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(JP)=2002年07月16日 00:00:00
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ニューストレーダー
「ダウ8500ドルを割る、資本主義、リーダーシップの危機!」
こんなセンセーショナルな報道の嵐が吹き荒れていたのだが、
私は突如停電に襲われた。
電気が途絶えてしまったのだからテレビ、インターネットは当然の
ことながらダウン。
イライラしながら回復を待ったわけだが、電気が戻ると何と
マーケットは素晴らしいラリーを展開しているではないか。
午後のゴーどころの騒ぎではない。
これは午後の爆発だ。
ニューヨーク時間の午後2時半過ぎに底を打ち、俄然とカムバック
の一転猛反発を見せたのだが、ピープルソフト(PSFT)の5分足
チャートを出していただきたい。
ギャップダウンの冴えないスタートだったが、これも2時半過ぎから
猛然とラリーの披露。
ギャップダウンの理由は、大手証券会社からの格下げだが、
全く気にする様子もなくマーケットと共に上昇してしまった。
現金なものだと言ってしまえばそれまでだが、これがニュース
トレーダーの基本的な買い手法だ。
まず格下げなどの悪い材料のある銘柄を見つける。
イントラデイチャート(3分足や5分足)を使って監視、そして反転の
兆しを見せたところで買う簡単な方法だ。
ただ単にニュースだけでトレードするのは儲からないが、チャート
パターンの裏付けがあれば、ニュース集めも楽しい作業になるだろう。
ナスダック総合指数 <二日間のイントラデイチャート>
午後の猛ラリー
ナスダック総合指数 <デイリーチャート>
尻尾の出現
ダウ指数 <二日間のイントラデイチャート>
爆発の午後
ダウ指数 <デイリーチャート>
長い買い手の尻尾
米ドル指数 (DXU2) 02/7/15 (月) 10:15 (NY)
ダウントレンドの見本のようなチャートだ。
106に走るサポートラインをあっさり割って、いつになったらドルの
下落は止まるのだろうか。
戻したら空売りというパターンが出来上がり、世界中のトレーダーが
ドルを空売っているのだろう。
DXU2: 105.08 (-1.14)
First Tennessee National (FTN) 02/7/15 (月) 10:34 (NY)
200日移動平均線を割るハプニングがあったが、一転反発の動き
となっている。
金曜の実体(ロウソク足の胴体)に食い込みしだい、買いを試したい。
FTN: 36.71 (-0.04)
E - Mini NASDAQ (NQU2) 02/7/15 (月) 10:48 (NY)
(5分足参照)
ギャップからの脱出に挑戦中だ。
20移動平均線を跳び越えて勢いが出てきたが、はたしてここが攻略
できるだろうか。
NQU2: 1001.00 (--)
Semiconductor HOLDRs (SMH) 02/7/15 (月) 12:01 (NY)
SMHは半導体指数に連動する銘柄だが、この弱いマーケットの中で
強さを見せている。
ちょうど20日移動平均線にぶつかって買い難い状態だが、ダウに
比べてナスダックが確りしているのは、この半導体銘柄のおかげ
だろう。
SMH: 30.29 (+0.58)
Intel (INTC) 02/7/15 (月) 12:54 (NY)
三角形が3分足チャートに形成されている。
半導体銘柄が買われているが、無事ブレークアウトの運びと
なるだろうか。
INTC: 18.26 (+0.27)
Genentech Inc (DNA) 02/7/15 (月) 13:57 (NY)
二日続いた陽線にピリオドを打ち、ダウンスイングが開始された
ようだ。
あとは金曜の安値割れを待って、売りに出動だ。
DNA: 28.10 (-1.65)
Yahoo! Inc (YHOO) 02/7/15 (月) 14:14 (NY)
7月8日の高値近辺で失速となり、売り手の尻尾が出来ている。
バイアコム(VIA)によるヤフー買収の噂がまた流れているようだが、
弱いマーケットにはかなわないと見える。
ターゲットは先週木曜の安値。
YHOO: 12.60 (-0.34)
ダウ指数 02/7/15 (月) 15:33 (NY)
400ドル安から大きな回復ラリーの展開中。
3分足チャートの200移動平均線も突破して、空売りの買い戻しが
急ピッチに進んでいるようだ。
DOW: -94.01
実際のマーケットでの、トレードシーカーの動作例とその検証例
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