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詳細DATA   (JP)=2002年07月08日 00:00:00
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米医薬品大手のメルク(MRK: Research, Estimates)が、1999年から3年間に渡り140億ドル以上の売上を水増ししていたとの疑惑が浮上し、株価を急落させている。

同社が先週金曜日に米証券取引委員会(SEC)に提示した資料によって、不正会計が明らかになった。

疑惑に対し、同社は「会計基準に従った合法な処理である」と述べ、不正会計を一切否定している。 CNN


アルミニウム製造世界最大手のアルコア(AA: Research, Estimates)が発表した第2四半期の収益は、1株あたり21セントと昨年同期の48セントから大幅減益となった。

売上高も1年前から17.4億ドル減の52.5億ドルに。

最高経営責任者のアライン・ベルダ氏は、現在のアルミニウム価格でも、景気が安定すれば年内に収益回復が見られるだろうとの前向きな見通しを述べた。  CNN





週明け月曜日の米国株式市場は、米企業に対する会計不信と業績悪化懸念が再燃し、急反落。

アルミニウム最大手のアルコアが第2四半期の大幅減収減益を発表したことや、製薬大手のメルクに不正会計疑惑が浮上していることなど、売り材料が多く見られた。

また、先週末の急伸を受け利益確定の売りも目立ち、ナスダック、ダウ指数ともに大幅反落した。





NASDAQ

ナスダックは、先週末急伸したインテルなどの半導体株が積極的に売られ急落。

42.75ポイント安の1,405.61ドル。
取引高は約16.8億株。 



NYSE



ダウは、メルクやアルコアが牽引役となり、ゼネラル・モーターズやIBMなどのブルーチップ全般に売りが先行し急落。

104.60ポイント安の9,274.90ドル
取引高は約15.1億株。 



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