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(JP)=2002年07月03日 00:00:00
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白い旗が見えない
ベアマーケットの研究でチャールズ・ダウ賞を受賞したポール・
デズモンド氏によると、ニューヨークマーケットが完全に現在の
ベアマーケットから脱出するには、まだかなりの日数が必要
だという。
極端に氏のポイントを要約すれば、「まだ売りの程度が甘い」
ということになる。
2001年9月11日のテロ事件は、マーケットを大きく下げたが、氏に
よればこんな売られ方も生温い。
ベアマーケットが終焉するには、包囲された兵隊のごとく、投資者
達は降伏の白旗を掲げなければならない。
全ての投資者が降伏するような激しい売りとは、いったいどんな
売られ方なのだろうか。
キーワードは90%ダウンサイドデイズ (90% downside days)。
この言葉は、一日の総取引量のうち90%以上が売り物であった
場合を意味する。
デズモンド氏は語る。
「9月11日の惨事直後のマーケットでの売り物は全体の77%程で、
90%ダウンサイドデイズには及ばなかった。ベアマーケットが終了する
にはこの90%ダウンサイドデイズが必要であり、そしてこれは一日
だけの出来事ではなく、数回以上起きるのが普通だ。」
ここまで落ち込んだ米国マーケットだが、下げ方がダラダラし過ぎて
いたようだ。
それだけに投資者達はユックリと首を絞められているのだろう。
ナスダック総合指数 [二日間のイントラデイチャート]
1360近辺にサポートレベルを形成
ナスダック総合指数 [デイリーチャート]
続落
ダウ指数の二日間 [イントラデイチャート]
一時は9000割れ
ダウ指数 [デイリーチャート]
先月の安値は守られた
お断り チャートソフト不具合のため、今日のチャートはマーケット
終了後に作成。速報時点での様子が反映されていないことを
ご了承願いたい。
IDEC Pharmaceuticals (IDPH) 02/7/2 (火) 10:11 (NY)
(5分足参照)
正に尻尾の見本だ。
寄り付き直後、非常に長い下影を作り、反転のキッカケとなって
いる。
IDPH: 30.35 (-2.25)
Staples (SPLS) 02/7/2 (火) 10:26 (NY)
取り戻すかなと思われたマーケットだが、新たな売りが入っている。
200日移動平均線が脅かされ、長期トレンドの行方が気になる
ところ。
SPLS: 18.49 (-0.63)
ダウ指数 02/7/2 (火) 10:41 (NY)
下げている時に悲観的なことを言うのは当たり前だが、ダウ指数の
月足チャートを見ていただきたい。
どうも8000がチラついて、下に目が行ってしまう。
ダウ:-76.91
AT & T Canada (ATTC) 02/7/2 (火) 10:58 (NY)
日足チャートを見ると、20日移動平均線が支えになっている様子が
うかがえる。
まだこの段階でアクションは起こせないが、スイングの買い候補と
して監視したい。
ATTC: 31.56 (-0.02)
Du Pont (DD) 02/7/2 (火) 11:12 (NY)
既に昨日の安値を切って冴えない展開だが、いよいよ200日移動
平均線に接触が始まった。
ブレークダウンなら6月26日の安値を狙いたい。
DD: 43.77 (-0.69)
Cardinal Health (CAH) 噂 02/7/2 (火) 11:28 (NY)
(5分足参照)
V字型の回復を見せているが、このラリーはbriefing.comによると
噂が引き起こしたものだという。
まず下げの原因は「会計方法が怪しい」の噂。
そして反発は「会社側から会計方法に違法は無い」といった内容の
コメントがそろそろ発表されるの噂。
忙しいことだ。
CAH: 51.50 (-5.80)
ダウ指数 02/7/2 (火) 14:32 (NY)
9000ドル割れの波乱から、にわかに生き返った。
6月26日の安値は死守され、目先の底打ちといった様相だ。
あと引けまで一時間と半、はたしてどうなるだろうか。
ダウ:-32.31
Cisco Systems (CSCO) 02/7/2 (火) 15:38 (NY)
ギャップダウンでの寄り付き、そしていよいよ5月7日の安値が
間近となった。
出来高も通常レベルを超え、ここが維持できないと、今年の
最安値へ転落だ。
CSCO: 12.53 (-0.56)
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