詳細DATA
(JP)=2002年06月29日 00:00:00
←一つ後の記事(新)
一つ前の記事(古)→
自社株購入制度 もうウンザリどころではないが、今朝はゼロックスの痴態が大々的
に報道された。
以前から取り調べを受けていたが、予想以上に悪質な内容だ。
投資者達の声を要約するとこうなる。
「一生懸命稼いだ金を、犯罪者達の経営する会社に投資するわけ
にはいかない」
しかし何故企業のトップクラスは、投資者達をこう簡単に欺く気に
なったのだろうか。
一つの問題はトップクラスのボーナス体系にある。
各部門の最高責任者ともなれば、多額のストックオプション(自社
株購入制度)が貰える。
ほとんどの場合この制度を使うと、自社株を時価よりかなり安く
買うことが出来る。
例えば時価株価が30ドルでも、15ドルのストックオプションがあれば
15ドルでこの株を手に入れることが出来る。
まことにオイシイ話だ。
給料だけではミリオネアになれないが、この自社株購入制度で多数
の企業のトップクラスが億万長者になった。
株価が下がってしまっては、ストックオプションなどあっても嬉しくない。
株価を上げようと思ったら、とにかく良い収益を発表するのが一番。
かくして最高責任者達は犯罪者の道を選んだ。
収益が信用できない今日、はたしてこれに取って代わるモノサシは
何なのだろうか?
ナスダック総合指数の二日間のイントラデイチャート
冴えない午後
ナスダック総合指数のデイリーチャート
嫌な尻尾
ダウ指数の二日間のイントラデイチャート
失速の午後
ダウ指数のデイリーチャート
三度目は赤
ナスダック指数 02/6/28 (金) 9:42 (NY)
(15分足参照)
200移動平均線を攻略中だ。
6月最後の金曜、ファンドマネージャー達も化粧に忙しいの だろうか。
ナスダック:+10.91
Xerox (XRX) やっと取引開始 02/6/28 (金) 10:19 (NY)
時間外取引は行なわれていたが、いたっていい加減な
会計方法が報道され、投資者の怒りを浴びている。
当然ギャップダウン、はたしてどの辺りにサポートを見い 出すかがポイントだ。
XRX: 6.50 (-1.50)
International Business Machines (IBM) 02/6/28 (金) 11:19 (NY)
今日で三日連続の上げとなるが、言い方を変えれば、
ダウントレンドにおける一時的な安値からのプルバック となる。
当然売り手は空売りのチャンスを狙っているが、そのポイ ントになりそうな所は直ぐ上に見える20日移動平均線だ。
IBM: 72.90 (+1.00)
Intuit Inc (INTU) 02/6/28 (金) 11:33 (NY)
(5分足参照)
50ドルを付けた後、20移動平均線に向けてプルバックと なっている。
買い方はスイングトレードの要領で、反発を見せたところ でエントリー。
INTU: 49.18 (+1.74)
Fannie Mae (FNM) 02/6/28 (金) 11:51 (NY)
いやな形になって来た。
76ドルの手前で腰が砕け、短い尻尾が出来ている。
売ってみたいところだが、基本的にはギャップからの転落 を待つことになる。
FNM: 74.66 (-0.45)
ナスダック指数 02/6/28 (金) 11:51 (NY)
引けまで45分ほどまだあるが、20日移動平均線がレジス タンスになったようだ。
今日で三日目の陽線だが、上ヒゲが出来て買い手に疲れ が見えている。
ナスダック:+3.34
Citigroup (C) 02/6/28 (金) 15:47 (NY)
竜頭蛇尾の一言に尽きる。
威勢よく飛び出たものの、ダウントレンドの大波を見て 怖じ気付いてしまった。
正に獰猛な熊に出くわしたわけだ。
再度36ドルのテストが必要なのだろうか。
C: 38.74 (-0.42)
閉じる
|