アメリカの株式市場
は、いよいよ新しい時代に突入すること になりました。

ナスダック(NASDAQ)のマーケットは、今年の夏には東部 時間で、夕方の5時か6時からから夜9時まで、トレードする ことができるようになるようです。
仕事後にトレードできるように、ということなのでしょうね。

現在、個人投資家の売買注文の20%がマーケット終了後 に、証券会社などを通じて行われているといいますから、 個人が、仕事時間外にトレードをするという需要が多くなって いるようです。

西海岸のシアトルだと、午後2時か3時から、6時までトレード ができるようになります。

日本時間では、現在、夜10時半から朝5時までが、取引 時間帯ですが、朝6時か7時から朝10時までの時間帯が 追加されるようです。出勤前のトレードで一稼ぎ?

MSNBCのサイトに関連記事がありましたが、ここのサイトは よくなりましたね。
グラフィックの下にニュース一覧が表示されるようになりました から、奥の階層でクリックしなくてもよくなり、使いやすく なりました。まだ、上のグラフィックが重過ぎますが・・

さて、問題の記事です。

「未来(これからの)トレード」、24時間トレーディング の準備が着々と進んでいることを暗示しているようです。

株式市場も為替市場のように休むことのないマーケット に変貌するようです。

24時間トレードの開始を、2000年の夏から目標にして いるアメリカ株式市場は、世界中から投資家を集めよう というわけです。

まず、手数料が安いから短時間で利益が出るという、効率 の高さがポイントですね。

日本の預金銀行金利の低さは 日本の金融鎖国時代を象徴しているように感じますが、 アメリカは、国民総トレーダー化時代へ向っているようです。

ただ現実は損をする人が7割以上ですから、大損をしたり する人が続出して貧富の差はますます拡大するでしょう。

まあ、トレードは自己責任ですから、リスクを納得のうえで 取引して損をするデメリットよりも、選択肢を多くしようという 考えなのでしょう。

マーケットも拡大しますしね。

まずトップページの写真がこの記事が何を伝えたいのかと いうことを語りかけています。

象徴している2枚の写真を 見ると、上の写真は、APの写真だと下に写真の出所が 書かれていますね。

このあたりの著作権がきちんと表示 されていますから、黙っての無断使用はいけませんという ことですナ。

他のサイトのグラフを勝手にコピーして貼り付け るのも駄目。

まあ閑散としたサイトなら、大丈夫ですね。

麻布警察署の玄関横での立小便はいけません?

写真には、場立ちといって、証券取引所で大勢が集まって いる、例の株式市場を象徴する風景です。

一方、下の写真はMSNBCの写真で、一人で電話の ヘッドセットをしたトレーダーが、5台のディスプレイに 囲まれています。

でも5台は多いかな。

私は2台。

トップトレーダーのMも2台。

同じ2台でも少し 違う。

Mはチャート表示用に1台。トレード用に1台。

つまりデスクトップ2台。

私はトレード用に一台。ネットや計算用に一台。

1台はデスクトップ、もう一台はB5サイズのノートブック。

娘にB5サイズのゲートウェイを占有されて、奪還不可能 というなかなかの展開のためカミサンも納得。

なワケで、 3年ぶりに新ノート。

VAIOのPCG505SX、ディスプレイは1024×768なの でトレード用としても使える。

自宅でも、トレードフロアでも この組み合わせなので便利。

ワイヤレスでネットへ接続できますが、28.8Kですからチョット 遅いですが、紐なしの自由がとりえ。

新WEBを車の中からでも更新できるようにスタンバイ。

で、5月からのライブレポートの準備は一応完了。

第一陣は、来週の金曜にシアトル入り。

日本の連休利用ですし、奥さんと一緒で、休日を兼ねた、 リアルトレードを楽しまれるようです。

トレード中毒気味のトレーダーさんには内緒?

ドクター中松方式ではないドクターはっち特許出願考案中方式

「あなたのトレード成功率判定システム」

□ポジションのない孤立感は不安だ
□ロスカットに迷いがある
□ロスカットの決断に時間がかかる
□つい皮算用をしてしまう
□他人の銘柄が気になる
□他人の損得が気になる
□英語は苦手
□英語でやりとりは電話よりメールがいい
□トレードのできない休日は退屈
□トレードが好きだ

該当数早見表

8以上  趣味でのトレードをお勧めします。
6・7    トレーニングすれば利益が出る可能性あり。
5以下   トレーダーとして成功する確率高し。
ゼロ    投資信託がいいでしょう。

それよりも、早く新サイトを仕上げないと・・。

みなさん、よい週末を!




990423  Fri.

昨日はヘッジ・オプションなどについて書きましたが、 私のトレードシステムは、もちろん各銘柄のオプションが 一覧できるウィンドウでオプションのトレードができます。

私はオプションはやりませんが・・

ただ、デイ・トレードでは、脱出に失敗したり、スウィング トレードで一時的に、下へ持って行かれたトレーダーが、 権利を売って損をカバーしようとして、よく見ていることが あります。

DTでは銘柄の選択を間違えない限り、そこまでして オプションの権利を売らないとまずい、というような事態には なりません。

ただ、このウィンドウを見てるヒトは、リタイヤするケースが 多いような気がします。

現物株式のトレードで利益を出せないヒトが、資金が少なくて すむからって、オプションの権利の売買で儲けようとしても、 難しいでしょうね。

あるトレードがうまく行かないと、他のトレードだって同じこと
で、うまく行かないものです。

そのうえ、オプションのように何ヶ月も保有しなければ ならないのは、株価が上下に振れることによって、一喜一憂 することになり、やきもきして、疲れてしまいますから、私は パスです。

普通のトレードでまずきちんと利益を出せるように、集中する という姿勢です。オプションのエキスパートなら、また話は別 なのかのしれませんが。

 

心理

自分が思うように利益が出ない原因は、自分側にその問題 つまり、自分の理論に問題があるか、それとも市場が異常 な動きをしたため、たまたま自分の理論がはずれた、いい かえれば、マーケット側に問題がある場合のどちらかだ ということができます。

このマーケットの気まぐれにも見える動きを知ろうとする よりも、そのマーケットに反応する人の動き、つまり心理面 からの反応を知るほうが簡単です。

あなたも私も同じ人間ですから、同じ人間としての心理 状態はわかりますね。

CNBCはアメリカでトレードをしている人は必ず見ている といっていいほどの、株式市場専用のTV番組です。

こういう速報性のあるニュースに影響されるトレーダー が、非常に多いということは、頭に入れておく必要があり ます。

このTVを見ることはある意味で、トレーダーの心理を知る ためには非常に役に立つのです。

しかし、日本からだとこういう、現場の雰囲気や流れが 分かりにくい、というハンディを最初からかかえています。

デイ・トレードでその流れに乗るためには、こういうトレード に有利な環境に助けられることも、よくありますからね。

それでは、日本からトレードすることが、全く不利なのかと いうと必ずしもそうではありません。

この人間の心理に左右された結果、つまり売り手と買い手 の心理状態の軌跡を、株価チャートの中に見ることが できます。

株価は、その会社のファンダメンタルズから見た、適正価格 というベースに加え、人間の心理状態が大きく影響を与え ます。

ですから、大きく上下にブレながら上昇する銘柄は それだけ心理的に不安になる要因があったからだ、という 見方ができます。

ですから、そういう銘柄をトレードの対象からはずして、 人間の心理状態の影響を受けにくい銘柄を選択すると いうのも、一つの方法です。

何も皆と同じことをする必要は全くありませんね。

ここで、他人に影響され、TVに影響を受けて人と同じ事を する70%以上の人が、損失を計上している事実を 思い出してください。

業績がよければ、会社のファンダメンタルズの要素から 見れば、必ず上がるはずです。

しかし、人間が勝手にこの銘柄は連騰して高値圏にある から、これぐらいの業績では、不満だと思うようになると もっと業績がよくないと不安になるものです。

そうして、株価が下がるということになります。

このファンダメンタルズの要素と、大衆の心理のミックス の具合がわからないと、どちらへ振れるのかということは わかりませんね。

こんなミックスの具合などをあれこれ 詮索する時間があったら、株価チャートを分析していた 方が、仮に同じように当たらないとしても、よほど神経が
休まりますね。

何故、予測が不可能かの理由がこれだけ明確なのに

何故、こういう予測をして株価動向を知りたいのか?

それが欲に影響を受ける人間の心理、というものなのかも しれませんね?
 



990422  Thurs.

ヘッジファンドとレバレッジ

最近の新聞記事では、ヘッジファンドの規制がとりざたされて いるようですが、このヘッジという言葉は、完全な理論と 思われていた手法をで運用した、グループが大きな損失を 出して一躍有名になりましたね。

梃子の原理を応用した、「レバレッジ」と呼ばれる手法や、 オプション取引などを組み合わせて巨額の利益を出すの ですが、いったいどうやっているのでしょうか。

 

あなたが100万円でトレードをするとします。

資金は多いほうが、値動きの大きい高い銘柄でトレードでき ますから、仲間10人に声をかけて、1000万円でトレード することになりました。

でも、それぞれが4000万円相当の家を持っていると します。

10人で4億円相当です。これを担保にして、 どこかから、お金を借ります。もし、あなたがプロのトレーダー で、数年の実績があれば、高い金利と引き換えに、不動産 の価値の100%を貸してくれますね。

4億円の元手になります。

このトレーダーが、ノーベル賞を取った経済学の専門家 達の頭脳を使った、最高のシステム理論でトレードをして 絶対に損をしないとなると、金利を欲張る貸し手が10倍 を貸してくれることだって起こります。

そうすると、これで4億の10倍ですから、資金は40億円。

100万円が40億円です。梃子の原理で4000倍になった ということですね。

オプションというのは、株価が1万円のときに、2ヶ月後 2万円になったらその銘柄を買える権利を買うことです。

1万円で1000株買うのなら、普通は1000万円が必要です。

しかし、これは権利ですから、その権利を100万円で買う のです。

株価が2ヶ月後までに2万円まで株価が上がれば、 100万円で2万円が1000株の2000万円になるのです。

でも、2ヶ月後に株価が1万9000円つまり2万円に ならなかったら、売り手がこの権利をもらえるというものです。

もちろん権利の100万円は売り手の利益になります。

ですから、あなたがこの権利を買って、上がらなかったら、 100万円の損害です。

実際に1万円の株価で1000株買って株価が9000円に り、損をしたのと同じ損失額ですね。

でも、上がれば、100万円で2000万円が儲かるわけです。

取得費用の100万円や、手数料がありますが、とにかく 大きく儲かりますね。この場合なら20倍ですね。

これもいわゆる、梃子の原理です。

ですから、資金調達で4000倍になった金額で、20倍の 効果のあるオプションで成功すると、800億円を運用して 100万円の8万倍の利益が転がり込むという理屈です。

以上は分かりやすく説明するために、実際とは違いますが とにかくこのようなしくみで、梃子をきかせて利益を上げる のです。

この8万倍の皮算用は、見込みが違えば損失も8万倍です から、ヘッジをかけます。
 


ヘッジ

私のトレードでも、空売りというショートをするときに、ヘッジを かけます。

AOLを空売りするには、準備が必要です。

AOLを100ドルで買う場合に、私の口座で100ドルのAOLを 1000株買います。

一方、カミサンの口座で1000株空売り をしておきます。

つまりショートです。

私の口座の株価が上がると利益が出ますが、カミサンの 口座の株価は、損失を出します。

ですから、一家の財布の中身の利益はいつまでたっても、 ゼロでバランスしていることになります。

この状態で、ショートをするときは、カミサンの口座でAOLを、 100ドルで空売りします。

何故カミサンの口座かは、わかりますね。

私の口座では、すでに100ドルで買っていますから、100ドル でショートすると、持っていた株を売ってしまって、ポジション を解消してしまうことになります。

ここで話は、突然ですが最初の状態に戻ります。

AOLを100ドルで買う場合に、私の口座で100ドルのAOLを 1000株買い、一方、カミサンの口座で1000株空売り をしておいた状態です。

今のままでは、何千年たっても利益は出ませんね。

そこで、株価が上がってきたため、勢いがついて、どうにも 止まらないという、嬉しい展開になってきたとします。

私の口座はウハウハですが、でもカミサンの口座は、 どんどん損をしてこのままでは、金の切れ目が縁の切れ目で 損をしたカミサンから離婚を言い渡されるという危機に貧する ことになります?

カミサンに即買い戻させて、ポジションを解消します。

カミサンは損をしましたが、私が上がった分とでチャラですね。

ですから、カミサンのポジションを解消したあとの、私の口座 の値上がり分が、一家の利益になります。

こうして、株価の動きが明確になった時点で、片方を反対 売買して、このヘッジといういわば保険のような働きをする 仕組みを解消するのです。そうしないと、儲かりませんね。

ヘッジを掛けすぎると、パフォーマンスは落ちます。

でも、ヘッジがないと、800億円などという金額になると、 株価が反対へ動くと大変なことになります。

この掛け具合と、利益のバランスでパフォーマンスが 決まることになります。これは為替でも同じですね。

円に対してドルが上がると踏んで買うときは、円に対する マルクを売っておくと、ドルが下がってもマルクの分で ヘッジがかかって安全なのです。

ううん、書いているうちにややこしくなりますね。

間違ってないかなあ・・計算間違いがあったらご容赦を。

こういう説明を書くのは疲れますが、読んでいらっしゃる方も 今日はお疲れ様でした。
 



990421  Wed.

個人トレーダー

ファンダメンタルズ分析の要素と、テクニカル分析の要素を どのように利用すればいいのか?

ここでの話には、機関投資家のケースは該当しません。

資金量の少ない個人トレーダーを対象にしています。

私は決して、ファンダメンタルズ分析の重要性を否定して いるのではありません。

多くの時間を費やして分析し、企業を 調査して得たアナリストの分析は、その企業の適正株価を 示し、高すぎるのか安すぎるのかを知らせてくれます。

機関投資家が投資をする絶好のきっかけになります。

では個人投資家にとってはどうでしょうか?

株価の変化には、そこへ参加する人間の心理が大きく 影響します。

個別の銘柄の業績に、政治的な動きによる不安や、 突発的なよいニュース、悪い業績などが、複雑に影響 し、そのうえ機関投資家の事情などが絡み付いている 状況で、株価が上がるか下がるかを、専業でもない 個人が見極めそして、計算するのは不可能です。

70%から85%以上の個人トレーダーは、それぞれの銘柄の 急騰のニュースを見て自分なりの計算で予測し、参入して 損失を出しています。

誰にでも目にとまるような、派手な動きの銘柄には、我も我も と参加するいわば激戦区です。機関投資家から、個人の トレーダーまでが、ひしめき合っているところへ、わざわざ 好き好んで、参入し、流れが渦巻きやすいところで、流れに 乗って利益を出せるのは、よく訓練され、経験もあり、優れた
ツールを使う、ごく一部の個人のデイ・トレーダーだけです。

しかし、その結果を少し離れて冷静に、テクニカルに分析 すると、ある一定の規則的な動きをキャッチできる場合が あります。

もちろんマーケットは常に動いていますから その規則性が通用するのは、ある特定の期間の、ある 条件のもとという限定されたものですが・・

これを掴んで、そのタイミングで参入して、利益をつかみ 抜け出すのです。そのきっかけをつかむために、チャート 分析というテクニカルな手法を利用するのです。

不安な状況で、信頼できる実績のあるガイドラインに 従って参入と、脱出のポイントを決定するのです。

株式市場の一般的なニュースを読みつづけることで、 大まかな流れをつかむことは非常に大事ですが、個々の 銘柄の動向を深く追求しすぎると、木を見て山を見ずの 状態になりやすいのです。

ニュースを見て、銘柄を決めてからチャートを見るのでは なく、チャートで銘柄を選択してから、ニュースを見ておく という手順です。

参入のポイントも、脱出してポジションを解消するポイント を決めるのも、チャートを物差しとして計るのです。

ニュースに影響されて、業績がいいから上がるだろうとか なんとなくという勘や、自分の経験という曖昧な要素で、 買ったり売ったりのタイミングを考えてはいけません。

勘で参入するというミスを救うのは、チャートによる脱出 ポイントの設定です。

チャートで決めたポイントで参入しても、もっと上がるはず だという、勘や欲という感情でミスをするのです。

何よりも大きなアドバンテージは、心理的な不安のない つまり、ストレスのないトレードが長期間にわたって 可能になるという点です。

機関投資家やファンドマネージャーなら、胃が痛くなろうが 円形脱毛になろうと、睡眠不足で体調を崩そうが、自ら 選択した仕事ですし、その見返りとしての報酬があります。

しかし、多くの場合本業を持つ個人トレーダーが、 睡眠不足で仕事に支障が出たり、食欲を無くしたりして 不調になる、つまり本業がきちんとできなくなるトレード をするのは、いずれ損失を出すトレーダーです。

お金を追いかけるというアプローチではない、新しい スタイルのトレードのために、テクニカル分析を使う だけです。

生活を向上させ、健康で豊かにリッチな気分で生活できる 方法を選択できるトレーダーになるべきではありませんか?

そして、損失を最小限にして、自分のルールを守り、大局を 見ながら流れに乗って、キャッシュ・ポジションで下落の リスクを下げることができるのが本当のデイ・トレード。

その結果として、大きな利益を出すことができるように なったのだというアプローチから、本当の成功が生まれる のではないでしょうか。

ファンダメンタルズの要素を使わずに、このテクニカル 手法を使ったパフォーマンスが、どれくらいのもの なのか?

近いうちにオープンする新サイトで、その一部を公開する 予定です。

トップトレーダーのMとチームを組んで、論より証拠を お見せしようという訳です。

乞う、ご期待。

 


990420  Tues.

今日のNYは盛り返しました。

やきもきしていた人は、一安心といったところでしょうか。

新しいサイトは、現在テスト運行中ですが、デザインは現在の このサイトの雰囲気を残したままですので、あまり違和感は ないだろうと思います。

グラフィックを貼り付ければ、確かに見栄えはよくなりますが アクセスされた方を待たせることになるので、あちら立てれば こちら立たずで少し迷いましたが、結局、速度優先としました。

中味で勝負といきたいところですが、さてどうなりますか・・

また、ニュースの取り上げ方も、今日のトップ頁のような 形式にしようと考えています。

業績関連のニュースを中心に、その銘柄の動きを知るため の情報を、簡潔にして提供するのが目的です。

現状では、日本からリアルタイムでデイ・トレードをされている 方はほとんどいらっしゃらないと思いますので、2日から 1週間で利益を出すことを目的にした、スウィング・トレードの ための、情報に絞り込んだものにしようと考えています。

また、オープニング企画として、5月からのトレーニングつまり ブートキャンプに参加される方から、協力をしていただける ことになり、毎日のトレードの密着取材を、新サイトから お届けできると思います。

プライバシーの問題もありますので、どこまでできるのかは 現時点では未定ですが、日本からのディスカウントブローカー を使ったトレードと、デイ・トレードの違いや、シミュレーション の成績などもお伝えできるはずです。

「僕が損失を出している模様を、全世界へ伝えてください」と の大胆な発言をされていますから、乞うご期待ですね?!



下落時の心得

昨日は、ネット関連が大幅に下げました。

こうした銘柄を持っていて売り損ねた、つまりロスカットの ボトムラインを割ってしまった場合はどうすればいいので しょうか?

多くの人は、こう考えるはずです。

これだけ下がったから、絶好の買い増すチャンスだと。

底値で買えれば確かに、ブレイク・イーブン、損益分岐点は 高値と安値の中間の値段に下がります。

しかし買い増すというのは、ほとんどの場合損失を拡大 することが多いのです。

1000株買って下がったら、100株買い、さらに下がったら 200株、さらに下がれば400株と買い増して、その銘柄と 心中してもいいと、命をかける人がいますが、長期間低迷 したら、「親亀こけたら皆こけて」アウト。

このパターンは、結構多いのです。

基本的に、たとえばネットのセクター全体が下がっている 場合、別の堅調なセクターを見つけて、上昇基調の銘柄 にシフトするのが定石です。

見つからなければ、待てばいいのです。

「待てば海路の日和あり」です。

下降基調では、ショートつまり売りです。

買うなら上昇基調でというのがセオリー。

下がっている途中で、そろそろ底だろうと、勝手に解釈 して、買わないことです。

買うのなら、上昇基調を確認して からでも遅くはありません。

底値で買おうと思わないことです。上がってからで十分です。

マーケットが下がり、底を打つのを待ってから、値段が上昇 して、流れが上昇気流の時に買うのです。

流れに逆らってはなりません。

自分の手持ちの銘柄が下がると、その銘柄に固執しやすく なります。その銘柄に取り憑かれてはいけません。

この損を取り戻そうと、ムキになっては、ますます泥沼に はまり込みます。

すでに売り損ねて、つまりロスカットのボトムラインを割って しまったというミスを犯しているのですから、精神的に動揺 している状態で、さらにミスを重ねる可能性が高いのです。

自分の現在の損益を再計算して、ここまでならロスを出しても いいというラインを明確にしておくことです。

トータルでマイナスになるようなことは避けましょう。

その前に、ロスを確定するのは、よいトレードです。

そうして決断した決定は正しいのです。毅然として損失を 確定しましょう。

そうして、できるだけ別の銘柄を探すのです。

最初から、違うセクターの銘柄に分散して、保有していると こういうときに、1銘柄は上昇しているか、ほとんど下がら ない状態になります。

意識をその銘柄へ集中することができ ます。一番期待していなかった銘柄が一転して、あなたの 希望の星になるのです。

そうすると心理的に非常にラクになります。

こういう心理的に前向きな気分で、判断をするのと、 損害という売却しなければ発生しないものに取り憑かれ た精神状態で決めなければならないのとでは、結果として 月とスッポンほどの違いが生まれます。

下落した銘柄の評価損が減少し始めてから、新しい銘柄 を買うことです。
風向きのいいときには積極的に、風向きの悪いときは 消極的になりましょう。

自分に適した銘柄を選んでいれば、損失を最低限に抑える ことができます。

値段でいえば、50ドル台の銘柄で安定した成績を残せ ないのに、150ドルの価格帯の銘柄にシフトしては いけません。

よくあるパターンが、200ドル台銘柄で勝負して塩漬け。

資金のマージンがないので5ドルとか10ドル台銘柄で 勝負して、消えて行くのです。

塩漬けになったら、いさぎよく休む人はまだ、チャンスが あります。

2軍で打てない打者が、1軍でホームランを打とうなんて しょせん無理です。ヒットだって無理でしょう。

まぐれでヒットが出ても、打率は低いままで、2軍へ逆戻り。

2軍に戻っても、かえって前より悪い成績になったりします。

状態が悪いときほど、その人の実力がわかります。

先は長いのです。のんびりと気分転換。

しばらくトレードを忘れることができるのも、実力のうち。

左団扇で昼寝でもする気分でいるのが、COOLですね。




990419  Mon.

デイ・トレーディングの影響

昨日の魚釣りトレードですが、ニューヨーク株式市場・NYSE では、長い間こういうスプレッドの大きい状態が、長い間続い てきているのですが、昔はそれが普通だったようです。

100ドルで買いたい人がいると、99ドル1・2の値段で、 大量に仕入れた仲間から分けてもらう、というように、その 差額を利用したトレードで儲けるのが、ブローカーの仕事 だったのです。

こういうことがまかり通っていた世界を、大きく変えてしまった のが、デイ・トレーダーの出現です。

一方、NASDAQは、一般投資家がオンラインによって資金を 投入しているため、その増大した資金量で資金の流動性が 非常に高くなって、ますます市場が活性化するという現象が 起こっています。

そのため、NASDAQ市場では、こういったスプレッドは 限りなく小さくなってきています。

つまり、多くの投資家が参入して、資金量が多くなると、株価 は、スプレッドの幅が小さいつまり、適正な価格にならざるを えなくなるという原理が働くのです。

ですから、完全なオンラインでの取引ではないNYSEでは 現在でも、スプレッドの大きい銘柄がいまだにあり、魚釣りが 可能になったりもするのですが・・

こうして、流動性が高くなるというメリットに加え、価格が公正に なるために利益を出す可能性が高くなる、つまりリスクが減少 するというメリットが加わると、さらに多くの投資家を集める ことになるのです。

そうして、企業は調達金額が増えて成長し、それが社会の 生活水準を押し上げることになります。

ですから、長期投資は企業に貢献し、デイ・トレーディングは 超短期だから会社への投資という面からは貢献しないとか いう意見は、ある面だけを見た場合には当てはまるように 思えますが、マーケット全体の仕組みがわかれば、見当違い な意見だということが、よくおわかりになると思います。

1986年にマイクロソフトは株式の公開をNASDAQという 店頭市場で行うと決定し、資金調達を決行しました。

その頃のNASDAQは、うらぶれたイメージで、メジャーとは いえない、現在の日本の店頭市場と同じような印象を 持たれていました。

NASDAQは、NYSEのような立会場がなく、場立ちと 呼ばれる人たちもいないため、NYSEから見れば、 当初は非常にリスキーに映ったに違いありません。

コネティカットのスーパー・コンピュータを使って、全米の 証券会社をネットワークで結んだ巨大な電子取引市場 の将来性を見越して、ビル・ゲイツはNYSEではなく NASDAQを選択したのです。

ウィンドウズの普及と時を同じくして成長したNASDAQの 持つ将来性は、オンラインの潜在的な可能性を示している のではないでしょうか。

その後のNASDAQの驚異的な成長を見れば、ビル・ゲイツ は、コンピュータを使ったオンライントレードの象徴ともいえる デイ・トレーディングの可能性を、きちんと理解していた ことがわかります。
 


1998年の取引代金を見ると、NYSEは7兆3200億ドル

NASDAQは5兆5200億ドル、ロンドン2兆8900億ドル

フランクフルト1兆4900億ドルと続いています。

日本は東京が7500億ドル、大阪が1600億ドル。

NASDAQのような日本の店頭市場はわずか、100億ドル で、数字が2桁も違うのです。(数字はNASDの資料による)

オンライン・トレーディングのもたらす格差は、このように 大きなものになり、日に日に拡大しています。

一日平均の売買量では、NASDAQはNYSEをすでに 上回っているという現状を見ても、デイ・トレーディングが、 NASDAQへ与えた影響は大きく、現在NYSEは、 オンラインを使用した電子トレードがマーケットの存在に
どのようにかかわって、どういう影響を与えるかを十分に 認識しているようです。

ですから、ハイテクベンチャー企業の上場を勧誘する ために、シリコンバレーへオフィスを設置したり、その対策を 始めています。

また、一般投資家の存在なしには、マーケットの存在は ありえないという危機感から、トレード時間の拡大予定など に見られるような、改革を積極的に進めています。

ですから、魚釣り戦法が、姿を消すのも時間の問題で しょうが、それよりも問題は日本の市場です。

すでに「古池や蛙飛び込む水の音」という俳句の世界に なっているのかもしれません。

通信インフラを含めたネット環境の整備は、これからの 国家の経済や国の将来を大きく左右することになります。

日本経済の復興の鍵は意外とこのあたりに、あるのでは ないでしょうか?

 


990418  Sun.

GOOD NEWSです。

以前ここでも書きましたが、トレードのトレーニングのブート キャンプのようなものを、日本語で受けられるようなものが あれば・・ということでしたが、実現に向かって一歩前進です。

そこでまず、専門のサイトを4月下旬に立ち上げる予定で、 アメリカ株の特にNASDAQ銘柄を日本からトレードをする ためにに役立つサイトを目指しています。

COOLのコンテンツがあるこのサイトの、トレードに関する 部分を新サイトへ移行して、NYの開始時間から、ほぼリアル タイムでアメリカのニュースを日本語でお伝えしようというもの です。

現在日本では、CNET・ZDNET・BIZTECHなどがハイテク 関連のニュースを日本語で掲載していますが、アメリカでの ニュースの発信からはどうしても時差の問題で数時間遅れる ようですし、株式専門ではありません。

ないのなら、自分でやろうということで、どのみち、あちら こちらの英語サイトを覗いていますしね。

ですから、アメリカ株式関連の最速ニュースをお届けできると 思います。

編集には、アメリカの某新聞社の日本人ベテラン編集者の 方を、引き抜いたというか、コンセプトに賛同していただき、 このセクションを担当していただきます。誰かって?
今のところこれ以上書けませんが、新サイトで、ご紹介できる はずです。

これには、実はトレーダー仲間のトップトレーダーMも 協力してくれます。

ラッキー! 何らかの形で、日本からの スウィングトレードの役に立つ情報をお伝えする予定です。

先日、さる記者の方が取材に来られ、これもここではこれ以上 書けませんが、日本でのセミナー開催のために、力を貸して いただけるということで、某出版者のUさんにも、この記者の Yさんを通じて、協力をお願いしてあります。

COOLは新サイトへ移動します。

この新しいサイトは、サーバーがT1回線より太いところに 設置しましたので、トラフィックの速度は問題ありません。

まあ、日本側が遅ければ、そこがボトルネックで同じです けどね。まあこちらとしては、万全の体制です。

もちろん無料のサイトですよ。

運営費用は当初私のボランティアでと考えていましたが、 私を含めた何人かのスポンサーでバックアップすること になりそうです。

せっかくのんびりとトレードをしていたのに、何故かこういう ことになってしまいました。COOLで株のことを書いたのが そもそも、嬉しい誤算の始まりでした。

こんなことを書いても仕方ないなあと思って書いたら、 アクセス数が上がってきたのです。

これもネットを通じて知り合った、多くの方から励ましや、 私がこういう方向へ行かざるを得ないような、半強制的な お願いというか、そういう内容のメールを下さった方の、 パワーのおかげ?です。

この、サーバーを賃借するところの社長も、「個人でこれだけ あったら結構多いよね」と、おっしゃってましたから、興味の ある方が多いということですし。

協力していただけるスタッフもいますから、何とか「COOLに 行こう」というペースは守れそうです。

 


裏技

なわけで、嬉しいニュースをお伝えできた記念特集です。

ウラ技という言葉には、怪しい魅力が一杯詰まっています。

ジャンルを問わず、ウラ技という甘い響きには魔力があるよう で、トレードの世界でもこういう方向を探求している人たちが います。

ある時、ベテランらしきトレーニング・コーチが1ヶ月間、新人 研修のブート・キャンプの教官としてフロアを、ウロウロしていた ことがあります。

自信満々の態度と物腰。

「俺はやり手だ」という香水を、ちょっと つけすぎているコーチでしたが、マアそれはそうだよなと、 一応納得。

まあ、嫌味なものはなかったですしね。

この人がやるトレードは絶対儲かるぞと、ついうっかり勘違い する新人がいそうな、愛想がいい、なかなかの好人物でした。


ある日別室で、人だかりがしていました。

彼が得意げに何やら説明しています。どれどれと、彼の説明を 聞いてみると・・どうも彼のウラ技のようでした。


オファーをする手つきや、マウスをクリックする仕草からは いかにも場数を踏んできたという匂いがして、いやがうえにも 期待が高まります。彼のディスプレイにはナナナ何と!?

スプレッドの大きい銘柄が表示されていたのです。

買って売ればそれだけで、利益が出るというヤツです。

何故か値段がほとんど変わらないのが不気味でしたが、 ちょっと驚きました。

こんなのあり?

自分が今まで四苦八苦してきたことは、一体何だったんだろう と少しばかりショックでした。

通常、買える値段が10ドルなら売値は9ドルと16分の15 というように1・16安い値段が表示されています。

そうして、値段が上昇し始めると、売値に10ドルが表示 されます。

手数料が、1売買で50ドルですから、この1段階上がった だけで売ったら50ドルの損です。

ですからもう一段階 上がるのを待って1・16上昇すると、1000株で
12ドル50セントの儲けになります。

1・8だと75ドル、3・16で137ドル50セント、1・4だと 200ドル、1・2で450ドルの利益です。

1・16を何度も繰り返すというウラ技?もどきもありますが、 ブローカーの方が儲かって喜ぶだけですね。

ですがこの時の、スプレッドは何と1・4!

右のウィンドウで買って、左のウィンドウで売れば、ほとんど 何もしないで、200ドルの儲けですからね。

ウマすぎる話には裏がアルのが世の常ですから、これは どうもくさいなあ・・・ううーん。

ひとつ問題があるようで、1・4で売るといっても、どうも買う ディーラーがいないようなのです。

彼がオファーしても、1・4の行がひとつ増えるだけ。

魚がいるかどうかわからない池で、魚釣りをするようなもの ですね。

3・16を出したり引っ込めたり色々やってましたが、 どうも誰もいないようで、5分、10分と時間が経つにつれて だんだんと、彼の周りから人はいなくなりましたが・・

でも、時々釣れることがあるそうです?

こういう銘柄のウィンドウを4つくらい表示させて、何時間も 待つというのも、確かに忍耐が必要ですし、銘柄を探すの も確かに一種の努力が必要です。

まあアイデアといえばアイデアですが、何かちょっと違うような 気がしましたね。
マア、ヨイヨイのじじいになって、思考能力が衰えたら、こういう 魚釣りもいいかも知れませんが・・

これで、あんなに自信を持てる彼は、ヒトがいいのか なんというか、まあ合法的に儲かれば別にいいんですが。

そういえば、彼はあんまりリッチそうには見えなかったです。

でも本当は、大金持ち?だったら、トレーニング・コーチは やってないよね?

ボランティア?コーチが趣味?

彼の教えを受けて、この手法で財を成した後継者がいるのか どうかは、依然謎のままですが。

まあまあ、人のことはよろしい。

それより、まずは自分ですからね。

こんなこと書いていいのかな?まあいいか・・

ここは、自由の国アメリカです。

あまけに、今日は日曜だし・・

 


990417  Sat.

道しるべ

掲示板を見ていると、どうも最近塩漬けになっている人が 多いようですが、誰でも最初は授業料としていくらかを 寄付するものですから、それほど心配することはないのです が・・

それよりも、次に動けるようになったとき、塩漬けの後遺症が 残って、どうしていいかわからなくなることを、注意しなければ なりません。


動けないときは、動けなくなった銘柄のチャートを徹底的に 調べることです。

チャートでその動きをつかめなかったのか どうかを長期・中期・短期のグラフに移動平均線を加えるという 基本的な分析でかまいませんから、見てみることです。

次に、今「買っておけばよかった」という、塩漬け銘柄と反対の 動きをしてきた銘柄を同じように調べてみてください。

何千という銘柄を調べる必要はありません。

S&P500の、500銘柄だけで十分です。

この両グループの相関関係を調べてみるのです。

このようにしても何かをつかめないからといって、こういう 地道に思えるような分析をやめてしまうのはいけません。

予測不可能な将来を見るのではなく、今までの株価の足跡を 見るのです。

500銘柄すべての銘柄に共通する一定のルールを見つけ ようとしてもそれは、至難の技ですよ。

それじゃあ、いつまで 経ってもわからないでしょう。

ある特定のルールに沿って動いている銘柄を見つけるのです。

テクニカル分析の手法は、それをうまく利用できた場合には 驚くべき成果をあげることができます。

それは、未来を予測するという不可能なことから比べれば、 遥かに容易なことです。高性能なパソコンとソフトを経験 豊かなトレーダーが使えば、今までにない新しいアプローチ が可能になるのです。

西部劇などの追跡シーンではインディアンは、必ず足跡 を分析して最後には、追いかけている獲物を追い詰めます。

先の方を、望遠鏡であちこち探しているのは、間抜けな 保安官だったりしますね。インディアン嘘つかない?

こうした、チャート分析で大事なことは、上がる株を見つける のではなく、損をしないためにはどうすればいいのかという 視点から、まず検証してみることです。

リスクを下げるために使うのです。

儲けるために使うという 発想は避けることです。

リスクを下げて、お金を有効に 使うのです.

損失を出せばそれをカバーするために、次の 利益を使うことになります。

損失を出さなければ、次の利益 は、利益として残ります。

お金を失わないように大事にするという姿勢です。

戦争でも、部下を大事にしてできるだけ死なせないような 作戦をとる指揮官と、手柄を立てるために勝ちたい一心で いちかバチかの作戦を命令して、部下を危険にさらす指揮官 のどちらにつきたいのかを考えればわかりますね。

お金だってそうです。誰のために働くかを選択しているのです。

お金たちに人気のある人になりましょう(?)

COOでは何度もしつこく、リスクを考えなさいと、言い続けて いますが、常にこの視点を忘れないことです。

これは非常に重要ですからね。(しつこい?)

運転の下手なドライバーほど、前ばかりを見て、後ろを 見ていないのです。

上手なドライバーほど、後ろの状況を よく把握しています。

後ろの車の位置がしっかり頭に入って いますから、急な車線変更が必要になった時、どちら側へ 変更すればいいのかの判断が、瞬時にできるのです。

先へ行くことばかり考えて、後ろからきた車とぶつかって それでおしまい、というケースを避けなければいけません。

走っていればチャンスはあります。

リタイヤすれば降りることに なるわけですから、チャンスはありません。

ですから、リタイヤしなければならなくなるような要素を避ける。

リスクを減らすとはそういうことなのです。

トレードはマラソンと同じで、長距離を自分のペースで走る ことが大事です。いきなり全開で500メートル競争のような ペースで、最初から先頭を走っていると、オーバーペースで 途中でバテてしまって、リタイヤすることになります。

無理をしてはいけません。

トレードを成功させるには、特殊なことは一切必要ありません。

正しい考え方と、それを着々と実行するというまじめな 取り組みができれば、誰にでもチャンスがあるものなのです。

しかし、トレーダーの80%以上は、ファンダメンタルズ分析に 深入りしすぎて未来の予測をしようとして、損失を出しています。

株式市場を徘徊する幻想という名の貧乏神なのです。

現実を見ようとしない人は、簡単に取り憑かれてしまいます。

マーケットの真実は、リアルタイムの目の前だけにあり、そして 足跡を残していきます。謙虚にその足跡を見ながら、ストレス のないトレードを続けるというのが、成功しているトレーダー たちに共通する姿勢です。

 


990416  Fri.

選択

ニュースを追わないといっても、色々なニュースがあふれて いますから、どれが不要で、どれが必要なニュースかを 見分けることが必要になります。

どこでも手に入るニュースが、あなたに必要なニュース。

ただし八百屋にはありません。

ファイナンシャルのニュースサイトにあるニュースで十分です。

あとは全て無視してかまいません。

金利が上がれば、株価が下がるなどという基本的なしくみや アメリカ市場の大体の動きなどがわかればOKです。

アナリストなど専門家と呼ばれる人の、株価がいくら上昇して いるからそろそろどうだろうとかの、いわゆる将来の予測は 必要ありません。

何故か?できないからです。

不可能だからです。

この簡単な事実を、しっかりと頭に入れる必要があります。

みんなが、騒いでいる銘柄はできるだけ避けることです。

オンラインで、いわゆる一般投資家という素人が多く参加 している銘柄、特にNASDAQの特定の銘柄の中には、 75%が一般投資家だといわれているほど、小口の オンライン投資家によって取引されているものがあります。

一度狼狽売りを浴びると、同じ心理になって、大きく振れる 銘柄ですね。

利益がコンスタントに出せていない、いわゆる 経験のないトレーダーが手がけるには、リスクが多すぎます。

リスクが大きいというのは、株価が上がらないという意味では ありませんからね。

ニュースに影響され、目先の派手な動きをしているものの 値上がり率などを見て、皮算用をするのもよくやるパターン です。

もしこの予算で買ったら、今までのように上昇すると なると、こうなって・・と、おまけに少ない投資金額なら余計に 早く増やしたくなるものです。

これは実際にあった話です。

トップトレーダーのMはトレードを始めて2ヶ月ほど経った頃 新聞で、ゴールドマンサックスがCSCOを、強力に推薦 していたのを目にしたのです。

そうして、ラジオでもCSCOのことを、Strong Buy !と 推薦していたのです。

Mは翌日の朝、トレードへ行く自転車のペダルを、全開で 回しながら、「シスコ・シスコ・シスコ・シスコ・シスコ・シスコ」 といいながら、掛けつけ、朝一番で上昇して行くシスコを 集中して買い上がったのです。

そうしたら、何と急落。どんどん下がり続けたのです。

そんなバカな!?Mは呆然として見ていたそうです。

Mは、この一度の大きな損失をこうむった失敗で、考えを 変えることになった、ということです。

連日の急騰株の上昇率を比べれば、他の低い上昇率の 銘柄がバカみたいに低く感じるようになり、安全で利益が 確実に出せる銘柄を探す、という努力をしなくなるのです。

そうして、欲とエゴでギラギラしながら、まだ見ぬお金を追う ことになります。こうなると、ギャンブルです。

こういう85%のデイ・トレーダーを見て、デイ・トレードは ギャンブルのようなものだと思う回りの冷静な目は、意外と マトを突いていたりするのですね。

お金を追うのではありません。

自分のペースのトレードを、追い求めることです。

「下手な考え、休むに似たり?」ですからね。

危ない派手な銘柄を狙わなくても、利益がきちんと出せる銘柄 は数多くあるのです。

それで十分に利益を出すことができます。

自信がなく、分からないときは、キャッシュを握って、休む ことです。

自信があるときだけ、トレードをすればいいのです。

調べもしないで、急騰したり急騰すると期待されている銘柄など だけに眼を奪われて、その株価の将来を予測することに、 目の色を変えるのは、全くの見当違いというものです。

経験のあまりない、個人投資家がそうして簡単に儲ける ことができるのなら、70%以上のS&P500より低い パフォーマンスしか出せない投資信託を運営している ファンドマネージャーは、一体何をしているというのでしょうか?

冷静になって常識で考えれば、わかることです。

それでも、狙うという人は、どうぞご自由に・・です。

絶対沈まないといわれていた、タイタニックが、氷山の警戒 警報という安全の基本を無視して沈没し、乗客の半分の 救命ボートしか搭載していなかったという基本を忘れた 判断で、多くの人を殺す結果となったのです。

デイ・トレードであれ、スイング・トレードであれ、同じことです。

手法ではないのです。

トレードに対する基本的な考え方が 違っていれば、その結果は全く違ったものになるでしょう。

トレードに対するきちんとした考え方の基本を、身につける ことができれば、ややこしい作戦は必要ないのです。

策を弄するものは、策に溺れるのでしたね?確か。

 


990415  Thurs.

自分への投資

先日あるアメリカのメーリングリストでスキー教室の 話題を読んだのですが、一般的にアメリカ人は、 お金を払って講習を受けることに抵抗がなく、
それよりも積極的に取り組む傾向にあるようです。

こういう趣味の世界だけではなく、仕事の世界では、 さらに積極的で、社会に出てからも、自分の収入を 増やすために、勉強をするという姿勢は、見習うべき ものがあるように思います。

習うより、自分で考え、まずやってみるというのも ありますが、ある程度の専門知識が必要だったり、 確実に成果を出したいという場合は、やはり何らか の投資をした方が、早いようです。

ケビン・コスナーの映画「ティン・カップ」のように、 アメリカには、教えるための専門家が多く、ゴルフで ティーチング・プロとして実力があって有名な人は、 本を書いたり、日本からお呼びが掛かったりで、 下手な ツアー・プロよりリッチな生活をしていた りするのですね。

こういう背景には、ある目標なりの最低線にまで、 スキルを高めるためのマニュアルが、きちんと用意 されているとことも、忘れてはならないようです。

社内での競争だけではなく、広い視野で見ることが できるようになると、外の世界のより高いポジションで もまれ、競争してみようという、モチベーションが 生まれ、成功へのチャンスがさらに増えることに なります。

ですから、アメリカでは、自分でお金を払ってでも、 セミナーなどへ参加するというスタイルが、定着して いるのです。

一方日本では、アメリカに比べると、自分で精一杯 努力するというベクトルが働くようです。

娘が、アメリカの学校が日本と違う点で、最初に びっくりしていたのは「根性が足りんゾ!もっと気合を 入れてガンバレ」という、日本独特のノリが全くない ことでした。

その時点で、精一杯やっているという相手への信頼が 基本になっているアメリカでは、軍隊でもない限り、 日本のように精神的に圧力をかけるということは しません。

かといって「学校で教えてもらう」「わからなかったら 知り合いに聞く」という人に頼り、もたれ合うという 甘えの社会でもありません。

一人で敢然と挑戦するという、日本の「サムライ魂」 は、どこへ行ったのでしょうか。

子供は大人の背中を見て育つもの。

こういうことを教える立場の、私やその上の世代の 責任も多いにあるでしょう。

原因はともかく、貯金額はアメリかよりはるかに あって、十分なお金があるのに、こういう、自分の 能力を高めるための投資という発想をする人が 少ないようです。

タダのものは所詮タダの価値しか、生まないことが 多いのです。

それに付加価値を加えることは、非常に難しく、 結局それには費用がかかることになります。

自分が興味のある分野や、専門領域での勉強には、 お金を使って人から教えてもらうという、積極的な姿勢 を持つことは結局、自分への先行投資です。

絶え間ない、自分の能力への切磋琢磨が、あなたの 家族、友人、組織やコミュニティーという、人を助ける ためのパワーを産み出すのです。

お金の投資という次のステップは、経験・時間・技術 という目には見えないものになり、そしてそれが習得 できればそれがまた、お金を生むという好循環の 輪が生まれます。

この「やることなすことがうまく行く」原動力は、 自分の能力への投資から生まれます。

終身雇用というカサのなくなりつつある日本社会で、 これから何をしなくてはならないのかということの 答えは、こういったアメリカ社会の動きの中にある
のかもしれません。

安保条約によるアメリカの傘がなくなっても、自力で 自分の国を守れるようになるためには、何が必要 なのかを考えるのと同じことですね。

自国の自衛能力という、安全のための投資をどのような 形にするのかを決定し、国内外へわかるように説明 しなければ、ならない時期に来ているのと同じことです。

早かれ遅かれ、そういう時が来るのですから、素早い 決定をすべきです。

デートで無策なうえに、タイミングの悪い決定をする男が モテないのは、今も昔も同じです。

それに優柔不断が加われば、完璧です??

 

自分の目で見る

その技術を身につけて、実際にトレードを始めた 場合最も大きな障害になるのは何でしょうか?

ニュースです。

ニュースが障害?

「バカなことをいうな」と憤慨する人がいるかも しれません。

ゴールドマンサックスの誰々がこういった、あの アナリストがあそこで、あんなことを言ってた、などと いうニュースを血眼になって探し、銘柄や買いの
タイミングを決めるている人にとっては、こういう 発言は、まさに晴天の霹靂でしょう。

ある銘柄の株価が、かなり上がってきている場合に、 今買えばいいのかどうかを決めるため、あなたの目で 見た見方や分析でなく、あなた以外の人の見方を 参考にするようになると、パフォーマンスは落ち始め、 やがて損失を出すようになります。

アナリストが、特定銘柄の動向や評価をする場合に 何を基準としているのでしょうか?

PERや、株価水準など、その銘柄のいわゆるファンダ メンタルズを調べ、その企業のトップや広報への インタビューなどで、その企業の適正水準を
知ろうとします。

アナリストは大手の機関投資家のために、株価の 予測?のような仕事をしているのだ、ということを 忘れてはいけません。

何らかの形で、機間投資家や大手証券会社の 利益のために、働いていることがほとんどです。

個人投資家のあなたの利益のために、発言している のではないという、事実を忘れてはいけません。

大手証券会社にとって都合のいい、特定の銘柄が 動くような発言をして、それを機関投資家同士が協調 して売買することぐらい、朝飯前でしょう。

「赤上げて、白上げる」と繰り返し、とだんだん煽られて 「赤上げて、白上げない」 で、うっかり白を上げてしまうものなのです(?)

それじゃ、アナリストの予想と反対に考えればいいのか?

そうでは、ありません。

あるアナリストの言った通りに、株価が動くこともあり、 また反対に動くこともあるはずです。

これはその後の 株価を追跡すればわかります。

少なくとも2回に1回は当るでしょう。

で、あのアナリストは前回、「あの下落を予測した」など ということで有名になり、その発言を追うというパターン が発生します。

株価は、影響するファンダメンタルズの要素が多い ケースや少ないケースなどが複雑にからみあって います。

アナリストは自分で投資をしているのではなく、 分析して予測して、誰か他の大口投資家の利益の ために仕事をしているのです。

株価の予測は不可能なのにです。
では何故こういう矛盾したことが必要になるのか?

一般投資家から数百億を集めて、投資するための 判断をして、それがうまく行かないケースに、こういう アナリストの「予測」が影響したという大義名分が あれば、専門家がああ言って、はずれたのだから 仕方ないということになります。

S&P500指数を上回る成績を残している投資信託 は、全体の25%以下なのです。株式投資をしている 人の85%は損失を出しているのです。

投資は、自分の責任で行うものですが、しかしその 判断へ決定的に大きな影響を与える要素を、他人の それも、大手の証券会社などの大手機関投資家の ために働いている人の判断に頼っていたのでは、 利益を出せるはずはありません。

アナリストの判断をあてにするのではなく、また反対に 考えるのでもなく、あなたにとって、有利に働くはずの ない要素は排除して無視することです。

他人の予測は、あなたの迷いに決定的な影響を 与えます。

インターネットをうまく使えば、多くの情報をいとも 簡単に入手できる時代に、すでになっているのです。

しかし、知らない方がいい情報を知ることによって、 損失を出したときは、それをきちんと記録して おくことです。

そして2度と繰り返さないという努力をすることで、 あなたのトレードに対する目を養い、最も効果的に 利益を出すことができるようになります。

ネットを使って情報収集をするリスクがあることも 忘れてはいけません。
特効薬には副作用がつきものです。

効果のある薬ほど、副作用は強いのです。

ですからその処方が大事です。

知らず知らずのうちにそれに影響を受けるという、 本人が自覚しない隠れた危険は、やがて大きな ダメージを与えるのです。

もちろん、金利動向や局地戦争など大きな流れに 影響するニュースは、知っておく必要があります。

というよりもいくつかのファイナンシャル関連サイト を見ればこういうことは、いやでもわかりますから、 その程度で十分です。

仙人にでもなって、山へこもり、そういうニュースを 聞かずに、過ごすということでもしなけば、こういう ニュースから影響を受けずにはいられない時代です。

アクセスしてよい情報と悪い情報きちんと把握して、 ネットを利用するというのが、COOLな姿勢です。

メリットがあるもののウラには、必ずデメリットが あります。

ですから、意識をしてこういうニュースを見て、 そして聞く、つまり、あなたというフィルターで、通して はいけない情報つまり心理的に影響を受ける情報を 選択するのです。

ふるい落とす情報を、きちんと判別できなければ なりません。

試しに、真実を知るために疑心暗鬼になってみては どうでしょうか?

誰があなたの味方なのか?

敵と味方の区別もできないようでは、勝負には勝てま せんね。

では、何を頼りにすればいいのでしょうか。

続く・・


1999 04 15-

 

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