詳細DATA
(JP)=2002年07月10日 00:00:00
←一つ後の記事(新)
一つ前の記事(古)→
■サロモン・スミス・バーニーは、半導体リーダー、インテルの目標株価を45ドルから27ドルへと大幅引き下げ、同株は急落。
また、メリルリンチはPC需要の低迷を理由に半導体セクター全般における2003年度の業績見通しを下方修正したことから、半導体セクターに売りが集まっている。
メリルリンチは、個別にアプライド・マテリアルズやKLA-テンカー、ノベルス・システムズの投資評価と業績見通しを下方修正した。 CNN
■エネルギー大手エンロンからはじまり、長距離電話大手ワールドコムの巨額粉飾決算で頂点に達した米企業に対する会計不信に歯止めをかけるため、ブッシュ米大統領は本日ウォール街にて企業幹部らを前に演説した。
演説の中で同大統領は、相次ぐ米企業の不正会計処理問題で米国株は急落し、世界経済に悪影響を及ぼす可能性があると指摘し、市場と景気の早期回復を図り、緊急対策を提示した模様。
不正防止策として、米証券取引委員会(SEC)の取締まり強化や、不正処理が発覚した企業に対する刑事罰の強化など、が挙げられている。 CNN
火曜日の米国株式市場は、米企業に対する収益懸念と会計不信が根強く、ナスダック、ダウ指数ともに大幅続落した。
ブッシュ米大統領の演説前には、期待感からか小高く推移する場面あったが、期待されていた不正会計防止に繋がる具体的な対策が発表されなかったことが嫌気され、演説後から売り優勢となり下げ幅を拡大させた。
また、PC需要低迷を理由に複数の半導体企業が投資評価と業績見通しを引き下げられ、同セクターを筆頭にハイテク株全般に警戒売りが殺到し,
ナスダックはとうとう1,400ドルを割って終了した。
NASDAQ
ナスダックは、ダウングレードを受けたアプライド・マテリアルズやKLAテンコー、ノベルス・システムズなどが軒並み売られ続落。
24.49ポイント安の1,381.12ドル。
取引高は約16.7億株。
NYSE
ダウは、不正会計処理が発覚したメルクやワールドコムが引き続き売られ大幅続落。
178.81ポイント安の9,096.09ドル。
取引高は約13.4億株。
閉じる
|