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詳細DATA   (JP)=2002年06月26日 00:00:00
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ドル安のメリット


相変わらずドル安が話題になっているが、明日からカナダで開催
される主要国首脳会議でもこれは討論されることだろう。

ドル安が米国から海外資金流出の原因になっているのは確かだが、
はたしてドル安のメリットは何か。

先週末の記者会見で米財務長官は、「このドル安は気にする
必要は無い」と述べており、米政府には何の為替市場介入の意思
が無いことを表明している。

ドル安=株安に悩む投資者にとっては嬉しくない発言だが、究極的
にはドル安がアメリカ企業の収益回復に大きく貢献すると主張する
エコノミスト達も多い。

JPモルガンのブルース・カスマン氏はこう語る。

「ドル安は明らかに米国企業の収益に好影響となるだろう。特に
海外に拠点を置く米企業には、営業利益増大といった形で直ぐ
結果が表れてくるだろう。また米国内でも、輸入品が割高となり
国内産の製品の売り上げが伸びることだろう」

氏によると、このドル安による経済メリットの効果は第4四半期ころ
から見えてくるという。

本当に米国がドル安を利用して経済回復を狙っているとすれば、
ここしばらく金利が上がることは考えられない。

下手に金利など上げてしまえばドル買いを呼び、せっかくの計画が
台無しになってしまう。

夏にはイギリスでの金利引上げが予想され、まだしばらくドル安は
続きそうだ。

ナスダック総合指数の二日間のイントラデイチャート


午後に崩れる


ナスダック総合指数のデイリーチャート


ラリーが続かない


ダウ指数の二日間のイントラデイチャート


安値引け


ダウ指数のデイリーチャート


底は何処?


ナスダック指数 02/6/25 (火) 10:12 (NY)


(3分足参照)

消費者信頼感発表直後の動きはアップティック。

しかし早くも方向を転換し、ギャップを切り始めている。

ナスダック:-0.47


Cisco Systems (CSCO) 02/6/25 (火) 10:44 (NY)


(15分足参照)

CSCOに限らず、結構こんな形のチャートが目立つ。

さあ行けるかな、と思うと頭上にはしっかりと嫌な200移動
平均線が待ち構えている。

見た瞬間に躊躇してしまうチャートが多すぎる。

CSCO: 14.18 (+0.12)


John Hancock (JHF) 02/6/25 (火) 11:06 (NY)


briefing.comによると、JHFは自社株の買い戻し額を予定
より5億ドルほど増やすという。

このニュースは好材料となり、15分足チャートを見ると、
200移動平均線の突破に成功している。

JHF: 35.05 (+0.74)


Synopsys Inc (SNPS) 02/6/25 (火) 11:40 (NY)


アップスイングが開始できそうな気配だ。

20日移動平均線が床になり、6月19日の高値からのプル
バックもこの辺で一段落。

あとは昨日の高値抜きを待つだけだ。

SNPS: 53.56 (+0.43)


ダウ指数 02/6/25 (火) 14:10 (NY)


大きな反発を見せた昨日のマーケットだが、全く長続き
しない。

売り手の勢いを示す上ヒゲができ、どうも後味が悪い。

ダウ:+2.56


Anheuser Busch (BUD) 02/6/25 (火) 14:51 (NY)


午前中の勢いを失って、50ドル付近を走るサポートライン
が目前となっている。

失望売りといった感じだが、はたしてブレークダウンと
なるだろうか。

BUD: 50.06 (-0.64)


National Semiconductor (NSM) 02/6/25 (火) 15:16 (NY)


200日移動平均線の上に復帰が出来ず、逆に5月7日の
安値を脅かしている。

昨日の線をスッポリと包み込む弱気なパターンが出来上
がり、ブレークダウンが見れそうだ。

NSM: 27.53 (-1.62)




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