詳細DATA
(JP)=2002年07月24日 00:00:00
←一つ後の記事(新)
一つ前の記事(古)→
ベアの退治方法
CBSニュースの調べによると、ほとんどの投資者達は損切りが
出来ぬまま、以前の花形銘柄(シスコシステムズ、インテル、
マイクロソフトなど)を今日も相変わらず保有しているという。
これらの投資者にインタビューすると「買った値段に戻るまで
は、かなりの月日が必要だと思う。しかし売るつもりはない。」と
いった回答が主流を占める。
既に長期戦を決め込んだ塩漬け状態なのだが、アナリスト達は
これらの塩漬け株が売られない限り、相場は大底を打てないと
言う。
全く売る気の無い人達は、どんなことが起きたら保有株を投げる
のだろうか。
言うまでもないが、これ以上持っていたらゼロになってしまう、
といった恐怖におびえる必要がある。
マーク・ブシェ―氏(マイダストラストファンド、全米でトップ10に入る
ファンドマネージャー)は数日前こんな見解を述べている。
「SP500などのマーケット指数は重要なサポートを切り、いよいよ
ベアマーケットの第二ステージに入った。そして次の第三ステージ、
これが最終段階だが、ここで投資者達が最後の持ち株を投げる。
期間的には第二ステージが一番長い。」
平均的なベアマーケットの長さは14ヶ月。
アメリカは下げ相場に入ってから2年の月日が流れている、しかし
ブシェ―氏はやっと第二ステージに入ったところだと言う。
弱気なアナリストは多いが、そのほとんどは「マーケットの底は
近い」といった楽観論であり、出口はもうそこまで来ていると
いった見方をしている。
どちらの見解が正しいかは別として、まだベアは舞台から降りる
気は無さそうだ。
ナスダック総合指数 <二日間のイントラデイチャート>
どこで下げ止まる?
ナスダック総合指数 <デイリーチャート>
下げの加速
ダウ指数 <二日間のイントラデイチャート>
ほぼ安値引け
ダウ指数 <デイリーチャート>
四連敗
Diamonds Trust (DIA) 02/7/23 (火) 10:19 (NY)
上値を追うかと思われたのだが、やや失速気味になっている。
まだ昨日の線内での動きとなっており、売りは昨日の安値が割れて
から。
DIAはダウ指数に連動する銘柄。
DIA: 78.05 (-0.01)
JP Morgan (JPM) 02/7/23 (火) 10:40 (NY)
(3分足参照)
カウンタートレンドラリー(基調に逆らう上昇)を展開中だ。
弱くなったところを狙う、反転売りの候補として監視したい。
JPM: 22.07 (-2.45)
Transkaryotic Therapies (TKTX) 02/7/23 (火) 10:53 (NY)
プルバックが終了し、上昇波動が開始されたようだ。
ここから昨日の高値抜きに成功すると、スイングの買いパターン
が出来上がる。
TKTX: 39.56 (+0.67)
Affymetrix Inc (AFFX) 02/7/23 (火) 11:15 (NY)
3分足チャートに形成される、三角形の底辺からブレークダウン。
出来高は既に通常の半分以上を消化して、売りの圧力が増大
しているようだ。
AFFX: 14.68 (-0.77)
Circuit City Group (CC) 02/7/23 (火) 15:06 (NY)
週足チャートを見てみたい。
2月に記録した安値を割って、底入れの期待が消滅してしまった。
次はどこがサポートになるだろうか。
たぶん皆10ドル辺りに目が行っているはずだ。
CC: 14.10 (-0.63)
Avon Products (AVP) 02/7/23 (火) 15:24 (NY)
売り手の力を示す尻尾が出来て、プルバックの終わりが近そうだ。
まだこの時点では動けないが、スイングの売り候補として監視リスト
に入れておきたい。
AVP: 45.01 (+0.08)
実際のマーケットでの、トレードシーカーの動作例とその検証例
閉じる
|