4(金)の米国ナスダックマーケットは、大きなギャップダウンで開始。 開始直後からギャップダウンリバーサルとなり上昇は1時間継続したが、その後軟調となり、マーケット終了まで下げ続けて安値引け。ナスダック総合指数の日足チャートは上ヒゲをつけた長い陰線で、200日移動平均線を切った位置で終了。ダウ指数の日足も長い陰線となり1万ドル割れで4カ月ぶりの安値。
雇用統計が予想より悪く、ハンガリー政府関係者が「財政状況が従来考えられていたより深刻だ」と発言したことをきっかけにと欧州の財政問題が浮上し、さらにユーロが対ドルで4年2カ月ぶりの水準に下落したため運用リスクを回避するため、景気動向に左右されやすい銘柄を中心に利益確定の売りを浴びて下落。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は速報値で約16億3000万株、ナスダック市場は約22億6000万株。