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(JP)=2002年07月02日 00:00:00
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明らかな場所は避ける
損切りの重要性は今更言うまでもないが、このストップロスオーダー
はマーケットメーカーにとって非常にありがたい。
ほとんどのトレーダー達が同じ値段(レベル)で損切り注文を出す。
買っていた場合なら、昨日の安値を割ったら売り、トレンドラインを
切ったら売り、またはサポートラインから転落したら売りといった
方法で、ほとんど同レベルに売りが殺到してしまう。
サポートラインを割ったら売るのは当然なのだが、マーケットメーカー
は意図的にこの売り物を取りに行く。
豊富な資金に物を言わせて、損切り注文の株数を全部引き受けて
しまう。
売り物が無くなってしまうのだから、後は上がるしかない。
売った本人は騙されたと思うかもしれないが、相手の手の内が分か
るマーケットメーカーには簡単に勝てるものではない。
こんなことを防ぐには、チャート上に丸見えなあまりにも明らかな場所
に損切りオーダーをあらかじめ入れないことだ。
20ドルがサポートラインなら、大量の損切り注文が20ドルの直ぐ下
にはり付いている。
もちろん資金的余裕が前提になるが、マーケットメーカーの策に
はまらないようにするには、この損切りオーダーの値段を少し下
げてみる。(例えば20ドルを切ったら直ぐ売りでなく、19ドル80セント
を割ったら損切り)
もうひとつの方法は、損切りをチャートで決めるのではなくパーセン
テージを使用する。
25ドルで買った場合なら、買い値より2.5%下がったら売りという形
にして、チャートパターンとは全く無意味な場所で損切る。
繰り返しになるが、あまりにも明らかな場所での損切りはマーケット
メーカーの騙しにあう可能性があることを覚えておいてほしい。
ナスダック総合指数 [二日間のイントラデイチャート]
まったく良い所が無い
ナスダック総合指数 [デイリーチャート]
先月の安値に向かう
ダウ指数の二日間 [イントラデイチャート]
反発らしい反発は全く無い
ダウ指数 [デイリーチャート]
二連敗
アメリカン航空(AMR) 02/7/1 (月) 9:45 (NY)
既に米国内の旅行代理店に対して手数料の支払い中止を通告
しているが、今度は同様の措置を米国外の旅行代理店にも適用
することになった。
株価は下降の一途をたどり、先週金曜の安値が割れると売りの
対象になる。
AMR: 16.35 (-0.51)
ナスダック指数 02/7/1 (月)10:41 (NY)
時間的にはISM指数発表の10分程前に天井を打って、冴えない
展開になっている。
三日続いた上げだったが、もう一度6月26日の安値を確認したい
のだろうか。
NASDAQ: -16.59
Xilinx Inc (XLNX) 02/7/1 (月)10:52 (NY)
(5分足チャート参照)
ギャップダウンの幕開け、そして今日の安値圏で横ばいの動き
となっている。
トレンドを考慮すると、下離れを期待することになる。
XLNX: 20.84 (-1.59)
Morgan Stanley (MWD) 02/7/1 (月)14:41 (NY)
三日連続の上げが終了したようだ。
瞬時20日移動平均線を突破する動きもあったが、腰が砕けて
しまった。
金曜の安値割れが売りのポイント。
MWD: 42.61 (-0.47)
United Tech. (UTX) 02/7/1 (月) 14:57 (NY)
結局50日移動平均線が手強いレジスタンスになったようだ。
このまま金曜の安値を切るようなら、200日移動平均線を狙って
売りを試したい。
UTX: 66.71 (-1.19)
MBNA Corp (KRB) 02/7/1 (月)15:28 (NY)
またしても売り手の尻尾が出来た。
なかなか200日移動平均線がきれいに抜けず、この辺で6月26日
の安値からのプルバックも終了しそうだ。
KRB: 33.25 (+0.18)
Andrew Corp (ANDW) 02/7/1 (月) 15:53 (NY)
20日移動平均線に嫌われて、下降波動がスタートしたようだ。
まだこの時点では動けないが、スイングの売り候補として監視を
続けたい。
ANDW: 14.06 (-0.86)
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