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詳細DATA   (JP)=2002年06月21日 00:00:00
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カモがいない


ジェームズ・スチュワートという経済コラムニストが、こんなことを
書いていた。

「今日の投資者達はブル(強気)でもベア(弱気)でもない。要する
に彼らはマーケットに興味がないのだ」

更にスチュワート氏はこう語る。

「一年程前だったら、ジム(ヘルスクラブ)での話題はなんといっても
株が一番だった。しかし最近の話題はスポーツとセックスだけ。」

これは我々デイトレーダーにとって、どんな意味があるのだろうか?

一般投資者が株に興味がないということは、マーケットへの参加者が
減っていることになる。

言い方を変えれば、今日のマーケットは素人の参加者が少ない
わけだ。

ということは、今日のマーケットはプロが作っているものであり、
我々の欲しいカモがあまり見あたらない。

これでは難しくても当然だ。

今日このマーケットで、損を出していない人達は自信を持つべきだ。

この厳しいプロとの戦いで得た手法は、必ず大きな実を結ぶこと
だろう。

ナスダック総合指数の二日間のイントラデイチャート


ほぼ安値引け


ナスダック総合指数のデイリーチャート


14日の安値が近い


ダウ指数の二日間のイントラデイチャート


これも安値引け


ダウ指数のデイリーチャート


二連敗


First Energy Corp (FE) 02/6/20 (木) 9:50 (NY)


昨日に引き続き5月31日の高値に王手をかけている。

35ドル突破なら続伸に期待して買ってみたい。

FE: 34.97 (+0.02)


Axcelis Technologies (ACLS) 02/6/20 (木) 10:14 (NY)


(15分足参照)

200移動平均線を脅かしている。

昨日はここがサポートになったが、はたして今回はどう
なるだろうか?

この二日間の下げを考慮すると、ブレークダウンが見れ
そうだ。

ACLS: 10.84 (-0.17)


Intel (INTC) 02/6/20 (木) 10:36 (NY)


インテル、重要な20ドルのサポートレベルのテスト中。

ここが守れないとキツイ。

INTC: 20.12 (+0.03)


International Rectifier (IRF) 02/6/20 (木) 10:56 (NY)


今日嫌われている半導体銘柄のIRFだが、200日移動
平均線から転落が始まっている。
長期トレンドの尺度になる移動平均線だけに、買い手に
とっては割って欲しくない一線だ。

IRF: 38.87 (-2.98)


金鉱株 02/6/20 (木) 11:19 (NY)


投資(投機)者達は金鉱株に資金を移しているようだ。

このセクター指数($XAU)を見ると、少し難しいパターンが
出来ているのが分かる。

50日移動平均線とギャップに頭を押さえられた格好で、
まだ積極的に買っていけない。

しかしドル安、テロ懸念、米国企業の収益低迷などを考え
れば、金に走っても仕方ないだろう。

$XAU: +2.12


Maxim Integrated Products (MXIM) 02/6/20 (木) 11:45 (NY)


(5分足参照)

今日の安値圏で横ばいが続いている。

ダウントレンドが示唆するように、ブレークダウンを確認
しだい売ってみたい。

MXIM: 39.85 (-2.56)


Lowes Companies (LOW) 02/6/20 (木) 14:40 (NY)


ギャップ、そして50日移動平均線のテスト中だ。

二重のしっかりしたサポートだが、逆に言えば、もし
ブレークダウンの時はかなりの失望売りが出るだろう。

LOW: 45.16 (-0.21)


AT & T (T) 02/6/20 (木) 15:05 (NY)


狭い値幅になるが、60分足チャートに反転売りのパターン
が出来ている。

的は今日の安値の9ドル31セント。

T: 9.59 (-0.41)


ダウ指数 02/6/20 (木) 15:51 (NY)


(5分足参照)

3時過ぎからの下げ足が速いが「午後のゴー」を狙ってい
たトレーダーは、さぞ満足していることだろう。

何故こんな急激な下げが来たのだろうか?

たぶん明日期限切れとなる、オプション絡みの売りが入っ
たのだろう。

毎月第三週目の金曜は、オプションが切れることを頭の
片隅に入れておきたい。





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