1999 04 01-
990414 Wed.
時間商い
デイ・トレードは日本語で、「日計り商い」というらしいのですが、1日の終わりには、株を持たずに現金で持つ、つまりポジションを解消するのですから、時間単位での取引つまり「時間商い」と呼ぶ方が、そのイメージにぴったりくるようです。
オンライン・ディスカウント・ブローカーを使い、朝のうちに買ってその日のマーケットが終了するまで、売却するという方法を考えているトレーダーが、日本でも多くなってきているようです。
しかしこの方法は、現時点では、おすすめできません。
何故か?損をする確率が非常に高いのです。
まず、最初のトレードで損失を出した場合、その後のトレードで損失を取り戻すチャンスはほとんどありません。
絶対にロスを出さないトレードはありえませんから、例えば5トレードで、3勝2敗して750ドルの利益といったようにして1日のトレードをプラスで終えなければなりません。
翌日に仕事があれば、NYマーケットのクローズする、日本時間の朝まで、起きているわけにはいきませんしね。
ですから、まだ数日で利益を出す、スウィング・トレードの方がはるかに安全です。デイ・トレードを成功させるためには、いくつかの条件があります。
まず、専用回線に近い通信性能が必要です。
通常のダイアルアップでは、肝心の時に回線が途切れたり、つながらなかったときには、どうしようもありません。
NASDAQの高速なワークステーションでさえ、システム不良が起こる事があります。
こういう状況では、日本側のプロバイダの不具合なのか、それともNASDAQを含むアメリカ側の問題なのかを判断してそれを解決するような悠長なことを、やっている時間はありません。
秒を争って脱出しなければならないのですから。
トレードをしている間に、フロアのマシンの表示が一瞬フリーズして動かなくなることがありますが、これは取引量があまりにも多すぎて、NASDAQのコンピュータの処理能力の限界になったときにも、よく発生します。
こういうときは、電話連絡しかありません。
フロアには、スタッフが必ずいますから、受話器を握った彼に「売り、AOL145ドル、1000株」などと指示を出して、緊急時には脱出して、ポジションを解消しなければなりません。
日本から国際電話で指示を出すにも、話中だったり、言葉の問題があったりで、要求する指示を伝えることができないという、あまりにも高いリスクがあります。
また、使用するソフトウエアも、少なくともレベル2までが表示されることが必要です。ANASDAQはレベル3までのサービスがありますが、通常のオンライン・ディスカウント・ブローカーではレベル1までの表示しかできません。
つまり、買う値段と売る値段が表示されるだけですね。
レベル2になると、その値段に続く価格が、マーケットメーカー名や、株数と同時に連続して表示されるため、流れが分かります。
これは接続速度がISDN以上の性能がないと、表示は追いつかず、他のチャートや売買の指示をするウィンドウがフリーズすることにもなります。
通信速度が低いと、まず使い物になりません。
売買するマーケットメーカーを選択できる、つまり売却の方法についての選択肢を手に入れることができます。
これによって、1/16から1/8単位での利益の幅、つまりこの選択肢によって、一度の取引について100ドル以上の利益が違ってくるのです。
システムの教則本ではありませんし、また現時点では、日本で使える環境がないため、このレベル2、3については、ここではこれ以上詳しく書きませんが、とにかくそれだけのソフトの性能がないと、デイ・トレードで継続した利益を出すことは、非常に困難だということは、覚えておいてください。
今の私のトレードに対する手数料は1000株で25ドルですから100株単位なら、2ドル50セント以下でないと、手数料の対利益割合は高いということになります。
アメリカでも、24年前の1975年までは、この1000株単位のトレードで、数百ドルの売買手数料を支払っていたのです。
こういう点から見ると、日本の株式市場やマーケットメーカーのシステムは、アメリカの24年前よりまだ遅れているといえるでしょう。
私の現在のトレードの単位は、1000株単位です。100株では、手数料を考えると、よほどの急騰でないと目標の利益が出ない、という理由からなのですが。
ですからこの25ドルは、性能を考えると非常に安い。
利益を出す性能からいうと、オンライン・ディスカウントブローカーの手数料は、けっして安いとはいえないのですがスウィング・トレードなら、納得の金額ですね。
オンライン・ディスカウント・ブローカーの提供しているのは、スウィング・トレード用に設計されたシステムだということをよく理解したうえで、トレードをするのが賢い選択です。
それでも、「オレは徹夜してでもデイ・トレードをしたいのだ」という人には、値動きの速度がゆっくりした銘柄を選択し、値動きの比較的少ない時間帯にトレードをするという選択肢が残されています。
しかし、パフォーマンスは落ちます。
それも、アメリカのマーケットでのトレードの経験が1年以上あって、デイ・トレードで利益をコンスタントに出せている人ならという条件付です。
もし、通算で損ばかりしているトレーダーがこういう、トップクラスのシステムを使ったら、儲かるでしょうか?
やはり損をするはずです。
逆に、利益を確実に出せるトレーダーなら、現在の日本の環境でも、利益を出せるでしょう。それがトレードです。
もちろんパフォーマンスは落ちますが、大事な事は、損を出し続けないということです。
偶然に儲かるのではなく、自分の目標をきちんと達成したその積み重ねで、利益を出すということが、ポイントです。
例えば株価が20%上がったのだけど、もう少し持っていた方がいいのか、売却した方がいいのかを迷うようならそれは危険信号です。
何故なら、その20%が目標を達成した数字ならすぐに売却すべきですね。
その20%が目標を達成した数字でないのなら、待つか、半分を売るか・・その人の考えによります。
決めたルールを守る。
ルールを決めたのなら、守るのは当然ですね。
何故迷うのか?
もっと上がるかもしれない、という願望があるからです。
または、売却金額の目標がないため、もっと上がるまで待とう20%上がったのだから、この調子ならもっと上がるかもしれないという考えです。どちらにしてもエゴ、つまり欲ですね。
欲と引き換えに、自分のルールを破るというパターンです。
いまのところ利益が出ているのは、運がいいからなのです。
根本的な考え方に問題があります。
何故分かるかって?
数百人のトレーダーから共通するパターンを見つける方が株価の上昇するパターンを見つけるより、うんと簡単なのです。
これは、ノウハウ?
990413 Tues.
クリントン大統領の収入と納税額 ( Federal Income Tax )が発表されました。収入は$504,109 で税金が$89,951。
関係ないけど、野次馬レポートでした (^_^;
インテルの業績は、よかったものの、今日は時期が悪かったようで、コンパックが、インテルを引っ張る形になりましたね。
マーケット終了後の株価は上がっています。
NTBK・SCH・AMTD・EGRPなどのネット関連が、強かったようです。
質問
国内の株式市場の事で恐縮ですが、ゴールデンウィークの直前は利益確保等の目的で、売りが入り、相場が下がるという話を聞いたのですが、本当でしょうか?
そのような傾向があるのでしょうか?
もし、本当だとすると、続伸を続けていた株は売っておいた方が懸命でしょうか?
また、似たような現象は、米国等でも見られるのでしょうか?
というのがありましたので、ここから引用させていただきます。
アメリカは、日本がゴールデンウィークでも関係ありませんが、月頭2日間と最終日が最強です。
ダウよりS&P500の数字を見てみましょう。
1年のうちで、5月は下から5番目です。
12月81.9%・1月81.0%・11月77.4%・4月65.2%・7月63.4%
5月は15%
1950年の1月から、1988年4月までのデータによる。
Monthly Point Changes
しかし、1985年から1987年までは、5月43.3%・1月36.6%
12月30.6%・2月30.6%・7月23.6%・11月15.1%・4月13.0%
3月10.6%・6月7.5%・8月0.7%・9月-6.2%・10月-8.5%
Source of Data : Dow Jones & Co.
と大きな変化。理由は「マーケット、女心と秋の空」
ここ12年は、5月が最大のチャンスとなっています。
以上は占いの結果ではありません?!
あくまで統計です。
評論家
昨日のコンパック・ショックは、日本で大ブレイクしたようです?
日本はなんでも流行ります。評論家が増えてきましたね。
あちらこちらを見ていると、日本のオンライン投資家のみなさんの情熱は凄まじい。うーんアツイ。
予言・言い切り・願望・居直り・祈りなど多種多様です。
占いコーナーを作ろうかな?という衝動が沸きあがってきたほどで、寝る前にはちょっと心配になったほどです。
でも、結果は肩すかしでよかったですね?
調整の機会を失ったという見方もありますが、とにかく株価が下がった時の(調整とも呼ぶようですが)典型的なマーケットでした。
昨日のダウは、結局プラス150ポイント以上でしたが、1997年の10月27日の下落は、何とマイナス554.26ポイント!
私がトレードを始めてから、2ヶ月目で、何とここ10年で最大の下落 ( Day with Greatest Net Loss ) が起こったのです。
どうして、オレがトレードを始めてすぐにこんなことが起こるのか・・「天は我を見捨てたり!か?!」の心境でした。
この日のロスを調べて見ると・・致命傷は負いませんでしたが、脱出をミスって、$4,337ドルと50セントの損害でした。ウウウ。
新人にとって、あの状況で脱出するには全くの経験不足でした。
そして、翌年の8月31日つまり昨年の夏は、第2位の下落幅、マイナス512.61ポイントの下落にも遭遇しました。
この日の記録では、$1,037ドル50セントの利益。
この頃にはデイ・トレーダーとしての経験も、ほぼ一年になる頃でしたからね。
ここ10年来では最大と、その次にランクされる大規模な下落でかなりのデイ・トレーダーが被害を受け、フロアを去りました。
自然淘汰。まさに弱肉強食の世界?は、ちと大袈裟ですが暴落は、それくらいすごい勢いで、下落するということです。
手持ちを何とか売却しても、5分間はもう一度売り、つまりショートすることはできませんでしたし、5分間ルールがなくなったかわりに、今は下降中のショートはできませんからね。
こういう前日から分かっている、一企業の業績下落が要因で、下落するよりも、外国のマーケットの影響の方が、突発的な下落の引き金になりやすいのです。
考える時間がないために、パニックになり、さらに売りを呼ぶからです。
近年最大級の暴落パターンに2度も遭遇しても、今となっては、それが貴重で役に立つ、またとない経験に転嫁できる?
のも、デイ・トレードの柔軟性。
2度あることは、3度ある?なんてことを言うのは誰ですか?
ほんとにもう・・縁起でもないですよ。
990412 Mon.
今日のマーケットは、コンパック・ショックのため、ギャップダウンで開始しましたが、ダウは1時間半もたたないうちにプラス・テリトリーへ。さほど心配することはなかったようです。
データ
THE WALL STREET JOURNAL ALMANAC 1999 という、最新のデータ年鑑をご紹介。
896ページで14.95ドル。白黒印刷でちょっとそっけないが、ボリュームはたっぷり。
一方、紀伊国屋書店で購入した、朝日新聞ジャパン・アルマナック 1999 という英和対訳のものは、325頁で1600円。
帯には「国際派のポケットにこの一冊を」というサブタイトル中は一部カラーで、見栄えはなかなかのもの。
株式関連を見てみると・・
朝日新聞版の株式関連データは、合計3ページ。
株主の項目は1ページ。
個人・金融機間・事業法人・外国人・その他の構成比率が、年度別に1950年からは10年刻みで、1980年までとその後は5年刻み、95年からは毎年、棒グラフで表示されている。
1997年の個人比率は24.6%。これは本文にも日本語と英訳で解説がある。この解説があれば特にグラフは必要ないデータだ。
バブルと共に個人比率が減少し、金融機間の比率が大幅に増えていることくらいはわかるが・・
一方、THE WALL STREET JOURNAL は、株主の男女・年齢人種・最終学歴・職業・収入別の構成比率が円グラフで表示されている。アメリカの個人比率は43%。
面白いのは、株主の男女比率は53:47。男女が均衡している。
日本はどうだろうか?
投資信託は、88%のアメリカ人が保有しているという。
株式関連データは、合計43ページと朝日新聞版の10倍以上のデータ量。
では、どういうデータが役に立つのかという視点で見ると・・
朝日新聞版は、年代別の比較データが中心。
データの種類で、こういう年代順に増えているとか、減っているという傾向は、想像でわかるようなデータの切り口です。
表紙や、最初のカラーページを見ると、役に立ちそうで、思わず買ってしまいますが、家で中身をじっくり見ると、最初の印象ほどではないという、だんだん盛り下がるパターンです。
THE WALL STREET JOURNAL は、構成比率や具体的な数字に加え、年代別の比較データで、そのデータから何を知りたいのかという多種多様なニーズに応えようという内容で、とにかくすごいデータ量に圧倒されてしまいます。
選択肢が多く、様々なニーズに応えている THE WALL STREET JOURNAL が多くの人から支持され、有料サイトで唯一採算ラインに乗るという事実も、納得ですね。
このような本のデータ集を見るにつけ、日本の出版物との格差が、はっきりとわかってしまいます。
日本は、単一民族。片や、少なくとも5種類以上の人種が入り混じって構成されている社会ですから、これはある程度予想していたことですが、違いはあまりにも大きいといわざるをえません。
過去のデータから何を学び、そのデータをどう生かして行くのかという、多くのアプローチの凝縮が、THE WALL STREET JOURNAL ALMANAC 1999 には、ぎっしりと詰まっています。
ちなみに、新聞の発行部数を調べてみると
読売1019万部・朝日832万部・毎日396万部・日経299万部
産経194万部
発行部数と内容は、反比例しているようですなあ?!
新聞は発行部数ではなく、中身ですね。
Wall Street Journal 177万部
USA Today 163万部
NewYork Times 107万部
Los Angels Times 105万部
アメリカでは、以上4社が100万部以上の新聞で、ちなみにSeattle Times は、23万部で全米47位。
トレードに関しての情報量も、日米では、同じような傾向の違いがあります。情報公開もその中身が、役に立つデータでなければ、掛け声だけに終わってしまいます。
インターネットの発達によって、私達が、データとどう関わり、どのように活かせるのかという力量が、ますます問われる時代になってきたようです。
990411 Sun.
今日は雲1つない、ブルー・スカイ!
シアトルのニュース
シアトルマリナーズのマック鈴木投手が、飲酒運転でつかまったそうです。キングドームの駐車場を出たあたりでご用だったと、いうことですが、神妙な顔つきで裁判所に出頭していました。
NHKがうるさくつきまとっていたようですが、本人はノーコメント。
Northwest Cable News で繰り返し放送していました。
最近コントロールが悪く、先発からははずれているようです。
私は、野球は詳しくないのですが・・
オープンして40年にもなるシアトルにある日本庭園は人気があるようだ。
日本の庭園の特長は、石を埋めてあることだという。
池には、鯉も泳いでいるし、その美しさは、カメラマンのパラダイス。
3月から11月までオープン、面積は4000坪!
入園料は2ドル。
Cyado のデモンストレーションもあるというが、読み方が違イマスネ。Sado だぞ。
タイタニックの沈没から87年後の今、乗船チケットがオークションにかけられたそうです。
入札は、5000ドルから始まり、ペンシルバニアのコレクターが10万ドルで、落札。
タコマというシアトルから車で1時間ほどのところでのことでした。
ANTS をビデオで観ました。蟻の社会の出来事を中心とした全編フルCGの映画で、Dream Works 制作です。アリが喋る口が、本当にしゃべっているようで、登場する蟻や虫の表情が素晴らしい。
でも制作側は大変だろうなあ。
失敗
うーん、昨日書いておいたCOOLを間違って消してしまった。
間違って、FTPで上書き。大失敗。
ウウウ。何を書いたのか一晩で、すっかり忘れてしまっている。
書いているときは、忘れるような内容ではなかったと思うんだけれど・・
COOLはいつも、書いてから一晩寝かせることにしている。
翌日読み直すと、文章のおかしいところや、表現のおかしいところもよくわかる。
掲示板の書き込みは、ほとんどリアルタイムで書いてしまうのでこういうチェックができない。感情的になってしまい、相手を傷つけるようなこともあるようだけれど、でもそういうストレートな意見も大事だから、あとは表現力の問題?
混沌とした状況も、ネットの魅力だけれどね。
私は、掲示板には、困っている人がいて、それに対して自信のあることは書くという主義。
自信のないことは書かない様にしているが、時々勘違いすることもあるので要注意だ。
基本的にギブ・アンド・テイク、まず情報を提供するつもりで参加している。
意見が違っても「お前違うぞ」といえば、指摘された方は、けっしてよい気分にはならないだろう。
指摘されるような意味で書いたのではないこともあるだろうし表現力が追いつかなければ、説明不足になっていることもある。
きちんと議論をしようとすれば、お互いの信頼がないと、喧嘩になったり、お互いや他の参加者が不愉快な思いをすることになる。
書かれるのと書くのでは、同じことでも受ける印象が全く違ってくるものだ。
自分の娘や息子へ書くつもりで書くとか、対策はあると思うけれど、どちらにしても書くことって難しい?
明日は月曜日
ダウが5桁になってから、はマーケットが高過ぎていると判断している、ファンドマネージャーあたりは、けっこうナーバスになっているでしょうね。
コンパックの業績が悪かったし、どちらにしても、こういうファンダメンタルズに依存するトレードは、メラトニンを飲まないと眠れなくなったりするだろうし、心臓に悪い?
調整?という下落があっても、手持ち資金の半分をデイ・トレードでトレードをすれば、大幅調整しても、キャッシュで底値を買うことができます。
こういう調整の時こそが、チャンスですね。心配ナシで大イビキをかいて寝ることができるというものです。
健康第一、トレードなんて第二、第三という姿勢なら、怖くはありません。不必要な恐れを排除して、ストレスのない、笑顔の多い毎日を過ごすことができます。
ナントカと鋏とデイ・トレードは使い方が大事。
どういう市場環境でも、デイ・トレードを組み合わせることで柔軟な、そして低いリスクのトレードができるのです。
自分が毎日を過ごす環境へ投資をするというのは、非常に効果があります。こうすれば2年後に1億円を達成できるとかの計算も大事ですが、生活を少しづつレベルアップすることができれば、同じようにえ2年後に1億円の資産が手に入ることになっても、成金ではなく、リッチになることができます。
宝くじに当った人が、必ずしも全員、その後の生活が幸せになるわけではないように、突然今までマネージメントをしたことのない金額のお金が入ると、どうせ棚ボタなんだからと、まわりも、その宝くじのお金をアテにしてトラブルのもとになります。
でも、少しづつ生活を向上させて、リッチになった人には、そういう毎日の生活にふさわしい人達がいますし、あなたのお金が、宝くじと混同される心配はありませんね。
嫉妬と羨望ではなく、さすがあの人は・・と尊敬を集めることにもなります。
宝くじでは、手に入らないものもあるのです。
でも当るといいなあ。うちはカミサンがまめに買っています。
当る確率は低いよなんて余計なことをいうと、「じゃ当ってもあげないわよ」というカウンターパンチを食らいます。
万が一のことを考えて、当れば3割はもらう約束をとりつけてあります。どう使うかは、当ってからゆっくり考えようと思っています。
リッチな人は、学生である息子に、学生にふさわしくないような高価な車を買い与えたりはしないものです。
自分にふさわしいものは何か、またどうすれば自分らしく成長できるかという方法を身につけるために、どうすればいいのか、を知っているからです。
お金を与えるのではなく、お金とどう付き合えばいいのかというヒントをできるだけ与え、後は本人次第という姿勢です。
自分にふさわしい毎日の生活とはどういうもので、どの部分を、どうやって達成するのか・・
普遍的な真理は、どの物事にも共通しています。
トレードを成功させる秘訣も、案外こういったところにあるのではないかと思います。
990410 Sat.
質問
aol,yhoo,amznの数字をみるとがっくりきますね。
俺はなにをやっていたんだろうと。自分も計算してみました。
3月の1か月のパフォーマンスです。まず、積極策関連。
bcst,cnet,athmt等ここ最近のトレンド銘柄の短期売買(ほとんど毎日トレード)が130%。
長期関連。aol,yhoo等(週1)が191%。
結論。
短期でいってもオープン前に急上昇していることが多く上昇幅の全てをゲインできないのはもちろん上昇途中で売ってしまい結局そこそこしかゲインできない。
このへんのテクニックははっちさんに聞いてみたいですね。
うーん、こういう時のテクニックはありません。
といういきなり「ぎゃふん」となるような、答えになってしまいました。
トレンド銘柄の短期売買(ほとんど毎日トレード)が130%
長期関連。aol,yhoo等(週1)が191%。
とありますが、利益率ならこれで十分ではないでしょうか?
もっと儲けたいのでしょうか・・
急騰している銘柄の上昇幅の全てをゲットすることはできません。
これを追い求めると、最終的には必ず損をしますよ。
こういう急騰している株価がどこまで上がるかは誰にもわからないのです。
上昇幅のすべてを取れる人はいません。
トップを打つまで我慢して、急落し始めたら脱出するという手はありますが、これはISDNなどの高速回線でデイ・トレード用のソフトを使っても難しいのです。
特に、日本でアナログ回線を使ってテレホーダイの時間帯でこれをやるのは自殺行為です。
自分が売った後の株価は気になるのものですよね。
でも、売った後の株価を追わないことです。
この上昇途中で乗る、というのは非常にリスキーです。
がっくりきますね。
俺はなにをやっていたんだろうと。
他の人はもっとうまく、トレードをしているのではないか?
自分のやり方が間違っているのではないか?などと、利益がでているのに、自信をなくして疑心暗鬼になるのでは本末転倒です。
あなたが利益を出せたということは、それはうまく行っているという「証」なのです。
成功した自分を誉めてあげてください。
「株価上昇ベスト10」などというのをわざわざ見る必要はないと思います。
少なくとも、私には興味はありません。
目標を決めて、それを守ることでこうした迷いはなくなります。
このトレードではこれくらいの利益を出すという目標をたててその60%でもゲットできれば成功です。
自分では小さいと思うような成功でも、積み重ねて行けばいいのです。
利益の具体的な目標がないトレードには「エゴや欲」がつきまとうのです。
「もっと儲けたい」という漠然とした目標ではなくチャートで過去の動きから予測できる、実現可能な具体的目標に集中してトレードすることです。
トレードをするときは、B5サイズのラップトップで、エクセルという表計算ソフトを使って、いわゆるリアルタイムのポートフォリオを監視しています。
購入した銘柄・値段・購入時間を入力して、現在の株価を入力すると、手数料を引いた現在の利益が表示されるようにしてあります。
そうして、目標の金額になったら、迷わず売却です。
売却時間も記入できますから、どれくらいの時間で利益が出たのかがわかるようになっています。
何も迷うことはありませんね。そこから先の利益は、その後で考えても決して遅くはありません。
「そんなに急いでどこへ行く?」ですね。
そうしてプリントアウトしたものを、バインダーに綴じて、1日ごとに前日の損益と合算して、1週間のトータル利益、1ヶ月の利益を手書きで記入しています。
銀行の通帳の残高が増えて行くようなものですね。
損をする、つまり使うと残高が減りますから、確実な利益を積み重ねるという、よい習慣が身につきます。
売却をすることで、スプレッドシートの数字が確定されます。
売却をしないで持っていてもそれは、計算上の数字で、現実にはないものです。ですから、利益を確実に実感することで、「これだけ上がったのだからもっと上がるかもしれない」という根拠のない希望や憶測から逃れることができます。
幻想につきまとわれることがなくなるのです。
あなたが決めたルールは、守ることです。
守れないルールなら、あなたがそのルールを変えるということもできるのですから。
私も、「もっと儲けたい」という漠然とした目標で「逃がした魚は大きかった」という体験は、いやというほどありました。
自分のエゴをコントロールすることは、つくづく難しいと思います。
トレードは、技術だけではなく、心理的な要素を含めた人間的な成長と共に、その成功の度合いが高くなるものです。
自分のやり方を客観的に見つめてコントロールできるという、トレードを通じて身につけた能力は、驚くべき応用力を発揮することになります。
この成功の度合いが高くなるにつれて、トレードだけではなくあなたの、生活の他の分野にまでいい影響を与えるようになるでしょう。
トレードよりも、むしろこの成果の方が魅力的に思えるほどです。
COOLにトレードを楽しみながら、夢に向って毎日生活を続け、その積み重ねが365日続けばあなたが想像できなかった、よい変化が必ず起こります。
よいトレードはお金だけではなく、あなた自身をも大きくまた魅力的にしてくれます。
「夢物語で終わることのない夢」という、素晴らしい結果が待っているかもしれないのです。
時間はたっぷりあります。一歩一歩、少しづつ近づけばいいのです。
よく考えれば簡単ですね?
990409 Fri.
先日、ヤフーの株式掲示板へ入って見ました。
日本株に関するテーマがほとんどですが、時々アメリカ株関連のものもあり、その中から投稿数の多いテーマへ参加。
で書き込んだら、どれくらいのパフォーマンスを念頭に置いて、トレードをしているのかというお尋ね。
ヒトのことは気になるもの。ワカります。
私は、最低ラインを1日500ドルつまり、実トレード日で20日ですから、月1万ドルを目標で始め、達成できるようになったら、次は安定性を高くするために、リスクを常に考えたトレードへ移行し、次はより短時間でという次の目標へ。
このように、試行錯誤というより、楽しみながら、自分にあった方法を見つけています。
アメリカ株って日本株より買い方が難しい・・
昼間は専用線環境なので、日本株ならヤフーで、値動きが追える。
指値するときも下げ基調っぽかったら、低めに指し買い基調だったら高めになど、小細工が効かせています。
というような、ステップアップしたトレードをされているようです。
アメリカ株取引の場合は、前日の値幅みて一回ぽっきりの指し値でトレードして、翌日結果がわかるというスタイルとのこと。
欲しい銘柄や上昇中の銘柄だと、ついつい高値買いになってしまうので、長期なら誤差の範囲のようでも、やはり気になる・・
なにか、良い方法ってないものなのでしょうか?という方です。
チャートを見るといいでしょうね。
何日くらいで、どれくらい上がるのかを、過去のチャートで見て一定の値幅で上下しながら、株価が上昇するするような銘柄を見つければ、安定した収益を残することができます。
また、アメリカのマーケットの特性、つまり1日のうちでいつ頃が高くまた1週間では何曜日が高いとか、何月頃が高いのかなどの傾向をきちんと把握しておくといいですね。
上がる確率が高い時期に、集中してトレードすることです。
プロじゃないのですから、何もいつも株を買って、持っていなくてもいいのです。リラックスして楽しみましょう。
取引することに、固執しないことです。
アメリカ株のいわゆるファンダメンタルズな動きは、アメリカのニュースサイトを見れば、何が起こっているのかは、大体わかりますから、ここのトップページにあるような、3サイトを追うくらいでいいでしょう。仕事も忙しく時間が取れない方が、それ以上株関連に時間を使うのは、大変でしょうしね。
趣味の人は別ですが・・
一方、自分がマーケットのことを良く知っていると思う症候群は、初心者から、ベテランにまで幅広く蔓延しやすいのです。
そして、みんながそのニュースに、このように反応するだろうという予測をして、そのうえ噂もしっかりゲットして迷いながらも回りの動きをきっかけに、このスタイルの作戦を展開してしまうのです。
確かにワクワクする作戦ですが・・中級者がハマル甘いワナ。
個人のトレードには、合わない作戦です。
急騰狙い、いわばアナ狙いも、やはり趣味系の方に多いようですが、自分の勘?を盲信しすぎるのが欠点。リスクが多い。
趣味でしたら、半分損をしてもいいと思っているのでしょうから余計なおせっかいですが。
投資のためのトレードは、ビジネスだと考えることです。
リスクの少ない安定した銘柄を、できるだけ有利なタイミングを見計らって取引することに、集中します。
思惑や、見込み、予測という、不確定な将来に賭けるのではなく、過去の実績を頼りにして、突発的な動きのなさそうな時期に、その株価の波の下の方で波に乗るのです。
数日で利益を確定したら、次のチャンスを待つのです。
日本から確実にできるトレードは、現在のテレホーダイの状態では、こういうスタイルが安心でしょう。
こうして、一つひとつのトレードで確実な利益を出すことです。
当たり前過ぎますか?でも当たり前のことを、ただ知識として知っていることと、それをきちんと実行できることとは、全く違うのです。
「言うは易し、行うは難し」
最後は、DELLとMSFTを初めて買いアメリカ株に馴染みができたという方。ディスカウントのオンライン・ブローカーで、10株単位で買われているそうで、夢を10株から一緒に始めませんか?というメッセージ。
こういう姿勢って初々しくていいですね。
SPLITで増えるのが楽しみだとおっしゃいます。
こういう方には、好感を持ってしまいます。
うまく行けばいいですね。
990408 Thurs.
今日のNASDAQは、朝方下げましたね。その後戻しましたが。
日本時間の夜10時頃に、日本のサイトを回ると重いのは、テレホーダイでアクセスが集中するためなのでしょうが、電話会社の競争がないのが一番の問題点?
アメリカでは、アメリカ国内の長距離や国際電話などの競争が激しくなってきています。
最初の10分を過ぎるとその後は、半額になるとか、それぞれが色々なアイデアでしのぎを削っています。
これは、番号の前に、例えば10-10-597は(天、天国な)という駄洒落で番号を覚えてもらおうという作戦のようで、10-10-321など覚えやすいのが、イザという時に役立つようです。
あらかじめ、自宅の電話とファクス番号を登録しておくというタイプと、かける番号の前にこの7桁の番号を回すタイプがあります。
例えば、日本だったら、10-10-597-011-81-となり、後は、市外局番から後を続けるという具合です。
日本では、自由化のふりをしたエセ自由化が多いような気がするのは私だけでしょうか?
The first rule is not to lose.
The second rule is not forget the first rule.
-Warren Buffet
まず最初のルールは、損をするな。
第二のルールは、最初のルールを忘れるなということだ。
-ウォーレン・バフェット
と、またまた登場のウォーレン・バフェットですが、その損をしないための各種の対策にはどのようなものがあるのでしょうか?
そのひとつは、独自の考え方でトレードするということです。
オリジナリティーですね。
自分の身についた、例えば食事の作法やしぐさ、などは20歳くらいまでは、育った環境や、親の影響を強く受けてそれが、人間形成に大きな影響を与えます。
もちろん、親は子供にベストを与えようと、努力をするのですが、十分でなかったり、色々な理由で、親が望んでいたものとは違う結果になることも多くなるのは仕方ないところです。
また、親の思惑?が本当に自分にふさわしい、似合ったまたプラスになる、くせや習慣ばかりだといいのですが、現実は逆のケースの方が多かったりもします。
世代やその世相も違いますからね。
若い時にやたらイキがってみたりするは、程度の差こそあれ誰もが経験することですが、それが苦い経験や失敗を経て、変わる、つまり自らが取捨選択をすることになり、少しづつ変化するものです。
ですから、20年かかって身についた、習慣や物の考え方を人間社会で仕事を通じて検証し、自分で消化して、独自のスタイルを身につけるには、通常、少なくとも同じ時間だけつまり最低20年はかかることになります。
一方、トレードに関しての習慣や常識は、他の物事よりも、その真偽を確かめることが難しく、またそれを実証する機会が、非常に少ないというのが特長です。
子供の頃から、トレードをしてきたなんて人はいないでしょうしそういう意味では、トレードとは、非常に特殊なケースだといえるでしょう。
ですから、誰かから聞いたり、何かで読んだりした、常識らしきものを、簡単に信じてしまうという背景があります。
では、何が常識で何が正しいのか?何が利益につながるセオリーなのか?
その答えは、「まず最初のルールは損をするな」です。
利益を出すための、あなたにとっての常識とは何なのか?
損をした場合に、基準と考えていたルールや、常識と思っていたことが「違うのではないか」というように考えて見てもバチは当らないでしょう。
何故その銘柄を選んだのか?
いつ、買おうと思ったのか?
そのきっかけは何か?
何故、上がると判断したのか?
下がる可能性を、どれくらいと判断したのか?
リスクはどれくらいと考えたのか?
判断した情報はどこからのものなのか?
その情報は、複数か?
など、これは一例ですが、箇条書きにして記録しておくのです。
その時に、分からなくても、時間が経つとわかることもありますから、原因がわかってもわからなくても、とにかく記録しておきます。
もちろん、トレードですから、損をすることもあります。
トータルで利益が出ていれば、むろんそれほど心配することはありません。
しかし。もっとパフォーマンスを上げたいとか、「どうも最近外れるなあ」という時は、要チェックです。
「日本の常識は、世界の非常識」が多いということだけは、覚えておいても、損はありません。
特にトレードの場合はです。
常識とは違う方法をとるとか、反対に考えるとか、周りと逆をやってみるとか、意外と単純なところに、ヒントがあるものです。柔軟性のある考え方が大事です。
株価だって時々、「柔軟性がありすぎるではないか」などと文句を言いたくなるような、動きをしますからね。
負けてはいられません。
990407 Wed.
今日のアメリカ株式市場は、いきなりギャップアップで始まりました。
その後すぐに急落、NASDAQは昼前まで下落して、その後戻しましたが、プラステリトリー前で、ヤフーの業績発表を
気にして、利益確定の売りを浴びて下落してしまったようです。
そのヤフーの利益は、11セント/1株で、実質は7セント/1株とアナリスト予想の8セントに比べて微妙な線ですが、マーケット終了後の Instinetでの取引は、$3.87 1/2アップの $212.50
ヤフーを持ってた人は、一安心というところでしょうか。
リスク
またリスク?ダウは1万ドル突破。
アメリカの株は好調なのに臆病だなあと思われる方もいるかもしれません。
本当の臆病ではありませんが、臆病なくらいに神経を行き届かせなければならない部分が、DTには必要です。
それは、リスクに対する姿勢です。
投資の世界では、価格の変動の幅の大きいものは、ハイリスクハイリターンと呼び、変動幅の少ないものは、ローリスク、ローリターンというようになっています。
投資信託では、リスクリターンつまり、RR1からRR5へリスクが高くなるという表示があったりしますが、これはリスクの度合い表示のようなものですね。
ですから、リターンが高くリスクが低い投資法というものは存在せず、長い間、この方法がベストだといわれ、また機関投資家はこぞってこの手法を取り入れたのです。
ウォーレン・バフェットを、また引き合いに出しますが、彼は50年代にコロンビア大学院でベンジャミン・グラハムから証券分析を学び、1万ドルから株式投資を始め、グラハムの教えを実際の株式投資に応用して、アメリカの株式投資のバイブル的な手法になりました。
こうしてファンダメンタルズ分析は、アメリカの株式市場で長い間、アメリカで証券アナリストを目指す人にとってのお手本となってきました。
こういう、いわゆる機関投資家のこうしたファンダメンタルズ分析が、長い間主流になっていたところへ、DTという新しい層の投資形態が出現したのです。
DTは、その変動幅に時間という軸を加えました。
もちろんこれは日本でも、「日計り」と呼ばれる、似たような手法もありましたが、日本の証券会社の手数料が高すぎるために、すたれてしまったようです。
米国でDTを可能にしたのは、パソコンの計算能力が飛躍的に高くなったことと、またそのソフト開発も進歩した結果で、さらにオンラインでの安い手数料という要素も加わったためで、ハイテクを駆使した、新しい投資法として、一般の投資家層へ浸透しはじめたのです。
取引している時間を短縮することで、少ない変動幅でも同じ利益率を、上げることが可能になり、より少ない外的要因というリスクの少ない投資環境を実現したのです。
分散投資より集中投資寄りの投資で高くなったリスク分を、DTという短期売買という、より低いリスクでカバーしながら、バランスを取るという、一昔前までは、考えられなかったことが可能になってきました。
DTをリスク低下のために利用する、という発想をすることで長期間安定した収益を達成するということが可能なのです。
自分のために投資をするのですから、無理して大きなゲインを狙う必要はありませんね。
機間投資家のようにして、つまり同じような手法で、利益を追う必要は、全くありません。
あなたにしかないDTというツールや方法に、あなたのライフスタイルを組み合わせるのです。
人の、それも全く目的の違う、組織での投資方法の猿真似をして、反省ばかりしていたのでは、それこそただの猿知恵。
機間投資家にとっては不適でも、あなたにとってベストならそれがベストな方法なのです。
こういう柔軟性が、私のような一般の個人にとっては、噛めば噛むほどおいしい、絶妙な味に思えるのです。
DTでのリターンを年間50%と低リスクのために低くしても、その見返りとして、利益を固定収入のように毎月確実な金額を手に入れることもできます。
例えばそれが最初は、1ヶ月2千ドルであっても、それを5千ドル、7千ドル、1万ドルと、自分にあわせた工夫をすることで、自分の能力を少しづつ育ててゆくという、楽しみ方もできるのです。
それも、自由に自分の時間をコントロールしながらです。
手法さえ自分のものにできれば、あなたの思うがままの人生を楽しめるのです。
老後の趣味と実益を兼ねた、頭脳ゲームとしては、最高だと思いますね。
990406 Tues.
しばらく中断していましたが、トレードを成功するために必要なDT(デイ・トレード)のポイントは何か?の続きです。
ニュースに注意して世の中の動きを良く知る
これは、アメリカの株式をトレードするときは、そのマーケットの特性を知るということも含まれます。
以前書きましたが、1週間のうちでは何曜日が強いのか、また1ヶ月ではどうか、一年では何月頃が上昇するのかという、クセを知ることです。
アメリカという国の生活習慣などが、密接に関連していることが多く、ここをきちんと押さえておけば、利益を出すことが、とてもラクになります。
どの銘柄が、上がっているのかが気になって、上昇しているあちらこちらの銘柄の株価を、チェックしておかないと不安だという人もいるでしょう。
しかし、株価が上昇しているときは、何十という銘柄が上昇しているわけですし、上昇しているトップ10銘柄などというのは多くのサイトで、誰でもが知ることができます。
基本的には、人と同じことをしないというのが、株式投資で成功するための、ポイントです。
騒ぐのなら、人が騒ぐ前に、やるべきです。
ですから、こういうすでに上昇している銘柄のニュースを追い続けていると、上昇する可能性よりも、下落するリスクの方が高いということを忘れてしまうのです。
今日の値上がり銘柄というニュースを追いすぎると、個別の株価の動向を、点でとらえることになります。
株価は線として捉えないと、流れがわかりにくいのです。
新聞では、ある特定の銘柄や、指数以外はチャートが掲載されていませんね。ここがミソです。
ムキになって、こういう個別の株価の動向を、ニュースとして捉えても実際には、役に立ちません。
新聞を見ても掲載されているこういう情報によって、多くの人が株式購入を決定していますが、そういう人達の70%以上が損をしているという事実を見ても、よくわかるはずです。
ネットを使えば、チャートは簡単に見ることができます。
しかしその銘柄のチャートをどう見るかによって、トレードの結果は大きく違ってきます。
バックナンバーを見ていただくと、4月3日に最もベーシックなテクニカル分析の手法を紹介しています。
その後2日目の今日のマーケットをもう一度見たうえで、検証してみると、このテクニカル分析が確実で、しかもリスクの少ない投資結果につながるということが、よくおわかりいただけると思います。
リスクで見る
ある銘柄をトレードする場合は、この銘柄がいくら儲かるのかという基準で選ぶのではなく、この銘柄のリスクはどれだけ高いのかということで選ぶべきです。
値上がりした銘柄ニュースには、こういう視点が全く欠けていることが多いのです。
チャートを見るときも、同じことです。
リスクがどれだけあるかという視点で、チャートを見るのです。
自分が保持する株式のポートフォリオをチェックして、リスク分散のための分散投資の割合を、常に冷静で客観的な視点で見ることができるということは、長期間にわたって成功を継続させるための、大きなポイントです。
このCOOLでは、リスクという言葉を再三にわたって、使っていますが、これを無視して、損をしてからでは遅いからなのです。
保証のない株式投資では、このリスクを下げて損を出さないことがきちんとできてこそ、利益が生きるのではないでしょうか。
天災と株価の下落は、忘れた頃にやってくるものなのです。
夢
昨日の産経のサイトで、ちょっと気になる記事がありました。
キレる大人たち
不況、リストラ…将来を悲観/強い被害者意識自分を正当化
という内容で、タイヤメーカー「ブリヂストン」の元課長が本社に立てこもり自殺したり、港区の都立高校教諭が爆弾を仕掛けるなど、精神的に自分を追い詰めてしまったケース。
解説によると、世の中の変化に対応できないと、自分を守るために、勝手な行動を正当化するというのです。
原因は、まず将来への不安・夢や希望がないという思い込みです。
将来への夢を持つというのは子供ならいざ知らず、大人になれば夢物語ではなく実現の可能性の高い夢を持つことです。
人間はその夢で限りなく強くなれる、生き物です。
これは、歴史が証明し、さらに映画の持つ根源的な魅力が、この「夢を持つ」という事実からも、「夢」のパワーは想像を超えるものがあると思います。
逆に、夢がないというのは、それだけで人間を無力に、また限りない、ネガティブな妄想へ追いやり、死をも恐れぬ絶望へ追いたてるのです。
夢は、会社や社会から与えられるものではありません。
もう10年近く前のことです。
東急ハンズの前を歩いていたら、あれは多分アメリカ人の女性だったと思いますが、歩いている日本人へ、何やら聞いているのです。みんなそのアメリカ人を避けて行きます。
これは何かの、勧誘か何かかなあ?と思っていたら、そのアメリカ人がつかつかと寄って来て、割と流暢な日本語で、「あなたの夢は何か教えてください」と、いきなり聞くのです。
なかなか、意表を突いた質問です。
「夢ですか?」と聞き返しながら、返事をする準備を整え、私の夢を話しました。
何やらメモをしていたようですが、それ以上詳しいことを聞くのでもなく、「ありがとうございました」と答え、私から離れ際に、にっこり笑いながら、「あなたの夢はきっと実現しますよ」と一言。
不思議な体験でしたが、ちょうどその頃、確かカーネギーの本を読んで、すっかりその気でいた頃でしたから、私の夢は、手帳にしっかりと書いていました。それも年収から、生活から、かなり具体的にです。
「あの時ボクは、若かった・・」という歌を思い出しましたが、そういういきさつで、このアメリカ人の「ハンズ前奇襲攻撃」にも無事、答えられたのです。産経の記事でふと、思い出したことです・・
今でこそ、この具体的な夢を持つことは、大事だということを実感できますが、その教訓?からいうと、自分の夢を現実化するためには、その目標を具体的にすることです。
このイメージをする。それも前向きに、想像するというのは、アメリカ人に比べると、日本人は不得手のようです。
仮に、ディーラーへ行って、「自分がカッコよく見える車が欲しい」とセールスマンへいきなり聞いても、それだけでは、いくら経験豊かなセ―ルスマンといえども、無理というものです。
自分は、速い車が好きだし、運転するのが楽しい車が欲しい。
といえば、セールスの人はすかさず、それじゃ「フェラーリなんぞはいかがでしょうか」というように、ハナシが進展し「でも、ちょっと予算が・・」というように展開できるワケです。
こういう物質的なもので夢を求めるのは比較的ラクですが、想像するという「イマジネーション」のパワーは、ハリウッド映画と日本映画の違いを見ると、歴然としています。
残念ですが・・
この夢のために、今日は、こうしようという、その毎日の積み重ねを、あきらめるか、諦めないかは、10年後のあなたに大きく影響するのです、と言い切ってもいいでしょう。
レースを始めた頃は、他人と競争することで、自分の速さを知ります。
しかし、トップを走り続けるようになると、相手は2番手以下の他のレーサーという他人ではなく、自分の記録であり、自分の目標です。自分との競争です。
でも最後尾を走っていると思った時こそ、自分との競争をすべきなのです。でも、目標がないとできませんね。
でも自分との競争にムキになってはいけません。本末転倒です。
実際の人生のレースでは、最後尾というものはありません。
あると思えば、あるように見える、負の幻想です。
この按配はやはり、人間の年季・経験が必要ですが、これは継続することで自然と身につくものですから、騒いでも身につくものではありません。
今まで夢がなかったからといって、問題はありません。大丈夫。
夢を持つのに、遅すぎるということがないのが、夢の素晴らしい点です。
次回「ハンズ前奇襲攻撃」に備えましょう?!
あなたの夢は何ですか?
990405 Mon.
今日もNYは強かったですね。
多くの日本のスウィング・トレーダーさんたちも、さぞよく眠れたでしょうね。
スカイラインGTR
月一度、レンタルビデオで借りる、ベストモータリングという車関係のビデオを見るのも私の楽しみのひとつ、今回は、スカイラインGTRの特集。
なかなかマッチョなエクステリアですが、性能の分を、少しエレガントに回してもいいんじゃないでしょうか?
洗練された中身には、洗練された外観があるはず。
ランボルギーニの方向へ行くにはセダンという生まれながらのハンディがあるしねえ。
あれを振りまわす場所もないし・・
あそこまでガツガツと、性能を追い求める、それもセダンなのにという点で、私にとっては大いなる勘違い車に見えてしまう。
あの格好が・・。私の年齢で、あの車の中の運転席に見える自分の顔を想像するまでもなく、パスです。
おまけに4万8千ドルくらいしますからね。
シアトルだと、BMWのZ3・Mで4万3千ドル。
ポルシェのボクスターも4万2千ドル。
両方ともオプション装備が入った実売価格です。
どっちを買っても、スカイラインGTRより5千ドル以上安いな。
パソコン需要
ニューズ・ウイークの記事によると、パソコン需要が減速し、ブームの終焉でアメリカ経済の好況は終わるかもしれないという。
確かに、統計でもアメリカ家庭の半分に普及し、企業では一人1台となっているので、2000年対策でシステムを入れ替えたら、設備投資は減少するだろう。
個人の需要は全体の30%ですから、家庭への残り半分へ普及しても、企業の需要減退に歯止めをかけるのは、ネットでのこれ以上の普及などが必要になるでしょう。
ただコンピュータ産業はソフトも含め、90年代に1000万人分の雇用を生み出しているわけですから、それが不況になれば、何とかして新しい需要と顧客を生み出そうという、企業努力や輸出の伸びなども期待できます。
市場調査会社のデータクエストは、今年の米国の国内販売台数は14%伸びて、4100万台に達するだろうという予測をしています。
ただ、パソコンメーカーのトップの個人所有株式が売却されたりIBMの損失に代表されるように、過剰生産が問題になったりしていますから、今後の動向に注目です。
マネー神話
東京のプロフィット・リサーチセンターのチーフエコノミストであるリチャード・ヴェルナー氏は、日本経済を支えてきた常識は音を立てて崩れていると指摘。個人投資家は今までの間違った発想を転換するべきだとのアドバイスをしています。
わかりやすい記事だったので、要約をご紹介。
日本は、4つの間違ったマネー神話から解放されるべきだというものです。
「海外投資は危険だ」
日本がアメリカに追いつくために、あらゆる貯蓄を必要としていた時代には便利な神話だったが、全財産を円で運用する方がリスクは大きいと指摘。
1年以上使わない資金は、世界各地へ分散投資すべきだというもの。
これは、1990年代に株価が長期的に低迷し、円が大幅下落した事実を見ても明らかですね。
「銀行預金が最も安全だ」
日本政府は預金を保護していましたが、安全と引き換えに、金利はゼロに近いわけですから、銀行は丸儲け。
安全という御墨付きのもとで、その預金を運用して焦げつかした挙句、いまだにアップアップしているのですから、預けた方はまるで詐欺に遭ったようなものです。
理論的に安全でも、実際はといえば、2001年4月からは、全額は保証されなくなります。
もともと金融の世界で、「保証」なんてのはヘ理屈以外の何者でもないということが、はっきりしたわけです。
机上の空論でした。
「債券投資は株式投資より安全だ」
特定の株式と国債を比べれば、債券のリスクは少ないですが、株式も投資信託にすればリスクを少なくすることはできるわけです。景気が後退すれば、債権が上がり、景気がいいときは、株式が上がるものですし、国債だって金利が上がれば、損をしますからね。
日本政府は国債を発行して、実質的に日銀が買い取るという「タコが自分の足を食う」ようなことをやってきています。
タコの足の味は、どうだったでしょうか?
日銀がイヤだというのに、まだ国債を買い取れって、いまだにやっているのですから、いったいどうなっているのでしょう。
負債を持つ企業を守るため、負担が大きくならないように、金利を上げないのだよなんて、やさしい言葉も、本当はこの国債の金利を上げないためだったのではないかと、疑いたくもなります。
「株式投信よりも個別株」
これは日本の証券会社が、手数料を稼ぎたいため?
正しい銘柄を選ぶには、その情報を追わなければなりませんし、重要な情報はまず大手の機関投資家に流れてから、一般個人投資家へまわってくるワケですから、個人投資家に勝ち目はありませんね。
最初からそうするつもりではなかったとは思いますが、国と金融組織がつるんで、一般市民の無知につけ込み、甘い汁を吸ってきたといわれても仕方ありません。
こういうう図式を、ニューズ・ウィーク誌がいくら指摘しても、問題は肝心の当事者がきちんと理解しているかどうかということです。
何もわからないのに、自分で確かめもしないで、変えようとする意志がないのでは「ウマの耳に念仏」「ブタに真珠」です。
私は幸いにもブタではなかったようで、1990年頃に、海外への投資を考え、1992年に渡米し、最初米国投信・債券投信へ投資、次に不動産投資、そして今は、不動産投資と株式投資へと、アメリカで大きく資産を増やしました。
海外投資が危険だ、なんていうのは、体験したことのない人がよく使うフレーズです。普通の常識があれば、言葉のイメージのような危険なことはありません。
ほとんどのアメリカ人は自分の将来のために、株式へ投資をしているのです。
ニューズ・ウィークでは「自己解放が利益を生む」と結んでいますが、自由の国アメリカのジャーナリズムが持つ視点をよく表わしていると思います。
990404 Sun.
自動車販売
GMとフォードがシェアの53%を握っている、3月の米国自動車販売は、BMW・ヒュンダイが好調で、トヨタ・ホンダ・ダイムラークライスラーなども順調に販売を伸ばしているという。
BMWは前年度に比べて14%増で、デザインを変更した新型3シリーズの販売が好調で、この四半期は16%の上昇だという。
新型の3シリーズは、たしかにいいデザインで、私の住んでいるベルビュー界隈でも、よく見かけるようになってきましたが、BMWは7シリーズも、よく走っています。
メルセデスはCクラスよりも、Eクラスをよく見かける。
韓国のメーカー、ヒュンダイは、前年度比18%増で、小型セダンElantraの販売が特に好調とのことで、何と74%増。
今年3ヶ月で、ヒュンダイの販売は13%の伸びを示している。
マツダは Millenia が24.5%増、Bシリーズのピックアップが、20%増と健闘したが、他のモデルの販売不振で、前月比21.5%減。どうしたマツダ!
日産はあいかわらずダメだなあ。
失敗の経験をどう生かすか?
株価の上昇を予測するための指標を見つけられない、つまり、こうしたら儲かるという分析を含めた自分の方法を、見つけられない時期が、97%くらいの人には必ずあります。
そうすると、トレードは丁半ばくちっぽくなるならざるをえないわけで、長期間安定した投資ができなくなります。
そういう人は、なぜ失敗したのかという視点で考えると、意外と「なあーんだ」そういうことだったのか、というようなことになったりもします。
まず、どうしてロスが出たのか?
ロスを出して、すぐにはわからなくても、売却してロスが確定してからわかる、「今だからいえる」ケースは結構あります。
DTでは、長期投資に比べ、ファンダメンタルな要素、つまりマーケットが開いている間の業績発表などという突発事故による影響を、受けにくいことは前にも書きました。
ですから、こういう変動要素の少ない環境での判断ができます。
長期保有だと、たとえば、なぜあんな高いところで買ったのかということは、買ってから売るまでの時間がかかっていますから、忘れていたりするものです。
DTなら、長くて6時間ほどですから、途中で居眠りでもすれば別ですが、そうでなければ、買った動機?は覚えているはずですから、この部分が問題かどうかがわかりやすいのです。
また、ファンダメンタルな要素、金利がどうの、利益予想がどうのという、いわば他人の意見に左右されすぎるという、パターンは、日本で圧倒的に多いのではないでしょうか。
アメリカと、日本のマーケットは全く違いますし、日本の個別銘柄に対する徹底的なテクニカル分析の研究が少ない、という背景があります。
アメリカのDTのように、場数を体験できるチャンスがないのですから、無理もありません。
日本のようなマーケット環境だと、ファンダメンタルな要素に頼る比重がどうしても大きくなります。
シミュレーションの圧倒的な豊富さ
テクニカル分析の手法、移動平均線の読み方など、基本的なことは、すでに開発され尽くしているといっていいでしょう。
ですから、値上りのわかるような指標を考え出そうなどというのは、時間の無駄です。
複数の既存手法を組み合わせて、それがすでに可能になっているのですから。
知らぬが仏?
テクニカル分析の使い方、つまりその組み合わせ方こそが、大きなポイントです
テクニカル分析はパソコンの進歩とともに、大きな進歩を遂げています。DTでのトレーニングの、一日50売買はけっして多くない数字です。
この豊富なトレーニング体験中に、この組み合わせを、徹底して試すのです。
このためには、もちろん優れたソフトが必要ですが、日本に比べたら、これもアメリカのマーケット環境が圧倒的に優位なことは、いうまでもありません。
こうした、ソフトを使い、トレーダー同士がチームを組んで、パターン解析を徹底して繰り返す作業が、多くの銘柄や指標で、全米で一日に何回行われているか、多分日本からでは、想像がつかないと思います。
いわば昔のダウ指数より、新しい時代のS&P500指数が、いい成績を残しているのを見ても、この銘柄分析の手法の進歩がどれだけ大きいか、想像がつきますね。
昨日も、どこかのニュースサイトの記事にありましたが、プロトレーダーの運用する投資信託の平均上昇率は、S&P500を6年続いて下回っているという出来事が、アメリカでもすでに始まっているのです。
つまり、証券会社のプロトレーダーの方法論自体が、時代の流れに合わなくなってきているのです。
株式市場の取引での、DTの比重が大きくなることによって株価の動きや傾向が、変わってきているのではないでしょうか。
これはDTが始まりしばらくして起こりはじめた現象で、DTの及ぼす影響は、私が想像するより、意外と大きいのが、実態なのかもしれません。
S&P社のような、高い分析能力を持った会社は、DTの歴史とともに、数多く出現しています。
アメリカでは、こういう最新の手法や、その結果を知るのは、それほど難しいことではありません。
テクニカル精鋭を集めた小さな会社が、高い収益を生む情報を、月に200ドルも出せば、サービスしてくれるという時代になっています。
トップトレーダーから直接聞けば、すべては教えてくれなくても、自分にとっての大きなヒントになる場合もあります。
しかし、ネットで100のエキスパートの意見を読んだとしても、リアルマーケットでの実際の1体験には、到底及びません
自分なりに、納得のゆくまで試行錯誤することが大事です。
通常のスウィング・トレードでは、一日あたり10回もトレードすれば多い方でしょう。この差は、非常に大きいのです。
ここで、まずロスを出したタイミングをチェックすることです。
そうすればロスを出さないタイミングが見つかるかもしれません。あとは当人の努力と才能?次第ですね。
次に消去法で、次の問題と思われる要素をチェックすればいいわけです。
環境もツールもトレードをする本人もベストな状態で、真剣に取り組むという体験が、あなたの能力を活性化させる起爆剤となろことが多いのです。
次は心理的な要因です。
これも、自分がテクニカルに分析した結果に自信がないから迷い、間違った判断をするもとになります。
利益がコンスタントに、きちんと出るようになると、ロスカットの考え方まで、多種多様だということがわかるようになります。
もちろん、損失の理由をきちんと、把握できていないからまた損をするのですが、損が発生したした要因が、自分でコントロールできる部分ならしめたものですね。
なぜって、あなたの決断で、変えることができるからです。
これは失敗から学ぶからこそ、わかることですね。
最後に大事なことですが、絶対に人の利益に影響されてはいけません。
あなたの目標を達成したのに、人の「儲かった」というヨタ話しかもしれない情報に、惑わされ影響されて、自分のスタイルを守れなくなる。
これが、長期間の安定した成績を残せなくなる最大の理由です。
自分の欲・エゴ・皮算用という意外な伏兵に、やられていたりするのですね。本当のところは。
情報サービス
昨日のMSNBCで、あったニュースですが、ネット上で会員のトレーダーへ推薦株をサービスしていた会社が、関連会社から推薦と引換に報酬を受け取っていたという容疑で、米国証券取引委員会から調査を受けているという。
会員への有料情報が、ある特定銘柄の宣伝だったというのはいくらなんでも、ちょっとですね。
市場の拡大で、いいものだけではなく、悪いものも数多く参入してきているようです。
本当に推薦できる銘柄かどうかは問わずに、いってみればその銘柄を広告していたことになります。
トレーダーから見れば、全く信用できない情報をもとにしてトレードしていたのですから、ずいぶんと損をした人が多かったのかも知れません。
こういう情報は、ネット上で有料から無料の物まで含めると非常に増えています。特にチャットルームでは会員同士や常連がデイ・トレードのための株価情報を交換したり、掲示板に書き込んだり、また有料のサイトでは、確実な値上がり株を売買のタイミングも含めて提供するところが
増えています。
パフォーマンスのいい銘柄を紹介できるサイトは、会員を数多く集めることができますし、さらにそのパフォーマンスを上げるということにつながります。
ですから、優良で、成績のいい銘柄情報サービスを使って、より少ないリスクで、デイ・トレードができるような環境は、着々と整備されています。こういうサービスが一般への浸透を助けているのでしょう。
新しいサービスが、投資の選択肢を広げ、市場を大きくするという見本ですね。
990403 Sat.
回転寿司
ついに登場回転寿司。シアトルではじめて。娘がすでに食べに行ってきたようで、なかなかうまかったという。
混む前の11時半頃に行ったので、空いていたけれど、食べ終わるころには、ほぼ満員。95%まではアメリカ人。
日本では、回転寿司というと結構ポピュラーで、まあどこにでもあるようだ。だけど、ここシアトルでは、はじめて。まあ日本人の数も知れてるしね。市からの認可に少し時間がかかったようだけれど、衛生上の問題で皿の寿司には、透明なプラスティックのふたがしてある。
まあ乾燥しないし、清潔感もあるしグッドアイデア。
日本でも同じようにこういう蓋があったかな?
1皿1ドル50セントから、2ドル50セント。
今日はマーケットが休みで、朝食が遅かったため、食べた量も少なく、勘定はたしか二人で17ドルくらい。
値段を考えれば十分うまいし、やはり安い。
繁盛しそう。だって今のところ競合なしだからね。
よく見ると皿の下のカマという凸状のところに、バーコードが貼ってある。コンピュータでデータ解析をして時間、種別の売り上げなどを把握しよういうことのようだ。
店の中はやはり蛍光燈でかなり明るい。アメリカのレストランに慣れていると、夜はちょっと勘弁・・という明るさ。
どちらにしても、日本を思い出させてくれる。
店はベルビューのダウンタウンなんだけど、ちょっとわかりにくい場所にあるので、近所の道路には矢印入りの看板があって、その看板には SUSHI LAND、日本語だと「寿司ランド」。
漢字とカタカナの組み合わせが、アヤシイ。
でもちゃんとした、回転寿司でした。
データの独断と偏見
今日は、データの独断と偏見について。
おいおい、データというのは客観的なものだぞ。日本語がおかしいんじゃないの?
こういういう野次が飛んできそうです。
たしかに、データだけをエクセルの表に入れて、たとえそれにグラフがついていたとしても、結構極端な違いがあるなあ・・くらいしか、わからないことがありますね。
しかし、それに何らかの文章が加わると、俄然色を帯びるのです。
たとえば、DELL
はコンピュータを使った、テクニカル分析では買いの指標を出しているとします。
これは例ですからここでの分析をアテにして投資した責任はすべて、あなたにあることは、こうして書かなくても当然ですね?
リンク先の今日の日付でのデータで、説明していますから、賞味期間?を過ぎてから読まれている方は、そのデータが違っているかもしれないという心の準備をしておいてください。
このページ下のBreakout Alerts:を見てください。
移動平均線ポジティブ指標が2つ。
この31日移動平均線の右端のグリーン矢印がもう一本出れば非常に高い確率で上昇します。
今でも上昇の可能性は大いにありです。
移動平均線の見方はここにあります。
モメンタム・ポジティブ指標が1つ。
このモメンタムを見ると、動きがまさに反転するところです。
つまり今までの下落から上昇に向けて反転するポイントなのです。
ですから、下の指標がなくなるまでは、下へ行く可能性はありますが、多数決で上昇・・でOKですよね。
ネガティブ指標が一つあります。ここがポジティブになれば完全にゴーサインですね。
「前方信号アオッ!」と確認をするまで発車しない電車の運転手のような性格の人は、ここまで待てばよし。
これは最もベーシックなテクニカル分析の手法です。
でここのDELLのファンダメンタルズ分析4月1日のDELLの項目を見て確認するわけです。
このファンダメンタルズの文章が加わることで、データ解析で選択した銘柄の最終判断が、より確実になったりするのです。
私はこの順番をお勧めします。
テクニカル分析を先にしてから、それを確かなものにするためという理由と、そのきっかけのタイミングをつかむためにファンダメンタルズ分析を利用します。
では逆にしたらどうでしょうか。
ファンダメンタルズ分析は、すでに動きがあったから書いていることが多いわけですから、その場合、すでにいくらか株価は上がって行ってしまっているワケです。
うっかり買うと下がって「素人の高値づかみ」になる悲劇も起こらないとは限りません。
どっちにしても、上げ幅全部を取ろうとするのは、不可能で全部取ろうとする人は、珍しい天然記念物として、塩漬けにされたりします。
ファンダメンタルズ分析は、どうしても、テクニカル分析より、ワンテンポ遅れがちになるという欠点があります。
まあ失敗する確率が低いという、ヨイショした見方もあえて書いておきます。
まあ、失敗したところで、株価上昇が少し遅れただけともいえますから、銘柄選択がきちんとできていれば、あまりこのあたりをビクビクしているのを、彼女に見られたらフラレまっせ。
2つの一見相反する分析方法は、単独で使うより、組み合わせた方がいいのはもちろんですが、要は使い方です。
「バカとハサミは使いよう」って昔のヒトはよく言ったもんですね。
ファンダメンタルな銘柄選び、いってみればアナリストの推薦なりで買うのは、種類が多いことが多く、マニアほど迷うところです。
テクニカルだと、まず安全性の高い銘柄を50ほど抽出してその中から、1銘柄なら1銘柄だけ条件抽出することができますし、5種類でも、ご予算に応じてお選びいたしますわホホホというわけです。
さああなたは、テクニカル派?(デイ・トレード派)
それとも、ファンダメンタルズ派?(従来投資派?)
私ですか?
(._.)ノ ((((((●~* 無所属 アウッチ!
990402 Fri.
ダウの1万ドル達成の数字より、注目すべき数字があります。
$9,759,800,000. この98億ドル弱の数字は、過去16年間にわたるアメリカ株式市場で蓄積された連邦準備銀行に蓄積された、富の象徴かもしれません。
合衆国の経済・公共政策が過去20年間にわたって変更され、そして進化を続けた結果、大きく変化を遂げた成果だというのが、エキスパートの分析です。
合衆国の一般家庭が経済基盤を強固にするための投資先として、以前から最大のシェアを持っていた不動産投資の上昇率は10年間で55%。
一方、株式投資の上昇率は381%という驚異的なパフォーマンスで、一般市民の概念を大きく変化させたようです。
株式投資の一般家庭に占める資産の割合は、15年前には8%だったものが、現在では25%と3倍以上の伸びを示しています。
アメリカ政府は、国民の資産の投資先として、不動産市場だけではなく、株式市場の運営も、成功を収めています。
一方で、日本の不動産市場と株式市場は、この運営に失敗しいまだにその解決ができない、つまりコントロールができないという対照的な状態になっています。
しかし、日本国民は幸いにも政府より、うんと賢明なようです。
こういう信頼性を失った、先の見えない投資先へ、投資するよりも、自分の資産をなるべく減らさないように、増えなくてもいいから、できるだけ目減りしないように貯蓄をするという姿勢になるのは、当然でしょう。
日本政府は10年をかけても、こういう確実で信頼性のある投資先を、自分の国の国民へ提示できないでいるのです。
それができなければ、バブルからの真の回復だとは、いえないのではないでしょうか。小手先のまやかしはもう沢山です。また、同じことの繰り返しはごめんです。
特に、私のような年代にとっては、のんびり待っているだけの時間が、十分とはいえない事情があります。
金融ビッグ・バンで外資がなだれ込み、日本人のこうした、資産を奪い取るという論調を見かけることがありますが、これほど的外れな意見が出るほど、日本はバブルの失敗で鬱状態になり、猜疑心が強くなっているのでしょうか。
NYもそのうち大暴落する。1990年頃から日本で囁かれてきた論調ですが、1997年秋、1998年夏と危ない大幅な下落を乗り越えてきたアメリカ市場です。
それでも心配という重症者は、銀行へでも預けるのがお勧め。
日本には建国記念日があり、アメリカには独立記念日があります。この「独立する」ということは自分と他人はどう違っているのか、そしてどの違いが価値を持ち、どこが優れているのかということを、認識できるということです。
自分より優れているものをハナから否定して、自らが鎖国状態になってしまい「独立しているよ」というのではなく、他の意見もよく聞いたうえで、自分で判断を下せるというのが、独立した国といえる条件ではないでしょうか。
日本人の資産が狙われているなどといいますが、それほど日本の資産は魅力的でしょうか?私は日本の不動産とアメリカの不動産なら、迷わずアメリカの不動産に魅力を感じます。
不動産について、ここでこれ以上は触れませんが、株式市場にしても同じことです。情報開示に公正さがないところを、賢明な投資家は避けます。
トレードをしている間、NYのちょうど昼頃、シアトルでは、9時頃という時間帯は、マーケットが比較的平穏で、目だった動きのない時間になります。
朝5時半頃から起きていると、ちょうどお腹も空いてくるので、みんなスナック・サンドイッチ・バナナ・コーヒーなどを楽しみながらの、雑談タイムになるのですが、私が日本人だからでしょうね、日本のことについて、時々単純な質問をされることがあります。
どうして、そんなに高くて狭い、うまみのない日本の土地を買うのか?外国へは投資できないのか?などなど・・
「あれ、知らなかったのかい、日本はまだ鎖国中なんだよ」とジョーク混じりでの、苦しい返答になってしまう、誇りを持てる答えのないつらさよ・・>外務省よ何とかしなさい!<違うか・・
10年待っていても日本政府は、有効な投資先を、自国民へ提示できないでいるのです。
アメリかもついにしびれを切らしたということでしょう。
死にかけている資産をもう一度活性化するために、アメリカ市場のような実績と信用のある投資先を提供しますよというのが、アメリカの提示するビッグ・バンなのです。
こうして、獲得した資金の運用の手数料で、儲けることができれば、アメリカの金融関連企業は、相手が何人であろうと、特に気にはしていません。
日本人の持つ1ドルのお金と、アメリカ人の持つ1ドルのお金は、どちらも同じです。差別はありません。
逆にこういう、日本人の被害者妄想の方が、差別をしているのではありませんか?。
こういう投資先の選択肢が増えるという、時代になっても肝心の私達が、それを活用できなければ、ビッグ・バンも掛け声だけで、実体のないゴーストとなってしまいます。
アメリカは狩猟民族、日本は農耕民族。
獲物をいくら与えても、獲物の獲り方を知らないと、すぐに人を頼ることになります。でも自分で獲物の獲り方を覚えたたら、自分で本当に生きる力を持つことになり、そして誰かにその獲り方を教えることもできるようになります。
日本が世界の他の国へ、経済運営について教えることができるようになる日が、果たして来るのでしょうか。
株価動向より心配なことって、結構ありますね?!
990401 Thurs.
今日から4月
わかりやすいマーケットでしたね。開始はギャップアップで始まりましたが、その後急降下。NASDAQの方が、乱高下。
つまり、値幅がとれやすいということでしょうか。
ダウの今日のチャート NASDAQのチャートデイ・トレードによっては、こういうパターンはお手のものですね。
ただ日本から、開始早々に成り行きで買った人は、その後の急降下で、ストップ・ロスが作動して売却することになったかもしれません。
そうするとちょっとブルーな結果でがっかりかもしれませんが、「失敗は成功の母」。明日の成功へつなげるような考え方が大事です。
こういうパターンは、逆にDTの経験がないと、きちんとした利益を出すのはちょっと難しいかもしれません。
まあ銘柄にもよるのですが・・
CBS Marlet Watch に The Warren Buffet Portfolio 、ウォーレン・バフェット・ポートフォリオという新書についての記事がありました。
「投資がこんなに簡単だったらいいのに」という副題で、「ウォーレン・バフェット流投資の秘密」について書いていますが、いくらインターネットでも、こんな秘密を書いていいんでしょうか?とカマしたくなってしまうほど、いってみればあたりまえのことですが、それだけにインパクトがあります。
カレの場合は、もう名前がブランドになっていますし、何をいってもそれなりの説得力があるのでしょうが、投資のスタイルはシンプル・イズ・ベスト。
(だからといっていい加減なことを言っているという意味ではありません)
(英語ではブフェといいますが、日本人には馴染みがないのでバフェットと書きます)
「オレンとこの持ってるブツは、その辺のインデックスのものよりマブイよ」という超優良銘柄保有宣言を本で書いているようです。だから、うちに預けてねという宣伝にもなりますね。
24.95ドルのハードカバーの本だそうです。
私はその本はまだ読んでいませんが、要は、分散投資より、厳選した優良銘柄に絞り込んで、長期保有をしなさいということのようです。
確かにヘタなデイ・トレードをするんだったら、こういう投資の方が確実です。
彼のバークシャー・ハザウェイ社の株を買うのもいいでしょう。
そうすれば、株主総会でウォーレン・バフェットと目が合ったらウィンクぐらいしてくれそうですし、日本から来たといえば、握手をすることくらいはOK?
みんなが殺到するAOLもいいですが、こういういう銘柄を見つけて、人知れずひっそりと保有するのも、COOLです。
それじゃあ、何故みんなはこの危険な株式投資に、わざわざ高い電話料金と、貴重な睡眠時間を削ってまで、のめり込んでゆくのでしょうか?
まず、考えられるのが、長期保有をした、1ヶ月後の5万ドルよりも、今日の5千ドルの方が大事という、我々一般人とのニーズの違いがありますね。
1日を積み重ねれば、1ヶ月後には5万ドル以上になるという可能性と夢もありますし、何よりも目先のニンジンがセットになっているわけですから、バフェットじいさんが何と言おうと、こっちの方が魅力的に見えるという事情があります。
先の10ドルより今の1ドル、今度とお化けは出たためしがないなどということもありますし・・
バフェットさんには最適の方法でも、私にとってはそうではないということが、実社会では起こるのだということがわからないと他人の意見に振りまわされるというパターンになります。
さらに、自分で選択し、努力し、行動をして、決断をするという、ヒトが最高の満足感を感じる要素を、現代の持つスピード感を伴い、デイ・トレードはすべて持っています。
会社の勤務では、10年・15年と勤続していても、上級の役職にでもつかない限り、こういう権限は持てませんし、こういう醍醐味を味わうことはほとんどないでしょう。
情熱は薄れ、嫌な上司でもいれば、それどころか最悪です。
また、会社が何千億儲けようと、ストックオプション制度のある会社なら、イザ知らず、普通の会社ではボーナスに色がつくくらいのものです。
今の日本の状況を見れば、「ばら色の世界は」夢の中だけ。
ストレスで、眠りが浅かったり会社の先行きが不安だと、この夢を見るよう
な熟睡をすることさえできなくなり、夢を見るのはまた夢という悪夢のような現実に苦しむ人も多いのではないでしょうか?
ですから、こういうオンライントレードは、日本の時間帯にあわせた時間帯にアメリカ市場がシフトしたときに、日本でも爆発するでしょう。あとは時間の問題です。
どうせ、株式投資をするのなら、その時までに、確実にS&P500などのインデックスより、高いパフォーマンスを目標にしてウデを磨き、それを、もし達成することができれば、あなたは「スーパーマン」になれるかもしれません。
いやバットマンかな?
ちなみに、アメリカのプロの投資信託マネージャの約20%だけしか、代表的な指標を上回る成績を残すことができないのが現実です。
たしかに、分散投資の利回りは、どうしても低くなりますからね。
プロも意外に、たいしたことは有馬温泉 ( --)/~~~~~(>_<)
1999 04 01-